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【考察・レビューその7】第8話、もうララは目をそらさない、そして止まらない!|『さよならララ』でララが食べた魚を数えてみます!【5匹目】

こんなに切ない魚食、あるん?——でも、もうララは目をそらさない、そして止まらない! 第8話『さよならララ』でララが食べた魚の数を最終回まで数えてみます!【5匹目】【考察・レビュー】

2026年7月より放送開始、アニメスタジオ・キネマシトラス15周年を記念したTVアニメ『さよならララ』。筆者がグッと来てしまったので、本企画では"ララが食べた魚"を数えてみています。

そして今回は、ついにララが魚を食べました! 第3話ぶりとなる5匹目。企画を半ば諦めかけていたところでの、まさかの更新です。

……しかし、手放しでは喜べないのが本作。彼女が久しぶりに口にした魚は、リサが用意したお刺身定食でした。我々が見守ってきたような、大津家で、笑顔で、茉里の隣で頬張る魚ではなかったのです。

切ない魚食。茉里やルカとのしばしの別れ。そして、自分の「帰る場所」を選んだララの決意まで。終盤へ向けて大きく動き出した第8話を振り返ります。

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さよならララ
昔々あるところに、ララという人魚のプリンセスがおりました。海の王である父と、姉たちに愛されて、すくすくと育ちました。ある日、ララは地上に生きる人間の王子に恋をしてしまいます。それは人魚たちの世界では許されぬ、禁じられた恋でした。それでもララは地上へ旅立ちます。魔女グレイスにもらった薬を飲み、人間の姿になったのです。しかしそれは、”本当の愛”を見つけなければ、泡となって消えてしまう禁忌の薬でした。人魚のプリンセスでありながら、人間との愛を望んだララ。けれど———その願いは叶わず、泡となって海へ消えてしまうのでした。それから200年。長い時を経て、人魚姫ララは琵琶湖に蘇る。今度こそ“本当の愛”を見つけるために———作品名さよならララ放送形態TVアニメスケジュール2026年7月5日(日)〜TOKYOMX・BS朝日ほかキャストララ:菱川花菜大津茉里:川石奈奈グレイス:深見梨加ルカ:村瀬歩大津祥弥:大野智敬大津誠:真殿光昭大津江万:住友七絵ローワン:てらそままさきリサ:津田美波コータ:山本和臣スタッフ原作:キネマシトラス監督:小出卓史シリーズ構成:川原杏奈キャラクターデザイン:谷紫織美術監督:藤野真里(studioPablo)色彩設計:山下宮緒 相澤里佳 ...

帰る場所は、どこ?

近江の稲妻こと、茉里がフォーカスされた第8話。冒頭では、嬉しそうに茉里の横断幕を作るララですが、自身の身体に残された時間が少ないことを、彼女自身もどこか理解しているようでした。そんなララの異変に、茉里も気づき始めます。

決勝戦へ向けて練習に打ち込む茉里のもとへ現れたのは、リサとコータでした。そこで彼女は、ララに残された時間、そして人魚たちの事情を聞かされます。「ララを返してほしい」。リサの願いを前に、茉里は初めて「ララを失うかもしれない」という現実を突きつけられたのでした。

真実を知った茉里は、衰弱していくララを見て動揺します。身体を心配しているのに、不器用なふたりは、うまく気持ちを伝えられず口論になってしまう。「リサのところへ帰ったほうがいい」「明日もここで暮らしたい」。言っていることは違っていても、根っこにある願いは同じはずなのに、どうしてもすれ違ってしまいます。

それでも、気丈に振る舞っていたララは、ついに「怖い」と胸の内を吐露しました。そして茉里も、「あんたに死んでほしくない」と本音を口にします。これまで一緒に笑って、一緒にご飯を食べて、一緒に日常を積み重ねてきたふたり。ララは本当はどこへ帰るべきなのか。そして、茉里にとってもララは、もうただの「居候」ではありません。

こんなに切ない魚食、あるん?

ボクシングのトーナメントが始まり、茉里は試合へ。そしてララは、置き手紙を残して大津家を去ります。リサとコータのもとへ戻ることを選んだララ。茉里はララへのもやもやを拭えないままリングへ上がり、それぞれが違う場所で夜を迎えることに。

茉里の試合後の夕飯は焼き魚でした。魚を綺麗に食べる茉里。しかし、その食卓には、茉里の隣で頭から魚をガッツリいくララの姿はありません。あれほど賑やかだった大津家の食卓は、静かで、さみしげです。

一方、リサと食卓を囲むララの前に並んでいたのは、なんと、なんと、お刺身定食! 第3話ぶり、実に5週間ぶりとなる魚食です。でも、これ喜べないよ。俺、この魚食シーン悲しいよ。頭から元気に、"茉里の隣で"食べるララの姿が良かったんだから。

今回は、お刺身に煮物、お味噌汁まで並ぶ豪華な献立。きっと200年という歳月の中で、リサも料理を覚えてきたのでしょう。……でも、今回は素直に喜べません。ようやく魚カウントは5匹目になり、企画は成立しているのに、こんなに切ないなんて。

もちろん、リサが用意した食卓にも200年間積み重ねてきた愛を感じます。それでも、ララのどこか寂しそうな表情を見ていると、この食卓はまだ「帰る場所」にはなりきれていないようでした。

目をそらさない、そして止まらない!

迷いを振り切るようにボクシングへと没頭する茉里。気づけば勝ち上がり、決勝戦へと駒を進めます。一方、ララはリサに連れられ、人魚たちが眠る住処へ。そこでリサは、特別なプリンセスが海の世界への深い愛によって「光」を生み出していたことを明かします。

父の言葉。グレイスの言葉。プリンセスとしての使命。そして、地上で過ごした日々。ララの中で、あらゆる想いが渦巻く。リサは、再びララから「光」が生まれることを願っているようですが、ララの光は本当に海だけへ向くものなのでしょうか。

自分が何を望んでいるのか分からなくなったララは、船の上で乗客からスマートフォンを借り、ルカへ電話をかけます。別れを告げようとするララでしたが、テレビ電話越しに映ったのは、決勝戦のリングにたつ茉里の姿でした。

「どうしたいん? ほんまは」ルカのその一言に、ララは大粒の涙を流します。

父が自分のために残してくれた光。茉里と過ごした何気ない日常。ルカとの出会い。少しずつ築いてきた地上での暮らし。そしてララは決意します。自分の手を引いてくれた人たちのもとへ帰ること。海ではなく、地上に、滋賀にこそ自分の光があるのだと。もうララは決して目をそらさない、そして止まらない!

今週の魚食カウント:約束のために

ララのことを気にかけながら、リングに上がった茉里は案の定攻め込まれてしまいます。ただ! 彼女のピンチを救うのは、やはりララ。会場に訪れたララを視界の隅で捕らえた茉里は、「なんで言う事きかんねん!」と泣きながら、再び闘志を燃やすのでした。不器用な茉里を、誰より応援してくれて、隣で一緒に笑って、魚を喰って、同じ方を向いてくれるのはララだから。

見事勝利を収めたその夜、ララと茉里は約束をしました。怖くても、もう恐れない。強いやつと戦い続けてプロになる! そして、プロになった暁にはララがケーキを作ってあげると……。

リサの過去、人魚たちの秘密、ララの光、そしてルカとの出会い。そして、茉里とより強固な繋がりを得る。終盤へ向けて、ボルテージはどんどん高まっていきましたね。

魚カウントは、これにて5匹目。ララも再び大津家へ戻ってきました。ということは……これからまた、魚を食べる可能性も十分あるということです。次は、もっと笑いながら魚を頬張るララが見たい。その日を楽しみに、魚カウントも続けていこうと思います。

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作品概要

さよならララ

あらすじ

昔々あるところに、ララという人魚のプリンセスがおりました。
海の王である父と、姉たちに愛されて、すくすくと育ちました。
ある日、ララは地上に生きる人間の王子に恋をしてしまいます。
それは人魚たちの世界では許されぬ、禁じられた恋でした。
それでもララは地上へ旅立ちます。
魔女グレイスにもらった薬を飲み、人間の姿になったのです。
しかしそれは、”本当の愛”を見つけなければ、
泡となって消えてしまう禁忌の薬でした。
人魚のプリンセスでありながら、人間との愛を望んだララ。
けれど———その願いは叶わず、泡となって海へ消えてしまうのでした。
それから200年。
長い時を経て、人魚姫ララは琵琶湖に蘇る。
今度こそ“本当の愛”を見つけるために———

キャスト

ララ:菱川花菜
大津茉里:川石奈奈
グレイス:深見梨加
ルカ:村瀬歩
大津祥弥:大野智敬
大津誠:真殿光昭
大津江万:住友七絵
ローワン:てらそままさき
リサ:津田美波
コータ:山本和臣

(C)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会
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