声優
「小野賢章 First LIVE」レポート

ファンと作り上げるステージには圧巻! 小野賢章 First LIVE 2014「Touch the Style」ライブレポート

 アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役などで一躍有名となった小野賢章さん。声優や俳優を器用にこなす氏は現在、歌手としても活躍中だ。2014年2月26日にシングル「FANTASTIC TUNE」が、同年6月25日にはミニアルバム「Touch the Style」が発売されている。

 そして、2014年8月2日にファン待望の「小野賢章 First LIVE 2014「Touch the Style」」が渋谷・TSUTAYA O-EASTで開催された。ライブではミニアルバム収録の楽曲はもちろん、あのキャラクターソングや小野さん思い出の曲など、盛りだくさんの内容が繰り広げられた。本稿では、そんなライブの模様をレポートでお届けする。楽しそうに歌う小野さんの姿やファンとの一体感が作り出す熱いライブ全貌をとくとご覧あれ!

●「キミが光であるために」が満を持して登場!

 ライブ当日は、蒸しかえるような暑さと眩しいほどの日差しが照りつける、いかにも夏らしい青空が広がっていた。しかし、その暑さにも負けないライブが行われることは間違いなさそうだ。開場前からTSUTAYA O-EASTにはファンたちが詰めかけ、記念すべきFirst LIVEを今か今かと待ちわびていた。

 開場すると観客は、公式グッズのTシャツやキャップ、タオルなどを身に付け、いざ臨戦態勢へ。その期待に応えるかのように幕が開くと、ライトアップされたステージに小野賢章さんが登場! のっけからハイテンションに「FANTASTIC TUNE」で会場のボルテージを最大限にまで引き上げ、「ウォウオー!」というレスポンスもライブを後押ししていった。

 2曲目の「Blue horizon」では、みんなでタオルを回す演出もあり、夏らしい雰囲気が印象的。1曲目から笑顔が輝く小野さんは「口の中カラカラだよ! 楽しすぎる!」と来場してくれたファンと一緒にライブを楽しんでいる様子が伺えた。「熱中症に気をつけてね!」と気遣う姿も、なんとも小野さんらしい。

 MCを挟んでからは、怒涛の展開に驚かされた。過ぎ去りし人に想いを馳せる切ない一曲「Phase」でハートを鷲掴みにしたかと思えば、「限界を打ち壊して」という歌詞が強いメッセージを響かせる「NEEDLESS TO SAY」でワイルドにステージを駆け巡る。

 さらに「Can't Take My Eyes Off You」では、ギターの演奏も披露。当初、ギター演奏は予定されていなかったそうなのだが、「この曲は高校時代に軽音部で歌っていた曲で、今回もギターをやりたくてお願いしました」と小野さんの希望で行われることになったとか。小野さんが演奏する姿は、きっとファンたちの目に焼き付いて離れることはないだろう。

 照明が落とされ、落ち着いた雰囲気で披露されたのは「キミが光であるために」。アニメ『黒子のバスケ』で小野さんが黒子テツヤ役として歌い上げたキャラクターソングだ。今回はアコースティックでの歌唱ということで、いつもとは違った印象にうっとりさせられる。暗いライブハウスに輝くミラボールの光も相まって、ファンを小野さんの歌声の虜にさせていった。

 「『黒子のバスケ』は僕のターニングポイントになった作品です。まさかこんなに人が集まってくれて、歌えることになるとは思いませんでした。これまで頑張ってよかった! 過去の自分に感謝!」と小野さんも作品に対する思いはひと塩ではない様子であった。

●みんなが僕の足りないピース

 「ずっと僕のそばにいろよ、という意味で次の曲を歌います」とメッセージを贈って歌い上げるのは映画『スタンド・バイ・ミー』でもお馴染みの「Stand By Me」。その思いを受け取ってか、会場からも自然と手拍子が巻き起こる。

 続く「ON THE ROAD」も「Stand By Me」同様に、未知への冒険を描いた曲。熱いながらも笑顔で歌う小野さんの姿にファンも最大級のレスポンスで応えていった。First LIVEという新たなスタートラインに立った小野さんとファンたちは、これからどんな冒険を繰り広げていくのかも見ものだ。

 そしてライブもラストスパートへ。「夏は行きたいところがいっぱいあるね。海に、BBQに、お祭りに……。でも今日が一番の思い出でしょ!」と元気のいいコメントとともに始まったのは駆け抜けるようなメロディラインが特徴的な「For the glory days」。声援もより一層大きくなり、肌がビリビリとシビれるほどだ! イントロを聴いた瞬間に歓声が上がったのは「TOUCH」。爽やかかつエネルギッシュなPVと同じく、ステージ上でも快活なパフォーマンスを見せた。

 「今回のライブの勉強のためにいろんなライブを見させてもらったんですけど、一番心配だったのは体力です。でも楽しいから大丈夫だった! あと3時間くらいやりたいけどもう最後の曲です。僕は、足りないピースを探していて、そのピースがみんなです!」とファンにメッセージを贈り、「One Of Pieces」を披露。「巡り会えたね You Are My Pieces」という歌詞に呼応するように、小野さんとファンの心がひとつになっていく。青いペンライトの光が会場を包み込み、ライブはフィナーレを迎えた。

 小野さんが降壇するとすぐにアンコールが巻き起こる。力強いアンコールの声はいつの間にか「賢章」コールへと変わっていき、時間が経てば経つほどより大きく響いていった。そしてその声に応えるべく、小野さんが登場。アンコール一曲目は黒子テツヤ名義の「フューチャーライン(Remix)」だ。アゲアゲのポップチューンにファンも自然と体が揺れ動く。ライブが始まったばかりのような盛り上がりには驚かされた!

 最後のMCでは「初めてのアンコールだよー」と泣くふりをして、「あれ? このTシャツは!」とお茶目にグッズ紹介するところも抜け目ない! そんなチャーミングな姿も小野さんがファンに愛されている理由なのかもしれない……?

 ラストは最初の1曲目でも歌い上げた「FANTASTIC TUNE」。今度は会場全体での大合唱となり、このひと時を惜しむように、そしてまた次に出会ったときを楽しむために全員が笑顔でライブを堪能しているようだった。これだけのファンに愛される小野さんの活躍に期待せずにはいられない。


<セットリスト>
M1:FANTASTIC TUNE
M2:Blue horizon
M3:Phase
M4:NEEDLESS TO SAY
M5:Can't Take My Eyes Off You
M6:キミが光であるために
M7:Stand By Me
M8:ON THE ROAD
M9:For the glory days
M10:TOUCH
M11:One Of Pieces

【ENCORE】
EN1:フューチャーライン(Remix)
EN2:FANTASTIC TUNE


>>【賢章学園】小野賢章公式ファンサイト

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