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春アニメ『江戸前エルフ』小金井小糸役・尾崎由香インタビュー

春アニメ『江戸前エルフ』小金井小糸役・尾崎由香さんインタビュー|「しっかり者の巫女らしさ、等身大の女子高生らしさを意識しました」

4月7日(金)よりMBS・TBS・BS-TBS“アニメイズム”枠ほかにて放送が始まったTVアニメ『江戸前エルフ』。本作をさらに楽しんでいただくために、「アニメイトタイムズ」にてキャスト&スタッフによるリレー連載がスタートします!

本作の舞台となるのは、400年以上の歴史を持つ月島の高耳(たかみみ)神社。なんと高耳神社は江戸時代に異世界から召喚されたエルフ・エルダがご神体として祀られており、エルダは引きこもりながら現代文明を満喫するオタクとなっていました。高耳神社15代目巫女の小金井小糸はエルダに振り回されながらも、彼女が持つ江戸の知識や氏子との繋がりに胸をときめかせていく……というストーリーです。

第1回は、小金井小糸を演じる尾崎由香さんに作品の魅力やキャラクターの魅力をたっぷり語っていただきました。

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江戸前エルフ
東京都中央区月島。江戸時代より400年以上の歴史を刻む『髙耳神社』。祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる!しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!?江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。作品名江戸前エルフ放送形態TVアニメスケジュール2023年4月7日(金)〜2023年6月23日(金)TBSほか話数全12話キャスト小糸:尾崎由香エルダ:小清水亜美桜庭高麗:相川遥花小金井小柚子:関根瞳小日向向日葵:生田輝ヨルデ:釘宮理恵小伊万里いすず:市ノ瀬加那ハイラ:能登麻美子スタッフ原作:樋口彰彦(講談社「少年マガジンエッジ」連載)監督:安齋剛文シリーズ構成・脚本:ヤスカワショウゴキャラクターデザイン:小田武士総作画監督:小田武士 中尾隆文 SAIプロップデザイン:横山友紀色彩設計:最相茂美術設定:近藤由美子 柴田千佳子...

巫女さんになりたかった!?

――原作の第一印象はいかがでしたか?

尾崎由香さん(以下、尾崎):実はもともと神社巡りに興味があって、2年前ぐらいから御朱印集めをするようになったんです。そのタイミングで神社を舞台にした『江戸前エルフ』のオーディションのお話をいただいたので、「これは絶対にやりたい!」と思いました。巫女さんになりたいともずっと思っていたんです(笑)。その夢も叶いました。

――御朱印集めが趣味なんですね。

尾崎:そうなんです。一人旅で地方をまわりながら神社にお参りすることもあります。30ページくらいある御朱印帳も2冊目に入りました。

――2年間で2冊目というのはなかなかすごいですね。

尾崎:いつか高耳神社の御朱印もいただきたいです!

――『江戸前エルフ』の物語やキャラクターについてはいかがでしたか?

尾崎:ほんわかした優しい世界が素敵なのと、エルダと小糸の両方に親しみが感じられるところがいいなと思いました。特にエルダの存在がいいですよね。エルフであり神様という手の届かなそうな存在で、なんとなくしっかりしたイメージもあるのに、家に引きこもってだらだら過ごしたり、ゲームやアニメにハマりまくっていたりと、私たちと変わらない人間味があるんです。そのギャップがいいなと思いましたし、私もなるべくなら家にいたいタイプなので、「わかる、わかる!」と頷きながら原作を読んでいました。

――すごく俗っぽい神様といいますか……。

尾崎:そうなんです! でもこういう神様がいてもいいなとか、本当にいるかもと思わせてくれるような親しみが感じられました。

――小糸の印象についてはいかがでしたか?

尾崎:小糸はしっかりしているなという第一印象でした。エルダに翻弄されてばかりで、ちょっと天然ボケなところもあるんですが、神事には真面目に取り組んでいて、勉強も頑張っている。16歳なのにすごい子だなと思います。でも、その一方で食べ物が大好きだったり、大人に憧れて背伸びをしたりと、女子高生らしいかわいい一面もあって。すごく愛らしいなと思いながら読んでいました。

――オーディションはどのような役作りで臨まれたのでしょう?

尾崎:そこまで「こうしなきゃ」と作り込むことはなかったんですが、1つ大事にしようと思ったのはエルダへのツッコミとエルダへの優しさのバランスです。小糸とエルダはツッコミ、ボケ、ツッコミと立ち位置がどんどん入れ替わって、小糸も思いきりツッコミを入れることがあります。ただ、エルダに対しては尊敬の気持ちもちゃんとあるので、しっかりツッコミを入れているけれど、愛のあるツッコミであることが伝わるような言い回しを意識するようにしました。

――たまに小糸のほうがお姉ちゃんに見えるときがありますよね。

尾崎:どちらかというと“お母さん感”?(笑) そういう立ち位置になったり、逆にエルダがぐっとお姉さんに見えるときもあったりするので、本当にいいコンビだなと思いますし、その空気感が伝わるようなお芝居がしたいと思いました。

――小糸役に決まり、アフレコに向けて何か準備はされましたか?

尾崎:まず原作や台本に出てくる神事については巫女さんがどんなことをするのか、どんな儀式なのかをちゃんと調べるようにしました。お芝居に関しては小糸とエルダの空気感がこの作品の肝になると思ったので、変に作り込みすぎず、エルダ役の小清水(亜美)さんと掛け合ってから方向性を探っていくようにしました。

――実際に小清水さんとアフレコをされてみていかがでしたか?

尾崎:本当にエルダなんじゃないかと思うくらい小清水さんのエルダはとても素敵で、おかげで私もナチュラルに小糸としてお芝居をすることができました。収録現場でもいつも引っ張ってくださって、小糸にとってエルダがとても大きな存在であるのと同じくらい、私にとっても小清水さんがとても大きな存在になりました。

――現場の雰囲気もよさそうですね。

尾崎:そうなんです。最初に小清水さんにご挨拶したのはアフレコの前に収録したPVのときで、先に終わった小清水さんが私が終わるまで待ってて下さって、帰り際にチョコレートをくださったんです!なんて優しい方なんだろうとすごくほっこりしたのを覚えています。小清水さんの優しさのおかげでアフレコも緊張せずにできましたし、小糸とエルダのような関係を築けたかなと思います。

(C)樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会
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