この記事をかいた人

- 藤崎萌恵
- 大阪府在住のライター。小説、漫画、アニメ、映画など“好き”を追い続ける。


〈TVアニメシリーズ&原作〉
| 話数 | アニメタイトル | 原作巻数 |
|---|---|---|
| 第861~862話 | 「17年前と同じ現場」 | 89、90巻 |
| 第863~864話 | 「霊魂探偵殺害事件」 | 90巻 |
| 第866~867話 | 「裏切りのステージ」 | 90巻 |
| 第889~890話 | 「新任教師の骸骨事件」 | 91巻 |
| 第896~897話 | 「白い手の女」 | 92巻 |
| 第909~910話 | 「燃えるテントの怪」 | 93巻 |
| 第941~942話 | 「マリアちゃんをさがせ!」 | 95巻 |
| 第1011~1012話 | 「山菜狩りとクローバー」 | 97巻 |
| 第1053~1054話 | 「牧場に墜ちた火種」 | 99巻 |
| 第1059~1060話 | 「沖野ヨーコと屋根裏の密室」 | 99巻 |
| 第1093~1094話 | 「宮野明美のタイムカプセル」 | 101巻 |
| 第1148~1149話 | 「探偵団と二人の引率者」 | 103巻 |
| 第1150~1151話 | 「怪盗キッドと王冠マジック」 | 103巻 |
| 第1164~1167話 | 「17年前の真相」 | 104巻 |
| 第1169~1170話 | 「人喰い教室の怪」 | 104巻 |
〈未TVアニメ化〉
108巻「混沌の行先」
第850話「婚姻届のパスワード」後編で、プロ棋士・羽田秀𠮷の義兄である羽田浩司について言及。APTX4869の被験者リストには工藤新一の2つ下に羽田浩司の名前があったと灰原が明かしました。
17年前の羽田浩司殺害事件についてコナンが調べると、同日の同ホテルの別室でアマンダ・ヒューズも死亡しており、彼女が帯同していたボディガードのレイチェル・浅香が最重要容疑者であるとの情報が。阿笠博士の発明品を被害者が握り締めていた殺人事件の現場状況が、17年前の事件と酷似していることから、沖矢(=赤井)は博士とコナンと共に現場へ。
今回の事件がヒントとなり、コナンと赤井は17年前に残されていた手鏡の破片からダイイング・メッセージを導き出し、犯人は「浅香」で正体は「RUM」であると推察。ダイイング・メッセージには別の意味が隠されており、その件については第942話「マリアちゃんをさがせ!」後編で言及されています。
コナンたちのクラスに副担任としてやって来た若狭留美先生の初登場回。若狭と少年探偵団が学校の旧体育倉庫に行くと、ボロボロの倉庫内には地下室が。そこには白骨化した死体があり、謎めいた暗号が書かれたハチマキのようなヒモが落ちていました。
暗号を「スキュタレー暗号」と見抜いたコナンですが、解読に行き詰まっており、若狭の言動をヒントに読み解くことに成功。しかし、コナンたちが犯人グループを捕らえようとしたところ、逆に捕らえられてしまいます。すると、犯人たちのもとに1人残った若狭は「覚悟は出来ているか? 此の世を離れる…覚悟だよ…」と豹変し、コナンたちが見ていないところで犯人を一網打尽にしました。
クラスの副担任・若狭先生の住む高層マンションを訪れたコナンたちは、隣の部屋のドアを激しくノックする化粧の濃い謎の女を目撃。そして若狭の部屋に入ると、今度は隣の部屋から大音量の音楽が聞こえてきます。注意するために隣の部屋へ入ると、なんと眠り込む男の横で女が殺害されていました。
この事件で犯人確保に貢献した若狭が「お手柄小学校教師若狭留美先生」として写真付きで記事に。黒田兵衛と脇田兼則はそれぞれ意味深な様子でその記事を読んでいました。
コナンと少年探偵団は、若狭先生とキャンプに出掛け、そこで大学バスケットボール部の部員と知り合います。彼らは言い争いをしていたのですが、夕食後にテントが燃え上がり、火を消すとそこには焼死体がありました。
目撃者を探すために近くのテントに声をかけると、一人でキャンプに来ていた黒田が中から姿を現します。コナンが怪しむ黒田と若狭が対面する注目回で、若狭は恐ろしい形相で黒田を凝視。黒田が17年前の事件を想起して考え込む姿も描かれています。
また、若狭の右目が見えていないらしいことに気づいたコナンは、ドジな先生を装ってこちらを油断させる策略なのではと考えていましたが、ドジがワザとじゃなかったとしたら……と思案していました。
事件の謎を解いた後、歩美を道連れにしようとする犯人に、「私の児童から手を離しなさい…どうしても離さないと言うのなら、刺せよ…ホラ刺してみろよ…なんなら私が…手伝ってやろうか?」と若狭が威圧して怯ませると、その隙に黒田が制圧。
若狭を警戒するコナンですが、灰原は「言っとくけど私、好きだから若狭先生…だから悪く言わないでくれる?」と告げています。
APTX4869の解毒薬を飲み、帝丹高校の修学旅行に参加した新一は、そこで起きた連続殺人事件を見事に解決。その後、「工藤新一が生きている」という情報に黒田と脇田が反応し、若狭はAPTX4869の被験者リストを閲覧していました。(コミック95巻File-2「濃紅の予兆」)
マスコミが新一の家に押し寄せて騒動になる一方で、帝丹小学校では関西から来た転校生の東尾マリアちゃんが行方不明に。小林先生に依頼された灰原と少年探偵団は、身動きの取れないコナン抜きでマリアちゃんの祖母宅で捜索。ヒントをたどり謎解きを開始します。
コナンは阿笠邸で隠れながら工藤新一騒動のネタ元になったブログを見つけ、「紅の修羅天狗殺人事件」のニュース映像に新一が平次と一緒に映り込んでしまっていたことも知ります。
新一の両親や平次らのおかげでこの騒動は鎮火しますが、黒ずくめの組織に目をつけられた可能性は極めて高いと工藤優作は危惧。実際に、ラム候補の黒田、若狭、脇田がこの騒動の情報を目にしており、不穏のなかでラムからバーボンのもとへ工藤新一の情報を要求するメールが届きます。
また、本エピソードで“あの方”の正体が判明。優作は羽田浩司のダイイング・メッセージについて赤井と話した結果、ASACAとRUMに分けず「CARASUMA」になるという結論に至りました。
コナンと少年探偵団は、小林先生と若狭先生とともに群馬県に山菜採り体験へ。しかし、止めていた車のすぐ近くで男の死体を発見します。
若狭は「御守り」という言葉から羽田浩司の姿を想起し、右目を押さえてしゃがみ込んでしまいます。コナンは若狭の右目に障害があると確信。事件解決後、歩美は若狭に四つ葉のクローバーを贈りますが、若狭はハンカチに包んで「大切にするね」と言いながらも、なんとその四つ葉のクローバーを捨てるのでした。
コナンと少年探偵団は、小林先生と若狭先生と一緒にニワトリを譲り受けるために鳩山牧場へ。バスには監禁されたという部下の風見裕也から連絡を受けた安室 透(=降谷 零)も同乗していました。
無人状態の牧場を調べていると歩美がはぐれてしまい、コナンたちは手分けして探すことに。そこで若狭はズボンの後ろポケットに入れていた「角」の駒を紛失。この駒を拾った安室は、羽田浩司殺害事件で消えたという駒と酷似していると思い至り、17年前の犯人がこの近くにいるのかと思案していました。
「角」の駒を安室が拾っていたらしいことを知った若狭は、事件解決後に不意打ちで安室を気絶させ、密かに取り返します。
同窓会のために集まっていた帝丹小学校の第19期生が、「宮野明美の妹の志保ちゃん」と灰原に声をかけます。同じく第19期生の明美に見せてもらった写真の妹・志保とそっくりな灰原に声をかけたのだとか。灰原の本名を耳にした若狭は、「ヘルエンジェルの娘」ではないかと思案していました。
明美が卒業式の前日に埋めたタイムカプセルに志保へのメッセージも入っていると知り、コナンたちは第19期生と一緒に暗号を解読してタイムカプセルを探すことに。
本エピソードでは、出前で来ていた米花いろは寿司の板前・脇田兼則(=ラム)が、明美を思い浮かべて「死人が来るワケないか…」と独白。その陰で、灰原がラムの気配に怯えていました。
コナンと少年探偵団は、若狭と沖矢の引率で仮面ヤイバーとコラボをやっている静岡の海水浴場へ。沖矢が一緒に来たのは、コナンの依頼で灰原を若狭からガードするためでした。
砂浜では沖矢と若狭が腹の探り合い。若狭は灰原について「私の人生を掻き乱した…ある女性の娘さんのような気がして…」と発言。さらに沖矢に対して「どこかでお逢いしたような気がしてるんですけど…」と告げます。
また、薬の知識を持つ灰原に「まるでどこかの科学者みたい」と詰め寄る若狭。その後、截拳道で詐欺グループを制圧する沖矢の言葉と気迫に、赤井務武の姿をフラッシュバックしていました。
17年前に起きた羽田浩司殺害事件の真相が明かされる重要エピソード。羽田が殺害された日、同じホテルの別部屋で資産家のアマンダ・ヒューズも死亡。ラム候補として名を連ねた黒田、若狭(レイチェル・浅香)、脇田(ラム)は、奇しくも17年前に起きた事件の関係者でした。(※詳細は前ページで解説)
帝丹小学校の授業参観の日。給食後に掃除の準備を始めると、教室の横の花壇が燃える騒ぎに。コナンがこの事件の謎を解いていきます。
本エピソードでは、工藤優作が若狭についての見解を述べており、これは赤井とコナンも同意見。おそらく羽田浩司殺害事件の情報を定期的にネットにアップし続けていたのは若狭であり、目的は組織の関係者をあぶり出すため。そして、そこに何度もアクセスする人物に目をつけて阿笠博士のPC、つまり江戸川コナンに辿り着き、接近するために帝丹小学校に潜り込んだのだろうと推察しています。
また、コナンは何回かあった身体測定で「1ミリも背が伸びていない」と明かし、薬の影響なのかどうか灰原に尋ねています。灰原は「そんなワケないでしょ?」と返していますが、どこか意味深な表情を見せました。
※『名探偵コナン』コミック108巻FILE.1〜7のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

殺人事件が起きたアパートで、ラム(脇田)とキャメルが遭遇。最初はお互いにどこかで会っている気がする程度でしたが、それぞれ相手の正体に気づきます。ラムは自身の周囲に常に待機している数人の警護の者を使い、キャメルを拉致しようと企てますが、同じアパートで第2の事件が発生したため一時中断。
そこへ突如として若狭が姿を現し、「あら、そのお声…聞いた事があるような…」と、ただならぬ様子で詰め寄ります。これにより17年前、レイチェル・浅香に自身の声を聞かれていたとラムは確信。若狭の気迫に押され気味のラムは退散しようとするも、若狭はラムの肩を力強く掴んで留まらせていました。すると、ラムは歯を鳴らしてモールス信号で部下に連絡し、強行手段でその場から退避します。
キャメルの証言により脇田の正体を悟ったFBIは米花いろは寿司へ。ラムはというと、FBIが米花いろは寿司に来ることを読んで空中のヘリから彼らを監視していました。
キャンティとコルンがジョディとキャメルを狙撃しようと狙っていたところ、沖矢 昴に扮する赤井の鋭い視線にラムは赤井務武の姿をフラッシュバック。「ならば その厄介な左眼を頂こうか…」と詰め寄っていた務武の姿を想起しながら、あの男は確かに死んだと我に返ります。

若狭留美を演じているのは声優の平野文(ひらのふみ)さん。4月23日生まれ、東京都出身。『うる星やつら』(1981年版)のラム役をはじめ、『ONE PIECE』のマザー・カルメル役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。