音楽
6年目に突入のReoNa 原点が導く、新たな挑戦の物語/ロングインタビュー

ReoNaスペシャルインタビュー|全国18都市20の映画館にてライヴ・フィルム上映が決定した筆舌に尽くし難い、2日間のとくべつなステージを振り返りながら『ガンゲイル・オンラインⅡ』OPテーマ「GG」収録10thシングルを語る

 

たくさんの人と手をつないだ「私たちの讃歌」

──ライブでも披露された「私たちの讃歌」。10分越えの大作です。

ReoNa:組曲のような構成となっています。譜面が巻物のようになっていました。両手で持ちきれないほどの分厚さで。

──6Cまでありますものね。作詞には、作品に関わってきた作家陣とReoNaさん、さらに神崎エルザの名前も。

ReoNa:『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』は、敵も味方も関係なく、好きなキャラクターを操作してレイドバトルができるゲーム。『SAO』の作中のゲームの原点というか。みんなで力を合わせて敵を倒すゲームだというお話を聞いて、ReoNaと一緒に『SAO』に関わったクリエイターを全招集したいなと思ったんです。結果、この長さになりました。

──皆さんの反応はどうでした?

ReoNa:「楽しそうだからやりたい」と快く集まってくれました。とは言え、これだけの曲を形にするのは本当に大変だったと思います。みなさんに感謝です。

──素朴な疑問なのですがどうやってこの壮大な曲を組み上げていったんですか? 

ReoNa:最初にメンバー全員で集まって会議ミーティングをしたんです。それ自体、はじめてのことで。みんなで会議をして、各々、自分が想ったものを好きに作って持ち寄りましょうと。フルコーラスでも、サビでも、ワンフレーズだけでも良いよね?とか話していました。それを編曲チームが組み立てていきました。

 

 
そして、歌詞のテーマをみんなで話したとき、「ありがとう」をテーマにしたいとなったんです。キリトからアスナへ、登場人物から登場人物へ、私たちから作品へ、作品から受け取ってくれるあなたへ、あなたからSAOへ。すべてのありがとうを伝える言葉として、日本武道館の最後のMCだった「出逢ってくれてありがとう」を軸にしようと、チームからいってもらい、この言葉から歌詞を紡いでいくことになりました。

──このクレジットに入っていない人たちも、この曲に関わっていたのではないでしょうか。

ReoNa:実は制作の段階で、『SAO』ゲームのプロデューサーさんたちにも入っていただいていました。プロデューサーさんが特にこだわられたのが、『SAO』の歴史を辿って行くようなお歌にしたいと。すべての想いをかたちにしていくうちに、10分を超える楽曲になっていきました。

皆さんに全力の力を注いでもらってできた曲のタイトルが「私たちの讃歌」というのも象徴的だなと思っています。完成して、ライブでもお届けして、今もなお、ゲームと一緒に楽曲を楽しんでくれている人たちがいて、まさに「私たちの讃歌」という名前がぴったりだと感じています。

──これもまた、5年を経た今だからこそできる、そして『SAO』と歩んできたReoNaさんだからこそできる試みですよね。

ReoNa:この5年間、これだけ多くのクリエイター陣の方々に支えられていたんだなと改めて感じました。これだけの重いラブレターを渡しても受け止めてくださる『SAO』のプロデューサー、スタッフさんたちがいて、受け取ってくださるみなさんがいて。本当に今だからこそ、というのは感じています。

いつも、どの楽曲を作るときも「今だからできること」「今想っていること」「今伝えたいこと」をすごくすごく考えています。でも、この楽曲では特にそれを強く感じました。これまでの足跡を振り返りながら、それを一つの形として残したいという思いが、いつも以上に大きかったです。

 

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