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Dr.STONE:千空役・小林裕介×ゲン役・河西健吾 インタビュー|全人類石化の真相は「たぶん誰も当たらない(笑)」

「たぶん誰も当たらない(笑)」約7年の時を経て、ついに全人類石化の真相へ──『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』小林裕介さん&河西健吾さんインタビュー

最終回のアフレコ収録では、小林座長からスタッフへプレゼント

──これまで原作を読まれてきた中で、「ここを演じるのが楽しみだった」という思い入れのあるシーンをお聞かせください。

小林:ここ最近(第4期)だと、第23話の復活後、スイカ(CV:高橋花林)と千空の二人で最後に掛け合うシーンは、すごく楽しみにしていました。実際アフレコをした時に、自分が準備して持って行ったものと、現場でやったもので全然違うものになったという感覚があったんです。

原作を読んでいる時には、大自然のコマの中に「たった7年か 早かったな…!!」という言葉だけがあって、至って冷静に年数が経ったと見せるようなコマだったんですけど、アニメにしたら、あまりにも千空の表情が優しすぎて……。

しかも、アフレコ現場も二人だけで、スイカ役・高橋花林ちゃんのお芝居を一人で見ていたんです。「これだけ頑張ったことに対して、淡々と年数が経ったことをセリフにするなんて俺にはできない・・・」って……。だから、せめてもの労いとか、「頑張ったな」という気持ちがその場で急に芽生えました。そういった化学変化みたいなものがあったので、あのシーンは思い入れがありますし、いいシーンになったと思いました。

──そのシーンを実際にオンエアで見て、どんなお気持ちになりましたか。

小林:「やるやん!」って思いました(笑)。

一同:(笑)。

──河西さんの思い入れのあるシーンをお聞かせください。

河西:僕自身は、原作を読む時には情報を拾うぐらいで、あまり読み込まないタイプなんですけど、アフレコ現場へ来て、周り方のお芝居を見て、聞いて「あぁ、良かった」と思ったシーンがあります。

それは最終シーズン(第4期)の第2クールの終わり、スタンリー・スナイダー(CV:遊佐浩二)部隊たちとの対決の中で、あのシーンは初めて死を直感するシーンだったと思っています。今までも石化はありましたが、それでも死ぬことはないだろうと。でも、あのシーンは「本当に死ぬんじゃないか」と感じました。

ゲンは自分の目の前で大樹が爆破されて、白旗を上げて、何とか突破口を探そうとしても、それすらも許されないという大人の厳しさや戦闘の厳しさを感じていました。あそこの戦闘シーンは普段の『Dr.STONE』ではない感じがして、「普段の『Dr.STONE』とはちょっと違うところを見せられたらいいな」と思いながら、演じていましたね。

──実際に放送で見て、いかがでしたか。

河西:自画自賛ではないですけど、唯一ゲンが悲痛な叫びを上げていました。千空も、他のみんなも、何かないかと探している中で、ゲンはその現状を打破できる術をあまり持ち合わせてないので、無力だったなとは感じましたね。

──スタッフ(音響監督など)から受けたディレクションで、印象的なものがあればお聞かせください。

小林:この現場はディレクションが少なくて、初めて出てくるキャラクターに対しても、ほぼキャストに委ねられていました。だから、ディレクションで印象的なものは少ないんですけど、第2期第4話で蒸気機関の話があって、その時にみんなが列車に乗っているシーンがありました。

車掌姿の千空の言葉で締めるという回だったんですけど、よくある電車のアナウンスと千空を混ぜた感じのアドリブで「次の~停車駅は~科学王国だ」とやったら、音響監督さんから「あのね、千空はやらなくていい」とスパッと言われたんです。

その時に、「ふざけた顔をしている時はギャグにしてもいいけど、シリアスなところに遊びの要素を入れるのは、千空はダメなんだ」と感じました。ストレートにやることが大事なキャラというのは、第2期ぐらいの時に気づいて、そこからは良くも悪くも遊びをなるべくつけないように演じました。

──河西さんはいかがですか。

河西:「さすがにやりすぎだから、抑えて」というのもありましたけど、基本的に僕が持ち込んだものを汲み取ってOKをくださっていたので、あまりなかったかもしれないですね。

──7年間続いてきた作品ですけど、最終回のアフレコ収録はどのような感じでしたか。

小林:普通に始まって終わりました(笑)。今回のアフレコ収録は毎週コンスタントにやっているわけではなくて、けっこう間が空くこともあったので、久しぶりに来たと思ったら、「今日、最終回だった」という感覚もあって。それよりも前日の夜に、「スタッフさんに何かをあげたいな」と思いついて、急遽走り回ってプレゼントを買ってきたので、それをうまく渡せるかということに意識がいっていましたね。

休憩時間中に、河西くんとコハク役の沼倉(愛美)さんを呼び出して、「実は渡したいものがあって、こういう段取りでやりたいんだけど、どう思う?」って相談したりして、そっちの事で頭がいっぱいでした

河西:最終回の収録はキャストみんなで集まったわけではないので、「寂しいな」とは思いつつも、座長としてそうやって動いている小林くんの姿を見て、「7年やっていたら違うな。さすが座長」と思いました。

いろいろ用意もしていて、僕も「誰から渡して、主役からとか、立役者の(スイカ役の高橋)花林ちゃんから」とか、そういったアドバイスはしましたけど、アイディアは座長が出してくれていたので、すごくありがたかったですね。

小林:作品の最終回では、キャストがスタッフさんからお花をいただく機会が多いんですけど、「キャストからスタッフさんに」というのはなかなかないんです。7年も続いて、ふと、これが最後だと思ったら急に衝動が湧いてきて・・・それでプレゼントさせていただきました。たぶん盛り上がってくれたと信じています(笑)。

 

すべての謎の真相は「たぶん誰も当てられないと思います(笑)」

──今回のクールでも、千空たちは世界の様々なところへ旅に出かけます。お二人が行かれたところで、印象的な場所や思い出がありましたら、お聞かせください。

小林:数か月前に初めてハワイに行ったんですけど、最高でした! 気候も良かったですし、人がみんな大らかで、常に優しく話しかけてくれて、こちらが困っていたら察してくれる。そんなホスピタリティに満ちた人がたくさんいるという印象を受けて、良かったですね。それから、時間がゆっくり流れているという感覚があって、「帰りたくないな」と思ったのは初めてかもしれないです(笑)。また機会を見つけて訪れたいですね

河西:ニューヨークへお仕事で行かせてもらったんです。実際に行って、よく見る写真や人の話で聞いていたまんまの大きいビルがブワーっと乱立していて、夜にはすごいネオンがビカビカッーとしていて、「うわぁ、アメリカ~!」と思いました(笑)。

ニューヨークはイメージしていた通りでしたが、そんな中で初めてセントラルパークへ行ったらリスがいっぱいいたんですよ。朝、肌寒い中でジョギングしている人たちもいれば、観光している人たちもいる。そんな中で野生のリスがそこら辺にいるんです。それで近寄っても、全然逃げないんです。病気を持っているかもしれないので、爪とかで引っかかれると危ないんですけど、人なれしていて、すぐ逃げないし、ちょっと手を出して呼ぼうものならエサを狙って来ようともする。

こんな大都会の中に、こんな自然溢れた中でリスがいて、「何だ?! このギャップは!」と思って、すごく相反しているのに、共存しているというのが不思議な場所だったなと思いました。

──最後に、最終クールならではの見どころや注目してほしいポイントを教えてください

小林:今回で、全ての謎が明らかになります。この7年間、ずっとその謎について、フワフワとしていたものが、ようやく納得する形で明らかになるので、今のうちにいろいろ予想や考察をして、自分なりの答えを持って見てほしいです。でも、たぶん誰も当てられないと思います(笑)。

河西:いつの頃からか、千空の夢でもあるロケットをみんなが一緒になって作っていって、やっとこそ今回のクールで完成して宇宙に行くのではないかなと思いますので、そこも視聴者のみなさんと一緒に楽しんでいただけたらと思いますね。

──ありがとうございました!

[取材・文]宋 莉淑(ソン・リスク)

 

作品情報

Dr.STONE SCIENCE FUTURE

あらすじ

人類石化の黒幕・ホワイマンが月にいると突き止めた千空は、全ての謎を暴くため『月面着陸計画』を始動!

こので、ゼロから宇宙船を作るビックプロジェクトへと乗り出した。

早速、世界中から宇宙船の素材を集めるため、大海原へと飛び出した千空たち。

最初の目的地・アメリカに降り立つと、そこには Dr.ゼノ率いる高度な科学王国が存在していた!

互いにリーダーを狙いあう科学 vs.科学の速攻戦で、Dr.ゼノを捕らえたクロムたち。

スタンリーの猛追をかわしながら、次に目指すのは、あの忌まわしき石化光線の発信源――南米大陸!!

石化装置“メデューサ”の秘密に挑みながら、全力クラフトでアマゾンを駆け抜ける千空たち。

スタンリー部隊の魔の手が迫る中、千空と科学王国の仲間たちは、科学の灯を繋ぎ、ついにメデューサの核心に迫る――!!

キャスト

石神千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
スイカ:高橋花林
あさぎりゲン:河西健吾
カセキ:麦人
獅子王司:中村悠一
氷月:石田彰
西園寺羽京:小野賢章
七海龍水:鈴木崚汰
フランソワ:坂本真綾
Dr.ゼノ:野島健児
スタンリー・スナイダー:遊佐浩二
ルーナ:関根明良
カルロス:沢城千春
マックス:村田太志
ブロディ:安元洋貴
チェルシー:潘めぐみ
ジョエル:榊原優希
SAI:山下誠一郎

(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
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