
劇場版『やくならマグカップも』トークイベント付き上映会に若井友希さんらが登壇|ロケ地多治見市にて新作への意欲を示す
2021年に放送されたTVアニメ『やくならマグカップも』。
3月22日(土)、ロケ地の多治見市にて、本作のアニメパートを再編集した総集編を“劇場版”として上映する、トークイベント付き上映会が開催されました!
イベントには、若井友希さん、神谷純監督、荒川稔久さん(シリーズ構成/脚本)らが登壇。
新作についての言及もあり、盛り上がりを見せた本イベントの模様をお届けします。
劇場版『やくならマグカップも』イベントをロケ地多治見市にて開催!
岐阜県南部に位置する多治見市、伝統工芸品「美濃焼」をテーマに、陶芸に魅せられた4人の高校生と仲間たちの成長と友情を描いた青春ストーリー『やくならマグカップも』。
2010年に“街を元気にしよう”というプロジェクトの一環からスタートし、歯科用システムなどを手掛けている地元のIT企業の株式会社プラネットが手掛けた青春アニメーションです。
原作は東京ディズニーランドの生みの親、故・堀貞一郎氏の思いをプラネットが受け継ぎ企画、立案。地域創生を目標に、フリーコミックとして原作漫画の全国無料配布、公式サイトでの無料公開、そして、2021年に日本アニメーションが手掛けたテレビアニメも放送された大人気コンテンツとなっています。
この度、その第1期放送分のアニメパートを再編集した総集編を「劇場版」として、本作のロケ地の多治見市にて、トークイベント付き上映会を開催いたしました。
「劇場版『やくならマグカップも』-アニメ総集編-お帰りなさい💛上映&トークイベントin 多治見市」イベント概要
■日時
令和7年3月22日(土)
■場所
バロー文化ホール 小ホール(多治見市十九田町2丁目8)
■主催
多治見市
■協力
「やくならマグカップも」活用推進協議会/やくならマグカップも製作委員会
■出演
若井友希さん(成瀬直子役)、監督・神谷純さん、シリーズ構成/脚本・荒川稔久さん、原作:梶原おさむ先生、髙木貴行(多治見市長)、鯛、石川店長(ファミリーマート多治見小泉町店店長)、小泉ブラスバンドクラブ
「劇場版『やくならマグカップも』-アニメ総集編-お帰りなさい💛上映&トークイベントin 多治見市」イベントレポート
岐阜県南部に位置する多治見市、伝統工芸品「美濃焼」をテーマに、陶芸に魅せられた4人の高校生と仲間たちの成長と友情を描いた青春ストーリー『やくならマグカップも』。劇場版の上映会には成瀬直子役の若井友希さん、監督を務めた神谷純さん、シリーズ構成/脚本の荒川稔久さんが登壇。
また上映前には小泉ブラスバンドクラブによるオープニングテーマ「扉を開けたら」の演奏や多治見市の髙木市長、ご当地アニメに詳しい鯛も駆けつけ、髙木市長からは「色々な方々のお陰で今回の上映が実現しました。今後も「やくならマグカップも」と多治見市を宜しくお願い致します。」と挨拶。上映後には成瀬直子役の若井友希、神谷純監督、構成・脚本の荒川稔久が登壇し、“やくも”の思い出と新たな意気込みを語った。
「やくならマグカップも」1期の思い出について、若井さんは「10話の姫菜(姫乃母)のモニュメントをみるシーンが思い出に残っています。演じるにあたって陶器などに触った時の感触などを演技にのせる事を大事にしたいと思っていました。」と振り返る。神谷監督「今回は声優さんたちのロケなどもあった作品でした。ですので実際に陶芸を若井さんたちにもやって頂いた上でアフレコに臨んで頂きました。その肌触りみたいなものを若井さん達には出してもらえたと思います。」と撮影裏話を披露した。
成瀬直子を演じる上で、若井さんは「私とは正反対で直子を理解するのに結構時間をかけました。似ている部分は一人遊びをするようなところ。」とその苦労と自身との共通点を明かす。梶原先生も「私は直子は描きにくかったんですよね、逆に三華は描きやすかったですね。」と打ち明け、それを聞いた神谷監督は「本当ですか?私は直子は描きやすくて三華が描きにくかったです」と、同じキャラクターでもそれぞれ違った印象を持って接していたようだ。
ファンが期待する第3期について、若井さんは周りを見つつ、「3期は…ありますか…⁉でも原作はまだまだ続いているのでエピソードはまだまだありますよね!また2期まではコロナ禍だったのでロケが自由にできなかったんです…3期があれば是非やりたいです!大人の皆さん、ぜひ~!」と呼びかけ、神谷監督も「まだまだ原作エピソードはたくさんありますよね」と意欲を見せ、「じゃあ3期いけますね!」と岩井さんも喜んだ。
10年前に始まったイベントからついに劇場版の上映に至った「やくならマグカップも」。梶原先生は「10年前の原作からここまできたか」と感慨深げで、神谷監督も「プラネットというイチ企業が2012年からフリーペーパーを発行し続けいている。これはどう考えても赤字ですよね。この想いに応えないといけないと思って作ったのがこのアニメです。そして…総集編ではなくてフルの新作を皆様にお見せしたいです!劇場版やりましょう!」と新作に改めて言及し、荒川さんも「2期終わった際から話はあったんですよね!そして劇場版をやれるエピソードは有るんです。やりたいですよね。」と強く頷いた。
最後に、若井さんは「今日のイベントの話を聞いてから岐阜は私にとって大事な故郷だという事を改めて感じました。もっともっと“やくも”の魅力、そして岐阜・多治見の魅力をもっと知ってもらいたいです!」と多治見市への愛を再認識し、神谷監督は「1期は多治見の高校1年の女の子たちの日常を春から秋を丁寧に描きました。でも2年、3年も描きたいです!皆さんよろしくお願いします!」、荒川さん「僕は“やくも”書く気満々です!3期4期書きたいです」と制作陣は新作の制作にやる気なコメント。それを受けて梶原先生「素晴らしい縁に恵まれた作品は中々ないです。」と喜んだ。
観客の一部は本日実施されたバスツアーで本作の聖地を巡礼したあとに劇場版を鑑賞。通常の上映会では味わえない贅沢な鑑賞体験と、多治見市の魅力を存分に味わえる大盛り上がりの上映会となった。
※岐阜チャンネルにて4月18日(金)19:25より『やくならマグカップも 2番窯』の放送が決定しました。
※新規オープンの映画館、イオンシネマ土岐にて4月18日(金)から劇場版の上映も決定! 詳細は後日HPなどで発表します。
『やくならマグカップも』作品情報
あらすじ
キャスト
(C)プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会













































