
秋アニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』瀬戸麻沙美さん・加藤渉さん・富田美憂さんインタビュー|最終話は「みなさんが本作で見たいであろうことをぜんぶやっています」【連載13】
ナナカは3人でいるとときはツッコミ役にまわることが多い
──3人で掛け合うシーンもあったかと思いますが、本作のアフレコはいかがでしたか?
富田:ナナカの初登場回は3人そろってかけあうことも多くて、特に印象に残っています。
瀬戸:ナナカはマスコット的なポジションでもあるのですが、ジュリアスとスカーレットが変わっている人たちで、しかも漫才みたいなやり取りをすることもあるので、3人でいるとときはツッコミ役にまわることが多いんですよね。かわいくて癒されるのにツッコミもしてくれるなど、色々な役を担ってくれました。
富田:レオナルドもツッコミ役だと思いますが、レオナルドが勢いでツッコむのに対して、ナナカは引きでふたりを見て「お前ら、何やってんだ?」って言う係だった気がします(笑)。物語の面白さも相まって、アフレコ現場はすごく楽しくて。とっても仲良しのメンバーだなと私は思っています。
加藤:“私は”ね?(笑)
富田:……加藤くんはもしかしたら思っていなかったかもしれませんが、すごく自然体でいられて演じやすい現場でした(笑)。
──実際、加藤さんはどう感じていらっしゃいますか?
加藤:めっちゃ仲良しだったと思います。
瀬戸:さっきの富田ちゃんへの含みある返しは何だったんだ……(笑)。
加藤:すみません(笑)。本編が終わって取材などがはじまってから、よりコミュニケーションを取る機会が増え、さらに親しくなった気がしますね。あと、今回の現場で僕は、レオナルドを演じる石毛さんとも色々とお話ができました。何度か他の現場でお会いしたことがあったのですが、ガッツリお話できたのはこの現場が初めてで。話してみて、本当にいい人だと分かりました。あと石毛さん、僕のことがめっちゃ好きなんですよ。
瀬戸:そうなんだ。
富田:そうなんだ。
加藤:あるとき「渉さんって呼んでもいいですか?」って声をかけてくれて。それで連絡先も交換したんです。
瀬戸:距離の詰め方がうまいね、石毛さん。
富田:そうだね。
加藤:あれ、ずっと転がされていたのかな……(笑)。でも、石毛さんは僕にずっと「品があるお芝居」って言ってくれて、本当に励みになったんです。すごく石毛さんのことが好きになるアフレコ現場でした。
最終話ではスカーレットが見せなかった表情が見られるかも?
──本作はスカーレットの通り名も印象的でした。みなさんはお互いに通り名を付けるとしたら、どうしますか?
富田:難しい!
瀬戸:富田ちゃんはクールでカッコいい感じを肩書で入れたいから、黒とかそっち系がいい気もするなぁ。
加藤:ピュアブラックなんてどうでしょうか。ピュアでクールな感じ。「漆黒の純真」って書いてピュアブラックでどうでしょうか。
富田:とりあえずピュアに見えていたんなら、よかったです(笑)。
加藤:瀬戸さんは思いついたのがひとつあって。
瀬戸:えっ、なになに!?
加藤:天然ミステリアス。
瀬戸:おー。……もっとカッコいいのがいい。
加藤:えっ!? じゃあカタカナに……ネイチャー……もしくはイノセンスミステリアスなんてどうでしょう。
瀬戸:イノセンスいいね。でも意味合っているのかな(笑)。
加藤:……誰か僕の話もしてください(笑)!
瀬戸:えっと……髪の色が印象的だから白銀は付けたいかな? あとは……文字書くのが好きな印象があるから、「白銀の詩人(シルバーポエマー)」なんてどう?
富田:確かに。言葉もいっぱい知っているし。でも、奇人要素もあるから、白銀の奇人なんてどうでしょうか。
瀬戸:白銀の奇人、ピュアブラック(漆黒の純真)、イノセンスミステリアス。
加藤:そんな感じです(笑)。
──絞り出していただき、ありがとうございました! 最後に、最終話の見どころを教えてください。
富田:アフレコをしているとき、スカーレットとジュリアスのやり取りで「うー!」ってなるところがたくさんありました。恐らくみなさんも同じところでキュンとなると思うので、そこも含めて楽しみにしていて欲しいです。
加藤:最終話らしい見どころがたくさん詰まった、密度の高いラストです。みなさんが本作で見たいであろうことをぜんぶやっていますので、お楽しみに。
瀬戸:最終話もしっかり悪いものが成敗されてスカッとする物語です。そんななかで、ここまでの物語ではスカーレットが見せなかった表情が見られるかも? ぜひ最後まで見守っていただければと思います。
[文・M.TOKU]
作品情報
あらすじ
それはよくある“悪役令嬢”への断罪シーンとなるはずでした ――
舞踏会の最中、婚約をしていた第二王子・カイルから、
いきなり理不尽な婚約破棄を告げられた公爵令嬢・スカーレット。
さらには“新しい婚約者”がいると告げられ、ありもしない罪まで着せられてしまう。
幼少期から続いていたカイルの数々の嫌がらせにも
“婚約者”ということで耐え続けてきたが、ついに我慢の限界を迎えてしまい…
「私の最後のお願いです。
このクソアマをブッ飛ばしてもよろしいですか?」
見目麗しき公爵令嬢スカーレットが“拳”を握り、舞い踊る!!
シリーズ累計187万部突破の人気作がTVアニメ化!
武闘派令嬢のスカッと痛快ファンタジー、ここに開幕!
キャスト
(C)鳳ナナ・アルファポリス/最ひと製作委員会



















































