音楽
直田姫奈1stアルバム『FEVER -僕たちの計画-』リリース記念インタビュー

祝・アーティストデビュー1周年&1stアルバムリリース! 直田姫奈さん『FEVER -僕たちの計画-』インタビュー|「各曲へのふつふつ高まる熱と1年間の音楽活動の軌跡を詰め込んだアルバムです」

アルバム名に込めるのは、デビューから絶えず“持続している”熱

──アルバム名の由来を教えてください。

直田:「FEVER」は一見、楽しさや熱狂を連想させると思いますが、今回はじわじわくる微熱を意味しています。アーティストデビューからの1年間は、4月から10月くらいまで一気に駆け抜けて、その後一旦の落ち着きを見せました。その間も、ファンの皆さんは、デジタルシングルやライブ映像など視聴して、曲たちに対して想いを馳せてくれていたと思います。そんな“持続している”、“こもっている”想いや熱を表しています。

「FEVER」とは言うなれば、この1年間を表しているんです。そして「計画」はここまでの私と皆さんの軌跡を表現しています。この2つのどちらかをタイトルにするはずでしたが、欲張って両方採用することにしました(笑)。この1年間における、私と皆さんの歩みが詰まった1枚です。

──1stライブの時点では、1stデジタルシングルの「ラベンダー・ブルー」のみが発表されていましたが、他の曲はライブ後にレコーディングされたのですか?

直田:実は1stライブで披露した9曲は、ライブ前にすべてレコーディングを終えていました。

──アーティストとして様々な経験をした今、改めて音源を聴くと、「今ならこうやって歌う・演奏する」と思ったり……?

直田:「ラベンダー・ブルー」は一番最初に録った曲なので、手探り状態ではありましたが……まぁ、それはそれで今では出せない味が出ているということで、良いのではないかなと(笑)。

楽曲は皆さんの声援あってのものですし、ライブを重ねるごとに感情もノッていく、成長していくものだと思っています。もし、今レコーディングすることになったら同じように歌うことはできないと思うし、その時の感情や想い出も込みということで……やり直さないでいいかな(笑)。


──改めて10曲を通して聴いてみると、バンドサウンドでギター映えする曲が多いように思います。そして間奏やDメロ、サビが楽しみになる曲ばかりです。

直田:アーティスト活動を始める最初の段階で「バンドが好き」という話をしていましたし、もしライブをするのであれば「バンドを背負ってやってみたいです」と提案させていただきました。なので、楽器やバンドをフィーチャーするサウンドが多いのかなと思います。

──収録楽曲のジャンルも、J-POPやフォーク、ロック、ファンクなど、多岐にわたっていますね。

直田:個性豊かな曲がそろったなと思います。「たどり着いた場所であたしお熱が出ている」以外はすべてリアジュボーンさんが作ってくださっていますが、「エヌ・オー」と「ASTRO ESCAPE」「好きだった」はそれぞれの方の音楽のルーツをたどった曲にしていただいているんです。

「エヌ・オー」はベースの西川さんが好きな音楽のルーツ、「ASTRO ESCAPE」はドラムの柴田さん、「好きだった」はギターの浅井さん……という感じで、それぞれのたどってきた音楽を詰め込んでいただいています。だから、3曲すべてでそれぞれの個性が爆発しているんです(笑)。

──曲順も、最初に「ラベンダー・ブルー」3部作が続き、4曲目の最新曲「たどり着いた場所であたしお熱が出ている」からバラエティ豊かな音楽が展開されて……「アーティスト・直田姫奈」の世界を冒険しているような気分になりました。

直田:それは嬉しいです!

──そして、「アーティスト・直田姫奈」の真骨頂、恋愛ソングの“湿度の高さ”を改めて味わうことができるアルバムですよね。

直田:そうですね(笑)。ほとんどが失恋ソングで、前向きな歌は「DAYDREAM BEAT」と「ASTRO ESCAPE」かな。

私、失恋ソングが大好きなんですよ! 失恋しているから聴くのではなく……失恋を人生で何度もしたくないじゃないですか。だから人の物語で味わっておこうというタイプなのかも。自分が普段聴く曲も自然と失恋ソングが多いし、好きと公言しているから集まってきたのかもしれません(笑)。

あと、曲と曲がひとつの物語でつながっている構図も好きなんです。なので、デジタルリリースした3曲(「ラベンダー・ブルー」「My Truth」「ばっかだな」)もつながっています。「思考を巡らせることができて、考察もはかどるような楽曲」という希望を叶えてもらいました。

──今回のアルバムにおけるトリの一曲「好きだった」からも、高い湿度を感じます。

直田:「好きだった」は、実は意見が分かれている一曲なんです。私は失恋どころか、死別しているのではないかと主張しています。

──えぇっ!?

直田:もちろんただの失恋かもしれませんが……。何も考えずに楽しめる曲もいいけれど、色々な考え方ができる曲がたくさん詰まっているのが今回のアルバムです。ファンの方も様々な考察をされていますし、私も考察しながら歌っています。このアルバムは私の「好き」が詰まっているラインナップです。


──さらに画期的なのは、アルバムに収録される10曲中9曲のライブ映像が公式YouTube「直田姫奈 Official Music Channel」に投稿されています。しかも各曲ダイジェストではなく、フルで。こんなことしていいんですか?(笑)

直田:大放出ですよね。私としては嬉しいし、「やってもらっていいんですか?」という気持ちです。1stライブは昼と夜で2公演行っていて、衣装がそれぞれ違うのでわかると思いますが、どちらかで歌った映像を使用しているので、ライブに参加してくださった方しか見られなかった曲もあるわけです。

ライブのセトリ順に並べて、ドライブ中に流して聴いているというファンの方もいて。そういう楽しみ方をしていただけていることも嬉しいですね。

──このアルバムがあれば、レコーディング音源で様々な楽しみ方ができる、と。

直田:アルバムの音源はレコーディングしたものを綺麗にミックスしてくださったもの。それを「生で歌ってみたら、こうなるんだよ」というのがライブ音源……さらにライブでは皆さんの声やペンライトの色も入っているので、こんな風に化けるんだなと、自分でも思います。

そしてライブ映像をたくさん視聴した後に音源を聴いたら「こんな音も入っていたんだ」という発見もあるでしょうし、新しい楽しみ方をしていただけたらいいなと思います。

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