
TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』トルイ役・鈴木崚汰さんインタビュー|明るさと粗野さが両立するトルイのお芝居。複雑に交錯していく、それぞれの強い思い
2026年7月4日より放送中のTVアニメ『天幕のジャードゥーガル』。トマトスープ先生による人気漫画作品を原作に、監督をAbel Gongora(アベル・ゴンゴラ)さん、総監督を山田尚子さんが務める注目作です。
アニメイトタイムズでは、トルイ役・鈴木崚汰さんにインタビューを実施。演じるキャラクターの魅力や今後の注目ポイントなどについて語っていただきました。
トルイの選択と思い、それを繋いでいく人々に注目してほしい
──原作やシナリオをご覧になった際の印象をお聞かせください。また、魅力だと感じた本作のポイントは?
トルイ役・鈴木崚汰さん(以下、鈴木):知恵や知性を持つことの重要性にいち早く気づいた者が如何に先進的であるか。考え抜いた先に現代に繋がってきたものがあるんだなと感じました。モンゴルの歴史や文化に触れつつ、主人公シタラが女性たちのコミュニティや権力争いの中で張り巡らされた策略に奮闘する、サスペンスのような雰囲気を持つところが魅力の1つです。
──演じる「トルイ」は、場を明るくする純粋さを持ち、優れた武を魅せるキャラクターとのことですが、ご自身が感じるトルイの印象や魅力的だと思う要素についてお聞かせください。
鈴木:序盤ではシタラの復讐の対象として登場しました。部族として戦の最前線に立ち、強さや冷酷さが強く描かれていましたが、モンゴル帝国内でのトルイは家族思いなところが素敵なキャラクターです。“原論”が欲しいと言った妃の願いを叶えたり、子どもたちと話すトルイからは情の厚さを感じます。朗らかで快活な少年のような人柄で、場の空気を明るくする太陽のような笑顔が魅力的です。
──収録にあたって、本作ならではの文化などをお芝居に落とし込むうえで準備したこと、意識したことなどお芝居についてお聞かせください。
鈴木:言葉やカルチャーについて家で調べてから収録に参加するものの、細かな動作や意味を掬いきれない部分については、実際にモンゴルへロケハンしたという音響監督の小沼さんが補足してくださるので、理解しながら収録することができました。トルイのお芝居としては明るくありつつも、戦闘部族というところから出る粗野さが滲むようなセリフ回しを意識しました。
──第3話までを振り返って、ご自身の中で印象的な場面や細かな造形が美しく描かれるアニメーションのご感想をお聞かせください。
鈴木:現代の建造物とは違い、当時の複雑な構造をしたトゥースの街並みの描き込みが世界観を壊さず、トマトスープ先生が描く絵本のような可愛らしい原作の絵柄を活かしながらもリアルに感じられるバランスが素晴らしかったです。会話劇に重きが置かれている本作において、人の表情にも力が入っているところも素敵だなと思います。
──今後の見どころや注目してほしいポイントなどを踏まえ、読者の方へメッセージをお願いします。
鈴木:これからそれぞれのキャラクターが持つ強い思いが複雑に交錯していきます。誰に心を寄せるかで作品の見え方が大きく変わると思いますので、何度も楽しんでいただけると思います。
家族思いなトルイが家族のためにどんな選択をし、どんな思いを託し、それを繋いでいく人たちにもぜひ注目していただきたいです。
作品情報
あらすじ
復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす――。
母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、
学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。
「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」――
ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、
"知"の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。
いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て......。
その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。
その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。
帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、
ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。
心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネ
と運命的な出逢いを果たす。彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。
シタラとドレゲネ。
出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める
キャスト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会





























