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プリキュア音楽のこぼれ話満載! ミュージックナイト上映会 レポ

「プリキュアの生みの親」がタジタジに!? プリキュア音楽のこぼれ話満載、「ミニ生ライブ&スタッフトーク付ミュージックナイト上映会」 レポート!

『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』が公開中、TVアニメも放送40話を迎えてますます盛り上がる『Go!プリンセスプリキュア』。映画の大ヒットを記念して、11月27日(金)に映画上映を含む、「ミニ生ライブ&スタッフトーク付ミュージックナイト上映会」が開催されました。

 イベントでは『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』と、2015年春に公開された『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル』の2本を上映。さらに、TVアニメのオープニング&エンディングテーマのミニライブと、トークショー2セット(歌手2人&プロデューサー/作曲家・作詞家&プロデューサー)も開催! 内容盛りだくさんの当日の様子をレポートします!

■大盛り上がりのミニライブ! トークは、女子校生徒と”鷲尾先生”状態”に!?

 最初に『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル』が上映された後、同作や『Go!プリンセスプリキュア』の企画、以前は『ふたりはプリキュア』から『yes! プリキュア5 GoGo!』までのプロデュースを務め、ファンから「プリキュアの生みの親」ともいわれる、東映アニメーションの鷲尾天プロデューサーがステージへ。

 歌手のお二人を招き、礒部花凛さんがオープニングテーマ「MiracleGo!プリンセスプリキュア」を、北川理恵さんが後期エンディングテーマ「夢は未来への道」をそれぞれ生披露しました!

 この日、磯部さんは天ノ川きらら(キュアトゥインクル)、北川さんは海藤みなみ(キュアマーメイド)の制服姿で登場! 「こうして一緒に立っていると、女子校の先生と生徒みたいですね」と鷲尾さんの言うとおり、トークも女子校ノリを先生が見守りつつ、時おりツッコミを入れるような、温かいものになりました。

 まずは磯部さんがオープニングテーマに抜擢された理由についての話題に。「磯部さんの歌声が、はるかのイメージにぴったりだった」と田中裕太監督が話したエピソードが明かされます。主題歌を担当して、周りから評判はあったかと鷲尾さんが聞くと、磯部さんは「そりゃあ……ありました」と早くも天然オーラ全開! 観客の爆笑を誘いつつ、「今年のプリキュアは特にかわいくて、女の子らしくて、関わることができて本当にうれしいです」と喜びを語っていました。

 一方の北川さんは、主題歌の話が決まった時、うれしさと不安もあったとのこと。「ものすごく緊張してレコーディングに行ったのをおぼえています。最初に歌った曲(前期エンディングテーマ:「ドリーミング☆プリンセスプリキュア」)は、かわいいというより美しい感じ。いままでのプリキュアとは違う感じなんだとわかった時、そこに私を選んでくださった期待に答えねば! と思いました」と話していました。

■雨でも傘を差して歌った、屋外でのプリキュアショー!

 そこから話題は、歌手の二人も出演している、各地で開催のプリキュアショーへ。天然オーラ漂う磯部さんと、しっかり者の北川さんですが、初めて出演したショッピングセンターでのショーでは、磯部さんが仕切っていたんだとか。「ショーの最中に私がきれいに段取りを忘れちゃって……。そしたら花凛ちゃんが、ちょっと作戦会議します! って言って、ステージ上でひそひそ話を始めたんです(笑)。その時は本当に緊張しちゃって、花凛ちゃんのほうが冷静でした」と、北川さんは少し照れくさそうに振り返っていました。

 そのショーを見て、「この二人はフォローし合えるんだな」と、安心したという鷲尾さん。最近も二人の頑張りを象徴するようなエピソードがあったといいます。「11月に屋外で開催されたショーで、雨が降ってきたけれどお客さんも待ってるし、やろう! ということになり、プリキュアも二人も傘を差して歌ったんです。それを聞いてすごい嬉しかったですよ。お客さんにも送り手にも熱気がないと、そうはならないですよね」と鷲尾さん。画面の外のイベントでも、プリキュアの魂は共有されている! そんなことが伝わるエピソードでした。

■主題歌を歌った二人からみる、『Go! プリンセスプリキュア』の見所は?

 そこから話題はTVアニメ本編へ。好きなプリキュアは誰? という質問に北川さんが挙げたのは、まさかの敵方「ディスダーク」! 「はじめはロックくん派だったんですけど、途中からはシャット様派になったり……、3人とも大好きです!」と話していました。

 一方、磯部さんはお気に入りのエピソードとして、はるかが絶望から立ち上がる39話をチョイス! 感動したという、はるかとカナタが握手をするシーンを、北川さんを巻き込んでステージで再現します。「はるかが一度絶望して、そこから1週放送がお休みだったので気になってしょうがなかったです。はるかが自分の力で立ち直ったところで大号泣しました」と語る磯部さんに、北川さんもヒートアップ。「あの時のキリッとした顔いいよね!」「うん、すごいかっこよかった~!」と二人は大盛り上がりに!

 それを横で見守る鷲尾さんは、「なんだか女子校の休み時間っぽいトークになってきましたね。私が先生だと言われるのもだんだんわかってきました(笑)」とポロリ。会場からは「鷲尾先生~!」という声も飛び出しました。最後に磯部さんから「プリキュアを応援してくださってるみなさんってほんと温かいんだなぁと思いました!」という言葉もあり、和やかな雰囲気の中、1回目のトークショーは幕を下ろしました。

■プリキュアを支える音の世界! 作詞・作曲の二人には、鷲尾プロデューサーもタジタジ!?

 続いて上映された、『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』が拍手とともに終了すると、再び鷲尾プロデューサーが登場! 「先ほどのトークショーは中学校の休み時間でしたけど、今回は職員室の職員会議です!」と前置きしつつ、『Go!プリンセスプリキュア』で音楽を担当する作曲家の高木洋さん、オープニングテーマ「MiracleGo!プリンセスプリキュア」の作詞を担当した作詞家の大森祥子さんを迎え、2回目のトークショーが始まりました!

 今回の『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』は、長編の『パンプキン王国のたからもの』、中編の『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』、そして短編の『キュアフローラといたずらかがみ』の3本立て。そのうち長編と中編の挿入歌を高木さん&大森さんがタッグで制作したほか、高木さんは長編・中編・短編の全BGMも担当しています!

 トークではまず、高木さんの担当分についてのお話に。「今回は3本立てで、コンセプトもそれぞれ違ったので、なるべく違うような音楽にしようと心がけました」と高木さん。中でも短編の『キュアフローラといたずらかがみ』は、セリフなしで、音楽のみの意欲作!

「誰がそんなのやるって言ったんだ!」という鷲尾さんに、高木さんは「この方(鷲尾さん)です」とすかさずつっこみを入れていました。さらに、中編の『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』では鷲尾さんより、「ノンストップムービーにしたいので、音楽をずっと繋いでほしい」というリクエストがあったとのこと。「大変お手数をおかけしまして……」という鷲尾さんの”公開平謝り”に、会場も大いに沸きました。

 中編でのレフィ(CV:上垣ひなた)の挿入歌が特に印象的だったという鷲尾さん。大森さんに、どうやって着想したのかを聞くと、「レフィちゃんの絵はありましたけど、あとは口頭で、こういう絵があって、こういうお話になるんだよと聞いてました。そこからは想像していきましたね」という答えが。資料が足りない……。鷲尾さんは申し訳なさからまたも苦悶の表情! さらに高木さんより、「台本や絵コンテを読んでお話の中に自分が入っていくと、曲が生まれることが多いですね。一番いいのは映像を見ることなんですけど、なかなかいただけないので」と、トドメの一撃!

 この日お二人に、「答えたくない質問をされたら、ミラクルライトを振って下さい」と打ち合わせしていたという鷲尾さん。「だんだん都合が悪くなってきました! 私がミラクルライト振りたいです!」と漏らすと、会場は爆笑に包まれました。

■約10年になる、高木さんと大森さんのプリキュアシリーズとの関わり

 続いては、二人とこれまでのプリキュアシリーズとの関わりについての話題に。大森さんはシリーズ2作目の『ふたりはプリキュア Max Heart』(2005年)、高木さんは3作目の『ふたりはプリキュア splash Star』(2006年)からキャラクターソングで参加しています。

 印象に残っているシリーズは、という質問に大森さんが挙げたのは、自身がオープニング曲の作詞を担当する現在の『Go! プリンセスプリキュア』! 「プリキュアでいつか主題歌をやりたいって思ってたんですけど、今年もダメだった……というのが続いていたので。お話いただけてうれしかったです」と改めて喜びを噛みしめていました。

 一方で、制作の過程は大変だったといいます。「映画の場合は、レフィちゃんとかパンプルル(CV:花澤香菜)ちゃん単体の歌なので、それぞれ一人の気持ちになりきって書けばいいんです。でもオープニングテーマだともうちょっと広くなって、その上でいままでのプリキュアから受け継いできたものなど、核はしっかりキュッと持ってなくちゃいけないんです」と大森さん。完成した歌詞は、田中裕太監督も大のお気に入りだと、鷲尾さんが話していました。

 高木さんがこれまでのプリキュアシリーズで大変だったのは、2013年の『ドキドキ! プリキュア』だったとのこと。「いろんなアニメの作曲をやっていますが、これまでで一番、曲数が多かったのがドキプリでした。約80曲という量で、だからと言っていつもより制作期間があるわけではないので……。作曲家人生で一番大変だったと思います」と、当時を振り返っていました。

 二人のエピソードを掘り下げるほど、「制作期間や資料が足りない!」という声がのしかかった形の鷲尾さんは最後に、「いろんな方にご迷惑とご無理をかけて成立しているテレビシリーズですので、みなさんもよく味わってご覧いただければと思います!」と挨拶。会場は鷲尾さんの身を削った笑いに沸きつつ、3人を労うような大きい拍手がおくって、イベントは幕を下ろしました。

 11月27日には、来春の新タイトル『魔法つかいプリキュア!』も発表されたプリキュアシリーズ。『Go! プリンセスプリキュア』も40話を過ぎ、クライマックスへ向けてますます盛り上がってきています! 鷲尾さんの言うとおり、最後まで味わって楽しみましょう!

■公開情報
『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』

■作品紹介
今度の映画はプリキュア史上初の、Go!Go!! 豪華3本立て!!!
映画館でキラメく、ハッピー・ハロウィン・パーティ開催ッ!!

大人気TVシリーズ「Go!プリンセスプリキュア」(ABC・テレビ朝日系列)がこの秋映画になって登場! しかも、CGアニメやミニサイズのプリキュアも登場する超豪華な3本立てで、プリキュアの魅力もパワーアップ! ハロウィンをテーマに、つよく、やさしく、美しく!プリキュアが大活躍!!

【STORY】
『パンプキン王国のたからもの』
ごきげんよう! わたし、春野はるか! わたしたち、おとぎの国のようなパンプキン王国にやってきました! ところが、この国のプリンセスがお城に閉じ込められていたことがわかったの!! いったい誰が、なんのために……!? プリンセスを助け出し、パンプキン王国の未来を取り戻さなくちゃ!! みんなもミラクルプリンセスライトで、力を貸して!!

『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』
わたしたち、夜の闇に閉ざされた国・パンプキングダムへ飛ばされちゃった! 昼を取り戻すためのカギを握るのは、ミラクルライト! 希望を失くさなければ、願いは絶対かなうんだから! さぁみんな力をあわせて、パンプキングダムに光を取り戻そう!!

『キュアフローラといたずらかがみ』 
同時上映だよ!

「パンプキン王国のたからもの」
監督:座古明史
脚本:秋之桜子
キャラクターデザイン・作画監督:香川 久
美術監督:須和田 真
製作担当:山崎尊宗

「プリキュアとレフィのワンダーナイト!」
監督・キャラクターデザイン:宮本浩史
CGアニメーションスーパーバイザー:金井弘樹 美術監督:真庭秀明

「キュアフローラといたずらかがみ」
監督:貝澤幸男
CG演出:日向 学
CGディレクター:中沢大樹

声の出演:嶋村侑、浅野真澄、山村響、沢城みゆき、東山奈央、古城門志帆 ほか



>> 『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』公式サイト

(C) 2015 映画Go!プリンセスプリキュア製作委員会
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