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- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

放送開始から半年――。『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が、ついに最終回を迎えました。
多元地球(コスモレイヤー)を舞台に、「感情」という身近なテーマを描き続けてきた本作。さまざまな思いが交錯するドラマを積み重ねながら、主人公・弩城怜慈(どき・れいじ)/ギャバン・インフィニティたちは宿敵・御蔭哲真(みかげ・てっしん)/デス・ギャバンとの決戦へと歩みを進めてきました。
前回の第22話では、高次元の意志によって“全ギャバンのシステム停止”という絶望的な危機に直面。しかし、怜慈のまっすぐな思いが高次元の意志を動かし、4人のギャバンが再び蒸着を果たすという、熱いシーンが描かれました。
そして、ついに宿敵・デス・ギャバンとの最終決戦へ。
本記事では、感動と興奮に包まれた最終回をネタバレありで振り返りつつ、印象的なシーンや見どころをご紹介します。彼らがたどり着いた"超ギャバい"結末を、一緒に振り返りましょう!
※この記事には、最終回を中心に本編のネタバレが含まれます
今回明かされたのは、怜慈が胸に秘めてきた過去。
アザ・ゾルスの信奉者である脱獄犯たちを他のギャバンたちが迎え撃つ中、怜慈はデス・ギャバンと対峙し、魔空空間へと転送されてしまいます。激しい戦闘の最中、デス・ギャバンは怜慈の心を折り、自らの陣営へ引き入れるため、記憶の底に眠る"凄惨な真実"を突きつけました。
それは、怜慈が銀河連邦警察を志すきっかけとなった恩師・我藤泰斗(がとう・たいと)捜査官との思い出、そして彼の死の真相です。
回想では、幼い怜慈が学校にも家にも居場所を見いだせず、孤独な日々を送っていたことが描かれます。そんな彼に優しく手を差し伸べたのが我藤でした。怜慈にとって我藤は、ただの上司や先輩ではなく、人生を照らしてくれた"お天道様"のような存在。温かな記憶を思い返し、思わず涙ぐむ怜慈の姿も印象的でした。
しかし、その直後に突きつけられたのは、あまりにも残酷な真実です。
我藤が本編の3年前、警察内部の不正を追う中で殉職したことはこれまでにも語られてきました。しかしその死は、デス・ギャバン自身によって「より深い悪に染まるための生贄」として命を奪われたものだったのです。
かつて憧れた英雄が、自分にとって最も大切な恩師をその手で殺していた――。あまりにも残酷な真実を前に、怜慈は「お前が……お前がやったのか……!」と震える声で叫びます。
普段の飄々とした姿からは想像もできないほど感情をあらわにする怜慈。その姿からは、彼がどれほど深い悲しみを抱え、それでも「静かで優しい怒り」を胸に戦い続けてきたのかが痛いほど伝わってきました。
恩師・我藤の死の真相を知り、激しい怒りに飲み込まれそうになる怜慈。そのまま戦えば、感情を暴走させてネガエモルギアを生み出すという、デス・ギャバンの思惑どおりになってしまいます。
そんな怜慈を救ったのは、これまでともに歩んできた仲間たちの存在でした。
警察学校時代からの同期・伊達大佐(だて・だいすけ)からの通信を受けた怜慈は、怒りに支配されかけた心を取り戻します。そして反撃の切り札として繰り出したのが、「連続Dジャンプ」。次元の壁を次々と飛び越えながら繰り広げられる戦いは、シリーズ屈指のスケール感を誇るバトルとなりました。
その最中には、ギャバン・ブシドー、ギャバン・ルミナス、ギャバン・ライヤら各多元地球のギャバンたちが絶妙なタイミングで加勢し、AIアシスタント・アギも的確にサポート。これまで積み重ねてきた信頼関係が、そのまま息の合った共闘へとつながる展開に胸が熱くなります。
さらに、バトルの舞台が"アメコミ調の2次元世界"にまで広がる演出はSNSでも大きな話題に。多元宇宙という設定を最大限に生かした自由度の高いアクションには、「こんな世界まであるの!?」と驚かされ、最終回らしいスケールの大きさを存分に味わえました。
そして、デス・ギャバンの"マスク割れ"や、互いの信念を真正面からぶつけ合うラストバトルも必見です。アクションの迫力だけでなく、それぞれが抱える覚悟や想いまで激しくぶつかり合う最終決戦は、シリーズの集大成にふさわしい熱量に満ちていました。
『#超宇宙刑事ギャバンインフィニティ』
— 超宇宙刑事ギャバン インフィニティ/角醒ハンター オメガホーン【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) July 19, 2026
最終話ご視聴ありがとうございました!💫
ギャバンたちの戦いは終わらない。
次元を超えて英雄譚は語られ続ける。
引き続き応援よろしく♾️https://t.co/SQl83Ee9aE
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19:30 新情報、解禁
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怜慈の必死の説得によって、デス・ギャバンの心に変化が生まれたかと思われた、その瞬間、最悪のタイミングでアザ・ゾルスが介入。
怜慈の強い感情に共鳴したゲキドーエモルギーは、R.E.D.ver.へと変化。その力を手にした怜慈は、アザ・ゾルスを止めるため“ギャバン・インフィニティ・R.E.D.”へとパワーアップします。クライマックスにふさわしい変身シーンは、思わず息をのむほどの迫力でした……!
そして彼が手にしたのは、まばゆい光を放つ“レーザーブレード”。そして高く跳躍し、空中で宙返りしながら敵を一刀両断にする姿を目にした瞬間、鳥肌が立ったファンも多かったのではないでしょうか。
そう、これは初代『宇宙刑事ギャバン』で、使われていた必殺技「ギャバンダイナミック」をオマージュしたもの。半年間の放送を通して一度も使われなかったレーザーブレードとギャバンダイナミックを"最終回の最後の切り札"として温存していた制作陣の演出には、思わず唸らされました。
新時代『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が、『宇宙刑事ギャバン』へ大きなリスペクトを込めて放った渾身の一撃。その一瞬には、長年受け継がれてきた歴史と、新たな時代へバトンをつなぐ決意の両方が詰まっていたように感じます。
デス・ギャバンとの激闘に一旦の決着をつけた怜慈。しかし、アザ・ゾルスとの戦いはまだ終わっていません。ラストでは宇宙空間にギャバリオントリガーだけが残され、怜慈自身は姿を消すという衝撃の幕切れに。「ここで終わるの!?」と思わず声を上げた方も多いのではないでしょうか。“ニチアサ”作品として、ここまで大胆なクリフハンガーで幕を閉じるのは、かなり異例と言えそうです。
怜慈はなぜ姿を消したのか。デス・ギャバンが話そうとした思いに向き合うためだったのか、それともアザ・ゾルスとの決着をつけるため、新たな戦いへ向かったのか――。明確な答えが描かれなかったからこそ、さまざまな考察が広がるラストとなりました。
そして、7月26日(日)からスタートするPROJECT R.E.D.第2弾『角醒ハンター オメガホーン』の新情報も解禁。怜慈を演じた長田光平(ながた・こうへい)さんが「鉄壁のレイジ」として続投することも発表されました。
黒を基調とした衣装に、長い前髪で目元を隠したクールなビジュアルは、これまでの怜慈とはまるで別人。『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』とのクロスオーバーや、新たな物語でどのような活躍を見せるのか、期待は膨らむばかりです。
半年間を通して、悲しみ、喜び、恐れ、怒り――さまざまな感情と向き合いながら、私たちに優しさや勇気を届けてくれた怜慈たち。その物語は、まだ終わりではありません。
『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が紡ぐ物語は、きっとまだまだインフィニティ(無限大)! 夏映画、そしてPROJECT R.E.D.の新たな物語へ。これからも彼らが照らす"お天道様"のような光を、一緒に見届けていきましょう!
[文/五六七 八千代]
