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「幕末Rock 超絶頂★雷舞(エクスタシーライブ)」レポ

ついに超魂團(ウルトラソウルズ)の5人が集結! 「BREAK OUT Presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞(エクスタシーライブ)」レポート

 2014年夏アニメとして放送され、奇抜なストーリー展開とハイクオリティな楽曲で話題をよんだ『幕末Rock』。9月には原作ゲームの2作目『幕末Rock 超魂』も発売されるなどノリにノッている同作が、11月2日(日)にライブイベントを開催! 「BREAK OUT Presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞(ルビ:エクスタシーライブ)」と題し、Zepp Tokyoにて、昼夜2回行われた。

 超魂團(ウルトラソウルズ/メインキャラ5人のバンド名)のキャストがはじめて公の場に揃うだけでなく、本作の真骨頂“雷舞(ライブ)”を観られるとあって、注目が集まっていたこのイベント。さて、これから贔屓(ファン)たちが体感する超絶頂(エクスタシー)とは一体……? 本稿では、夜の部をレポートしていく。

【出演者】
谷山紀章さん(坂本龍馬役)
鈴木達央さん(高杉晋作役)
森久保祥太郎さん(桂小五郎役)
森川智之さん(土方歳三役)
小野賢章さん(沖田総司役)

★オープニングアクト
vistlip

★ゲスト(超歌劇『幕末Rock』より)
良知真次さん(坂本龍馬役)
輝馬さん(土方歳三役)
Kimeruさん(徳川慶喜役)


●前半はvistlipや超歌劇(ウルトラミュージカル)キャスト陣が沸かせる!

 まずは、オープニングアクト・vistlipが登場! アニメ『幕末Rock』のOPテーマ『Jack』からはじまり、『CLASSIC OPERA』、『GLOSTER IMAGE』と、緩急の効いた3曲を披露した。「キラキラ光る棒(ペンライト)がマジで俺たちには新鮮」と楽しそうに語る智さん(Vo)。雷舞ならではの雰囲気を存分に堪能していたようだ。とくに『GLOSTER IMAGE』では、アッパーなリズムとパフォーマンスで観客をノセまくり、残像が見えるほどペンライトが激しく振られる現象も。短い時間ながら、場内のボルテージを一気に引き上げる見事なステージを見せつけた。

 会場があたたまったところで、お次は超歌劇(ルビ:ウルトラミュージカル)キャストの良知真次さん、輝馬さん、Kimeruさんが登場。大歓声のなか、紹介を兼ねてのトークが行われた。実はまだ顔合わせ前だという3人だが、「僕が気になってるのは、(超歌劇(ルビ:ウルトラミュージカル)でも)服が脱げるのかどうか。脱ぎなよ!」(Kimeruさん)、「えっ、ちょっと待ってよ! そんなに俺と輝馬の裸見たい?」(良知さん)など、軽快に話が進む。

 また、超歌劇(ルビ:ウルトラミュージカル)でもアニメのキャラクターソングが使われるという話題から、好きな曲の話題も。「夜は聴けるかな? 『LAST SCREAM』!!」(良知さん)、「僕は『モット!!!』。(昼の部で聴けて)幸せでした!」(輝馬さん)、「僕はハチノジ(ハチノジディストーション)が聴きたぁい!!」と、三者三様の楽曲が挙がった。夜公演で聴けるかも?な曲もあり、観客も「同意!」と言わんばかりのテンション。雷舞(ルビ:ライブ)への想いは、超歌劇(ルビ:ウルトラミュージカル)キャスト陣も観客も同じのようだ。

 続いては、安元洋貴さん(井伊直弼役)と斎賀みつきさん(徳川慶喜役)のビデオメッセージ上映。「(9月の)ニコ生終わりで撮ってます」と明かしたふたりは、「あのメンツは個々にたくさんライブをやってる方たちですから。なんの心配も無い」としたうえで、「プラスアルファでどれだけ面白いことをやってくれるか、ですよね」と、ある種の期待もにじませた。対する観客も、期待に胸ふくらみ破裂寸前! 本丸までもうまもなくだ……!!

●満を持して超魂團出陣! 待ちに待った瞬間が、現実となる!

 盛りだくさんのプログラムを終え、ここからはいよいよメインキャスト5人の出番!! 先陣を切ったのは、森川さんと小野さんだ。土方歳三の名台詞「俺たちの歌が聴きたいのならば、静まれ! ……静まるんじゃない!!」で大熱狂をかっさらうと、間髪入れず『非常幻想 -オーバーミラージュ-』がスタート。小野さんも、翼をかつぐ“サプライズ”な出で立ちでステージを縦横無尽に駆けまわった。

 ……と、ここで谷山さん乱入! アニメ第2話を彷彿とさせる展開から、次なる曲『INTERSECT』へと移る。ステージ上で煽り合いを繰り広げる3人は、志士vs新選組の構図そのもの。アグレッシブなサウンドもあわさり、会場の熱はぐんぐん高まる!! そして、追い打ちをかけるように披露された3曲目『絶頂DAYBREAK』で、ついに超魂團全員がステージに揃い、会場は熱狂に次ぐ熱狂! 情熱(パッション)ほとばしるアツい幕開けとなった。

 各人のあいさつからはじまったMCでは、「いきなりぶっちぎりの盛り上がり、どうもありがとうゼップトーキョー! 我々もこの日を待ちわびてました」と言う谷山さんの言葉が。また、「夜(の部)だもん!」という免罪符的なフレーズが飛び出すと、他作品に触れてみたり、「1人13回平均でいってほしいと思います」「自信あるヤツはポロリしちゃって」といったギリアウトな投げかけまであった。観客に負けずぶっちぎりテンションの5人。この勢いは誰にも止められない……!!

 次は各キャラのソロ曲へ。「俺からいこうかな?」「どうぞどうぞ」と往年のギャグをかまし、トップバッターを飾ったのは森川さん。高音が美しく轟く『群青を射す光』を披露した。そしてここからは怒涛のリレー! 頭上に8の字を描くパフォーマンスで会場に一体感を生んだ『ハチノジディストーション』(森久保さん)、松陰先生へ捧げる熱いバラードで酔わせた『生きてゆこう』(鈴木さん)、「近藤さん、歌うよ」というセリフも胸を打った『共鳴進歌』(小野さん)、情感をこめてじっくり歌いあげた『LAST SCREAM』(谷山さん)と続いた。歌い終わり、「楽しんでもらえてますか!?」「我々も非常に気持ちいい」と告げた谷山さん。観客は、一言ひとことに力いっぱい応える!!

 2回目のMCは、谷山さん、鈴木さん、森久保さんが担当。「(ステージからも観客が)すんごい見える」、「Dカップの子もいる」、「メンズもいるんだね」「(メンズは)女子目当てなんじゃないの!?」など、贔屓(ファン)との交流を楽しんだ。また、「超魂團(ルビ:ウルトラソウルズ)と名乗るのが恥ずかしくなくなってきた」との森久保さんの言葉を皮切りに、「超魂團(ルビ:ウルトラソウルズ)です!」「イエーイ!!」というコールアンドレスポンスを行う一幕も。終始、全力全開状態の場内。衝動に駆られるように次の曲へ!

 「烈(ルビ:レッツ)!」「Rock!!」のかけ声を合図にはじまったのは『Rolling Thunder』。「オイ! オイ!」という観客のコールを聞いてか、「騒げゼップトーキョー!!」とさらに煽る3人。沸点をとうに超えたアツい空間を生み出した。そしてこのテンションのまま『RIDE ON THE WAVE』へ! 超魂團(ルビ:ウルトラソウルズ)バージョンということもあり、ただでさえ爆発力満点の楽曲がより攻撃的なものに変化。5人の相乗効果をまざまざと見せつけるアクトになった。

 「楽しい!」「楽しいぜお前ら!」など。メンバーひとりひとりから満足感たっぷりの言葉が聞かれたが……なんと、本編はそろそろ終了。「ええーー!!」と嘆く観客に向け、「ここは定時で終わらせてもらいますが」(谷山さん)、「“残業”する気はありますよ?」(森久保さん)としっかりフリを効かせたメンバーたち。そのままの流れで、本編ラストの曲『WHITE』を披露した。退場時に放たれた「お前ら最高にRockだったぜ!!」という鈴木さんの言葉に、観客は大熱狂!! まだまだ力は残っている様子だ。

 “残業”ことアンコールは、5人ともTシャツ姿で登場。会場が揺れるほどの歓声に包まれるなか、MCがはじまった。ここでは、小野さんの「脱衣(パージ)くらいまでならできますよ!」との言葉に観客がしっかり反応。「パージ」コールが起こってしまうなど、様々に盛りあがった。ちなみに、ステージ上にいるとあるキャストの、とある漢字の読み方について、他の4人がきり込んだ勇気あふれるエピソードもあったのだが……「詳しく語るのはダメ!」とのことなので割愛する。

 バンドメンバーの紹介を経て、アンコールで再び熱狂の渦へ。1曲目は『五色繚乱』。これまでの『幕末Rock』のキャラソンとは一線を画す、“和”の雰囲気あふれる楽曲だ。5人の重厚な歌声がかさなるサビでは、客席が一体に! ペンライトがひときわ大きく、力強く揺れた。

 「最後の曲いくぞー!!」。アンコール2曲目にして「超絶頂★雷舞(ルビ:エクスタシーライブ)」ラストを飾ったのは『What's this?』。本作全体の表題曲とも言えるナンバーだ。正統派のRockサウンドが場内を覆い、騒ぐしか無い!といった状態。超魂團5人の挑発的なパフォーマンスに、観客たちは「What's this!」コールで応え、魂がぶつかり合う圧倒的な時間に。こうして、まさしく超絶頂のなか雷舞(ルビ:ライブ)は終演。贔屓(ファン)の拍手は、メンバーが姿を消してからもしばらく鳴り止まなかった。

〈SETLIST〉
★vistlip
M01. Jack
M02. CLASSIC OPERA
M03. GLOSTER IMAGE

★超魂團
M01. 非常幻想 -オーバーミラージュ-
M02. INTERSECT
M03. 絶頂DAYBREAK
M04. 群青を射す光
M05. ハチノジディストーション
M06. 生きてゆこう
M07. 共鳴進歌
M08. LAST SCREAM
M09. Rolling Thunder
M10. RIDE ON THE WAVE
M11. WHITE

―アンコール―
M12. 五色繚乱
M13. What's this?


[取材&文・松本まゆげ]


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