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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

2025年7月より放送中のTVアニメ『ダンダダン』第2期。原作は龍幸伸先生による漫画『ダンダダン』で、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の人気作品です。
超能力に目覚めた女子高生・モモと妖怪の力を手に入れた男子高生・オカルンが、仲間たちとともに襲い来る妖怪や宇宙人と戦いを繰り広げるオカルトバトルが大きな魅力。それに加えて高校生らしい友情やピュアな恋模様の描写もファンの心を掴んでいます。
8月7日には第18話(第2期 第6話)「家族になりました」が放送されました。前話(第17話/第2期 第5話)は、モモとオカルンのラブコメが描かれたり、『らんま1/2』を想起させるジジの体質が明らかになったりした他、実写で登場する食べ物、チキチータを可愛がるアイラの姿など情報量がとにかく多い一話でした。
本稿では第18話(第2期 第6話)「家族になりました」を振り返り! 原作との違いやSNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきます。さらに、次回の注目ポイントもお届けします!
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
常温の水一滴で凶暴な邪視と入れ替わってしまうジジ。対処するためにみんなでお泊まりしているものの、一晩過ごしきる前に綾瀬家は既にボロボロになってしまっています。
そこへ除霊のため星子が手配した囃子がついに到着! 囃子はなんとビジュアル系ロックバンドでした。バンド名は「HAYASHii」。思わぬ姿をした囃子たちに「囃子ってこういうのだっけ!?」と視聴者も驚きを隠せません。
しかしながら星子の言う通り彼らの演奏は本物で、演奏が始まるとモモたちだけでなく墓場の幽霊たちまで沸き立たせ、綾瀬家の庭はライブ会場さながら。
それもそのはず、ロックバンドのボーカル・トシロウ役を務めているのはロックユニット・GRANRODEOのボーカルとしても活躍する声優・谷山紀章さんなのです。
本格ロックで行われるお祓いシーンに視聴者からは「谷山紀章さんの囃子最高過ぎる」「谷山紀章さんの歌のインパクトがすごかった」「きーやんのシャウトサイコー!!」「これは実質GRANRODEO」など多くの反響が寄せられています。
さらに、本楽曲は公式YouTubeチャンネルからリリックビデオも公開。生死を問わず魂を震わせる本格ロックをぜひお楽しみください。
強力な力を持つ邪視ですが、魂を沸き立たせる本格ロックによって除霊は成功しそうな様子。しかし、土壇場でジジ本人が邪視を殺さないでほしいと頼み込みます。誰かと遊ぶという望みを叶えられないまま殺されて怨霊となってしまった邪視を思い遣っての行動です。
その切なる願いを聞いた星子はお祓いを中止し、「邪視もうちの家族にする」と一言。邪視の危険性は十分理解したうえで、ジジの心意気を気に入り、叶えてやりたいと思ったようです。星子の懐の広さや愛情深さが垣間見えますね。
視聴者からは「ジジ優しいなあ」と彼の人柄に感銘を受ける声の他、「邪視も仲間になる展開楽しみ」「ジジが邪視の力使えるようになったら最強なんじゃない!?」とジジの成長や今後の展開に期待する声も上がっていました。
また、その後のストーリーではオカルンから星子の格好良いエピソードも語られました。オカルンが星子にお世話になったお礼をしようとしたところ「面倒見てもらって恩義感じてんならよお その恩義は他の困ってるヤツに返すんだよ それが“お互い様”っつーんだろうがよ」と言われたのだそうです。
オカルンはその言葉に感銘を受け、今困っているジジを献身的に助けようとしていると言います。感銘を受けたのは視聴者も同じようで「星子粋すぎるやろ惚れるわ」「私も困ってる人を助けられる人になりたい」「優しさの連鎖がしみる」などの感想がSNSに寄せられています。
本話では女子2人のレアな姿も見ることができました。ひとつ目はアイラのすっぴんとモーニングルーティンです。
校内一の美少女として知られているアイラ。しかし寝起きの顔とボサボサの髪は美少女とは言い難いものでした(それもまた可愛かったのですが)。そこから描かれたのは彼女が美少女姿になるまでのモーニングルーティンでした。
丁寧なスキンケアにメイク、髪のセットまでてきぱきと行うアイラ。その手際の良さから彼女が毎日やっているだろうことがわかりましたね。
視聴者からは「アイラのモーニングルーティン見られて嬉しい」「早起きして支度してて、美人でいられるよう努力してるんだな」「きっとオカルンいるから髪もメイクも頑張ってるんよね」との声が上がっています。
【 #WurtS - どうかしてる 】
— W's Project (@team_wsproject) August 8, 2025
TVアニメ『#ダンダダン』
第2期エンディングテーマ
▼Streaming / Downloadhttps://t.co/fJaS2WnDu4
▼ノンクレジットED映像https://t.co/UIKwtcV2fx pic.twitter.com/dTGNLPk2Jw
二つ目は物語後半で登場したモモのメイド姿! モモの友達・ミーコとムーコに強引に連れられて来店したオカルンはその可愛さに赤面。まさかオカルンが来ると思っていなかったモモもメイド姿を見られて赤面。恥ずかしがり合う2人がとても可愛かったですね。
こちらのシーンにも視聴者から多数のコメントが寄せられており「モモのメイド服可愛いよ~」「モモのメイド服、オカルンもう萌えてるやん」「可愛いメイドさん見られて私は幸せです!」と皆さん接客される前から萌えを感じているようでした。
ここからは本話のアニメオリジナルシーンを一気にご紹介していきます。気付いた方も気付かなかった方も、原作未読の方も漫画と見比べてみてはいかがでしょうか。もちろん、下記以外にも細かい違いはありますので、そんなシーンもぜひ探してみてくださいね。
ライブ前に機材を準備する囃子たち。原作ではあそこまで丁寧に準備シーンは描かれていませんでした。機材のひとつひとつまで丁寧に描かれており、囃子のシーンに力が入っていることが感じられました。
アニメでは原作よりも長くライブシーンが描かれており、墓地から霊たちが出てきて観客になるシーンはアニメオリジナルのシーンです。HAYASiiの演奏も相まって本当にライブ会場のようでした。
邪視の過去が回想されるシーンで、秋の風景や雪景色が描かれているのはアニメだけです。他の季節が描かれたことによって邪視が長い年月「誰かと遊びたい」と願い続けていたことがより強く感じられました。
原作ではマスカラを塗るコマとヘアアイロンを使うコマだけでしたが、アニメでは洗顔に加えてベースメイクから眉、アイライン、マスカラ、リップとメイクアップの全工程が丁寧に描かれていました。グラデーションのように仕上がっていくアニメーション技術が素晴らしかったです。
ミーコとムーコに強引にメイドカフェへ連れて行かれるオカルン。アニメではいっしょに電車に乗って移動していましたが、原作では電車に乗るコマはありません。三人並んで座っているところがなんだか面白かったです。
次回の見どころは何といってもメイドカフェに来店したオカルンがメイドモモに接客されるところです! 恥ずかしがる2人、モモのメイド接客にキュンキュンすること間違いなし! 至極のラブコメ回になることが予想されます。
さらに、暴走する邪視を前にオカルンとアイラはある行動に出ます。その動機に胸打たれる視聴者もきっと多い事でしょう。次回も見どころたっぷりの予感です!

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。
