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「映画ドラえもん」45周年!レギュラー声優陣が選ぶ“思い出の作品”とは【インタビュー】

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』水田わさびさん×大原めぐみさん×かかずゆみさん×木村昴さん×関智一さん アニバーサリー座談会|受け継いだバトンと藤子・F・不二雄先生の想い。45年という歳月が生み出した「映画ドラえもん」の“色”

1980年3月に映画『ドラえもん のび太の恐竜』が公開されて以来、今年で45周年を迎える「映画ドラえもん」シリーズ。2025年3月7日(金)より、45周年記念作品『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が全国東宝系にて公開中です。

寝ているのび太の顔に落ちてきた絵画の切れ端を調べるためにひみつ道具「はいりこみライト」を使って絵画の世界に入ったのび太たちは、謎の少女・クレアと出会います。「アートリア公国に帰りたい」という彼女の願いを叶えるために絵画の世界を探検! 

何とかたどり着いたクレアとのび太たちでしたが、そこには多くの謎とピンチが待っていたのでした。ドキドキワクワクの冒険と感動のドラマが描かれる「映画ドラえもん」らしさに溢れた作品となっています。

そんな今作の公開を記念して、ドラえもん役・水田わさびさん、のび太役・大原めぐみさん、しずか役・かかずゆみさん、ジャイアン役・木村昴さん、スネ夫役・関智一さんによるアニバーサリー座談会が実現! 20年近く携わってきたキャスト陣の想いと印象的な作品、今作の見どころなど語っていただきました。

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《映画ドラえもんシリーズ45周年記念作品!》もしも、絵の中の世界に飛び込めるとしたら――?幻の宝石をめぐり、ドラえもんたちの時空を超えた大冒険が、今はじまる!!数十億円の価値がある絵画が発見されたニュースを横目に、夏休みの宿題である“絵”に取り組むのび太。その前に、突然絵の切れ端が落ちてきた。ひみつ道具「はいりこみライト」を使い絵の中に入って探検していると、不思議な少女・クレアと出会う。彼女の頼みを受けてを目指すドラえもんたちだったが、そこはなんと、ニュースで話題の絵画に描かれた、中世ヨーロッパの世界だった!そしてその世界にはという幻の宝石がどこかに眠っているらしい。絵の中の世界とは一体…?幻の宝石のひみつを探るドラえもんたち。しかし、に伝わる“世界滅亡”の伝説が蘇ってしまい、大ピンチに!!はたして、のび太たちは伝説を打ち破り、世界を救うことができるのか!?作品名映画ドラえもんのび太の絵世界物語放送形態劇場版アニメシリーズドラえもんスケジュール2025年3月7日(金)キャストドラえもん:水田わさびのび太:大原めぐみしずか:かかずゆみジャイアン:木村昴スネ夫:関智一クレア:和多田美咲マイロ:種﨑敦美チャイ:久野美咲パル:...

45周年に辿り着けたのはバトンを渡してくれた先輩たち、愛情を持ったスタッフ、応援してくれるファンのおかげ

ーー今年で「映画ドラえもん」は45周年を迎えました。まずは現在の心境をお聞かせください。

ドラえもん役・水田わさびさん(以下、水田):走り続けてきた先輩たちのバトンを受け取ってやらせていただいているので、制作に関わっている全ての方々、45年間で子供から大人になってもずっと観てくださっている皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。

のび太役・大原めぐみさん(以下、大原):45年続けてこられたのは、沢山の方に愛され続けているからこそですし、『ドラえもん』という作品の偉大さを実感しています。

しずか役・かかずゆみさん(以下、かかず):年を追うごとに「毎年映画が公開されるのは当たり前ではない」と痛感しますね。ここまで繋いでくださった皆さんの想い、そして藤子・F・不二雄先生の想いもしっかりと心に留めて、これからもバトンを繋いでいけるように頑張りたいと思います。

スネ夫役・関智一さん(以下、関):作品のエンジンであるF先生の原作が45年経っても色あせず、いつ観ても楽しめる普遍的なテーマを描いていたことに驚きを感じつつも、本当に素晴らしいことだなと改めて感じました。

ジャイアン役・木村昴さん(以下、木村):50周年が楽しみですね。

一同:(笑)

関:じゃあ60周年は? 

木村:楽しみです。

関:今は何が一番楽しみなの?

木村:今は50周年です(笑)。皆さんがおっしゃった通り、45年という数字の重さや携わらせていただいている喜びを感じます。僕らにとっても既にルーティンになっていて、映画が公開されると1年を締めくくるような感覚になるんです。我々の代になって20年が経ちましたが、これから先は僕たちがどこまで続けていけるのかも楽しみです。

ーーここまでの「映画ドラえもん」の中でお気に入りや心に残った作品を挙げていただけますか?

水田:まずは『のび太の恐竜2006』(2006年公開)! 初めての長編ということもあるし、自分の人生上大きな変化があった時期。ストーリーや主題歌の「ボクノート」を通して、多くの勇気をいただきました。

木村:一発目! ここにいるみんなが思い出深い作品だと思います。

大原:私たちの代になって初めての映画なので。ピー助とのお別れのシーンで、感情は本物じゃなければいけないけど、セリフはちゃんと伝えなければいけないというバランスがとても難しくて。その壁に最初にぶち当たったシーンだったので印象深いです。

 

水田:あと『のび太と空の理想郷』(2023年公開)も好きですね。シナリオの古沢(良太)さんから「かわいくて、ドジなドラちゃんだから書けたシナリオでした」と言っていただいた言葉は今でも忘れられません。

関:僕は『新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜』(2011年公開)が好きです。何か良いんですよ。

水田:私も好きな作品として外せないです。

 

関:オリジナルキャラクターのヒヨコ型ロボット・ピッポが出てくるんですけど、とても素敵なんです。『のび太の絵世界物語』と同じ寺本(幸代)さんが監督されているんですけど、原作に新たな要素を加えるのがお上手なんです。蛇足にならない素敵なアレンジで素晴らしかったと思います。

木村:僕は『新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年公開)が好きです。

ーー「映画ドラえもん」を収録する時、TVシリーズの時の心持ちは違うものですか?

関:お金をいただいているからには同じ気持ちで取り組んでいます!

一同:(笑)

水田:TVでは手を抜いていると思われちゃうもんね。

関:常に全力です。でも映画の方が色々な冒険をしますから、アフレコをしていて楽しいかも。

木村:話の内容が普段日常で起こる地元の話ではないからこそ、いつもと違うスイッチが入る気がします。

関:旅行に行く時ってワクワクするもんね。あと作画も毎回気合が入っています。より表情が豊かなので……。

水田:本当にそう!

関:キャラクターの深みみたいなものを演じられるし、皆さんにも感じていただけるのではないかなと。

かかず:あと映画のほうが一つのシーンが長いんですよね。TVシリーズだとパッパッと感情を切り替えて進んでいくけど、映画ではしっかりと心情を作り込んで進んでいけます。TVシリーズでしずかはそういうシーンが少ないので、映画では心の動きをしっかりじっくり作っていけるのも楽しいです。

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