
完全新規アフレコ&追加カットで描く“最後の1年”! 『最終楽章 響け!ユーフォニアム』スペシャルステージレポート【AJ2026】
2026年3月28日(土)、29日(日)の両日、東京ビッグサイトで開催された世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2026(アニメジャパン2026)」。29日(日)の閉幕間近、REDステージのトリを飾ったのは、シリーズ完結作前編の公開を約1ヶ月後に控えた『最終楽章 響け!ユーフォニアム』のスペシャルステージです!
本ステージには、黄前久美子役の黒沢ともよさん、加藤葉月役の朝井彩加さん、川島緑輝役の豊田萌絵さん、高坂麗奈役の安済知佳さんが登壇。TVシリーズ第3期と同じく久美子たちの高校生活最後の1年を描いた本作ですが、多数の新規シーン&新作カットが追加され、全編完全新規アフレコで制作されているため、キャスト陣も驚くほど変化していることなどが熱く語られました。
さらに、シリーズ初となる7.1chサウンドシステムでの制作と、「Dolby Atmos」での上映決定も発表。ユーフォファンにとって見逃せない情報が満載となったステージの模様をお届けします!
『最終楽章』前編はサンフェスなど新規シーンが追加!
4月24日(金)に公開初日を迎える『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』について、メインキャスト4人が語り合うスペシャルステージは、「私たち、北宇治カルテットです」というお決まりの挨拶で開演。4人のタイミングが合わずバラバラな挨拶になったことに、豊田さんは「10年経っても私たちグダグダだね(笑)」と自虐的にツッコミましたが、仕切り直した2回目の挨拶は綺麗に揃います。
昨年、放送開始10周年を迎えたアニメ『響け!ユーフォニアム』。「AnimeJapan」でのステージイベントは2年ぶりの開催です。黒沢さんが、「『AnimeJapan』で初めて『ユーフォニアム』のイベントに来たよって人?」と客席に問いかけると、多くの手が上がり、4人は「新入部員がたくさんいる!」と大喜びしました。
豊田さんと朝井さんが、これまでの『ユーフォニアム』の歩みや、『最終楽章』のイントロダクションを読み上げた後、スクリーンで本予告を上映。「サンフェス(サンライズフェスティバル)」のマーチングのシーンなど、テレビシリーズ第3期では描かれていなかった新規シーンも盛りだくさんな映像に、4人のテンションも高まります。演奏シーン以外にも追加シーンは多数あるそうで、安済さんが「新規カットがあることで、皆さんが観ていた(テレビ)アニメとは受け取り方が変わるかも」と客席に語りかけると、黒沢さんも同意。「丸々新規シーンが追加されるだけではなく、元々あるシーンの中に新規のカットが追加され、前にちょっと言葉が増えていたりするところもあって。全体的に新規シーンが散りばめられているんです」とスタッフ陣のこだわりを語りました。
完全新規アフレコを実施。劇伴も「神!」
テレビシリーズ第1期、第2期をベースに制作された『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』と『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』と同じく、台詞は全て新規収録。再アフレコの感想を聞かれた黒沢さんは、先の展開も踏まえた上で「『ここがこうなったら、こうなるよね』とか、みんなで話し合いながら録れたのが、すごく楽しかったです」と満面の笑み。安済さんも「うん、本当に楽しかったし……」と同意した後、何かを語ろうとしますが、「あ、これはまだ言えないや(笑)」とネタバレを自主規制。久美子と麗奈のシーンの芝居にも変化があるようで、朝井と豊田さんが「印象が変わっていた」と語ると、安済さんは「本当?」と嬉しそうに微笑みます。
音楽も変わっているようで、朝井さんは「劇伴が神」「知ってるメロディなのに、新しい音を奏でている」と大絶賛。豊田さんと安済さんも一緒にその素晴らしさを語りますが、関係者試写にスケジュールの都合で参加できなかった黒沢さんは、劇伴の入った本編をまだ観ていないため、蚊帳の外。客席の方に近付き、「今、みんなと同じ気持ちだよ」と呼びかけて、試写の感想で盛り上がる3人を「やれやれ」という様子で見ていました。
ところが、「劇伴、一音も聴き逃せないし、新規カットもさりげなく入ってくるから、知っているのに見逃せないって思う」「また一つ、新作の『ユーフォ』を観ているような気持ち」「続き知っているはずなのに知らなかった」と熱く語る3人に、黒沢さんも「え!」「マジ?」「新作だ」と激しく反応。完成した本編に興味津々の様子でした。
「あいうえお作文」で北宇治カルテット11年の絆を証明!
イベントの後半は、企画コーナー。まだ語り切れていなかったユーフォの魅力を「あいうえお作文」形式で紹介していきます。最初のお題は「『最終楽章』の見どころ」を「ユウフオ」の4文字に合わせて紹介。1人目の黒沢さんが「あいうえお作文」のルールをしっかり把握していないため、観ている側もドキドキの流れになりましたが、3人目の豊田さんと最後の安済さんの好プレーで見事に成功。逆順となった第2問目でアンカーとなった黒沢さんは、悩みながらも何とか成功に導きますが、第3問目の順番は「じゃんけんが良い!」と泣き真似をしながら強くアピール。じゃんけんの結果、1問目と同じ順番になりました。
お題は、「きたうじ」の4文字で「北宇治高校吹奏楽部の強み」。1人目の黒沢さんが「今日も俺らには滝先生がいる」という誰もが納得の強みを語ると、朝井さんは、「滝先生。そう、滝先生だ!」と見事な繋ぎ。続く豊田さんが「うん! 滝先生だ!」とさらに重ねると、アンカー安済さんは「じゃあ、やっぱり滝先生だ!」と回答。客席から大きな拍手が起こる中、安済さんの「滝先生が(北宇治高校に)来たから、高坂麗奈も来た」という説明にみんな納得しかけますが、黒沢さんが冷静に「なんですか、これ」と滝先生の名セリフでツッコみ、綺麗なオチを付けました。
楽しい「あいうえお作文」の後は、宣伝隊長の「チューバくん」も登場して、お知らせのコーナー。「最終楽章」の上映情報、主題歌、さまざまな企画などが紹介された後、新情報も発表。本作は、「7.1チャンネルシステム」で制作され、音に高さの情報も加えた立体音響技術「Dolby Atmos」での上映も決定しました。これまでの5.1chからさらに音響が進化し、自分も映像の中に入り込んだような没入感が味わえるとのことです。
イベントの最後は、北宇治カルテットの4人からファンへのメッセージ。10年以上を共に歩んで来た作品やファンへの熱い思いを順番に語って行きます。最後は、座長の黒沢さんが「今までのユーフォも抱きしめていただきつつ、新しい『ユーフォ』、今回の新たな最終楽章を楽しんでいただければ嬉しいです」とコメント。そして、『ユーフォ』イベント恒例の「北宇治ファイトー!オー!」の掛け声で、「最後の1年」の幕開けにふさわしい、笑顔と熱気に満ちたステージは幕を下ろしました。
[文・丸本大輔]
作品情報
あらすじ
この軌跡が、次の曲になる――
吹奏楽にかける高校生の青春を10年にわたり描いてきた『響け!ユーフォニアム』シリーズ。2024年のTV放送にて感動の最終回を迎えた『響け!ユーフォニアム3』が、2026年、ついに完結作となる“最終楽章”として劇場に登場する。
『最終楽章』は、10年間、京都アニメーションの制作チームを率いてきた石原立也が総監督を、そして共にシリーズの要を担ってきた小川太一が監督を務める。
京都アニメーションによる本編カットのブラッシュアップはもちろんのこと、花田十輝がシナリオを新たに執筆し、新作シーンも多数追加。TVシリーズでは描かれなかった演奏シーンも盛り込んだ、『最終楽章』の名に相応しい劇場作品をスタッフ一丸となって届ける。
10年の軌跡――その先へ。
アニメ『響け!ユーフォニアム』集大成となる最後の1年の幕が上がる。
キャスト
(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024
アニメジャパン2026 発表まとめ

































