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TVアニメ『赤髪の白雪姫』声優陣が選ぶ、最も感動したシーンとは

TVアニメ『赤髪の白雪姫』早見沙織さん、逢坂良太さんら声優陣が選ぶ、“最も感動したシーン”とは

 セカンドシーズンまで放送し、視聴者の心をときめかせたTVアニメ『赤髪の白雪姫』が2016年5月22日(日)にイベントを開催。昼夜二部制で行われ、会場のよみうりホールには多くのファンが集いました。

 原作は少女マンガ誌ということもあり、客席の大半は女性が占めていたものの、なかにはグッズを手にした男性も。この作品の人気の高さがうかがえます。そんな、広い客層のなかではじまったイベント。どんなプログラムが楽しめたのでしょうか? 本稿では、夜の部の模様をレポートします。

【出演者】
早見沙織さん(白雪 役)
逢坂良太さん(ゼン 役)
梅原裕一郎さん(ミツヒデ 役)
名塚佳織さん(木々 役)
岡本信彦さん(オビ 役)
福山 潤さん(ラジ 役)
石田 彰さん(イザナ 役)
内田雄馬さん(カイ 役)
沢城千春さん(シイラ 役)

※名塚さんと石田さんは夜の部のみ。昼の部には、三瓶由布子さん(リュウ 役)と小西克幸さん(サカキ 役)が出演していました。


■ 門番の会話劇からイベントスタート! 前半はトークやクイズで盛りあがる♪

 緞帳があがると、舞台の中央には内田さんと沢城さんの姿が。そして、そのまま門番のふたりによる朗読劇がはじまりました。客席を花畑になぞらえ、「このあたりに咲いているのが『1階席のみんな』という花らしい」とシイラ。これを受け、カイは「1階席のみんなー!」と声をかけて場内をあたためていきます。観客はもちろんのこと、ふたりも「思いの外楽しい!」とご満悦。幸先の良いスタートを切ったようです♪

 その後は、内田さんと沢城さんが司会進行となり、他のキャストを呼び込み! 全9名が壇上に揃いました。自己紹介の場面では、「サカキ役の小西克幸です。ぼくのことは『こにたん』って呼んでください」と石田さん。これには、隣に立つ岡本さんと福山さんが新喜劇コケしてしまうほどの衝撃が! 場内はひときわ大きな歓声で包まれました。

 トークコーナー「ベスト赤髪トーク!」では、キャストがセレクトした“感動シーン”を紹介。早見さんは、第12話にあった王城開放日のシーンを挙げ「こみ上げるものがありました」とコメント。1stシーズン最終話のクライマックスだったこともあり、とくに思い入れの強いシーンだったようです。

 また、第19話で描かれた白雪とゼンの再会シーンについては、選者の逢坂さんが「白雪の泣き顔と声がね、カワイイんですわ!」感情を乗せてひと言! なんでも、普段は気丈に振る舞っている白雪がふと見せた“弱さ”に落ちたそうで、同じシーンを選んだ梅原さんと頷きあっていました。感動シーンセレクションだからか、本作そのもののベストシーンを見返しているかのような感覚に。白雪とゼンのキスシーンでは「キャー!」と声があがるなど、会場全体で感動を共有していました。

 続く「赤髪回数クイズ!」は、特定のキャラのしぐさやセリフが、全話で何回登場するか当てるというもの。司会のふたりをのぞく7人のキャストがチャレンジしました。

 ……が、フリップで答える形式のため、あらぬ方向に走るキャストも。1問目「オビが主(あるじ)と言った回数は?」で、石田さんが「062(“あるじ”の語呂あわせ)」と答えたかと思えば、2問目「イザナが笑った回数は?」では梅原さんと名塚さんが仲良く「137(“イザナ”の語呂あわせ)」と解答。さらに3問目「白雪が赤面した回数は?」では、福山さんが「あ回」と掲げドヤ顔。観客から拍手を受けるなど、なんとも自由なひとときとなりました。

 ちなみに、1問目の正解は66回(!)。逢坂さんの「64回」という回答があったためポイントこそ逃しましたが、石田さんはかなり惜しい結果となりました。語呂合わせもあなどれない!?


■ 2組に分かれて行うチーム戦は観客が全面協力!

 対決コーナー「ゼンvsラジ 真の王子はどっちだ?」は、逢坂さん、名塚さん、石田さんのゼンチーム、福山さん、梅原さん、岡本さんのラジチームに分かれたチーム戦! 早見さんはどちらの国にも縁のある白雪にちなみ、両チームの助っ人として参加しました。「イケメンチーム」と自称した福山さんに対し、「僕たちがイケメンじゃないみたいじゃないか!!」と全力抗議した石田さん! 場内を大いに沸かせつつ、ゲームがスタート!

 一戦目「白雪を探せ!」は、観客のなかから白雪のようなめずらしい人を見つけ出すというもの。観客に質問を投げかけ、それに該当する人数を少なくできたほうが勝利となります(0人は無効)。この対決は、早見さんのファインプレーが飛び出し、ゼンチームが最小値1人を達成! 見事一勝を手にして次に繋げました。

 そして続く二戦目は、会場内にいる“赤髪のカツラをつけた人”を見つけ出す「赤髪を探せ!」。出題チームの面々は、15個のカツラを観客に渡したり舞台上の機材にかぶせたりして溶けこませ、解答チームを戸惑わせました。

 結果、こちらの対決はラジチームが圧勝! 二戦を終え、両チーム一勝一敗の引き分けに終わりました。ともあれ、ストーリー上ではなにかと仲良しだったふたりの王子。引き分けは納得、と言えるかもしれませんね。

 存分に興奮したあとは朗読劇。「例えば浦島太郎」と題し、亀のゼン、浦島太郎の白雪を中心とした物語が展開されました。亀がエンジンで動いたり、乙姫がラジだったり、玉手箱がイザナだったりと、衝撃だらけのストーリーに観客も騒然&爆笑! 約20分の貴重な“ライブ”を堪能しました。このストーリーを受け、改めて「変だったね」と笑うキャスト陣。同時に、本編ではできないぶっ飛んだキャラクターを演じられたことに、楽しさもにじませていました。

 BD&DVDや原作コミックスなどの告知を経て、イベントはエンディングへ。石田さんの「サカキ役の小西克幸です。ぼくのことは『こにたん』って呼んでください」から、岡本さん&福山さんの大コケまでがまたも繰り出され大いに沸くなか、終盤であいさつしたのは逢坂さん。「2クールを演じ終えたときに、本当にちょっとしたことなんですが、自分に変化があったような気がした」と自身の成長についてコメント。“続編”への期待も告げ、観客を笑顔にしました。

 そして早見さんは、作品そのものや本作のファンについて触れ「とっても穏やかであたたかい」と嬉しそうな表情。この日も本作らしいあたたかな空間の中で、観客とふれあえたことをよろこびました。

 最後、緞帳がおりきるまで別れを惜しんだキャストと観客。たしかに、そこにあったのは穏やかであたたかな空気。そんな優しい作品だからこそ、性別も年齢も問わず浸れるのかもしれません。


[取材&文・松本まゆげ]


■TVアニメ『赤髪の白雪姫』

【スタッフ】
原作:あきづき空太(白泉社「LaLa」連載中)
監督:安藤真裕
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:高橋久美子
デザインワークス:武半慎吾
美術監督:岡﨑えりか
色彩設計:中山しほ子
撮影監督:福田光
音楽:大島ミチル
音響監督:若林和弘
アニメーション制作:ボンズ

【キャスト】
白雪:早見沙織/ゼン:逢坂良太/ミツヒデ:梅原裕一郎/木々:名塚佳織/オビ:岡本信彦/リュウ:三瓶由布子/ ガラク:甲斐田裕子/ラジ:福山 潤/サカキ:小西克幸/巳早:豊永利行/鹿月:國立 幸/イトヤ:浅沼晋太郎/ ロナ:水瀬いのり/ユジナ:小松未可子/イザナ:石田 彰 ほか

>>TVアニメ『赤髪の白雪姫』公式サイト
>> TVアニメ『赤髪の白雪姫』公式Twitter(@ akagami_anime)

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(C)あきづき空太・白泉社/「赤髪の白雪姫」製作委員会
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