
秋アニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』スカーレット役・瀬戸麻沙美さんインタビュー|カイルの行動を考えたら、パンチ1発で済んだならいいほうでは【連載02】
スカッとするのとムカつくのって、背中合わせな気がするんです
──悪徳貴族たちをスカーレットが鉄拳制裁するさまがスカッとする本作。瀬戸さんは、どんなときにスカッとしますか?
瀬戸:スカッとするのとムカつくのって、背中合わせな気がするんです。私、ゲームが好きなんですけど、負けると信じられないくらいムカつくし、落ち込むのですが、勝ったときの嬉しさも半端ないんです。勝利をつかんだときや敵をいっぱい倒せたときの高揚するあの瞬間や、練習してきた成果が出せたと感じたときスカッとしますね!
──言われてみると、確かにスカッとするときとムカッとするときは背中合わせかもしれません。
瀬戸:真剣にやっているものって、どっちの感情にも振れるんですよね。真剣にやればやるほど、上振れと下振れの幅がすごいんだと思います。
──ゲームを楽しむためにやってはいるけども、下振れるときもあるという……。
瀬戸:本当におっしゃる通りで(笑)。楽しむために、リフレッシュするためにやっているのに、イライラして、泣いちゃってバカみたいと思うときもありますが、やっぱりできたときの「よしっ!」という喜びが大きいので、やめられないです。
ナナカが癒しの要素になってくれるはず
──仕事でスカッとする瞬間はありますか?
瀬戸:アニメの仕事だとだいたい4~5時間かけて一話分を収録するのですが、ストーリーゼリフのあるゲームの仕事だと、何千、何万ワードあるセリフを数日に分けて数か月かけて録ることが多いんです。そういうとき、何万もあるセリフの一覧表をスタッフの方が作ってくださるのですが、私は収録が終わったところをひとつずつ塗りつぶしていくんです。それがぜんぶ埋まった瞬間にスカッとしますね!
──さきほどのゲームもお話もそうですが、達成感を味わうときにスカッとするのかも。
瀬戸:そうですね。文量がある仕事をやった後は特に、達成感や解放感があってスカッとします。
──本日は色々なお話ありがとうございました。最後に第二話の見どころを教えてください!
瀬戸:第2話から、ナナカという新キャラクターが登場します。ナナカは麗しい登場人物が多い本作のなかで、マスコット的な役割を担ってくれます。きっとジュリアスとスカーレットがギスギスしたときでも、癒しの要素になってくれるはず。物語はスカーレットがこれから拳で解決していくべき相手が出てきたり、世界の核心にもどんどん触れていったりするので、ぜひご期待ください。
[取材・文 M.TOKU]
作品情報
あらすじ
それはよくある“悪役令嬢”への断罪シーンとなるはずでした ――
舞踏会の最中、婚約をしていた第二王子・カイルから、
いきなり理不尽な婚約破棄を告げられた公爵令嬢・スカーレット。
さらには“新しい婚約者”がいると告げられ、ありもしない罪まで着せられてしまう。
幼少期から続いていたカイルの数々の嫌がらせにも
“婚約者”ということで耐え続けてきたが、ついに我慢の限界を迎えてしまい…
「私の最後のお願いです。
このクソアマをブッ飛ばしてもよろしいですか?」
見目麗しき公爵令嬢スカーレットが“拳”を握り、舞い踊る!!
シリーズ累計187万部突破の人気作がTVアニメ化!
武闘派令嬢のスカッと痛快ファンタジー、ここに開幕!
キャスト
(C)鳳ナナ・アルファポリス/最ひと製作委員会














































