この記事をかいた人

- 藤崎萌恵
- 大阪府在住のライター。小説、漫画、アニメ、映画など“好き”を追い続ける。

〈TVアニメシリーズ&原作〉
| 話数 | アニメタイトル | 原作巻数 |
|---|---|---|
| 第129話 | 「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」 | 18、19巻 |
| 第130~131話 | 「競技場無差別脅迫事件」 | 19、20巻 |
| 第136~137話 | 「青の古城探索事件」 | 20、21巻 |
| 第138~139話 | 「最後の上映殺人事件」 | 23巻 |
| 第146~147話 | 「本庁の刑事恋物語」 | 21巻 |
| 第156~157話 | 「本庁の刑事恋物語2」 | 23、24巻 |
| 第174話 | 「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」 | 23巻 |
| 第176~178話 | 「黒の組織との再会」 | 24巻 |
| 第188~193話 | 「命がけの復活」 | 25、26巻 |
| 第194話 | 「意味深なオルゴール」 | 26巻 |
| 第205~206話 | 「本庁の刑事恋物語3」 | 27巻 |
| 第212~213話 | 「きのこと熊と探偵団」 | 27、28巻 |
| 第230~231話 | 「謎めいた乗客」 | 29巻 |
| 第233~234話 | 「消えなかった証拠」 | 29巻 |
| 第242話 | 「元太少年の災難」 | 30巻 |
| 第246~247話 | 「網にかかった謎」 | 31巻 |
| 第258~259話 | 「シカゴから来た男」 | 32巻 |
| 第266~268話 | 「バレンタインの真実」 | 33巻 |
| 第269~270話 | 「犯罪の忘れ形見」 | 33巻 |
| 第277~278話 | 「英語教師vs西の名探偵」 | 34巻 |
| 第279~280話 | 「迷宮のフーリガン」 | 34巻 |
| 第289~290話 | 「迷いの森の光彦」 | 35巻 |
| 第301~302話 | 「悪意と聖者の行進」 | 36巻 |
| 第304話 | 「揺れる警視庁 1200万人の人質」 | 36、37話 |
| 第309~311話 | 「黒の組織との接触」 | 37、38巻 |
| 第312~313話 | 「夕陽に染まった雛人形」 | 38巻 |
| 第329~330話 | 「お金で買えない友情」 | 39巻 |
| 第335~336話 | 「東都現像所の秘密」 | 41巻 |
| 第338~339話 | 「4台のポルシェ」 | 41巻 |
| 第340~341話 | 「トイレに隠した秘密」 | 41、42巻 |
| 第343~344話 | 「コンビニの落とし穴」 | 42巻 |
| 第345話 | 「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」 | 42巻 |
| 第346~347話 | 「お尻のマークを探せ」 | 42、43巻 |
| 第358~359話 | 「本庁の刑事恋物語5」 | 40巻 |
| 第366~367話 | 「丸見え埠頭の惨劇」 | 45巻 |
| 第374~375話 | 「星と煙草の暗号」 | 45、46巻 |
| 第385~387話 | 「ストラディバリウスの不協和音」 | 46巻 |
| 第390~391話 | 「本庁の刑事恋物語6」 | 44巻 |
| 第394~396話 | 「奇抜な屋敷の大冒険」 | 46巻 |
| 第398~399話 | 「奇妙な一家の依頼」 | 46、47巻 |
| 第401~402話 | 「宝石強盗現行犯」 | 47巻 |
| 第411~412話 | 「神社鳥居ビックリ暗号」 | 48巻 |
| 第421~422話 | 「イチョウ色の初恋」 | 40巻 |
| 第425話 | 「ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間」 | 48、49巻 |
| 第427~428話 | 「超秘密の通学路」 | 49巻 |
| 第435~436話 | 「探偵団に注目取材」 | 50巻 |
| 第443~444話 | 「ため息潮干狩り」 | 51巻 |
| 第453話 | 「因縁と友情の試写会」 | 52巻 |
| 第454~455話 | 「ひっくり返った結末」 | 52巻 |
| 第460話 | 「1年B組大作戦!」 | 53巻 |
| 第466~467話 | 「割れない雪だるま」 | 54巻 |
| 第472~473話 | 「工藤新一少年の冒険」 | 55巻 |
| 第476~477話 | 「元太の必殺シュート」 | 55巻 |
| 第481~482話 | 「山姥の刃物」 | 56巻 |
| 第484~485話 | 「黒い写真の行方」 | 56巻 |
| 第488話 | 「テレビ局の悪魔」 | 57巻 |
| 第491~504話 | 「赤と黒のクラッシュ」 | 56~59巻 |
| 第507~508話 | 「カラオケボックスの死角」 | 59、60巻 |
| 第509話 | 「赤白黄色と探偵団」 | 60巻 |
| 第510話 | 「コナンvsW暗号ミステリー」 | 60巻 |
| 第511話 | 「推理対決!新一vs沖矢昴」 | 61巻 |
| 第515話 | 「怪盗キッドの瞬間移動魔術」 | 61巻 |
| 第521話 | 「殺人犯、工藤新一」 | 62、63巻 |
| 第522話 | 「新一の正体に蘭の涙」 | 62、63巻 |
| 第523話 | 「本当に聞きたいコト」 | 62、63巻 |
| 第524~525話 | 「憎しみの青い火花」 | 61巻 |
| 第533話 | 「過去を呼ぶ傷跡」 | 64巻 |
| 第534話 | 「新たなる傷跡と口笛の男」 | 64巻 |
| 第535話 | 「古き傷跡と刑事の魂」 | 64巻 |
| 第542~543話 | 「魚が消える一角岩」 | 64巻 |
| 第549~550話 | 「回転寿司ミステリー」 | 63巻 |
| 第551~552話 | 「犯人は元太の父ちゃん」 | 63巻 |
| 第557話 | 「危険な二人連れ」 | 65巻 |
| 第563~564話 | 「探偵団vs強盗団」 | 65巻 |
| 第568~569話 | 「白鳥警部、桜の思い出」 | 66巻 |
| 第571~572話 | 「もののけ倉でお宝バトル」 | 66巻 |
| 第578話 | 「危機呼ぶ赤い前兆」 | 67巻 |
| 第579話 | 「黒き13の暗示」 | 67巻 |
| 第580話 | 「迫る黒の刻限」 | 67巻 |
| 第583話 | 「小林先生の恋」 | 67、68巻 |
| 第584話 | 「白鳥警部の失恋」 | 67、68巻 |
| 第585話 | 「時を超える桜の恋」 | 67、68巻 |
| 第586話 | 「闇に消えた麒麟の角」 | 68巻 |
| 第587話 | 「キッドvs四神探偵団」 | 68巻 |
| 第597~598話 | 「湯煙密室のシナリオ」 | 69巻 |
| 第614~615話 | 「日記が奏でる秘密」 | 69、70巻 |
| 第616~621話 | 「ホームズの黙示録」 | 71、72巻 |
| 第622~623話 | 「緊急事態252」 | 72巻 |
| 第624話 | 「初恋のビデオレター」 | 71巻 |
| 第632~633話 | 「時の番人の刃」 | 72、73話 |
| 第642~643話 | 「カルタ取り危機一髪」 | 72巻 |
| 第648~650話 | 「探偵事務所籠城事件」 | 73、74巻 |
| 第656~657話 | 「博士の動画サイト」 | 74巻 |
| 第659~660話 | 「初恋の共同捜査」 | 75巻 |
| 第671~674話 | 「探偵たちの夜想曲」 | 76巻 |
| 第675~676話 | 「1ミリも許さない」 | 76巻 |
| 第681~683話 | 「命を賭けた恋愛中継」 | 76、77巻 |
| 第684~685話 | 「泡と湯気と煙」 | 77巻 |
| 第690~691話 | 「工藤優作の未解決事件」 | 77巻 |
| 第699~700話 | 「灰原の秘密に迫る影」 | 77巻 |
| 第701~704話 | 「漆黒の特急」 | 78巻 |
| 第705話 | 「密室にいるコナン」 | 78巻 |
| 第706話 | 「謎解きするバーボン」 | 78巻 |
| 第722~723話 | 「甘く冷たい宅配便」 | 80巻 |
| 第731~732話 | 「現場の隣人は元カレ」 | 80巻 |
| 第734話 | 「ジョディの追憶とお花見の罠」 | 80、81巻 |
| 第740~741話 | 「蘭も倒れたバスルーム」 | 81巻 |
| 第748話 | 「本庁の刑事恋物語(告白)」 | 82巻 |
| 第749話 | 「本庁の刑事恋物語(真相)」 | 82巻 |
| 第751~752話 | 「招き三毛猫の事件」 | 82巻 |
| 第763~764話 | 「コナンと平次 恋の暗号」 | 84巻 |
| 第765~766話 | 「堤無津川凧揚げ事件」 | 83巻 |
| 第772~773話 | 「工藤新一水族館事件」 | 83、84巻 |
| 第779~783話 | 「緋色」シリーズ | 84、85巻 |
| 第785~786話 | 「太閤恋する名人戦」 | 85巻 |
| 第792~793話 | 「三人の第一発見者」 | 86巻 |
| 第808~809話 | 「かまいたちの宿」 | 86巻 |
| 第814~815話 | 「ブログ女優の密室事件」 | 87巻 |
| 第822~823話 | 「容疑者は熱愛カップル」 | 87、88巻 |
| 第843~844話 | 「探偵団はヤブの中」 | 89巻 |
| 第847~848話 | 「千葉のUFO難事件」 | 89巻 |
| 第849~850話 | 「婚姻届のパスワード」 | 89巻 |
| 第861~862話 | 「17年前と同じ現場」 | 89、90巻 |
| 第863~864話 | 「霊魂探偵殺害事件」 | 90巻 |
| 第887~888話 | 「怪盗キッドの絡繰箱」 | 91巻 |
| 第889~890話 | 「新任教師の骸骨事件」 | 91巻 |
| 第896~897話 | 「白い手の女」 | 92巻 |
| 第909~910話 | 「燃えるテントの怪」 | 93巻 |
| 第925~926話 | 「心のこもったストラップ」 | 94巻 |
| 第927~928話 | 「紅の修学旅行」 | 94、95巻 |
| 第941~942話 | 「マリアちゃんをさがせ!」 | 95巻 |
| 第971~974話 | 「標的は警視庁交通部」 | 95、96巻 |
| 第993~995話 | 「代役・京極真」 | 96、97巻 |
| 第1011~1012話 | 「山菜狩りとクローバー」 | 97巻 |
| 第1018~1020話 | 「骨董盆は隠せない」 | 97、98巻 |
| 第1024~1025話 | 「大岡紅葉の挑戦状」 | 98巻 |
| 第1033~1035話 | 「太閤名人の将棋盤」 | 98巻 |
| 第1053~1054話 | 「牧場に墜ちた火種」 | 99巻 |
| 第1077~1079話 | 「黒ずくめの謀略」 | 100巻 |
| 第1093~1094話 | 「宮野明美のタイムカプセル」 | 101巻 |
| 第1098~1099話 | 「風の女神・萩原千速」 | 101巻 |
| 第1109~1110話 | 「高木と伊達と手帳の約束」 | 101、102巻 |
| 第1130~1131話 | 「トリプルコラボの浮気疑惑」 | 102、103巻 |
| 第1148~1149話 | 「探偵団と二人の引率者」 | 103巻 |
| 第1164~1167話 | 「17年前の真相」 | 104巻 |
| 第1169~1170話 | 「人喰い教室の怪」 | 104巻 |
| 第1184~1185話 | 「赤レンガ倉庫 消えた誘拐犯」 | 105、106巻 |
| 番外編 | 「謹賀新年 毛利小五郎」 | 57巻 |
〈原作のみに登場〉
・第116~117話「ミステリー作家失踪事件」19巻
・第172〜173話「よみがえる死の伝言」25巻
・第381〜382話「どっちの推理ショー」43巻
・第808〜809話「かまいたちの宿」86巻
〈未TVアニメ化〉
・107巻「屍人の御燈の正体」
・107巻「大金と3人のウソつき」
・108巻「過去との遭遇」
〈劇場版〉
第3作『世紀末の魔術師』
第4作『瞳の中の暗殺者』
第5作『天国へのカウントダウン』
第6作『ベイカー街の亡霊』
第7作『迷宮の十字路』
第8作『銀翼の奇術師』
第9作『水平線上の陰謀』
第10作『探偵たちの鎮魂歌』
第11作『紺碧の棺』
第12作『戦慄の楽譜』
第13作『漆黒の追跡者』
第14作『天空の難破船』
第15作『沈黙の15分』
第16作『11人目のストライカー』
第17作『絶海の探偵』
第18作『異次元の狙撃手』
第19作『業火の向日葵』
第20作『純黒の悪夢』
第21作『から紅の恋歌』
第22作『ゼロの執行人』
第23作『紺青の拳』
第24作『緋色の弾丸』
第25作『ハロウィンの花嫁』
第26作『黒鉄の魚影』
第27作『100万ドルの五稜星』
第28作『隻眼の残像』
第29作『ハイウェイの堕天使』
帝丹小学校のコナンたちのクラスに灰原 哀が転入し、少年探偵団は彼女を団員に誘います。少年探偵団はニセ札作りの犯人たちの確保に貢献。
その帰り道、自身のコードネームを明かし、コナンを「工藤新一」の名で呼ぶ灰原。同じ黒ずくめの組織の一員だった姉が殺害され、自分の開発したAPTX4869を飲んで新一を頼ってきたと告げます。
その後、薬のデータの入ったフロッピーが姉の大学の教授・広田正巳のもとにあると思い至りますが、コナンたちが訪れると教授はすでに何者かによって殺害されていました。コナンが密室トリックの謎を解くと、灰原は姉の偽名「広田雅美」は広田教授からとったものであり、その推理力でどうして姉を助けてくれなかったのかと泣きつきます。
フロッピーに入っていた薬のデータは、コンピューターウイルス「闇の男爵(ナイトバロン)」により消滅。組織のコンピューター以外で立ち上げるとウイルスが発生するようにフロッピー自体にプログラムされていました。灰原は「あなたとは長い付き合いになりそーね」とコナンに告げます。
少年探偵団は国立競技場にサッカー観戦へ。灰原は「あなたは夢にも思っていないでしょうね…あなたはすでに…我々組織が半世紀前から進めていた極秘プロジェクトに…深く関わってしまっているなんて…」と独白。
そして試合の最中、観客全員を人質にした脅迫事件が発生。犯人が定めるタイムリミットが近づき焦るコナンの前で、灰原は意味深な言葉を呟きます。
「時の流れに人は逆らえないもの…それを無理矢理ねじ曲げようとすれば…人は罰を受ける…」
コナンは後にこの時の灰原の姿を、板倉 卓、板倉の日記に記された高飛車な女、テキーラ、OKの血文字のメモ、システムソフトと同時にフラッシュバックすることになります。(コミック107巻)
コナンと灰原は下校途中にジンの車を発見し、車に盗聴器・発信器を仕掛けて黒ずくめの組織の暗殺計画を察知。その計画を阻止すべく、コナンは灰原と共に現場の杯戸シティホテルへと急行します。
一方、車の中で見つけた盗聴器と1本の髪の毛からシェリーが近くにいると確信したジンは、暗殺実行者であるピスコにシェリーを捕らえるよう指示していました。
コナンと灰原は各界の著名人が集まる会場へ潜入。ジンの夢を見たことで不安に襲われる灰原に、コナンは「そいつをかけてると正体が絶対にバレない」と言い聞かせて自分のメガネをかけてあげていました。
そんななか、ピスコによる暗殺は実行され、その混乱に紛れて灰原が連れ去られてしまいます。風邪気味の灰原はコナンの指示で白乾児を飲み、一時的に元の姿に戻り煙突からなんとか脱出。しかし、その先にはジンが待ち伏せており、灰原を撃ち抜いて「会いたかったぜ…シェリー」と語りかけます。
ジンに撃たれながらもコナンの策で切り抜ける灰原。しかし、体が縮む瞬間をピスコに見られてしまいます。灰原の両親から開発中の薬のことをよく聞かされていたと語るピスコは、灰原を射殺しようとしますがコナンが間一髪でこれを阻止。シェリーの秘密を握ったピスコでしたが、暗殺時に致命的なミスをしたためジンにより始末されました。
また、暗殺現場となった会場には、ハリウッド女優のクリス・ヴィンヤード(=ベルモット)の姿も。この時灰原は、ピスコよりももっと強烈な組織の匂いを感じていたといいます。
鍾乳洞の中で銀行強盗に撃たれて重傷を負ったコナンでしたが、蘭からの輸血のおかげで手術は無事成功。蘭は自分の血を使ってくれと言い、夜通しコナンの看病をしていました。新一と蘭は同じ血液型ですが、蘭はコナンの血液型を知らないはず。蘭がコナンと同じ血液型だと断言したことで、コナンは蘭に正体がバレていると確信しました。
本当のことを話そうかと苦悩するコナンに灰原は3つの選択肢を提示し、白乾児の成分を参考にして調合したAPTX4869の解毒薬の試作品を渡します。
蘭を安心させるため、灰原の作った薬で元の体を取り戻した新一は、帝丹高校の学園祭の劇に黒衣の騎士の姿で登場。灰原はコナンに変装して協力し、「コナン=新一」の疑いを晴らします。灰原は薬の効力がきれるまで、コナンの姿で過ごして見守っていました。
スキー場へ向かうため少年探偵団や阿笠博士たちとバスに乗る灰原は、その車内で組織のメンバーが発する特有の“匂い”を感じてひどく怯えていました。バスの乗客の中には、当時はFBI捜査官であることが明かされていなかった赤井やジョディ、そして帝丹小学校の校医である新出医師の姿も。
そんななか、スキーウェアを着込んだ銃を持つ男たちにバスジャックされてしまい車内は緊迫。コナンの活躍により犯人確保に至るも、爆弾の起爆装置が作動します。
乗客たちが慌ててバスから降りるなか、灰原は1人車内に残っていました。自分のせいで周りの人たちを巻き込んでしまう、自分の居場所なんてどこにもないことはわかっていたのにと。
命を絶とうとする灰原でしたが、そんな彼女をコナンは身を挺して助け出し、「自分の運命から…逃げるんじゃねーぞ…」と告げます。ちなみに灰原が怯えていたのはベルモットの気配。バスの中でコナンを守ろうとしていた新出医師は、ベルモットの変装でした。
少年探偵団は、コソコソと単独行動する光彦を捜索。なんとか群馬県の山奥で光彦の足取りをつかみますが、そこにはコナンたちが大阪で捕まえた連続殺人犯・沼淵己一郎が逃げ込んでいました。
すると灰原は、沼淵がもともと組織の一員であり、末端の末端であったことを明かします。沼淵は暗殺者としての教育を受けるも、使い物にならないと判断されたため、人体実験用のモルモットとして使われる予定でしたが実験前に逃亡。組織の追っ手と勘違いした3人を手にかけて連続殺人犯として指名手配されていました。
黒ずくめの組織とシステムエンジニアの板倉 卓とのシステムソフトの取引をめぐる重要回。コナンは入手した板倉の日記から、組織へと繋がる重要な手掛かりに辿り着きます。
板倉がどのようなソフトを開発していたのかは不明ですが、やむを得ず組織からの依頼を請け負った彼は、やはり自分にはできないと苦悩していました。「あのソフトは我々人間のために断念したのだから」と。しかし、ソフトの受け渡しを目前に、板倉は組織とは無関係の人間によりすでに殺害されていました。
コナンは組織と板倉の取引時間が間近であることを知り、阿笠博士とともに群馬にある板倉の別荘へ。
まだ板倉の死を知らないウォッカからの電話で板倉のフリをしたコナンは、取引の時間を上手く誘導することに成功。取引場所でウォッカに罠を仕掛けますが、ジンに見抜かれて作戦は失敗に終わります。この未完成のソフトは組織の手にわたりました。
コナンと阿笠博士が夜中に何かしら首を突っ込んでいることを察知した灰原は、予備の追跡メガネを頼りにコナンを見つけ出します。
古い雛人形を譲ってくれるというので、歩美の知り合いの観野家を訪れたところ、盗難事件が発生。コナンは事件の意外な真相に辿り着きます。
本エピソードでは雛人形を触るのは初めてだという灰原が両親について発言。父親が学界から追放されたマッドサイエンティスト・宮野厚司であることを明かし、両親から引き継いで開発していた薬について言及。
自分の研究の目的は「死者を蘇らせる秘薬」などという夢のような薬ではなく、「この地球のほとんどの人間には価値を見いだせない愚かしい代物…そう…この小さな国の女の子にしか必要とされない…雛人形のような物だもの…」と語りました。
また、灰原は夕陽に染まる階段でみんなと一緒に写真を撮りたいという歩美の願いを汲み取りつつ、自分はこの夕陽をあと何度拝めるのかと憂います。
これまで「灰原さん」と呼んでいた歩美が、「哀ちゃん」と呼ぶようになる友情回。
少年探偵団と阿笠博士がキャンプ場へ行くと、アウトドア同好会のメンバー内で殺人事件が発生。コナンはお嬢様だという一人の女性にたかっていた彼らの嘘っぽい友情を見て違和感を覚え、歩美もまた「そんなの友達じゃない」といい、灰原は「お金なんかじゃ人の心を買えやしない」と告げています。
コナンは灰原にこんな話をしていました。蘭は園子とのスキーを断ったことがあり、新一が理由を聞くと、今月はお金が厳しいからと打ち明けてしょんぼりしていたといいます。新一は園子にお金を出してもらえばいいじゃないかと投げかけますが、蘭は「そんなの絶対ダメだよ‼︎ わたし園子と一生親友でいたいから‼︎」と強く言い切りました。
本エピソードでは、板倉の日記には続きがあったと博士が明かしています。さらに、宮野厚司と2、3度会ったことがあり、気さくで感じのいい男だったと発言。逆に妻のエレーナは、無口で何を考えているのか分からなかったといいます。
「仮面ヤイバー・ザ・ムービーⅡ」の初号試写のため、新一の母・有希子に連れられて少年探偵団たちは東都現像所へ。道中、不審な車に尾行されていました。仲間から見失ったと連絡を受けた赤井は、灰原の写真を見て「よく似ている」と呟いています。
風邪を引いて熱を出した灰原を連れて、阿笠博士とコナンは東都デパートの病院へ。するとコナンがTVカメラに映されてしまい、黒ずくめの組織の人間に気づかれることを恐れ、2人は駐車場の灰原のもとへと急ぎます。
そこで起きた事件の謎を解くあいだに灰原の体調は悪化。ジョディの車で送ってもらい、阿笠邸で新出医師に診てもらうことに。ついにベルモットが灰原のすぐそばに迫ります。
コナンたちは灰原の父・宮野厚司の友人であるデザイナー宅へ。話によると20年ぐらい前、厚司は妻のエレーナと娘の明美と3人で訪れたといいます。さらに、明美が何かをデザイン事務所のトイレに隠したらしいことが判明。
コナンが見つけ出したカセットテープには、エレーナから成人するまでの志保へ贈ったバースデーメッセージが。灰原は自身の母が「ヘルエンジェル(地獄に堕ちた天使)」と呼称されていたと明かしていますが、彼女は正真正銘の「エンジェル」だとコナンは心の中で評します。
一方、灰原の存在を捉えたベルモットがカルバドスと電話をし、不穏な打ち合わせをしていました。
コナンと灰原の正体がベルモットに知られる危機的状況で、コナンとジョディがベルモットと直接対決。これまで怪しげな雰囲気を纏っていた赤井とジョディですが、本エピソードでFBIの存在が表面化。新出医師がベルモットの変装であったこと、シャロン=クリスである事実も暴かれました。
新一のもとへvermouthという差出人から招待状が届き、これがシェリーを狙うベルモットの策略だと察知したコナンは、新一に変装してパーティーに潜り込むよう平次に依頼。コナンは灰原を麻酔銃で眠らせると、灰原に変装してベルモットを迎え撃つ作戦を立てます。
ジョディとコナンがベルモットと直接対決して追い詰めるも、そこへ本物の灰原が姿を現し、自分以外の誰にも手を出さないようベルモットに要求。
すると、車のトランクから蘭が飛び出し、震えながらも灰原を守ろうとします。そんな蘭に灰原は姉の姿を重ねていました。一方でベルモットにとって蘭は「エンジェル」であり宝物。蘭が灰原から離れないため、ベルモットは手出しできなくなります。
そこへ組織のスナイパー・カルバドスを撃退した赤井の姿が。赤井に撃たれたベルモットは、眠らせたコナンを連れて車に乗り込んで逃亡。赤井は灰原とまだ顔を合わせるわけにはいかないとして去ります。コナンの前で負けを認めたベルモットは、シェリーを諦めると約束して姿を消しました。
灰原はジョディから証人保護プログラムを受けるよう提案されていました。名前と住所を変えて別人として保護する制度で、受ければ友人とも会えなくなります。
灰原が思い悩むなか、通り魔の姿を目撃した歩美は犯人を特定するために直接会うと意気込みますが、灰原は危険だと反対し、耐えて身を引くのも勇気だと諭します。それでも歩美は逃げたくないと強い意思を示し、灰原はそんな歩美の勇気に背中を押されるように、証人保護プログラムを断りました。
コナンはベルモットのメールを打つどこか寂しげで懐かしい様子が、プッシュ音の「七つの子」のメロディに起因するものだと気づきます。コナンはこれを検証し、あの方のメールアドレス(#969#6261)を割り出すことに成功。
すると灰原は、今さら警察に通報しても信じてもらえないと諭した上で「ただでさえ信じ難い人物が浮かび上がって来るかもしれないんだから」と発言。「そのメールアドレスは決して開けてはならないパンドラの箱」と忠告しました。
一方、少年探偵団は怪しい屋敷で謎の文章を記した古い石灯籠を発見。その近くには絞殺された死体が。石灯籠には、幕末の絡繰人形師・三水吉右衛門が隠した仁王の石のありかが示されていました。
コナンは怪盗キッドが絡んでいることを察知し、探偵団とともに屋敷の中へ。灰原は子供たちを助けたキッドを「ハートフルな泥棒」と評しました。
コナン、FBI、黒ずくめの組織が接触する重要回。キール、キャンティ、コルンが初登場。小五郎にストーカー調査を依頼したアナウンサーの水無怜奈が、組織の一員のキールであると判明します。キールのコードネームには覚えがないという灰原は、キャンティとコルンが腕利きのスナイパーであることは認識していました。
逃げないと決意した灰原は、組織を追わざるを得ない状況とはいえコナンを制止せずに自ら協力。コナンはそんな灰原に変化を感じており、彼女の決意を知るジョディはエールを送っています。
キールの靴の裏にある盗聴器で組織の暗殺計画を知ったコナンは、彼らの計画を阻止するためFBIと協力。任務に赴くキールはFBIに追われて事故で意識不明の重体となり、FBIは密かに彼女を拘束します。
一方でキールの靴の裏の盗聴器に気づいたジンは、小五郎に疑いをかけて射殺しようとしますが、先読みして待ち伏せていた赤井がジンの指先にある小さな盗聴器を撃ち抜き、ジンの左目下や体にも命中させました。これにより盗聴器を仕掛けたのはFBIであると組織側に思わせることに成功しましたが、それでもジンは小五郎への疑念を残しています。
今回、小五郎に危険が迫っていたため、小五郎と蘭を阿笠邸で匿っていましたが、事情を知らない蘭は家に帰ろうとしていました。すると、灰原は蘭に姉を重ねて「もう行かないで!お願い‼︎」と懇願。蘭は「哀ちゃんがそう言うなら」と灰原の想いに応えました。小五郎は目を離した隙に帰ってしまったため、危うく暗殺されそうになったのです。
FBIと組織の対決を描いた長編シリーズで、組織によるキール奪還と、赤井の生死に関わる超重要エピソード。赤井が組織に潜入した経緯、宮野明美の妹である志保の周りの人間とコネクションを持つことで組織の内部に潜り込んだことも明かされました。
キールが入院する杯戸中央病院に組織の構成員が潜伏していると判明し、コナンの機転で楠田陸道と名乗る入院患者がその構成員であると割り出します。しかし、赤井に追いつめられた楠田が拳銃自殺したのを機にキールの病室を組織に突き止められ、FBIは組織の策略に翻弄されることに。
ついにキールを病院から連れ出す作戦を決行し、彼女はその道中で組織に奪還されてしまいますが、これはジンの深読みする性格を利用したコナンと赤井の策でした。2人はキールの正体がCIA諜報員であること、彼女の身柄をわざと組織に奪還させたことをジョディたちに打ち明けます。キールには組織に戻って動向を探るよう要求し、それをのむ条件として彼女は弟の本堂瑛祐に証人保護プログラムを受け入れさせることを要請しました。
コナンの話を聞いた灰原は赤井に興味を持ち、彼に会ってみたいと口にしていますが、結果的に明美が消される原因となった赤井を会わせるわけにはいかないため、コナンは言葉を濁しています。
ジンは赤井から簡単に奪還できたことに疑念を抱き、あの方の命令だとして疑わしきキールに組織の天敵である赤井を抹殺するよう指示。キールから呼び出された赤井は単身来葉峠へと赴き、銃で胸と頭を撃ち抜かれます。
組織に潜入中のキールことCIAの水無怜奈から、「バーボン」というコードネームをもつ探り屋が動き出したとの情報が。バーボンの目的はおそらくシェリーであるとして、ジョディはコナンに彼女を守るよう託します。
本エピソードでは、少年探偵団に依頼した少年のアパート「木馬荘」で火災が発生し、住人である沖矢 昴が初登場。灰原は組織の気配を察知して警戒していました。沖矢は阿笠邸に居候したいとお願いしますが、灰原は拒否。そのためコナンは沖矢に、工藤邸に住むよう提案します。
1年前に工藤新一が解いた殺人事件の推理ミスについて、会って話したいという手紙が平次のもとへと届き、事件のあった東奥穂村へ向かう一行。風邪気味のコナンは、風邪薬と間違えて飲んだ解毒薬の試作品により、意図せず元の姿に戻ります。
事件解決後、薬の効果が切れて発作が起きてしまい、蘭たちに「新一=コナン」の秘密がバレそうに。しかし、駆けつけた灰原が先回りし、新一に薬を渡したため難を逃れました。連続服用すると効果の持続時間が短くなると忠告した灰原は、帰り道に事件の謎を解く新一を見守ります。新一は再び発作に襲われますが、灰原が麻酔銃で蘭を眠らせたため、秘密はバレずにすみました。
コナンが開設した毛利探偵事務所のホームページに、コインロッカーの鍵を探す依頼が舞い込みます。その後、毛利探偵事務所内で殺人事件が発生し、その犯人にコナンが連れ去られるという予想外の事態に。
小五郎と蘭は安室の車に乗り込み、コナン誘拐の知らせを受けた灰原と阿笠博士も沖矢の車でコナンを連れた犯人を追跡。さらに、コナンや蘭を心配した世良も合流すべくバイクを走らせます。
本エピソードでは沖矢、安室、世良が一堂に会し、灰原を追う黒ずくめの組織の一員・バーボンの候補として暗示。迫りくる強い気配で不安を覚える灰原に、沖矢は「そんな顔をするな…逃しはしない…」と声をかけます。
沖矢、安室、世良は、ほぼ同時にコナンの乗る車を捉え、何か仕掛けようと車から身を乗り出した沖矢は、猛スピードで走り過ぎた安室に任せて静観することに。ほどなくして、安室は犯人の車の前に自身の車を滑り込ませて強引に停車させ、世良もバイクで制圧してコナンの無事に安堵します。
少年探偵団と阿笠博士と一緒にスキーに行くことになっていたコナンと灰原は、バスに乗り遅れて沖矢の車で送ってもらうことに。
道中で事件に遭遇し、コナンは高木刑事と一緒に捜査へ。沖矢は灰原と2人で待つ間、“彼女との約束”を思い出していました。灰原は車内で眠った様子の沖矢に近づき、首の秘密を確かめようとストールに手をかけますが、彼は「ここから先はこちらのエリアだ…君の領分じゃない…」と告げて阻止します。
コナン、阿笠博士、少年探偵団は、群馬のキャンプ場へ。買い出し先で偶然を装って世良が合流し、一緒にキャンプをすることに。灰原・歩美・元太・光彦は森で遺体を埋めている現場を目撃し、近くにあった山小屋へ逃げ込むも、犯人に施錠されて火を放たれてしまいます。
APTX4869の解毒薬を飲んで元の姿に戻った灰原によって、探偵団は窮地を脱しますが、この時に撮影した動画を安室が目にしていました。安室はシェリーの存在を確認し、彼女の指に嵌められたベルツリー急行のパスリングを目にします。
シェリーがミステリートレイン・ベルツリー急行に乗り込むとの情報を得たジンたちは、この機に乗じてシェリーの暗殺を計画。どうしてもシェリーを抹殺したいベルモットはコナンとの約束を反故にし、バーボンとともに列車に乗り込みます。
本エピソードでは、ついに「安室 透=バーボン」であることが明らかに。シェリーを狙うバーボンとベルモットに、コナンは頼もしい協力者たちの力を借りて灰原を守るべく立ち向かいます。
これまで目撃されてきた顔に火傷の痕がある「赤井に似た男」の正体が、バーボンの変装であったと明かされますが、今回の「赤井に似た男」はベルモットの変装。灰原はそのただならぬ気配に怯えており、「諸星 大」に似ていると感じながらも火傷の痕に疑問を抱いていました。
さらにベルモットは、灰原の仲間を想う気持ちを利用して追い詰めていきます。彼女からのメールを受け取った灰原は皆から離れ、灰原 哀の姿のままでは死ねないためAPTX4869の解毒薬を飲もうとしますが、そこへ現れた沖矢が「さすがに姉妹だな…行動が手に取るようにわかる…」と声をかけます。(沖矢は灰原の携帯をハッキングしていた模様)
親友のシャロン・ヴィンヤード(=ベルモット)と再会した工藤有希子は、板倉 卓のソフトやAPTX4869など核心をつく話題を持ち出しており、今回自分たちがベルモットを出し抜いたら今度こそ灰原から手を引くようにと要求しています。
このベルツリー急行には仕事の下見のために怪盗キッドも乗車しており、彼の変装を見抜いたコナンは、見逃す交換条件として協力を依頼。キッドはシェリーに変装してバーボンと対面。バーボンは「さすがヘルエンジェルの娘さんだ…よく似てらっしゃる…」と発言しています。
キッドは間一髪で列車を脱出してベルモットの仕掛けた爆弾の爆発から逃れ、コナンは組織に“シェリーは死んだ”と信じ込ませました。なお、ベルモットはシェリー(=灰原)が生き延びたことを知っています。
コナンが「RUM(ラム)」というコードネームを持つ組織のメンバーについて尋ねると、灰原はラムが組織のNo.2であることは知っていても直接会ったことはないと話していました。灰原が噂で耳にしたというラムの人物像は、「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」など十人十色。
容疑者3人がその特徴に一致する事件の解決後、灰原はラムのもう一つの特徴を思い出していました。ラムは何かの事故で負傷し、左右どちらかの眼球が「義眼」という特徴だけは皆が口を揃えていたといいます。
福引きでお食事券を引き当てた阿笠博士に連れられて、コナンたちはクリスマスシーズンで賑わう米花デパートへ。灰原と歩美は化粧品の実演でマスカラをつけてもらいます。事件解決後、目をこすってマスカラを滲ませた灰原を見て、コナンは世良と同居する“領域外の妹”を想起していました。
その後コナンは、もしも灰原と“領域外の妹”に血縁関係があるなら、世良の兄・赤井と灰原に血の繋がりがあるとして、赤井と灰原の姉・明美との関係についても考えを巡らせています。(第847話「千葉のUFO難事件」前編)
第850話「婚姻届のパスワード」後編で、プロ棋士・羽田秀𠮷の義兄である羽田浩司について言及。APTX4869の被験者リストには工藤新一の2つ下に羽田浩司の名前があったと灰原が明かしました。
おそらく17年前に羽田浩司に投与したAPTX4869は、灰原の両親が作らされていたもの。しかし、研究所は火事になって、薬の資料とともに両親は死亡。灰原は焼け残った資料を搔き集めて復活させたと語っています。心の中では「まあ、私が本当に作らされていたのは…別の薬なんだけどね…」と意味深な言葉を呟いていました。
阿笠博士の発明品を被害者が握り締めていた殺人事件の現場状況が、17年前の羽田浩司殺害事件と酷似していることから、沖矢(=赤井)は博士とコナンと共に現場へ。赤井は自身が留守のあいだ、灰原の警護をキャメルに託しています。
今回の事件がヒントとなり、コナンと赤井は17年前に残されていた手鏡の破片からダイイングメッセージを導き出し、組織のNo.2であるラムの関与を突き止めました。ダイイングメッセージには別の意味も隠されており、その件については第942話「マリアちゃんをさがせ!」後編で言及されています。
コナンと灰原、少年探偵団はサッカー観戦を楽しんで帰宅しますが、灰原はスタジアムで入手した大ファンの比護選手のぬいぐるみストラップを紛失したことで激しく落胆。コナンたちは阿笠邸の前にいた安室を巻き込み、ストラップ捜査に乗り出します。
修学旅行に参加したいコナンは、APTX4869の解毒薬を灰原におねだりしていました。みんなが自分のために見つけ出してくれたストラップはボロボロになってしまいましたが、彼らの気持ちを受け取った灰原はコナンの願いを叶えてあげます。
APTX4869の解毒薬を飲み、帝丹高校の修学旅行に参加した新一は、そこで起きた連続殺人事件を見事に解決。その後、「工藤新一が生きている」と聞きつけたマスコミが新一の家に押し寄せて騒動になります。
一方、帝丹小学校では関西から来た転校生の東尾マリアちゃんが行方不明に。小林先生に依頼された灰原と少年探偵団は、身動きの取れないコナン抜きでマリアちゃんの祖母宅で捜索。ヒントをたどり謎解きを開始します。
コナンは阿笠邸で隠れながら工藤新一騒動のネタ元になったブログを見つけ、「紅の修羅天狗殺人事件」のニュース映像に新一が平次と共に映り込んでしまっていたことも知ります。
新一の両親や平次らのおかげでこの騒動は鎮火しますが、黒ずくめの組織に目をつけられた可能性は極めて高いと工藤優作は危惧。実際に、ラム候補の黒田、若狭、脇田がこの騒動の情報を目にしており、不穏のなかでラムからバーボンのもとへ工藤新一の情報を要求するメールが届きます。
また、本エピソードで“あの方”の正体が判明。優作は羽田浩司のダイイングメッセージについて赤井と話した結果、ASACAとRUMに分けず「CARASUMA」になるという結論に至りました。
スタントマンの代役として京極 真を起用する撮影現場で殺人事件が発生。そこで「コナン=新一」と推察する世良が蘭と園子に探りを入れており、子供なのに大人びた子として灰原の情報も聞き出していました。
一方、少年探偵団は阿笠邸に。歩美は「灰原と世良が少し似ていると思う」と口にしていました。そして、灰原が姉の明美から聞いた話として「白鳩製薬」について発言。白鳩製薬は大きな会社だったにも関わらず、25年前に急に倒産。その原因はもっと大きな会社が買収しようとして上手くいかなかったからだといいます。
30年前に灰原の父・宮野厚司は白鳩製薬の薬の開発チームに入りましたが、倒産したため妻の宮野エレーナとともに町医者を開業。宮野医院を経営する傍ら研究を続けていた厚司は、誘いを受けて烏丸グループがスポンサーを務める研究所に入りました。
阿笠博士は、伯父の阿笠栗介の別荘で年代物の小皿を発見し、古美術鑑定家に鑑定を依頼。灰原が幼児化しているのではと疑う世良は彼女に接触しようと阿笠邸を訪れており、沖矢を加えた5人で鑑定家のもとへ赴くと、その鑑定家は槍で何者かに殺害されていました。
体を元に戻す薬について灰原に詰め寄る世良ですが、口癖や截拳道から沖矢に既視感を覚える様子も。一方、赤井は成長した妹を見て17年前を回想。メアリーが息子2人を連れ、イギリスから日本に向かう飛行機内での1シーン。当時の赤井は15歳、秀𠮷は11歳、メアリーは36歳でお腹の中には3人目の子を宿していました。
また、赤井が母親の現在の状況を察している様子も。コナンはメアリーが示す“領域外の妹”の本当の意味を考察し、「MI6」のことであろうという結論に至っています。
同窓会のために集まっていた帝丹小学校の第19期生が、「宮野明美の妹の志保ちゃん」と灰原に声をかけます。同じく第19期生の明美に見せてもらった写真の妹・志保とそっくりな灰原に声をかけたのだとか。灰原の本名を耳にした若狭は、「ヘルエンジェルの娘」なのかと思案していました。
明美が卒業式の前日に埋めたタイムカプセルに志保へのメッセージも入っていると知り、コナンたちは第19期生と一緒に暗号を解読してタイムカプセルを探すことに。
本エピソードでは、出前で来ていた米花いろは寿司の板前・脇田兼則(=ラム)が、明美を思い浮かべて「死人が来るワケないか…」と独白。その陰で、灰原がラムの気配に怯えていました。
コナンと灰原、少年探偵団は、若狭と沖矢の引率で仮面ヤイバーとコラボをやっている静岡の海水浴場へ。沖矢が一緒に来たのは、コナンの依頼で灰原を若狭からガードするためでした。
砂浜では沖矢と若狭が腹の探り合い。若狭は灰原について「私の人生を掻き乱した…ある女性の娘さんのような気がして…」と発言。さらに沖矢に対して「どこかでお逢いしたような気がしてるんですけど…」と告げます。
また、薬の知識を持つ灰原に「まるでどこかの科学者みたい」と詰め寄る若狭。その後、截拳道で詐欺グループを制圧する沖矢の言葉と気迫に、赤井務武の姿をフラッシュバックしていました。
帝丹小学校の授業参観の日。給食後、1年B組の生徒が掃除の準備を始めると、教室の横の花壇が燃える騒ぎに。灰原が教室の花瓶の水で消し止め、コナンがこの事件の謎を解いていきます。
また、コナンは何回かあった身体測定で「1ミリも背が伸びていない」と明かし、薬の影響なのか灰原に尋ねています。灰原は「そんなワケないでしょ?」と返していますが、どこか意味深な表情をしていました。
TVアニメ『名探偵コナン』20周年を記念して放送されたエピソード。原作者・青山剛昌先生の監修のもと、江戸川コナン誕生の瞬間とその前後を新たに描いた始まりの物語です。
工藤新一が黒ずくめの男に毒薬を飲まされて体が縮んでしまった当時、それぞれの場所で何が起きていたのか。記念すべき第1話「ジェットコースター殺人事件」及び第2話「社長令嬢誘拐事件」を深掘りし、当時語られなかった真実も様々な登場人物の視点で明かされています。組織の科学者・シェリーの動向も描かれました。
コンピューター会社「TOKIWA」の専務でプログラマー・原 佳明は、組織を裏切って組織のコンピューターに侵入。ジンとウォッカは組織の情報が漏れるのを阻止し、裏切り者を抹殺するべく暗躍していました。ジンは原を射殺してデータを消去。さらに「TOKIWA」のメインコンピューターを爆破するために、西多摩市に新設されたツインタワービルに爆弾を仕掛けます。
一方、灰原は姉である明美の声を聴きたくて、話をしたくて、姉が生前借りていた部屋へ電話をかけていました。危険だと知りつつも、1人になって寂しくなったり怖くてたまらないときにかけてしまうのだと吐露。灰原のメッセージの内容から、ツインタワービルにシェリーが訪れると突き止めたジンは、彼女の暗殺を謀ります。
ビルの爆発と火災で取り残されたコナンと少年探偵団。灰原は1人残って確実に彼らが助かる道を選択しますが、それに気づいた元太は灰原を救い出し、光彦は灰原をしっかり掴み、全員で助け合って脱出に成功します。
世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、老若認証システムにより「灰原=シェリー」の秘密が黒ずくめの組織にバレてしまう絶体絶命のストーリーが展開。劇場版オリジナルキャラクターとして、ジンと確執のある組織のメンバー・ピンガが登場します。
老若認証を開発した直美・アルジェントに続いて、正体を暴かれた灰原も拉致され組織の潜水艦へ。アメリカ留学時代の灰原の姿も描かれ、直美は東洋系を理由にいじめられていた自分を志保がかばってくれたと明かしました。いじめの標的が志保になったのに助けられなくて後悔していた直美は、老若認証で志保を見つけるも、なぜか灰原もヒットしたとも語ります。
しかし、直美は自分のせいで父親が犠牲になって弱気になり、潜水艦からの脱出を試みる灰原の言葉を聞き入れず。「子供の言葉や行動で人生が変わることもある。私はそれを体験して変われた」──灰原はそう伝えて直美に勇気を与えます。
灰原が無事潜水艦から脱出して戻ってくると、「哀ちゃんが無事で本当によかった」と涙を流す蘭。「もう大丈夫だからね」と包み込んでくれる彼女に、灰原は姉の姿を重ねていました。
老若認証を改ざんして過去の防犯カメラの記録から自分たちの痕跡を消す、それが今回のボスの命令。しかし、ベルモットは「開けてはならない玉手箱かも」と警戒し、ボスの命を受けて老若認証は欠陥システムであるかのように偽装工作。どうやらあの方にとって不都合なものだったようで、組織は老若認証を破壊してしまいます。
灰原 哀/宮野志保/シェリーを演じているのは声優の林原めぐみ(はやしばら めぐみ)さん。3月30日生まれ、東京都出身。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役をはじめ、『ポケットモンスター』のムサシ役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。