
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd seasonオールナイト上映イベントレポート|「反撃編」放送直前に小林裕介さん、高橋李依さん、新井里美さん、安済知佳さんら声優陣がトークを展開
3rd seasonで小林さんがこだわった点や高橋さんが苦戦したこと
1st seasonからずっと出演している小林さん、高橋さん、新井さんへ、「この3rd seasonになって意識して演じ方を変えたり、何かディレクションを受けましたか?」という質問が。小林さんは「3rd seasonから監督が変わったこともあって、(制作陣が)「いつも通りで全然大丈夫です」と言ってくださって。僕も別段何かを変えたわけではありませんが、3rd seasonはスバルのカッコいい見せ場が多くて。でもカッコよくやってしまうとちょっと違うなと思ったので、決意や覚悟みたいなものを持った時、例えばアナスタシアさんに騎士とはを説く時もただカッコよく言って、調子にのっている風に聴こえるのは嫌だなと思って。「その見栄の切り方はスバルっぽいね」と思ってもらえるようにセリフ回しは考えました」。
高橋さんは「2nd seasonで『試練』に挑んでいる時はずっと深刻なトーンで過ごしてきましたが、3rd seasonになったら「深刻過ぎる」とディレクションいただきました。一生懸命さの解釈が違って、求められたのは地に足をどっしり付けているけど一生懸命で。私が考えていた成長では理解できなくて」と苦心したことを話すと「よく演じた。よくやったよ!」と新井さんがねぎらう声。少しホッとした表情になった高橋さんは「だから一人だけ温度感が違うトーンでしゃべっているけど、「エミリアにとっての一生懸命だね」と視聴者の皆さん全員がわかるような、いいスパイスになればいいなと」。新井さんはうなずきながら「エミリアは他にはいないヒロインじゃない? 順調に成長するわけじゃないし、エミリアの道で成長していくから。そこを理解してよくやった」と褒めると「ありがとうございます」と返す高橋さん。そんな高橋さんに自然とお客さんからも拍手が。そこでまた笑顔を浮かべながら「一番苦労したseasonかもしれません。でもひと皮むけたNEWエミリアになりました」。
新井さんは「2nd seasonまでのベアトリスはずっと内にこもっていましたが、最後にスバルが外の世界に連れ出してくれて。3rd seasonはそこからのスタートなので、スバルが隣にいるだけでこんなにこの子が幸せに生きられるんだな。こんなにかわいらしい表情をするし。それを[襲撃編]の1話で感じさせてもらったし、演じさせてもらってますますベアトリスが好きになりました」。宣伝担当からは1話のベア子のチラリ(旅館でのシーン)がSNS上で話題になったことも付け加えました。
高橋さんの[襲撃編]の印象的な回はエミリアのかわいさが詰まったあのシーン!?
続いては[襲撃編]の思い入れ深い話数やシーンに関する質問へ。新井さんが素早く挙手して「スバルの演説……」と言うと、一歩踏み出した小林さんでしたが、「の前のガーフ(ガーフィール)」と聞いて、ガク。「ガーフがスバルの顔を見た瞬間、(スバルを)ぎゅっと抱きしめて」と言って、両腕で抱きしめるポーズをしながら「あのシーンをよく見てほしい。あの抱き付き方はミミと一緒!」。それを聞いていた安済さんは「いつも近くにいたから移ったのかな。すごくいいですね。観返そう」。
小林さんは「演説の話はラジオなどで話したので……僕はやっぱり『死に戻り』ですね。『リゼロ』の収録が始まると強い気持ちを持たないとメンタルがやられると思って挑んできましたが、1回1回の死に方が全然軽くなくて。台本の地の文を早口でしゃべるシーンは……([襲撃編]2話)」と言いかけると、安済さんが「あのシーン、好き!」。その様子を見た小林さんは「シリウスさんは気持ち良さそうにしゃべっていて(笑)。今回ルスベルに一番、親近感が湧いて。だいたい苦しがるのはスバルだったけど、同じように痛みをルスベルくんが感じてくれたので、キャスト同士で「俺たちにしかわからない苦労がある」と意気投合したのを覚えています(笑)。苦しがるシーンは『リゼロ』ならではだし、こだわったので観てほしいです」。
高橋さんは「頑張ったところは、自分の身代わりに氷像を入れていたベッドに潜り込もうとして「冷たいっ! あっ、冷たくない!」というシーン。たぶん20テイクくらいやったんじゃないかな。いろいろやった結果の至極の1テイクです。エミリアのセリフ使いも(原作の長月)達平先生にセリフをかわいくしたいから書き方にこだわっているとラジオでコメントをいただいたことがあり、エミリアのめちゃめちゃかわいいポイントが「冷たくない」に入っているだろうから、普段の話し口調よりも更にかわいらしいく、リアクションもとてもかわいくしたいと思いました。そこが難しくも見どころでもあります」。






















































