DVDリリースを開始してスペシャルイベントが開催!「TVアニメ『図書館戦争』関東図書隊緊急フォーラム」レポート
今年の4月から6月まで、フジテレビのノイタミナ枠で放送されたアニメ『図書館戦争』。物語は2019年、公序良俗を乱し人権侵害の表現を取り締まる「メディア良化法」が施行された世界が舞台。強権的かつ超法規的な「メディア良化委員会」とその実行組織「良化特務機関」の言論弾圧に唯一対抗できる存在が図書館だった。かくして図書館は図書館の自由を守るために武装し、良化機関との永きに渡る抗争に突入することになる。言論の自由という大きなテーマをベースに、極上のエンタテインメントに仕上げた有川浩氏による原作小説を見事を映像化。大人気のうちに放送を終え、8月よりDVDのリリースが開始された。
そして9月21日、8月6日発売の第1巻、9月3日発売の第2巻を対象店舗にて購入した人を対象に、杉並公会堂にて『TVアニメ『図書館戦争』関東図書隊緊急フォーラム』と題したイベントが行われた。笠原郁役の井上麻里奈さん、堂上篤役の前野智昭さん、手塚光役の鈴木達央さん、柴崎麻子役の沢城みゆきさん、玄田竜助役の鈴森勘司さんがゲストで登場し、ファンとともに様々なコーナーで盛り上がった。
●起立!気を付け!敬礼!
最初に笠原郁役の井上麻里奈さん、堂上篤役の前野智昭さん、手塚光役の鈴木達央さん、柴崎麻子役の沢城みゆきさんが登場。女性陣は普通の服なのに対して、男性陣はアーミー服+銃という姿で壇上に現れた。
オープニングのトークでは、鈴木さんが「銃が結構重い」と話し、前野さんは井上さんに、鈴木さんは沢城さんに銃を渡すと、「○○○○○と機関銃みたい」と盛り上がり、ふたりでポーズを取るシーンもあった。
そして、同じくアーミー服+銃という姿で玄田竜助役の鈴森勘司さんが登場。鈴木さんが、全員で敬礼をしたいということで、会場に来たお客さん全員で鈴森さん(玄田隊長)に向かって敬礼をした。
●最近注目を浴びるミリ飯と苦いせんぶり茶
最初のコーナーは「関東図書基地 広報課教えて!堂上教官!出張版、玄田隊長のサバイバル講座」。男子3人による匍匐(ほふく)前進レースで、優勝者には自衛隊等で実際に食べられている戦闘糧食(通称:ミリ飯)のウィンナーカレーが食べられる権利がもらえる。
匍匐(ほふく)前進レースは、スタートダッシュに成功した鈴木さんが優勝。ミリ飯が食べられると思ったら、司会をしていた井上さんと沢城さんにほとんど食べられてしまい、リアルに凹んでいた。しかも「まりなとみゆきの簡単クッキング」というコーナーでしたというオチがついていた。
続いては、「メディア良化法対策講座・リベンジ」。WEBラジオの方での対決に敗れた男子寮がリベンジをしたいということで、このコーナーが設けられた。
男子寮チーム、女子寮チームに分かれ、二人一組で、一人がスクリーンに映し出される言葉をその言葉を使わずに説明し、もう一人がそれが何の言葉かを答えるというゲーム。
女子寮チームはサクサク答え、中でも「アフリカにいて、いつもライオンに食べられてる動物」というヒントでシマウマを導き出した井上さんには会場から大きな声援が送られた。ゲーム終了後、西日暮里をどう伝えたらいいのか真剣に悩んでいた沢城さんも印象的だった。
一方、男子寮チームは、スタッフの陰謀なのか(!?)「ンジャメナ」など女子寮チームよりも難しいお題が出されていた。(※「ンジャメナ」 はアフリカにあるチャド共和国の首都)
結果は女子チーム7ポイント、男子チーム5ポイントで、女子チームがまた勝利。罰ゲームはお馴染みのセンブリ茶で、男子3人が飲む事になったが、鈴木さんの策略で前野さんだけがコップになみなみと注がれ、それを一気に飲み、前野さんの男らしさに会場から温かい拍手が送られた。
●お便りコーナーは、サプライズ!?
ラジオは終了してしまったが、まだメールを送ってくれる人がいるということで、「教えて堂上教官」のコーナーへ。
前野さんの台本にはお便りコーナーとしか書いてなかったようで、ある意味サプライズ。
“堂上教官たちは本命の子に告白するときはどうしますか?”という質問に、前野さんに井上さんを郁だと思って告白してという鈴木さんの振りに「笠原、お前が好きだ」と告白したり、“図書館戦争で印象に残っていたり好きなセリフは?”という質問に、沢城さんは、井上さんに抱きついて「だから私、あんたのこと大好きよ」とファンサービス。
また、鈴木さんはリスナーから送られてきた官能小説を井上さんと沢城さんに途中まで読ませたりと、お客さんには嬉しい内容のコーナーになった。
その後はDJCDに収録されていたスカイダイビングの映像版と、TV未放映で、DVD3巻に収録される「恋ノ障害」を上映。 そして、DVD1巻に同封されていた「ドッグ・ラン」の生アフレコが行われた。
「図書館戦争はファンの方が多い作品で、今回初めてのイベントということで、実際にファンの方とお会いする事ができ、作品を愛しているのを肌で感じる事ができました」(井上さん)、「『図書館戦争』は、自分にとって大きな作品になりました。堂上篤、出演者のみなさん、そしてファンの方々が大好きです!」(前野さん)、「ファンの皆さんの前でこういうイベントを行うのは緊張しますが、楽しんでいただけたなら幸いです」(沢城さん)、「こうやって応援してくれる方々と接する機会は少ないのですが、今回のイベントでみなさん作品を愛してくれているなと実感することができました」(鈴森さん)、「今日は集まっていただきありがとうございました。メンバー、スタッフ一同、『図書館戦争』という作品を愛しています。これからもよりよい作品作りをしていきたいと思います」(鈴木さん)とそれぞれ締めのコメント。最後に、出演者のサイン入りボールをみんなで会場に投げ入れて、イベントは幕を下ろした。