
芹沢は理想とする悪役像とピッタリ。収録では悪いヤツをやろうとしないことを徹底しました──「任侠×SF×死に戻りループ」の異色ゲーム『ROAD59 -新時代任侠特区- 摩天楼モノクロ抗争』発売記念に芹沢鏡時・小林親弘さんへインタビュー!
映画好きの小林さんからオススメの「極道もの」と「刑事もの」作品をレクチャー!
――小林さんは映画をご覧になるのがお好きとのことですが、好きな任侠もの、極道ものの映画はありますか?
小林:任侠映画といえば昭和が全盛期でしたが、『昭和残侠伝』シリーズの高倉 健さんや、池辺 良さん、松方弘樹さん、梅宮辰夫さん、菅原文太さんが活躍された頃の作品は今、観ても良い作品ですし、今の役者さんにはできないだろうなと思います。
最近観てすごく怖いなと思ったのは、『孤狼の血 LEVEL2』です。鈴木亮平さんが化け物でした。いい意味で(笑)。「こんな芝居を、この時代にやれる人がいるんだ」とすごく感動しました。すごかったです! オススメです!
――今度は芹沢が刑事ということで、思い浮かぶ刑事もの作品を教えてください。
小林:パッと思いついたのは『セブン』ですね。ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが刑事のコンビを演じていますが、新人とベテランという組み合わせがいいなと。バディものと言えば『ボーン・コレクター』も若い頃のアンジェリーナ・ジョリーとデンゼル・ワシントンがペアを組んで。デンゼル・ワシントンは全員麻痺になった科学捜査官役で、アンジェリーナ・ジョリーはニューヨーク市警の巡査役を演じて、二人で犯人を追い詰めていくおもしろい映画です。日本だと『相棒』シリーズでしょうか。
刑事ものを観てきて思うのは、昭和から時代が変わるたびに刑事像も変わっていっている気がします。昭和の刑事なんて強面の印象があって、30代の役者さんが演じているのに、今の役者さんの50~60代に見えるんですよね。石原裕次郎さんも若い頃から貫禄がありましたね。
――芹沢は作中で天海区特別警察に属する女性刑事「門崎彗」にとって、尊敬する理想の上司であり、作中で門崎は芹沢を殺した犯人を探すために行動しますが小林さんにとっての「理想の上司像」などはありますか?
小林:役所広司さんや高田純次さんとかかな。温かさがあって、何を言っても冗談で何となく流してくれるけど、裏ではフォローしてくれていた、みたいな人が理想ですね。
――小林さんも後輩に慕われている雰囲気を感じるので、良い上司になれそうですね。
小林:いや~、見た目とか雰囲気はそう感じるかもしれませんが、僕は適当ですから。
――でも真面目過ぎると近寄りがたいけど、少しスキがあるくらいがちょうどいいのでは?
小林:そうかもしれませんね。10歳くらい年上の先輩より後輩と話しているほうが僕も気楽ですから。
小林さんが好きなお酒は「ウイスキー」のストレート! でも……!?
――メインルートでのバー「ROAD59」でのお酒を飲むシーンなど「お酒」や「盃」にまつわるシーンが多いですが、小林さんご自身は、お酒はお好きですか?
小林:実はドンピシャで芹沢と好みがかぶっています。僕もウイスキーが大好きで、スモーキーな香りがたまりません。だから嬉しかったです(笑)。昔は日本酒も好きだったんですけど、今はウイスキーが一番好きですね。
――飲み方はロックですか? 水割りですか?
小林:お酒を飲み過ぎて今、禁酒しているんですけど……。
――そんなに?
小林:異次元に(笑)。いろいろ数値が上がって来たので今は禁酒していますが好きな飲み方はストレートです。体に悪いのはわかっているんですけど。一時期、通ぶりたかったんですよね(笑)。バーテンダーから「この香りは●●の何年ものです」なんて説明されると「なるほど」とおもむろにうなずいてみたり。そして仲間から「通はストレートで飲むんだよ」と言われて。でも3~4杯飲むと酔ってきて、味なんてわからなくなっちゃうんですけどね(笑)。
そんなことをしていたら体を壊す寸前までなってしまったので。皆さんもお酒の飲みすぎには気を付けて、ウイスキーはストレートで飲まないように(笑)。水割りやハイボールくらいがちょうどいいかも。でもロックだと味が変わるんですよね。ウイスキーは飲まれますか?
――ほどほどに。
小林:好きなウイスキーは?
――サントリーの角瓶を水割りかソーダ割で、ちょっと贅沢したい時はリザーブで。
小林:いいっすね!
――お酒を飲むシチュエーションとして小林さんの理想を教えてください。
小林:若い頃から憧れていたのは、行きつけのお店に行って、マスターと他愛もない雑談をして、キープしていたボトルが空になったら新しいボトルを開けて飲む瞬間は最高ですね。そういう店が何件かできた時は嬉しかったです。
――行きつけのお店はやっぱりバーですか?
小林:バーですね。あと居酒屋なんだけどカウンターになじみの店員さんが立っていて話せるところもあったり。そういうところはいいですね。












































