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『陰実 2nd season』山下誠一郎×日高里菜インタビュー

『陰の実力者になりたくて! 2nd season』山下誠一郎さん×日高里菜さんインタビュー|メアリーとの出会いによって、クレアの内面が明らかに! 舞台が変わっても“いつも通りで変わらないところ”がシド/シャドウの魅力

2nd seasonでは、これまで見せてこなかったようなクレアの表情も

――2nd seasonの台本を読んだり、演じてみた感想をお聞かせください。

山下:まずキャラクターがたくさん増えてにぎやかになってきたなと。シャドウとシドが強いので、視聴者の方は安心してご覧になってくださっていると思いますが、新たに登場してきた濃いキャラクターに対して、どういうアプローチを取るのかが見どころかなと思いました。

僕個人としては、1期を通して学んだことや感じたことを消化して収録に臨めた気がします。日高さんがおっしゃってくれたように、シドは単純だけど作りは複雑ですし、ギャグにしようと意識的に作った途端におもしろくなくなるのでバランスのとり方も難しくて、演じるのは大変でしたが、その分やりがいもありました。自分では何が正解なのかわからず、ディレクションでいただいたことがきっと正解で、それに加えて絵と音で助けていただいているので、完成した映像ではどんなシドになっているのか、僕もオンエアが楽しみです。

日高:クレアの弟が大好きで、弟を守りたいという気持ちは1期からまったく変わっていませんが、彼女がどんなことを考えていたのかや心境の変化がこの2nd seasonでやっと見えてきた気がします。クレアなりの悩みや想いがあったからこそ、シドに厳しく接していたんだなとわかったし、メアリーと出会ってから自分の弱さを見せられるようになって。2nd seasonでは普段は見せない表情など、いろいろなクレアが見られたので、演じていても楽しかったです。

2nd seasonの収録前に、ゲーム(※)の収録をする機会が多かったので、クレアの感情をどこまでやっていいのか、どこまで見せていいのかを作れていたため、違和感なくできました。また、1期では尺の都合でできなかったシーンをゲームで補えていたのもありがたかったです。

※:『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』(以下、『カゲマス』)

――山下さんは2nd seasonで演じるにあたって難しさを感じた点はありますか?

山下:シドもシャドウも基本的には変わりませんが、お姉ちゃんと相対している時の表情やシャドウでいる時の表情などは、今回も考えながら演じています。シャドウはPVにも出ているセリフで「何も変わらない」と言っていますが、そんな中でもシェリーとの一件など、人と接してみて思うことが出てきたり。作品のテーマにはなっていないけれど、シド自身がいろいろな人と接することで考えることがあったりと、成長していないわけではないんだなと。

でも『陰実』では、シドは主人公でありながら、常に陰であろうとする人物なので、普段、他のキャラクターを演じる時とは違うスイッチで、シドやシャドウに取り組んでいる気がします。なので、シドの周りにいるクレアたちの成長や変化を見て、楽しんでいるのかもしれません。「物語をよくするためにシャドウはどうしたらいいのか」と逆算的な考え方もするので、何か不思議な感覚です。

――ということは、2nd seasonの収録が決まった時は「またあのキツい日々が始まるのか」という気持ちに?

山下:いや、もちろん楽しみでしたよ。

日高:山下さんが楽しんでいる感は現場でも伝わってきました。

山下:1期では緊張していたし。

日高:難しい役って、楽しめる人とプレッシャーになる人で分かれると思いますが、山下さんは楽しんでいる感じで。ディレクションがあっても「なるほど。じゃあ、こうだ!」っていうやる気が伝わってくるので、周りの私たちも楽しめているのかなと思います。

山下:でもぜいたくなことをさせていただいているなと改めて思います。キャストの皆さんが豪華ですし、皆さんの本気の熱いお芝居を生で聴かせていただいて。

日高:2nd seasonの新キャラを演じられる皆さんも豪華ですよね。

山下:あと、クレアのお話は『カゲマス』ではあったんですが、もっと見たかったし、聴きたかったので、満を持して今回聴けて良かったです。

――今回は皆さん一緒に収録できたんですか?

山下:いくつかのグループに分けて収録したため、全員一緒という形ではなかったです。

日高:でも掛け合いするシーンは一緒に録れて。序盤の話数で言えば、シドとクレアとメアリーは一緒にできました。

山下:常にやりやすい形を作ってくださるスタッフさんに感謝です。

――2nd seasonではキャラの数も一気に増えるので、さらに大変そうですね。

山下:2nd seasonではキャラクターが増えて、より群像劇的になって、「一方その頃は……」みたいなことが増えているので、もちろん全員でやれたほうが楽しいんですが、難しいところですよね。逆にみんなで録れていないからこそ、オンエアを見る楽しみも広がります。

日高:今後、七陰のあるキャラとの絡みがあるんですが、そのキャストさんと現場でご一緒できたときは、「やっと会えた感」や「あっ、ホンモノだ感」がありました。もちろんオンエアは見ていましたが、実際に生で一緒に掛け合えたことに嬉しさいっぱいで。そもそも1期では、ほぼシドとの会話しかなかったので、他のキャラクターと掛け合えるだけでもワクワクしました。

 

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