
『天幕のジャードゥーガル』第12話「いつもと変わらない草原」を振り返り|再び手を取り合ったシタラとドレゲネ、魔女たちの戦いが始まる
2026年7月4日(土)より放送がスタートしたTVアニメ『天幕のジャードゥーガル』。トマトスープ先生による人気漫画を原作に、総監督・山田尚子さん、監督・Abel Gongoraさん、アニメーション制作・サイエンスSARUという豪華スタッフで描かれる歴史ドラマです。
第12話「いつもと変わらない草原」では、ついにシタラとドレゲネが再会。互いの想いを確かめ合ったふたりは、再び手を取り合います。一方、オゴタイはシタラへ「この国でお前たちを幸せにする」という「勝負」を持ちかけました。
失ったものを忘れないために魔女なろうとする者たちと、理想の国づくりを目指す者。ここまで積み重ねられてきた想いや対立が大きく動きだす、物語の節目となる一幕を振り返ります。
ソルコクタニが示した矜持
グユクとの政略結婚を、きっぱりと断ったソルコクタニ。シタラに背中を押された形ではあるものの、ソルコクタニは、これからもトルイの息子たちを育てていくと宣言。トルイ亡き後も、トルイ家として揺らぐつもりはないことを、オゴタイやボラクチンの前ではっきりと示しました。
さらにソルコクタニは、オゴタイの家臣筆頭・イルケが「宝物」、つまりオゴタイ家にとって大切なものを管理していると指摘します。その言葉を聞いたシタラは、ドレゲネの身柄もイルケのもとにあるのではないかと考え、ついに手がかりを掴みます。
一方、ソルコクタニの反撃を受け、ボラクチンは苛立ちを隠せません。そして今回の一件によって、オゴタイもボラクチンの策略に気づいたようです。しかし、彼はボラクチンを強く非難することはありませんでした。
ただひとつ告げたのは、「ドレゲネを巻き込まないでほしい」ということ。オゴタイは、ドレゲネを「特別な存在だ」と語ります。その真意とは……?
再会したシタラとドレゲネ、ふたりが守り抜いた想い
シタラは、カダク・グユクらとともに、イルケのもとに囚われているというドレゲネの救出へ向かっていました。グユクたちは正面から堂々と、シタラたちは人目を避けながら天幕へ忍び込むことに。スニーキングミッションみたいで、ドキドキです。
その頃、囚われの身となっているドレゲネは、届けられた食事を見て、シタラが作った「ウルム」、そして彼女との日々を思い出していました。シタラがドレゲネを思い続けていたように、ドレゲネもまた、シタラのことを思い続けていたのです。
そしてついに、ふたりは再会を果たします。ドレゲネは、自分がシタラを裏切るような結果になってしまったことを詫びます。しかし、そのシタラの手には、しっかりと『原論』が抱えられている。互いに相手を信じ、互いの想いを守り抜いたからこそ辿り着けた再会です。
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— TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』公式 (@anime_jaadugar) September 12, 2026
│ 第12幕 本日放送! │
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最終回に向けて
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▼ドレゲネ #小清水亜美
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そこでドレゲネは、ボラクチンの策略の真実を語ります。ボラクチンは、かつてドレゲネとともにメルキト族からモンゴルへ渡ったクランを利用し、彼女を揺さぶって自らの計画へ加担させていました。その際、「シタラのことを信じるな」とも告げられていたのです。自らの行いを悔い、謝罪するドレゲネ。しかし、シタラもまた、ボラクチンの知恵に魅せられ、その手に落ちかけていたことを打ち明けます。
これまで以上に強く結ばれたふたりの関係。そんなふたりの前に、静かに姿を現したのは、オゴタイでした。
オゴタイの提案
オゴタイはドレゲネに息子・グユクとともに暮らしてほしいと頼みます。相変わらず、毅然とした態度で話を聞いていたドレゲネでしたが、グユクの顔を見た途端、その表情は一変。
「グユクちゃん!」思わずちゃん付けで呼び、その身を案じるドレゲネ。その溺愛ぶりは可愛らしく、思わず笑ってしまうほど。グユクがオドオドしがちなのは、ドレゲネが過保護だからかもしれませんね。シタラもどこか呆れたような表情で、親子の再会を見つめます。
冷徹に見えるドレゲネですが、その本質は誰よりも情が深い人物なのかもしれません。メルキト族の人々、シタラ、そしてグユク。彼女が大切に思う相手にだけ見せる一面が、そのことを物語っています。キャラクターの持つ多面性、シリアスな展開の中に光るコメディは最終回でも健在でした。
話を戻すと、オゴタイの提案は、ドレゲネと息子が共に暮らすことでした。宮廷から遠く離れたグユクの領地で、穏やかに暮らしていて欲しい。オゴタイのささやかな願いにも思えますが、もちろん、この提案には政治的な狙いもあるでしょう。
ドレゲネとグユクが宮廷を離れて暮らせば、政治の表舞台から危険因子を遠ざけることができる。一方で、ドレゲネにとっても罪を問われることなく、最愛の息子と穏やかに暮らせるという悪くない条件でした。果たして彼女の選択は?
オゴタイとの「勝負」、魔女たちの再出発
そして、オゴタイは今度はシタラを呼び出します。「星」について尋ねられたシタラは、これまで培ってきた知識を総動員し、オゴタイと論を交わします。自らの知を疑わず、最後まで意見を曲げないシタラに対し、オゴタイはある勝負を持ちかけました。
それはいたってシンプルで、これからモンゴルを作り変えていくオゴタイが、この国で生きるシタラとドレゲネを幸せにすること。ふたりが幸せになったら、自分の勝ちだ、と堂々と宣言したのです。ドレゲネと出会ったあの日、彼女の強い眼差しに貫かれたオゴタイは、この国をより豊かに、自由にすることで、これまでモンゴルが奪ってきた数多の人生を幸せにすると強く誓いました。彼の国を再編するという野望のきっかけとなったからこそ、ドレゲネは特別な存在だったのです。そして、激論を交わしたシタラの目は、ドレゲネによく似たものでした。
圧倒的な大カトゥンの威厳を見せつけ、去っていくオゴタイ。これまで、ずっと柔和な雰囲気だったオゴタイですが、その語気には、優しさと強さ、そして野望が入り混じっています。残されたシタラは、夜空の星々に向かって叫びました。それは、オゴタイへの怒り、悔しさ、自身への浅ましさ、全てが混じり合った叫びだったでしょう。
それは、ドレゲネも同じです。シタラのもとにやってきたドレゲネは「これ以上、言いなりになるわけにはいかない、悔しい」と打ち明けました。そして、シタラと共にもう一度戦いたいと、「ふたりなら嵐も起こせる」とシタラの手を取る。奪われたものを決して忘れない、モンゴルに来たことを「良かった」と思いたくない。ふたりは、魔女となり、復讐することを決意するのでした。
TVアニメ『#天幕のジャードゥーガル』
— TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』公式 (@anime_jaadugar) September 12, 2026
第12幕「いつもと変わらない草原」
ご視聴ありがとうございました!
このあと9月13日(日)午前0時より
各種配信サービスにて順次配信スタート✨#天幕のジャードゥーガル最終回 pic.twitter.com/JZ1C8o0JtR
運命によって出会い、一度は別れ、そして再び巡り合ったシタラとドレゲネ。ふたりの出会いによって大きく動き出した『天幕のジャードゥーガル』。この再会も、物語をもう一度大きく動かす始まりになるはずです。エンディング後には、新たな戦いを予感させる映像も……。続きが待ち遠しくなる、締めくくりにふさわしい最終話となりました!
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作品概要
あらすじ
復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす――。
母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、
学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。
「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」――
ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、
"知"の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。
いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て……。
その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。
その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。
帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、
ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。
奥方から受け継いだ"ファーティマ"を名乗って。
心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネと運命的な出逢いを果たす。彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。
シタラとドレゲネ。
出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める
キャスト
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会































