
【今週の『呪術廻戦≡(モジュロ)の話題は?】魔虚羅は地球外の術式にも適応できるのか? 第三の目に関する新説が浮上<16話>
「週刊少年ジャンプ」にて連載中の『呪術廻戦≡(じゅじゅつかいせんモジュロ)』。
本作は芥見下々先生が原作、岩崎優次先生が作画を担当する短期集中連載作品。『呪術廻戦』の近未来スピンオフとして、乙骨憂太と真希の孫たちの物語が描かれます。
12月22日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された第16話「殺意の光」では、ダブラと魔虚羅の激しい戦いの中、憂花の命が刻一刻と失われていく絶望的な状況が描かれました。一方、マルvs真剣の戦いを見た読者から新たな説も浮上して…?
本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
魔虚羅が地球外術式に適応開始!憂花の運命は……
第16話では、ついにダブラと魔虚羅の本格的な戦いがスタートしました。
街を巻き込む大規模な戦いが繰り広げられ、ダブラが術式で何度も魔虚羅の身体を消し飛ばすも、そのたびに魔虚羅は復活。復活するたびに頭上の法陣も回転していきます。
そんなダブラの術式は「■■■」と「光」。地球人では発話不可能なデスクンテ族に伝わる「質量を持った殺意」と「光」を操る術式で、棒状の光弾を無数に放ち、魔虚羅を串刺しにするという高い攻撃力を見せています。対して魔虚羅の能力はどんな攻撃にも適応できる「最強の後手」。これまで五条や宿儺の術式にさえも適応してきた最強の式神です。
魔虚羅が地球外の術式にも適応できるかというのが決着のカギ。SNSでは「ダブラの火力がやばい」「魔虚羅はやっぱりチート」「規格外すぎる」といった投稿が殺到。また、憂花がすでに仮死状態となっており、ダブラvs魔虚羅の決着がついた時に死が確定することも判明。憂花の命がこの戦いの結末に直結しているという、絶望的な状況が明らかとなっています。SNSでは、「泣ける」「死亡確定は辛い…」といった感想が寄せられていました。
マルvs真剣、激戦の最中に語られた「憂花を救う方法」
一方、マルと真剣の戦いも白熱。その中で憂花救出の可能性が語られました。
マルは、呪力がない真剣の戦い方や、呪具を用いるため本人に呪力切れがないことなど、フィジカルギフテッドの強さを再確認。真剣の予測不可能な動きに苦戦を強いられる場面が描かれました。
戦闘中に真剣は憂花が助かるための方法を示唆。ダブラが地球から出ていけば、憂花とダブラの調伏の儀はなかったことになるという希望が語られました。しかし、過去話でも明らかになっているように、シムリアにてダブラは妹に呪いをかけられています。今は妹と共に地球に来ているため呪いの範囲を出ていますが、安易にシムリアに帰ることはできません。
また特殊な呪具「黒縄(こくじょう)」があれば妹の呪いを解除できる可能性がありますが、黒縄があるのはアフリカ。圧倒的に時間が足りない状況です。このことからSNSでは「誰が憂花を救うのか」という考察が話題になっていました。やはり大半の読者が望むのは虎杖の参戦。「虎杖vsダブラvs魔虚羅」の三つ巴が見てみたいという声も多く挙げられていました。
また、第7話で真人らしき人物が描かれているため、彼が術式で憂花の身体を治すのではないかという考察も。真人の「無為転変」は魂の形を変える術式であり、憂花の脳腫瘍を治療できる可能性があります。ただし彼の性格上、タダで治すとは思えません…。果たして誰が憂花を救うのか、読者の注目が集まっています。
シムリア星人がカリヤンに寄生されている説
そして第16話で印象的だったのが、マルの第三の目が言葉を発したという点。
真剣との戦いのさなか、友人である真剣と戦うことに迷いを見せるマル。そんな中、「それでも戦士か?」と第三の目がマルに語りかけました。これを機にマルが本気になり、急に重力が変わったかのように、真剣を横に吹き飛ばしたのです。同時にマルとクロスの術式名が「混沌」と「調和」であることが判明。「混沌と調和」は「理(ことわり)」を攪拌する能力を持ち、物理法則そのものを捻じ曲げるような強力な術式であることが示されています。
過去には、宿儺と虎杖、天使と来栖のように、呪霊と人間が同じ身体に共存した例があります。このことから、SNSでは「シムリア星人にはカリヤンが寄生してる説」が浮上。マルの第三の目に別の人格が宿っているような描写や、第三の目がマルとは異なる意志を持っているように見える点が、多くの読者の注目を集めています。
第16話では、ダブラと魔虚羅の規格外の戦いが展開される一方で、憂花の命が刻一刻と失われていくという絶望的な状況が描かれました。次話では、魔虚羅がダブラの術式に適応するのか、第三者の介入はあるのか、そしてマルvs真剣の戦いの行方や第三の目に宿る存在の正体など、見逃せない展開が続きそうです。引き続き緊張感あふれる物語から目が離せません。
[文/平田特異点]
(C)週刊少年ジャンプ2026年3号/集英社
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