
「As I Am」は私そのもの――石原夏織が綴る“自分らしさ”とファンへの想い
異国感のある希望通りの楽曲になりました
──カップリング曲についてお聞きします。「ムーンランナー」は作詞のkoshiさん、作曲の安月名莉子さんとも石原さんの楽曲を手掛けるのが初めてですよね。
石原:そうなんです。編曲の栁舘(周平)さんに楽曲のテーマをお話した際、おふたりがすごく合いそうだとご紹介いただきました。
──安月名さんはX(旧:Twitter)で「初の楽曲提供です…! 実はゆいかおりさん時代から大好きで…光栄です」と書かれていました。
\お知らせ📢/#石原夏織 さんの1st E.P「As I Am」
— 安月名 莉子/ Azuna Riko (@azuna_riko) May 16, 2025
M2 「ムーンランナー」
作曲させていただきました🎉🎉🎉
編曲は栁舘周平さん、大畑拓也さん、
作詞はcadodeのkoshiさんです!
初の楽曲提供です…!
実はゆいかおりさん時代から大好きで…光栄です🥹✨
どうぞお楽しみに☺️🎶 https://t.co/AF9BVuKZs1
石原:ビックリしました。まだ直接お会いできていなくて、私もそれを見て初めて知ったんですよ。もっと早く言ってよ〜!って感じですけど(笑)、知ってくれているのが嬉しかったです。
「ムーンランナー」は、これまであまりやったことのない異国感のあるメロディやアレンジを希望していたので、安月名さんからすごく面白い曲が上がってきて本当にありがたかったです。作りたいと思っても私自身はどなたが書けるのかわからなくて……全然違う方向になったけど素敵な曲だからOKです、となることもあるんです。今回、初めましてでしたけど、素晴らしい楽曲を作っていただきました。
──確かに異国情緒というか、間奏にアラビア系の楽器を使っているのも印象的です。
石原:そういった要素もあれば、EDMじゃないですけど、月が見えるようなちょっと宇宙っぽい感じもしますし、すごく緻密に作られた楽曲だなと思います。
──お会いできていないとのことですが、石原さんと安月名さんは同い年ですから、会う機会があれば盛り上がりそうです。
石原:そうなんですね!同世代トークができたら面白そうです。
──そのメロディにkoshiさんの歌詞がすごくマッチしています。
石原:異国感があってちょっとファンタジックな楽曲にしたかったので、歌詞もRPGで冒険している感じといいますか、日常とは離れた感じがいいとお伝えして。まるで少年の心の叫びのような、本心をつきながらも不思議な世界観がみえる歌詞になりました。
「なんでそれが好きなんですか?」と聞かれても「いや、好きだから好きなんです」としか答えられない“好き”ってあるじゃないですか。大人になるとなにかしら理由をつけてしまいますけど、子供の頃って眠いから寝るし、走りたいから走る。そういった子供の心のような歌詞が書かれていて、胸に刺さるものがあります。
──少年漫画や王道RPGの主人公ムーブ的な。
石原:そうです。それが本能でしょ?みたいな。
ライブさながらにピアノ演奏と同時レコーディング
──3曲目「RefLight」はオシャレな楽曲に仕上がっています。
石原:ポップスとファンクが融合されたような楽曲で、すごく洒落ていますよね。夏を感じさせる爽やかさや明るさがあって、でもただ明るいだけじゃなく、“いろいろ経験してきた女の子がちょっと心の余裕を持って過ごしている様子”が歌詞から見えるのもセクシーで大好きです。
メロディは、口ずさんじゃうような楽しく繰り返す音やリズムを重点的に作っていただきました。聴いたときの耳心地がめちゃくちゃ良くて気に入っています。リズムに乗れる感じがあって歌うのもすごく楽しいんです。
──Aメロのリズム感とか本当に楽しそうですよね。この曲もすんなりレコーディングできたのですか?
石原:あまり歌ったことのないタイプの曲だからちょっと心配していましたが、歌ってみたら「全然いいね!そんな感じでやっていこう!」と言っていただけました。アドバイスもすごく的確で、それすらも楽しくなっちゃって。例えば、「ここをもうちょっと立ててみて欲しい」と言われてやってみたら、本当にリズムに乗りやすくなりましたし。心弾ませながらレコーディングしました。
──ライブで聴くのも楽しそうです。
石原:この曲はクラップもしやすいですからね。クラップ曲はいままであまりやったことがなかったので、また新しい景色が見えそうで楽しみです。
──4曲目にはピアノアレンジした「Blooming Flower with Piano」が収録されます。いまこういうしっとりしたバージョンを聴くと心にきますね。
石原:そうですね。もともと歌詞もメロディも素晴らしいと思っていましたけど、意味合いがちょっとずつ変わってくるといいますか、深みが強くなりました。「Blooming Flower」を最初に歌ったときはめちゃめちゃ初々しくて、これから頑張っていくけど不安だな……といったキラキラ要素が強かったんです。でも、今回はそれを乗り越えた自分がもう一度見つめ直して歌っています。
不安に思う瞬間はいまでもありますが、そういうときに寄り添うような曲になったなと、歌いながら感動しました。みんなの思い出も積み重なっていますし、7年経つと曲ってこんなに成長するんだなとすごく感じています。
──目つぶって聴くと、ライブでアコースティック披露している感覚に陥ります。そのぐらい胸に響くなと。
石原:嬉しいです。レコーディングする際、基本的には音源に合わせて歌うのですが、この曲に関してはピアノを演奏してくださったイマジュンさん(今井 隼さん)と「せーの」で録ったんですよ。
──そうだったのですね!
石原:ピアノはピアノの音を録るために仕切りはありましたけど、目を合わせて「せーの」で歌いました。私がしくじったら全部やり直しになるので、これまでのレコーディングで一番緊張しましたね(笑)。
でも、イマジュンさんは長いことご一緒していますから、私が回数を重ねると歌い方を変えてくるとわかってくれていますし、それに合わせてイマジュンさんが雰囲気を変えるのも私はわかっていて。レコーディングというよりも本当にライブをしている感覚でした。
──ということは、曲の頭から終わりまで通して録ったのですか?
石原:そうです。お互いに同じものはできないから、生モノになっていたと思います。
──どの曲も聴きどころいっぱいですね。それに、収録曲数や時間による違いとはいえ、やはり“1st E.P”というのは新鮮です。
石原:久々に“1st”とつくものを作ったので、初々しい気持ちになりました。なんか不思議な感覚もあります。
──そんな1st E.Pを引っ提げて、9月20日にライブが開催されます。どのようなライブになりそうですか?
石原:今回は「昼公演」「夜公演」と1日2公演のライブになります。1日を通して「As I Am」を表現できるように、いま試行錯誤中です。もちろん、片方だけでも満足していただける内容にしようと思っていますが、新しい試みとして“両方来て完結する”ライブにできたらと思っています。私自身、去年のライブツアーがすごく楽しかったですし、成長したところももっと頑張りたいと思ったポイントもありましたので、よりパワーアップしたステージをお届けできるように頑張ります。ぜひ遊びに来て、楽しんでいただけたら嬉しいです。
石原夏織さんが“自分らしい”と思えるメニューとは?
──石原夏織オフィシャルファンクラブ「hand in hand」限定盤には、特典として『かおりちゃんぬい衣装 As I Am ver.』が付属します。
石原:そうなんです。私の希望で作ってもらうことになりました。「As I Am」のジャケットの衣装ですっごく可愛いです。いままでの衣装も可愛かったですが、今回は頭にバブーシュカを被っていて、また違った系統の可愛さですから、お花やメルヘンなケーキなどと一緒に撮るとすごく映えそうですよね。ファンの皆さんがご飯を食べるとき一緒に写真を撮ってくれるのが嬉しいですし、これからもいろいろなところに連れて行って、かおりちゃんぬいとたくさん思い出を作ってもらいたいです。
──ご飯といえば、先日YouTubeで“モッパン配信(食事しているところを流す配信)”をしていましたね。
石原:楽しかったです。本当はもっとやりたいのですが、パソコンを買い替えたらやり方がわからなくなってしまって……。できるようになったらまたやりたいなと思っています。
──今回のテーマである“自分らしさ”に関することもお聞きします。石原さんは「これを食べる(注文する)と自分らしい」と思えるものはありますか?
石原:いろいろありますけど、モスバーガーで「モスチーズバーガーとオニポテとチリディップソース」を頼むと自分らしいなって思います。よっぽど理由がない限りは、100%この組み合わせを選んでいる気がしますから(笑)。
「チョコパイ」もめちゃめちゃ自分らしいですね。高校生や大学生の頃、学校から仕事現場にいくとき、お腹が空いちゃってよく食べていたんです。私はチョコが大好きだし、ケーキっぽくてご馳走感があるじゃないですか。小さい頃からご馳走のイメージだったんですよ。程よくお腹にたまるのも好きで、チョコパイを食べているとやっぱり私はこれが好きなんだなと思って、自分らしく感じます。
──では最後に、具体的な意気込みとして“2025年夏の目標”を教えて下さい。
石原:YouTubeの更新です!(笑)ほかの活動がバタバタしてできていなかったですが、編集ソフトを新しくしたんですよ。少しずつ理解してきましたので、編集も自分でやれるところは頑張って、ほかの人に頼めないかも考えつつ更新していけたらなと。この夏は更新や生配信を頑張りたいと思います。
[文・千葉研一 / 写真・MoA]
音楽情報
【発売日】2025年7月2日
【価格】2,750円(税込)
<CD収録内容>
M1,As I Am
作詞:石原夏織 作曲・編曲:フワリ(Dream Monster)
M2,ムーンランナー
作詞:koshi 作曲:安月名莉子 編曲:栁舘周平、大畑拓也
M3,RefLight
作詞:柿沼雅美 作曲・編曲:宮野弦士
M4,Blooming Flower with Piano
作詞:中村彼方 作曲:俊龍 編曲:今井 隼
特典Blu-ray [Music Video+Making Movie]
特典
■アニメイト特典:ミニフォト(サイズ:54mm×86mm)
※特典は無くなり次第終了します。ご了承ください。

■アニメイト特典:56mm缶バッジ
※特典は無くなり次第終了します。ご了承ください。

■メーカー特典:石原夏織 1stE.P「As I Am」発売記念イベント「直筆メッセージカードお渡し会」シリアルコード
※特典は無くなり次第終了します。ご了承ください。
・イベントについて
石原夏織 1stE.P「As I Am」発売記念イベント「直筆メッセージカードお渡し会」について詳しくはこちらから石原夏織 1stE.P「As I Am」発売記念イベント「直筆メッセージカードお渡し会」を検索してご確認ください。
■封入特典:9/20 ライブ優先販売申込券封入
※施策の詳細は公式サイトにてご確認ください。
※メーカー様にてお取り扱い終了次第、封入終了となります。ご了承ください。
※応募ご希望のお客様は、お受取日時にご注意いただきますようお願い致します。




















































