
アニメならではのオリジナル要素もふんだん!? TVアニメ『夢中さ、きみに。』二階堂 明役・岡本信彦さんインタビュー
アニメならではのオリジナル要素にも注目
──二階堂を演じる岡本さんから見て、目高優一は二階堂にとってどのような存在だと捉えていますか?
岡本:僕から見た目高優一は“変わっている人”です。どこか悟っているような達観している雰囲気を感じつつ、何か刺激がないのかな?と受け取れる部分もあるというか。学生生活でそんなに刺激がなかった人が、二階堂との出会いがスパイスになり、学生生活が楽しくなったという印象を受けました。
あと、二階堂を演じながら思うこととしては、目高がいないと二階堂はずっと孤独なままだったんじゃないかな、と。二階堂自身が孤独でいようとしていたかもしれませんが、目高との出会いで学生生活に彩りが出てきてはお互いに楽しくなったんじゃないかなと思います。
──そんな2人の会話や好きなシーンがありましたら教えてください。
岡本:二階堂が目高のことを師匠と崇めるシーンです。なぜ二階堂が伊藤潤二さん風のホラーモードになるのか、そこですべてがわかります。あとは、「ふつうふつう!」と言いながらソフトクリームを食べていたら、それが全然ふつうじゃなかったというシーンも好きです。
目高のセリフでいうと、バーベキューに行かない選択肢を取るシーンのくだりも良いですよね。2人がベランダで喋っているシーンは、何かとっても良い空気だったなと思います。
──二階堂と目高の距離感が心地よいシーンですよね。
岡本:二階堂としては自分に自信がないので、“自分といても楽しくない”、“他の友達と遊んできなよ”という気持ちがあると思うんですけど、目高は「俺は楽しいよ」と言ってくれるんですよね。気をつかっているというよりは心から言ってくれている感じがして、とても良い関係性だなと思いました。
──先ほど、目高優一役である小野さんの話が少し出てきましたが、小野さんとの掛け合いはいかがでしたか?
岡本:小野友樹さんとは一緒にご飯を食べに行くことのほうが多くて、現場で顔を合わせるのは久しぶりでした。ほぼ同期で普段から仲良くさせていただいているので、今回メインキャラクターとしてガッツリと掛け合いができて楽しかったです。
──お二人の掛け合いは見どころですね。続いて、アニメならではのお楽しみ要素、注目ポイントがありましたらぜひ教えてください。
岡本:僕自身、“間”がどうなっているのかがすごく気になっています。原作漫画における間は、読者の想像に委ねられていると思うんです。その間が作品の空気感を全部作ってくれる結構大事なポイントのように感じるので、声や映像が加わったアニメでどうなっているのか、ぜひみなさんも注目してご覧ください。
──ちなみに、もうひとつの作品『カラオケ行こ!』で注目しているシーンはありますか?
岡本:あの「紅」を成田狂児役の小野大輔さんとを岡聡実役のホリエル(堀江瞬さん)がどう歌っているのか、すごく気になりますね!
──実写映画でも話題になったシーンですよね。少し変わった質問になりますが、過去のトラウマからイメチェンをした二階堂のように、自分を変えようとしたことがあれば教えてください。
岡本:いっぱいありますが……最近だと、髪の毛の色をゴリゴリに変えるということがありました。ライブなど仕事との兼ね合いもあって、髪の毛があるうちにイメチェンしよう!という感じでブリーチをしまくりまして。正直、ここまでブリーチをする人になるとは思いませんでした(笑)。
──岡本さんのファンの方も髪色が変わるたびに驚かれているのでは?
岡本:最初のほうはびっくりされていましたね。性格自体は陰の者なのに髪の毛は明るいですし、宣材写真とはまったく別の人になってしまっています(笑)。
──今後の岡本さんの変化にも注目!ということで、最後にアニメを楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
岡本:『夢中さ、きみへ。』を知らなかった方にとっては、不思議な感覚にとらわれるアニメだと思います。アニメを見終わった後は心地よくなったり、もう1回見返したくなったり、関係性を考えたくなったりと今まで味わったことのない独特の空気感をお楽しみください。
そして原作をご存知の方は、原作との違いやオリジナル展開を楽しんでいただけたらと思います。アニメならではのオリジナル要素が、これまた素晴らしいんです!
──お〜! オリジナル要素があるんですね!
岡本:はい。ちょくちょくあります。
原作でも描かれていますが、僕が好きなのは第5話のラストなんですけど、心霊写真の正体が実は○○だったというオチがありますが、そこからさらにもう1個オチがあるのでそういったところも楽しんでいただけたら嬉しいです。
──ありがとうございました!
作品情報










































