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TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』関根明良&小清水亜美が語る、止まった時間を動かすドレゲネとシタラの絆【インタビュー】

TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』シタラ役・関根明良×ドレゲネ役・小清水亜美 対談インタビュー|「止まった時間」を共有するドレゲネとシタラ。二人の絆と、現場で生まれたお芝居の化学反応

胸に突き刺さった「ダイル様」の言葉と、運命に導かれた「ジャダ石」の巡り合わせ

── 第6話までを振り返って、それぞれ印象的な場面やセリフなどをお聞かせください。

関根:私は今日のインタビューにあたって台本を読み返していたのですが、当時の私が台本に直接「好き!」ってメモしていたところがあって(笑)。

小清水:え、何!? どこ!?

関根:かつての夫であるダイル様が「ドレゲネ」と呼ぶお声です。最初の「よく来たね」という呼びかけから、最後のお別れのシーンまでの変化が大好きすぎて、台本に大きく星マークで「好き」って書いてありました(笑)。収録で一番グサッと胸に刺さってましたね。

小清水:とても純粋な愛をもたらしてくれるシーンで。汚れし思いなんて1つもなくて、出会った頃の「とても優しい人なんだな」という印象から順を追っていって、好きな気持ちへと変わっていくシーンがね!

関根:逃げ出そうとしていた頃から日々を重ねて。本編では描かれていないエピソードもいっぱいあったんだとしっかり感じられるくらいジャダ石を渡す際の「ドレゲネ」と呼びかける声に優しさと愛を感じました。もう聞いていて涙が出てきてしまって。

小清水:そうだよね! ドレゲネが話しているのを聞いてくれていたものね!

関根:前半のパートはシタラの出番はなかったので、いちファンとして後ろで聞きながら涙を堪えていました。とても大好きなシーンです。

── 小清水さんはいかがでしょうか?

小清水:過去のシーンで言うと、ドレゲネは本当にダイル様のことを本気で愛していたと思うんです。その「好き」という止まっていた感情を、もう一度動かしてくれたのが、シタラが「ジャダ石」を持ってきたシーンだと思っていて。

演者としての個人的な印象ですが、恋愛感情とはまた違うけれど、出会ってからのまだ長くはない時間の中で、とても心強さや温かさを感じて、「あ、一人じゃないんだ」「これだ、私はこの子が好きだ」と、彼女の心を大きく動かした瞬間だったので、個人的にとても好きなシーンです。

関根:シタラがこのジャダ石を手に入れた時って、本当に偶然の巡り合わせだったじゃないですか。「運命」ってこういうことなんだろうなと読むたびに感じます。このめぐり合わせは偶然であり必然だったのだろうなって。

ドレゲネ様も、オゴタイと結婚して子供を産んで、日々は穏やかだったと言っていたようにモンゴル側にほだされてしまってもおかしくないじゃないですか。シタラ自身も「ここで新しい人生を踏み出している人もいるんだ」と微笑んでいたりと、復讐の炎が少し弱まりそうになっている瞬間が随所にあるんです。

でも、二人は絶えず炎を燃やし続けられるよう、薪がくべられ、導かれていく。それが良いものなのか悪いものなのかは分かりません。でもジャダ石を手に入れ、ドレゲネ様と出会えたことは、シタラにとって確かな幸せだったんだろうなと思います。

小清水:そうやって考えていくと、なくしてしまったダイル様からの大事な大事なジャダ石があって。それにすがって、それが心の支えだったから今まで生きてこられたけれど、それを失った先で、新しいジャダ石とともにファーティマ(シタラ)がやってきてね(笑)。

ある種、「奪う側・奪われた側」という対立はありますが、大きく括るなら「奪ったのは国(システム)」であって、「その国の人間すべてが悪人なのか」と言われたらそうではないんですよね。
人間一人一人にはそれぞれの温かさがあって……考えちゃうよね。

関根:本当に。完全な悪がいないですよね。オゴタイやトルイたちモンゴル側の人たちも、己の信念や大切な人のために一所懸命に行動している人たちなんですよね。自分たちが演じるキャラクターの視点から見るとそれぞれが敵であり悪に見えますが、一人の視聴者として客観的に見ると「いい家族じゃん」「いい兄弟じゃん」と感じたり。

この複雑さが、本作の魅力の一つだなと思います。

小清水:しかも、下野(紘)くんが演じる大カアン(オゴタイ)が、超ひとたらしじゃない!?(笑)

関根:そうなんですよね〜!

小清水:ね〜! 私たちが演じる上で貫くべき復讐の思いを揺らがせてくるの!(笑)

関根:こちらの気持ちを滑らかにしようとしてきて。あれはずるいと思います!

小清水:ずるいよね!(笑)

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小清水:シタラとドレゲネという、二人の人生がこの先どう動いていくのか。そして、大カアンのあの笑顔が一体どれだけの人たちをたらし込んでいくのか(笑)、ぜひ見逃さないでください!

関根:まだまだ魅力溢れるキャラクターが出てきます。そちらもぜひお楽しみいただけたらと思います!

インタビューの様子は動画でもチェック!

インタビューバックナンバー

『天幕のジャードゥーガル』作品情報

最新ストーリー

少女と妃。
復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす――。

母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。
「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」――ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、"知"の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。
いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て……。

その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。
その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。
帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。
奥方から受け継いだ"ファーティマ"を名乗って。

心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネと運命的な出逢いを果たす。
彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。

シタラとドレゲネ。
出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める。

スタッフ

原作:トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』(秋田書店「Souffle」連載)
総監督:山田尚子
監督:Abel Gongora
シリーズ構成:加藤還一
キャラクターデザイン・作画チーフ:吉田健一
演出チーフ:藤倉拓也
美術監督:樺澤侑里
色彩設計:今野成美
撮影監督:高橋直希
編集:廣瀬清志
音楽:日野浩志郎
音響監督:小沼則義
アニメーション制作:サイエンスSARU

キャスト

シタラ:関根明良
ドレゲネ:小清水亜美
ファーティマ:桑島法子
ムハンマド:齋藤 潤
オゴタイ:下野 紘
トルイ:鈴木崚汰
シラ:入野自由
チャガタイ:浪川大輔
ジュチ:野島健児
ソルコクタニ:久野美咲
モゲ:朝井彩加
キルギスタニ:新谷真弓
ボラクチン:くじら

●オープニングテーマ:SEKAI NO OWARI「Stella」
●エンディングテーマ:女王蜂「星」

◆公式サイト
◆公式X(@anime_jaadugar)

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