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TVアニメ『ミカグラ学園組曲』楽曲インタビュー:木村珠莉さん

TVアニメ『ミカグラ学園組曲』の楽曲を歌うキャスト全員にリレーインタビュー! 第1弾:一宮エルナ役・木村珠莉さん

 Last Note.によるライトノベルやコミックから展開が広がった『ミカグラ学園組曲』がついにTVアニメとして、2015年4月6日より放送スタート! 怠惰な生活を送っていた一宮エルナが入学した「私立ミカグラ学園」は文化系の部活動しかなく、部活の代表者同士が能力を使ってバトルするトンデモない学校だった!? エルナや個性的な生徒達が巻き起こす不思議に無敵な学園組曲が今、幕を開ける!

 そんな作品のOP曲『放課後革命』&ED曲『楽園ファンファーレ』はLast Note.書き下ろしの新曲で、この2曲を歌うのは、一宮エルナ(CV:木村珠莉)、御神楽星鎖(CV:大西沙織)、藤白おとね(CV:小澤亜李)の放課後楽園部!

 今回、ミカグラ学園特集として、楽曲を歌うキャスト全員にリレー形式でインタビューを行う「組曲インタビュー」を敢行!第一弾はヒロインの一宮エルナ役を演じる木村珠莉さん。OP曲『放課後革命』、ED曲『楽園ファンファーレ』に加え、ソロで歌う『放課後ストライド』について、そしてアニメの見どころについて語ってもらいました。


●濃いキャラいっぱいで激しいギャップありのいい意味でヒドい作品!?



――『ミカグラ学園組曲』の原作などに触れてみての感想は?

一宮エルナ役・木村珠莉さん(以下、木村):原作を読んだ時、ハチャメチャで元気いっぱいな作品だなと思いました。学園ものなので友情や人間ドラマが描かれてたり、部活バトルで勝ち上がっていたりするといういろいろな要素があって、学園+異能バトルものって能力が特徴的だったりすると思うのですが、キャラ自体の個性がすご過ぎて(笑)。たくさんキャラがいるのに、それぞれのキャラも掘り下げていて、よくこんな設定を思いつくなって感心しました。

 いざアフレコが始まってみると想像の遥か上で、いい意味でヒドくて(笑)。キャラも突き抜けていて、エルナだけでなく、「シグレ」や「ひみちゃん」もよりキャラが濃くなっている印象があって、すごく元気が出る作品だなと思いました。またオーディションの前に、台本や原作だけでなく、元になっているLast Note.さんの曲も聴きましたが、聴いた瞬間にワクワク感が自分の中で湧き上がって、演じる時に気持ちが高まりました。

――アニメで実際に演じてみて感じた作品の印象や魅力は?

木村:収録が始まる前はギャグが中心の作品かなと思っていたし、実際、パワフルで笑えるシーンが多かったのですが、演劇部の人達と一緒に練習させてもらって、新人戦を戦うお話の時、ぐっと来ちゃって。そのギャップ、メリハリがあるので、思いもかけない展開や不意をつかれてじーんとするシーンもありますよ!

 エルナの絵を見た時は原作ではもっと童顔な印象があったけど、顔が大人っぽくなって、キラキラしていて素敵だなって。エルナ役に決まった時、本当に演じられるかなという不安もあったけど、アニメの絵を見て、彼女が動き回る姿が頭に浮かんで、もっと等身大でやっていいのかなと思えるようになりました。あとビミィのキラキラさ加減にはビックリしました(笑)。


●エルナのポイントは「ヘンタイ」!?

――演じるエルナについての印象は?

木村:個性あふれるキャラクターがたくさん出てきて、その中でも今回演じさせていただくエルナは飛び抜けて変わり者で、テンションがおかしくて(笑)。急に自分の世界に入ったり、おもしろい子だなって。自分と似ているところは私、よく友達に言われるんですけど、ひとり言が多かったり、自分の中で完結させちゃうことが多いみたいで。そういう部分は自分に似てますね。程度は全然違いますけど(笑)。あとエルナはかわいい女の子とか好きなものに対した時にテンションが上がるところも近いです。エルナは空気が読めない子だけど、人をちゃんと見ていたりするんですよね。そんな部分や今回表情の変化も見ていただけたらうれしいです。

――収録でのディレクションや演じる時に心掛けていることは?

木村:最初の収録で「もっとヘンタイで!」と言われて(笑)。自分では振り切って演じていたつもりでも全然足りてなかったんでしょうね。音響監督さんやスタッフさんとお話しして、エルナは遊びの要素が多いキャラで、どうやったらおもしろいかが大事なんだなと思いました。「聴いたことがないような音を出してほしい」と言われて、「どういう間やしゃべり方をすればおもしろいだろう?」とか「どうやったら、よりヘンタイに聴こえるだろう?」とか(笑)、毎回考えながら演じています。


●「始まる感」と「胸きゅん」を詰め込んだOP曲『放課後革命』

――アニメのOP曲とED曲を、エルナ、星鎖、おとねの3人で歌っていますね。まずOP曲『放課後革命』はどんな曲ですか?

木村:Last Note.さんの歌はすべて難しいですね。高低差もあるし、リズムも速いし、曲をいただくたびに、「私に歌えるのかな?」とドキドキしちゃいます(笑)。『放課後革命』はアップテンポで元気いっぱいで、始まる感やワクワク感が前面に出ていて。ただサビの終盤になるときれいなメロディラインになって、“みんなで紡ぎあげたこの組曲を~大人になっても歌い続けよう”などの歌詞もキュンとくるんです。そんな歌詞を放課後楽園部の3人が歌っているのもいいですよね。エルナの「みんなを巻き込んで進んでいくんだ」という気持ちと、それがすごく楽しいものになるんだろうなと感じさせてくれるし、普段はヘラヘラしているエルナの熱い気持ちが見えてきて、泣いてしまいそうになりました。

――レコーディングはいかがでしたか?

木村:作品やエルナのイメージ同様に、「元気いっぱいに!」というのをまず意識しました。あと掛け合いはライブをイメージしてノリノリで歌いました。大変だったのは途中に出てくる英語のラップパート。私、英語が苦手で…。バックでセリフっぽくしたり、みんなで掛け声を入れるところは楽しかったです。キャラを意識しながら歌うのは難しいけど、セリフだと思いっきりキャラのままでできるので、ハジけられました。

――『放課後革命』の聴きどころやお気に入りのフレーズを挙げてください。

木村:やっぱりサビですね。“みんなで紡ぎあげたこの組曲を~大人になっても歌い続けよう”という素敵なフレーズがあったり、“マイナス思考なんてどっか行けっ!ぷんっ”はエルナらしくて。“組曲”という言葉が入っているのもいいですね。原作の「みんなの曲達が繋ぎ合って組曲になるような部にしたいんです」というセリフに感動していたし、今後のエルナが巻き込んでいく様子も浮かんで、大好きです。


●ED曲「楽園ファンファーレ」はエルナの前向きさと元気さ、そして雑さが!?

――ED曲『楽園ファンファーレ』を初めて聴いた時の印象は?

木村:最初に仮歌が入っていないメロディだけをいただいて、歌詞を目で追っていくと「今、どこ?」と見失ってしまうくらい、速くて、細かくて(笑)。今回歌わせていただいた曲の中で一番不安だったのはこの曲でした。でもメロディも歌詞のおもしろおかしさも含めてエルナっぽい曲だったので気持ち的には歌いやすかったです。そして元気で弾んだ感じで歌える歌詞やメロディだったので、気持ちよかったです。

――レコーディングをしてみての感想は?

木村:この曲も「元気に!」と言われたけど、ちゃんと歌うのがまず大変でした。エルナは元気な子だからできるだけファルセットは使わずに歌いたかったけど、これだけ高低差があるとさすがに……。他の2人の声と合わさった時に負けていないか、ちょっと心配です。Dメロの“スキスキスキの隙だらけよ”はセリフっぽく言えて、テンションが上がって楽しく歌えました。

――『楽園ファンファーレ』の聴きどころやお気に入りのフレーズを挙げてください。

木村:サビの“be happy~very happy”の繰り返しはエルナの前向きさが一番出ていて好きです。あとは2番Bメロの“前向きって伝染しちゃう系?”と歌った後の“今、バラまくよ!”がエルナの雑なところが現れて(笑)。でも元気で彼女らしいから大好きです。


●エルナのソロ曲「放課後ストライド」は気持ちが高まって全力疾走する爽快感!



――そして『放課後革命』のシングルのカップリングに収録される『放課後ストライド』もエルナとして歌っていますね。

木村:『ミカグラ学園組曲』の元になった曲の1つで、ニコニコ動画にアップされている映像と曲を聴いた時、徐々にテンションが高まってきて、聴いた後にスカっとしました。オーディションの前にスタジオに向かっている時もこの曲を聴きながらノリノリで歩いていたら前から歩いてきた会社員の人に不思議そうな表情で見られてたりして(笑)。聴くとすぐに元気になれるからこのレコーディングの前からちょっと落ち込んだ時に聴いたりしてました。実はこの作品のオーディションはおとね役で受けたんですが、エルナもやってみてくださいと言っていただいて。その後、歌のオーディションがあったんですけど、歌っていて「エルナを演じたい!」という想いが高まった曲でもあったので、エルナとして歌わせていただけるのはうれしいですね。

――レコーディングした時をしてみての感想は?

木村:今回はLast Note.さんの原曲のままではなく、Tom-H@ckさんが編曲してくださって、よりいろいろな音が入っていたり、リズムを刻むところが増えているんです。例えばドラムの音が強くなったり、金管楽器の音が入ったりして、ハチャメチャ感があって、元気あふれるアレンジになっていました。歌う前はドキドキしていたけど、歌うたびに楽しくなっちゃって。

――『放課後ストライド』の聴きどころやお気に入りのフレーズを挙げてください。

木村:最後のサビに行く前、“1、2の3でレッツゴー”が繋がっていく感じで、聴いても歌っても一番好きなところで。“テンションMAXいけ!”というセリフが挟まるんですけど、曲も徐々にそこに向かっていくようになっているので、歌い方も急坂を一気に駆け上がっていくような気持ちで歌いました。段々、高まっていく感じが作品にとても合っているなと思える大好きな歌詞です。


●エルナの突き抜けぶりに注目! 楽曲と共に『ミカグラ学園組曲』の世界を楽しもう!

――皆さんへメッセージをお願いします。

木村:原作もおもしろくて、楽しかったけど、アニメではよりハチャメチャでパワフルになっていると思います。私も、とにかく元気いっぱいにおかしなお芝居を心がけてやっていて、新しい扉をめいっぱい開いて頑張ったので(笑)、楽しんでいただけたら嬉しいです。監督が「エルナは真っ当なヘンタイ」とおっしゃっていたので、どこまで出し切れたのか、私も期待とドキドキでオンエアを待ちたいと思います(笑)。あとビミィの見た目のかわいさと、松岡禎丞さんのイケメン声のギャップも見どころの一つです(笑)。

 OP曲『放課後革命』もED曲『楽園ファンファーレ』も作品やエルナ達らしい楽しい曲になっています。ハチャメチャだけどじーんとできる素敵な曲です。歌っても楽しいので、カラオケに入ったら皆さんにも歌ってほしいですね。『放課後ストライド』よりはブレスも楽だし、私も歌えたから大丈夫なはず(笑)。仲のいい友達と協力しながら歌うと友情も深まるかも。『放課後ストライド』は落ち込んだ時や背中を押してほしい時に聴いてほしいです。


<楽曲情報>
■『放課後革命』
TVアニメ『ミカグラ学園組曲』オープニングテーマ


歌:放課後楽園部
  一宮エルナ(CV:木村珠莉)
  御神楽星鎖(CV:大西沙織)
  藤白おとね(CV:小澤亜李)

発売日:2015年4月22日(水)
価格:1,200円(本体)+税
発売・販売元:株式会社KADOKAWA メディアファクトリー

[収録内容]
(1) TVアニメ「ミカグラ学園組曲」オープニングテーマ『放課後革命』
(2) 『放課後ストライド』歌:一宮エルナ(CV:木村珠莉)
(3) TVアニメ『ミカグラ学園組曲』オープニングテーマ『放課後革命』(off Vocal)
(4) 『放課後ストライド』(off Vocal)

■『楽園ファンファーレ』
TVアニメ「ミカグラ学園組曲」エンディングテーマ


歌:放課後楽園部
  一宮エルナ(CV:木村珠莉)
  御神楽星鎖(CV:大西沙織)
  藤白おとね(CV:小澤亜李)

発売日:2015年5月27日(水)
価格:1,300円(税別)
発売・販売元:株式会社KADOKAWA メディアファクトリー
収録内容
(1) TVアニメ「ミカグラ学園組曲」エンディングテーマ「楽園ファンファーレ」
(2)「絵空事スパイラル」歌:御神楽星鎖(CV:⼤⻄沙織)
(3)「⾚裸々キャンディ」歌:藤⽩おとね(CV:⼩澤亜李)
(4) TVアニメ「ミカグラ学園組曲」エンディングテーマ「楽園ファンファーレ」(off Vocal)
(5)「絵空事スパイラル」(off Vocal)
(6)「⾚裸々キャンディ」(off Vocal)

■TVアニメ『ミカグラ学園組曲』

【放送情報】
2015年4月よりTVアニメ放送開始

テレビ愛知 4月6日から 毎週月曜日 深夜2:35〜
AT-X 4月7日から 毎週火曜日 夜11:00〜
TOKYO MX 4月8日から 毎週水曜日 深夜0:30〜
サンテレビ 4月8日から 毎週水曜日 深夜0:30〜
KBS京都 4月8日から 毎週水曜日 深夜1:00〜
BS11 4月11日から 毎週土曜日 夜11:00〜

【スタッフ】
原作:Last Note.
(MF文庫J 『ミカグラ学園組曲』/KADOKAWA メディアファクトリー刊)
キャラクター原案:明菜
監督:岩崎太郎
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン:天﨑まなむ
総作画監督:天﨑まなむ、尾尻進矢、高橋瑞香
プロップデザイン:尾尻進矢
美術監督:望月卓磨(スタジオちゅーりっぷ)
美術設定:高橋麻穂(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:真壁源太
撮影監督:塩川智幸(T2スタジオ)
3D:渡邉悦啓
編集:今井大介(ジェイ・フィルム)
音響監督:明田川仁
音楽:藤澤慶昌
音楽制作:KADOKAWA(メディアファクトリー)
アニメーション制作:動画工房
製作:ミカグラ学園組曲製作委員会

【キャスト】
一宮エルナ:木村珠莉
御神楽星鎖:大西沙織
藤白おとね:小澤亜李
八坂ひみ:諏訪彩花
二宮シグレ:島﨑信長
赤間遊兎:花江夏樹
九頭竜京摩:細谷佳正
湊川貞松:古川慎
射水アスヒ:加隈亜衣
ビミィ:松岡禎丞
花袋めいか:上田麗奈
鳴海クルミ:茅野愛衣
百合子:西明日香

【ストーリー】
志望校が決まらず、怠惰な毎日を送る中学3年生の一宮エルナ。
ある日、従兄である二宮シグレから私立ミカグラ学園のパンフレットを渡されたエルナは、そのパンフレットに写っていた女子生徒である御神楽星鎖の姿に目を奪われる。
彼女に運命めいたものを感じ、ミカグラ学園への進学を決意するエルナ。
しかし、文化系の部活しか存在しないという珍しい学園であるミカグラ学園にやってきたエルナが見たものは、必殺技を駆使して戦いを繰り広げる生徒たちの姿だった。
不思議に無敵!決して色褪せることのない物語が今、幕を開ける!



>>TVアニメ『ミカグラ学園組曲』公式サイト
>>『ミカグラ学園組曲』公式Twitter

(C)2015 Last Note.・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/ミカグラ学園組曲製作委員会
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