TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』声優陣が作品の魅力に迫る!加藤渉さん(愛城恋太郎 役)×本渡楓さん(花園羽香里 役)×富田美憂さん(院田唐音 役)座談会 【第1回】|『100カノ』はキュンキュンというより、いい意味でめちゃくちゃ!?
加藤渉は面倒くさい!? その理由は?
――加藤さんと本渡さんは同期だから、呼び方が加藤渉だったのですね。
本渡:そうなんです。加藤渉ってフルネームで呼びたくなってしまうので、フルネーム呼びなんですけど。同期とご一緒できる機会なんてほとんどないので、嬉しかったですし、美憂ちゃんとは、いろんな現場でご一緒させていただいたので。
富田:それこそデビュー時期も近いから、ほかの現場でもよくお会いするんです。でも、ここまでがっつり毎回一緒になる作品は始めてで。 2人は最初から仲良さげで、ずるいなって思ってました。
本渡:ごめんて~。
加藤:いやいや、僕は逆にお二人が仲良さそうで羨ましかったですよ。僕と富田さんは、ちゃんとご挨拶したのはこの作品が初めてだったんです。だけど第1話のときに、ずっと叫んでいる僕の喉を気にかけて、「枇杷膏(ピーパーガオ)」という飴をくださって。とても叫んだ後の喉に効いたので、早速注文しました。
本渡:そうだったんだぁ!
――では、現場はすぐに打ち解けた感じだったのですね。
加藤:皆さん、コミュニケーションを取ろうという意思があったんですよ。
富田:それは感じていました。
加藤:一緒にいい作品を作ろう! 作りたい!っていう意識が強かったから、きっといい方向に向かうのではないかなって思っています。
――ちなみに加藤さんは、本渡さんのことは何と呼んでいるのですか?
加藤:僕はあだ名の“えーで”と呼んでいます。初対面のとき、「えーでって呼んでね、キラッ」みたいな感じのことを言われて。
本渡:19歳くらいの頃ですね……。
加藤:人見知りだから、最初、本渡さんと呼んでいたんです。僕が年下でもあったので敬語だったんですけど、そう言われたので、呼ばないと怒られるんだろうなと。
本渡:すごい、すごいさらされているな~。キラッとまではやっていないですからね。
加藤:そこは僕が受けた印象ですね(笑)。なので富田さんは富田さんと呼んでいます。
富田:そろそろ私にもタメ口で来てほしいんですけどね! だいたい同期だと判明したし、私のほうが年下なんだから。
加藤:その、タメ口でいこうよ~!ってノリ、苦手なんですよ…。
本渡:あの、加藤渉……すっごく面倒くさいんです(笑)。
富田:私も陰キャだけど、今後も収録が続く中で、だいたい同期の3人として仲良くしましょうよと言ったのに、これですよ!
本渡:あ~、本当に面倒くさい。
加藤:こういう取材で、富田さんにだけ敬語だとおかしいかなとか考えたんですけど、いや、もう敬語でいく!と。
――あくまでブレないスタイルですね。
本渡:別に悪い人ではないんです……。
加藤:わかりました。タメ口にはします。しますけど、富田さんと呼ばせてください! 敬意は大事にしたいので。
本渡:恋太郎だったら平等にしてくれるのにね~。
富田:悲しいですね(笑)。
――なんとなく、アフレコでの雰囲気が感じ取れました(笑)。
本渡:アフレコでは、ネタバレになるので伝え方が難しいですけど、うら若い良い恋をしているよねってシーンがあったとき、加藤渉が急に頭を抱えて、自分の昔を思い出すみたいなことがあったんですね。
富田:きっと何かあったんだな、みたいな。
加藤:こういう作品だから「キュンキュンした思い出とかある?」ってふと思い返したときに、僕は頭を抱え、うなだれました。