
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』連載インタビュー第19回:伊藤さとし役・鶴岡聡さん×石毛ふくし役・落合福嗣さん×佐藤だいすけ役・阪口大助さん 後編|アドリブでも不思議と声が揃う3人。令和の時代には珍しい“熱さ”を感じてほしい
ハプニングを通してチームワークを再確認
ーーアニメ第17話、第18話では伊藤・石毛・佐藤がアイドル「コンバットガールズ」のライブへバイトに行く話が描かれました。
阪口:スタジオがとても華やかでしたね。この作品の収録中、あの回ほど現場に女性が多かったことはなかったんですよ。「これは違う現場かしら?」と思うくらいでした(笑)。
落合:たしかに、あの回は女性が多かったですね(笑)。
阪口:さらに言えば、その方々はAパートの収録で帰られたので、我々だけ後に取り残されたんですよ。落差がすごくて(笑)
鶴岡:ちなみに、僕はコンバットガールズがとても怖かったです(笑)。
ーー元は可愛い女の子ですが、襲われたら怖いですよね。
阪口:そういえば、男性アイドルのショッカー戦闘員は出てきませんでしたよね。コウモリ男はショッカー戦闘員にする相手を選り好みしているのかな(笑)。
落合:アイドル事務所の役員はショッカー戦闘員に変わっていますけど、アイドルは確かに女性だけでしたね。
鶴岡:僕も、第18話でコウモリ男が「ショッカーにしてやろうか?」と言ってきたシーンで、「俺達の血で良いのかな?」と思っていました。コウモリ男としては、吸うならアイドルの血の方が良いんじゃないかって(笑)。たしかに。吉野さんの芝居も相まってゾっとしました。
阪口:コウモリ男みたいなキャラクターを担当した時の吉野君は、ぞわっとする演技をしますよね。
ーー収録中には、何か印象的な出来事はありましたか?
鶴岡:実は、17話の収録でとんでもないNGをやらかしてしまいました。伊藤・石毛・佐藤の3人がアイドルライブの警備バイトに行く時に、兄貴に対して「行ってきます」と言うシーンがあるのですが、本番で台詞を一拍早く言ってしまったんですよ。
でも、僕の台詞の後に2人が続くことになっていたので、正しいタイミングで言い直そうと思ったんです。結局、「行ってきます……行ってきます!」と同じ台詞を2回続けて、コールアンドレスポンスみたいになってしまいました(笑)。そのせいで、津田さん(中尾役:津田健次郎さん)が少し笑ってしまいまして。
落合:卒業式みたいになっていましたね(笑)。
阪口:アイドルの現場とは言え、「行ってきます」でコールレスポンスはいらなかった(笑)。
鶴岡:でも、その後落合さんや阪口さんが、固まっていた僕の代わりに「兄貴すみません!」と津田さんに謝ってくれたんですよ! 僕の窮地を救ってくれた2人に愛を感じた瞬間でした(笑)。「3人でやっていて良かった」と改めて思いましたね。そういった意味でも、今まで積み重ねてきたものの集大成を感じました。
阪口:集大成がそこなんですか!?(笑)
鶴岡:というのは冗談で、単純に鶴岡聡が救われた瞬間でした(笑)。でも、共演者として本当に幸せでしたよ。
落合:あのシーンはぜひNGクリップになってほしいですね。兄貴が「おお……!」と反応していましたから(笑)。
鶴岡:NGはないに越したことはないのですが、そういったハプニングの対処も含めてチームワークを感じられました。2人のおかげで僕もあまり凹まずに、「迷惑をかけてごめんなさい」と言えましたから。
阪口:全然迷惑じゃないですよ!
鶴岡:ほら、こういう風に言ってくれるんです。これがチームワークの良さですよね。役者としても、このチームで良かったと思える瞬間があったので、個人的に第17話、第18話には結構思い入れがありますね。2人とも、本当にありがとうございます。
落合:急に!?(笑)
阪口:でも、嬉しいですね。




















































