
連載当時からのファンとして「観たかったアニメ」が誕生! 「本当にお祭りみたいな気分です」ーーTVアニメ『氷の城壁』安曇美姫役・和泉風花さんインタビュー
陽太に感じる「大きいクマさんみたいな安心感」
ーー美姫と小雪・湊・陽太との関係性については、それぞれどのように捉えていましたか?
和泉:こゆんとは本当に仲が良くて、家族みたいな存在だと思っています。近すぎるからこそ、逆に恥ずかしくて言葉が足りなくなってしまうこともある、そんな関係なのかなと。
陽太は、美姫にとって一番気を使わずにいられる存在ではないでしょうか。こゆんが“殿堂入り”だとしたら、陽太は一番居心地のいい場所という感じです。
湊に対しては……結構雑に接していました(笑)。
ーーそれは信頼関係があるからこそ?
和泉:そうですね。多分、湊とは一番“男友達”っぽい関係だと思います。軽口を叩き合ったり強い言葉を使ったりしても、こんなことでは関係は壊れないとお互い分かっている。だからこその距離感だと感じます。それぞれ違う形で、気を許している関係なんです。
ーー小雪と湊・陽太との関係についてはどう見ていましたか?
和泉:やっぱり陽太がいてくれてよかったなと思います。こゆんは陽太がいたからこそ変わった部分も多いと思いますし、こゆんと湊との関係に関しても、陽太がいなかったら近づけなかったんじゃないかなと。
ーー陽太は緩衝材のような役割になっているのですね。
和泉:もちろん誰が欠けてもあの4人のバランスは成立しないと思うんですけど、陽太みたいに警戒心を解いてくれる存在は、こゆんにとってはすごく大きかった気がします。
ーー演じる中で、ご自身の高校時代を思い出すこともあったのでしょうか。
和泉:ありました。ただ、この4人みたいな素敵な学生生活ではなかったので(笑)、「いいな、私もこんな学生生活を送りたかったな」と思いながら演じていました。ただ、自分の経験ではなくても「友達がこういう状況だったな」と思い出すことはありましたね。
ーー小雪と同じような状況ですか?
和泉:そうなんです。実は学生時代に、出席番号が私の一つ前の子がすごくこゆんに似ていて(笑)。その子とはすごく仲が良くて、今でも連絡を取っているんです。
その子もこゆんと似たような状況になったことがあって、相談に乗ったりしていたので、こゆんを見るとその子を思い出すんです。だから、もし高校時代にこゆんがクラスにいたら、絶対に仲良くなれたと思います。
ーーでは、美姫がクラスメイトだった場合はどんな関係になっていたと思いますか?
和泉:仲良くはなると思いますけど、同じグループではない気がします(笑)。美姫は誰とでも仲良くなれるタイプなのでクラスの人気者でしょうし、私も美姫のことはきっと好きになると思います。でも、輝きが強すぎるので、一緒に行動するグループにはならない気がします(笑)。
ーー読者目線で、和泉さんは陽太と湊ならどちら派ですか?
和泉:陽太派です!(笑)湊は絶対にモテるし、近づかれたら好きにはなると思うんです。でも、自分で好きにならないようにブレーキを掛ける気がします。湊はあまりにも“トップオブトップ”すぎて、私の自尊心が耐えられないと思うんです。私の“陰”の部分が邪魔をして、好きになれない気がします。
でも、陽太は優しいじゃないですか。大きいクマさんみたいな安心感があります(笑)。誰に対しても分け隔てなく接してくれるし、優しくされたらうっかり好きになっちゃいそうです。
ーーなるほど。
和泉:湊は輝きが強すぎて近づけないんですけど、陽太は湊と同じグループにいるのに眩しすぎないというか。だから、陽太が現実にいたら絶対にモテると思います。でも、美姫を好きなことがバレバレすぎて、誰も陽太には告白できない気もしますけど(笑)。
ーー最後に、アニメを楽しみにしているファンの方に向けて、本作の見どころを教えてください。
和泉:この作品の見どころは、やっぱり登場人物たちが本当に生きているように感じられるところだと思います。悩んだり、嬉しかったり、素直に喜べなかったり……そういう感情の動きを見ていると、「自分も学生の頃こういうことあったな」と思い出す方も多いんじゃないかなと思います。気負わずにフラットな気持ちで観ていただけたら、きっとどこかで「わかる」と感じてもらえる瞬間があるのではないでしょうか。
美姫に関しては、とにかくアグレッシブで、自分の感情も周りの人たちも巻き込みながら一生懸命生きている子です。うまくいかないところも含めて、きっと愛してもらえるキャラクターだと思うので、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。
[インタビュー/柴山夕日 撮影/胃の上心臓]




































