音楽
『カリスマ』細田健太&大河元気 3rdアルバム発売記念インタビュー

細田健太さん&大河元気さんが語る『カリスマ』の“成長”がエモい! 片手で数えるほどの観客数から…大型フェス出演へと駆け上がる【3rdアルバム発売記念インタビュー】

『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の開発・運営を手掛ける EVIL LINE RECORDSと株式会社Dazedが立ち上げた二次元キャラクターコンテンツ、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』。

「正邪」「秩序」「服従」「反発」「内罰」「自愛」「性」、それぞれが持っている己の中のカリスマ性を日々見つめている7人が、「真のカリスマ」に辿り着くためにシェアハウスでさらなる高みを目指していくストーリーです。

そんな『カリスマ』の3周年を記念して作られた曲「カリスマピザパーティー」のほか、先月リリースされたばかりの「超カリスマ凡踊り」など新曲4曲を含む全10曲+おまけ2曲が収録された待望の3rdアルバム「カリスマガンボ」が2025年9月10日(水)に発売されます!

それを記念し、「反発のカリスマ」猿川慧役・細田健太さん&「自愛のカリスマ」テラ役・大河元気さんにインタビュー。印象的なアルバム収録曲についてや、今年4周年を迎える『カリスマ』の歴史を振り返ってもらうと、作品らしからぬ“エモい”コメントを聞くことができました。

 

 

最初は理解できないけど…なぜか納得させられてしまう『カリスマ』の楽曲たち

──まずは、3rdアルバムの発売おめでとうございます! お2人のお気に入りの曲を教えていただけますか?

大河元気さん(以下、大河):僕は1曲目の「カリスマピザパーティー」ですね。改めて歌詞を見てみると……まぁメッセージ性がない(笑)。

細田健太さん(以下、細田):「カリスマピザパーティー」だけじゃないですけどね(笑)。特にこの曲は<ピーピピ ピーピピ>というところが。歌っていても「なんだこの歌詞は」となっているのですが、テキスト(歌詞カード)で見ると異様さが際立っている(笑)。確か僕の記憶が正しければ「カリスマジャンボリツアー」東京公演のリハーサルのときにデモ音源をもらってみんなで聞きましたよね?

大河:そうだったね。そして、みんなで一緒に「これを聞いたらリハに集中できなくなるから、聞くのをやめよう!」と決めた記憶があります(笑)。デモ音源は歌詞が決まっていなくて、ハミングの場合もあるのですが、この曲に関しては正式な歌詞を聞いても「これ確定の歌詞じゃないよね!?」としばらく信じることができませんでした(笑)。

 

 
細田:今「カリスマピザパーティー」の印象を語ったのですが、基本的に『カリスマ』はどの曲もそうです。一旦「嘘だろ……?」という時間があって、改めて歌詞の意味を考えたりするけれど、結局「『カリスマ』だしな」という理由で納得してしまうという(笑)。

大河:新曲の出るタイミングで、配信予約すると先行で楽曲の一部だけ聞けるようになるじゃないですか。凡人(『カリスマ』のファン名称)の皆さんはすごく盛り上がってくれますが、毎回「フルコーラスはこんなもんじゃねえぞ」と思うんですよね(笑)。

細田:いきなりプールに入ると体がビックリしちゃうから、先に心臓に水をかけて慣らす時間があるじゃないですか。あれと一緒ですよね(笑)。

──細田さんのお気に入りの曲は?

細田:先ほど曲を聞いて困惑するという話をしましたが、僕たちキャストはそれに加えて「本当にこれを歌えるのか?」というプレッシャーが襲ってきます。デモ音源を聞いた段階で、その衝撃が一番強かったのは「FUJIYAMA CHARISMA」でした。この早さは舌が回らないんじゃないかと不安になりましたね。

大河:曲を聞いたときの衝撃でいうと、「ビックカメラのテーマソング(カリスマver.)」もすごくなかった?

細田:あれも「嘘だ!」と思いましたよね(笑)。

大河:『カリスマ』がついに企業の曲を歌うようになったのかと(笑)。実際には替え歌カバーなんですけどね。

細田:この曲のレコーディングは僕が一番最初だったのですが、ミキサーさんが「すげぇ本物だ!」と言っていたんです。「いや、違うよ!?」と思わずツッコんでしまいました(笑)。

 

 

──そんなさまざまな曲が詰め込まれた完成したアルバム。全曲通して、どのようなアルバムになったと思いますか?

細田:アルバムタイトル「カリスマガンボ」ですが、「ガンボ」とはアメリカでいろんな食材を合わせ煮たスープ料理のことをいうんですって。そういう意味があると知って聞いてみても、あまりにも統一感のないアルバムになったなと思いました(笑)。

大河:確かに、お風呂行ったり(カリスマ温泉郷)、沖縄に行ったり(カリスマさびら)、盆踊りしたり(超カリスマ凡踊り)するもんね。スープというより鍋の方がしっくりくる。しかも、闇鍋タイプ(笑)。

 

MVに子どもが登場…からのマッチョがパラパラ!? 「情緒がどうにかなりそう(笑)」

──各曲のMVも公開中です。毎回映像も話題となっているので、お2人の印象深いMVについても聞かせていただけますか?

大河:「とってもかりちゅま」ですね。まさか本物の子どもが登場するなんて、誰が想像できたでしょうか(笑)。

細田:新曲のMVが公開されるたびに「これはライブで披露できるのか?」と思うのですが、その不安が一層募ったのが「とってもかりちゅま」でした。「これ、どんな顔して歌えばいいの?」と(笑)。

大河:特に「ちゅちゅちゅちゅちゅ ままーぱぱー」のところとかね(笑)。他の人のこと見ちゃいそうだなぁ。誰の見てみたい?

細田:(福原)かつみくんとか(日向)朔公くんとかは、普通に歌えそうですよね。イメージがないからこそ、山中(真尋)さんとか見たいですよね。

大河:うわ! 絶対に見たい!(笑)

 

 
細田:子どもになったあと、マッチョになってパラパラを踊る展開もヤバいですよね。

大河:「大人になりたい」のところね。この曲に限った話じゃないのですが、毎回オチサビにエモさを出すのがズルい(笑)。

細田:わかります。僕たちも学習すればいいのに、毎回そのエモさを感じ取って、エモく歌ってしまうという(笑)。そうして完成したMVを見てみてみると、マッチョになった子どもたちが建物を破壊する映像になっているという……。情緒がどうにかなりそう(笑)。

大河:凡人の皆さんにも知っておいてほしいのですが、僕たちがMVを見るタイミングは皆さんと一緒なんですよ。YouTubeで公開されて、初めて目にして衝撃を受けています。いつもSNSで「MV見ました!」「なんだこれは? と思いました」などの感想をいただくのですが、僕たちもまったく同じ気持ちです(笑)!

──(笑)デュエット曲についても聞かせてください。曲の感想や、一緒に歌ったキャラクターの印象をお願いします。

細田:僕が演じる猿川慧はソロだとメロの部分を歌うことが多いのですが、誰かと一緒だとラップやポエトリー的な部分を担当することが多いんです。ですが、今回のアルバムに収録される「ほわシャパ☆カリスマス」では天堂天彦(橋詰知久)と一緒にメロの部分をしっかり歌っており、さらに普段よりもキーは高めに設定され、それが天彦の低音ボイスとバランスが取れていて、歌っていてとても気持ちが良かったです。

もともとこの曲はコミック特典で、漫画の内容とリンクする曲になっています。しかし、ストーリーを踏まえて聞くのはもちろん、曲単体で聞いてもすごく良い曲になっていて。昨年のツアーでも披露したのですが、コミック特典なので他の曲と比べると知っている人が少ないかもしれないと不安に思っていましたが、皆さん本当に盛り上がってくれました。もともと好きな曲でしたが、もっと大好きな曲になりましたね。

 

 

──大河さんは、伊藤ふみやと草薙理解と3人で「カリスマハウスの事件簿 〜消えた秩序の笛〜」を歌われました。

大河:この曲を歌と言っていいのかどうか。「カリスマハウスの事件簿 〜消えた秩序の笛〜」というタイトルがすべてですよね(笑)。

細田:同じくコミカライズ特典曲である本橋依央利と湊大瀬の「ねんねむりんりん」も、キャラクターたちのいつもとは違う雰囲気が感じられる曲なのに。これだけドラマパートの延長みたいな曲ですよね。ミュージカル調なのは新鮮ですが……。

大河:だからレコーディングに関しても、ドラマの延長のような気持ちで歌いました。なので、この曲の印象は「持ち物の管理を徹底しろ!」の一言に尽きます(笑)。

細田:でも、ライブの振り付けはめちゃめちゃかっこよかったですよね! セリフがメインの歌だからこそサビではキレキレなダンスがあって、その転調もミュージカルのようでした。

大河:ダンスはないと思っていたからこそ、あのサビの振り付けを見せられた時は「めちゃくちゃ踊るじゃん……」と驚きました。

──『カリスマ』はダンスもなかなか個性的ですしね。曲を聞いただけでは振り付けの想像がつかないのも、本作ならではだと思います。

大河:本当にその通りです。いつもライブ近くになるとカリスマダンサーさんが振り付け動画を送ってくれるのですが、曲と同じで、一度飲み込む時間が必要なんですよね(笑)。

 

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