映画
ドラマ『ぼくのかぞく。』笹 翼&TAKA&唐橋 充に求められたリアルな演技

He/Meets オリジナルドラマ『ぼくのかぞく。』笹 翼さん、TAKAさん、唐橋 充さんインタビュー│物語も撮影も予測不可能な展開の連続「こんな現場はなかなかないですよ」

『秘密』をテーマに、TVドラマや配信番組など様々なコンテンツを展開していくブランド“He/Meets”の第二弾となるオリジナルドラマ『ぼくのかぞく。』が4月よりTOKYOMX/BS日テレで放送される。

『ぼくのかぞく。』は、“ダメな若者×正体不明のキラキラ王子”が織りなす、予測不可能な新感覚ドラマ。大学生活に馴染めず、就職活動も失敗と、行き詰まった主人公・翔太郎の人生が王子と出会ったことで変わっていく。新生活がはじまる季節、多くの人の共感を集めるであろう温かなヒューマンドラマだ。

とは言え、まだまだ謎の多い本作。若月翔太郎役・笹 翼さん、王子役・TAKAさん、執事役・唐橋 充さんとの対話から本作の見どころを探っていく。

「え、僕が主演ですか?」

──台本を読ませていただき、ファンタジックでありながらハートフルなヒューマンドラマという印象を受けました。皆さんは物語について、どのような印象をお持ちでしたか?

若月翔太郎役・笹 翼さん(以下、笹):物語の印象という話からはズレてしまうかもしれませんが、僕はまず「何かの間違いかな?」って思いました(笑)。

──ミス、ですか?

笹:僕で合っているのかな?って。

王子役・TAKAさん(以下、TAKA):主演が自分だと思わなかったと(笑)。

笹:そう(笑)。僕に来るわけないじゃん、って思っていたんです。最初に本作のお話を伺ったときに「ドラマ」とは聞いていたのですが、1話だけ出るゲストキャラかなと思ったんです。後から主演と聞いて驚きました。「え? 僕が主演ですか?」と。そこがとにかく印象的でした。

TAKA:ファンタジックな設定だったので、当初はコメディ系の作品なのかなと思っていたんです。もちろん面白いシーンもあるんですけど、翔太郎の心の変化が少しずつ垣間見れて、ハートフルで、感動するところもある。そこがとても印象的なお話です。

執事役・唐橋 充さん(以下、唐橋):「良くできたお話だな」というのが第一印象です。編集次第でどうにでもなれるような作品なので、素材をしっかりしなきゃな、と思いました。それと同時に最後までオチを自分で考えてやらなければいけないかもなと。だから「これは大変な作品かもしれないな」と思ったことを覚えています。

TAKA:見方が僕らと違いますね。僕もドラマはほとんど経験がないんです。だから今、さすがだなと思いながら話を聞いていました。

──では、笹さん演じられる若月翔太郎、TAKAさん演じる王子、唐橋さん演じられる執事の役柄についても教えて下さい。

笹:若月は突然現れた王子と執事に翻弄される役です。典型的な「負け組」の若者で、出前アプリの配達員として日銭を稼いでいます。一発逆転を狙って「ダメな若者系動画配信者」として活動を始めるものの、登録者は伸びず、失意の日々を送っている……という人物なのですが、意外とダメ人間ではないように感じています。世の中に完璧な人間なんていないと思うんです。翔太郎は「自分はダメ人間です」と言うことで予防線を張っている人なのかなと僕としては感じています。翔太郎の全部は理解できなくても「ここは分かるかも」という部分があると思うので、現代社会を生きている若者の皆さんが共感できるポイントが少しずつ散りばめられているんじゃないかなと思っています。

TAKA:翔太郎の前に突然現れた王子は、自らを「王子」と名乗る以外は全てが謎に包まれています。翔太郎の現状を嘆き、翔太郎のチャンネル登録者が増えるように協力をするように。

唐橋:執事は常に王子の側にいて行きすぎる王子を嗜める役回りです。で、なんで王子と執事が現れたんだろう?っていうね。

笹:「これなんだろう?」って瞬間がずっと続くと思います。でも翔太郎はその確信を突かないんですよね。だから視聴者の方としても気になるところだと思うのですが、その気持ちすらも楽しんでほしいですね。

 

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