
「あの当時にしかできない特別な瞬間」――『劇場版総集編メイドインアビス【前編】旅立ちの夜明け』リバイバル上映記念舞台挨拶に富田美憂さん、伊瀬茉莉也さん、井澤詩織さんが登壇【レポート】
2026年10月23日公開予定の劇場シリーズ【第一部】『メイドインアビス 目覚める神秘』を皮切りに、アニメ『メイドインアビス』の新シリーズが開幕! 公開を前に、過去シリーズのリバイバル上映がスタートしました。
現在、第1弾『劇場版総集編メイドインアビス【前編】旅立ちの夜明け』が全国の劇場で上映中。5月24日には、本作のリバイバル上映を記念した舞台挨拶が行われました。
ステージには、リコ役の富田美憂さん、レグ役の伊瀬茉莉也さん、ナナチ役の井澤詩織さんが登壇。公開から7年の時を経た本作の思い出や、間近に迫る新作への意気込みを語りました。
「あの当時にしかできない特別な瞬間」が詰まった【前編】
MCの呼び込みとともに登壇した3人は、朝の上映回にもかかわらず熱気に包まれた客席へ笑顔で挨拶。再上映を喜びつつ、改めてスクリーンでファンと会えたことへの感謝を口にしました。
『【前編】旅立ちの夜明け』の初回上映(2019年1月)からすでに7年が経過していることに触れられると、キャスト陣も感慨深い様子。伊瀬さんが当時まだ17歳だった富田さんの成長に言及すると、富田さんも収録やイベントなど至るところでキャスト陣から「いくつになったの?」と聞かれるエピソードを披露。「アビスファミリー」ならではの温かな空気感が垣間見えました。
また、井澤さんが今回のリバイバル上映で初めて『メイドインアビス』を観る人がいるか客席に問いかけると、多数の手が上がりました。キャスト一同は嬉しそうに笑顔を見せますが、直後に井澤さんが「誰かわかんないじゃん、私!」と、【前編】にはまだナナチが本格的に登場していないことに気付き、そのリアクションが会場の笑いを誘う一幕も。
そんな井澤さんですが、【前編】にも思い入れ深いシーンがたくさんあるのだとか。「改めて観ると、リコたちが冒険に行く理由がめちゃくちゃ詰まっている」と切り出すと、3人は冒険や戦闘を通して逞しくなった今となっては考えられない、まだ幼さの残る冒険前のリコとレグの話で盛り上がります。
伊瀬さんは初期のリコについて「幼いなりの、もちろんしっかりしているところもあるけど、天真爛漫さもある」とコメント。富田さんはリコを演じ始めたばかりの当時を振り返り、「見たもの全部に真新しく反応して、素早く質問するという技術が当時はまだなくて」と苦笑いしつつも、当時のリコには圧倒的なパワーが必要だったことを改めて実感した様子でした。
この話に伊瀬さんは「美憂ちゃんの等身大で頑張っている姿がリコと重なっていて。あの当時にしかできない特別な瞬間が刻まれていたんだなって」と語り、長年隣で見守ってきた先輩ならではの一言でした。
心が痛くなる【後編】のアフレコ現場
5月29日からスタートする『劇場版総集編メイドインアビス【後編】放浪する黄昏』についてのトークでは、一同、口を揃えて心が痛くなるシーンが続くことに触れるとともに、当時のアフレコの様子も語られました。
中でも、リコの大ピンチとナナチの登場が描かれたシーンを挙げた伊瀬さんは「第1期の中でも山場のシーンだし、ナナチも登場するし、というところで、すごく気合いの入ったアフレコでしたね」とコメントし、本編同様、熱量にあふれる収録だったことを強調しました。
より険しくなる冒険について井澤さんも「【前編】だとアビスの呪いと言われる上昇負荷は今のところ吐き気めまいくらいですけど、こっからだよね(笑)。ここから呪いの本気が観られますよ」と不敵な笑みをのぞかせました。
その後もシリーズの思い出話が続く中で、キャスト陣から待望の劇場最新作『目覚める神秘』のアフレコ完了の報告も。収録にあたって富田さんと伊瀬さんは「(当時の感覚が)出せるのか」という不安があったことを告白しましたが、何度もテストを重ねて丁寧に収録したことで、成長したキャラクターたちをしっかりと演じ上げたと、自信に満ちた表情で話しました。
































