
夏アニメ『うちの弟どもがすみません』第4話放送後:八代拓(成田洛役)インタビュー|"成田家のバランサー"洛はどう生まれた? 八代拓が読み解くキャラクター像
源と糸のやり取りを楽しみながら見ている洛
──第4話までで印象的なシーンを語っていただきたいのですが、洛でいうと第3話で糸の勉強を見るエピソードもありました。洛と糸がコソコソ何かやっているのを、源がちょっといらつきながら見ている、みたいな感じだったと思いますが。
八代:洛が掛ける糸への言葉って、押し付けがましくもなくて、ただ事実を伝えていたり、向いている向きをほんの少し変えてあげたりすることだったりするんです。これはダメだよとかではなくて、成田家ってこうやってきたんだよというアドバイスができるのは、すごく洛らしいし、さすが洛だなと思いました。
彼の地頭の良さ、人を見る能力の高さがすごくよく出ていたと思います。なかなかこういうアドバイスは高校生でできないですから。
──「ウチではしかる時、同時にいい所も探して褒めてやることにしてるんだよ」のところですね。でもそのあと、学年が上の糸に勉強を教えてあげるのも、面白かったです。
八代:確かに。洛ってすごいですよね。でもどっちかですよね。洛が相当頭がいいか、糸が……って(笑)。でも、洛が頭がいいのは間違いないです。
成田家のあり方は糸ちゃんにも知ってほしいし、糸ちゃんの気持ちも知りたいしというところで、そこではっきりしない源も面白いので、わりとこの時から洛って二人の関係性を楽しめている感じがしますね。
これはこの先にも出てくる洛の考え方なんですけど、人間別にどうとでもなると考えていると思うんです。その考え方に行き着くのって、だいたい大人になってからなんですけど。意外と何があっても生きていけるというか、なんとかなるというところに洛はもう行き着いているから、それがこのあたりで出てきているのかなと思いました。
──そして第4話は、本間央太という、糸の幼馴染が現れます。
八代:央太くんもかわいいキャラクターだったなと思います。そこに対して、特に源が揺さぶられるみたいなところもすごく新しい展開というか。成田家のみんなって、成田家同士でも変化していくんですけど、意外と他の異分子みたいなものが入ってきたときに大きな変化を見せることが多いんですよね。
──確かにそれはありますね。
八代:他の要素が入ってくることで、家族みんながそれぞれの気持ちを確かめたり、再確認したり、そこで進展したりする。そういう意味では央太の登場は新鮮かつ、すごく大事なキャラクターだったなと思いました。今後も央太に限らず、いろいろ魅力的なキャラクターが出てきますので、楽しみにしていてほしいですね。
──ここでもイラついてしまう源でしたが、八代さんから見た源はどう見えていますか?
八代:洛目線だと面白いし、源らしいなと思っているんだろうけど、僕目線だったらどうかな。かわいいというより、頑張れ!になっちゃうかな。応援したくなっちゃう。もっと素直に行く道はあるけど、不器用だからこそ源な感じもするし。あんまり勘違いされないように頑張れ!と思っています。源みたいに人を裏切らないキャラクター、好きですから。
──第3話は、糸が「源が かわいい」と思って終わりました。第4話では源と糸の感じを楽しみながら見ていた洛ですが、彼にはどう見えているんでしょうか。
八代:洛くらいだったら、2人が抱えているもどかしさについても考えてはいるんだろうと思いますね。でも彼の地頭であれば「この時期はこの時期で楽しかったりするもんね」くらいに思っているんじゃないかなと思うんですよね。
これは洛が言ってるわけではないですけど、2人がくっついたところで何の問題もないんですよ。洛的にもそうだし、大問題になるわけでもないじゃないですか。実際血も繋がっていないわけだから。
あとは2人だけの問題だから、くっつかずに行こうと、くっつこうと、大した問題じゃないというところに彼はすでに行き着いていて、だからこそ自由にからかって楽しめている。かつ2人とも好きだから、じゃあどっちが面白いのかと考えたときに、くっついたほうがおもろいよね、くらいのことは考えていそうな気はしますね。これはあくまで僕の解釈ですけど。
──お母さんのさほさんくらい楽天的なんですかね。
八代:ですね。しかもそれが理屈でわかっているというか。だって人生において、高校生の恋愛なんてって話じゃないですか。それがそのままゴールインしても素晴らしいし、これが人生にとって何割のことですかと。ただ高校生にとっては、それが全てくらいの割合になる。
でも洛はもう少し広く見えていると思うんですよね。さほさんは本能的にわかっているし、洛はもっと脳みそでわかっている感じかなと思いました。彼にはそういう経験がないので、脳でわかっているという意味もありますけど。
──ちなみに、ゴメス脱走でお騒がせした類はどうでしたか?
八代:類はもしかしたらさほさんっぽくなるかもしれないですね。カリスマ性があるんですよ、類は。それを寺澤百花さんが演じることでよりはっきり感じることができたんですけど、カリスマ性があって、華があって、人の目を引きつけてやまない能力があるので、どんな大人になっていくのか、すごく楽しみですね。
もっと言うと、このまま類は類らしく、日本に留まらないで、世界に羽ばたいてほしいくらいです。そのくらい、スケールのデカい弟だなと思っています。むしろ海外のほうが、類のすごさを評価してくれそう。
──では最後に、今後の見どころをお願いします。
八代:まずは何より糸と源の関係性ですよね。ここからは「お待たせしました」じゃないですけど、キュンキュンさせてくれる尊いシーンも多いので、そのあたりは楽しみにしていてほしいです。あとは、成田家以外のキャラクターも個性が強いので、源や糸だけでなく、洛、柊、類の周りにいるキャラクターにも、ぜひ注目してください。
洛的には基本のスタンスは変わらないんですけど、洛だけ別軸での動きがあったりするので、そのあたりを洛らしいなと思いながら見てほしいです。この家族の中で、すごく目立つキャラではないけど、彼の動向を追うと面白い発見があったり、それが後半につながってきたりするので注目していただきたいです。
直近の話だと、柊の動向ですね。自分と戦っていくことの大変さ、それに打ち勝っていく勇気みたいなところは、成田家の中でも彼にしか出せないドラマなので、まずは柊がどんな奴なのか、なぜ引きこもっているのかというところは見てほしいし、うちの弟を、ぜひ見守っていてください。
[文&撮影・塚越淳一]
作品情報
〇放送情報
2026年7月3日(金)より毎週金曜24:00~TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11にて、
ABCテレビは7月8日(水)より 毎週金曜26:45~順次放送!
〇配信情報
7月3日(金)24:00よりdアニメストア・ABEMAにて地上波同時最速配信
7月7日(火)12:00よりその他配信プラットフォームにて順次配信予定
あらすじ
キャスト
(C)オザキアキラ/集英社・「うちの弟どもがすみません」製作委員会































