声優
映画『ワンピース』リレーインタビュー チョッパー役・大谷育江さん

チョッパー役・大谷育江さんが変化球な映画の見どころをご紹介! 映画『ONE PIECE FILM GOLD』キャストインタビューリレー

 大人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』のおよそ3年半ぶりとなる映画『ONE PIECE FILM GOLD』が2016年7月23日(土)より全国ロードショー! 劇場版第13作目にあたる本作ですが、ゲストには満島ひかりさん、濱田岳さん、菜々緒さん、ケンドーコバヤシさん、北大路欣也さんら豪華キャストを起用。さらに、TVアニメでセニョール・ピンクを演じた山路和弘さんが、ゴルゴルの実の能力者・ギルド・テゾーロとしてルフィたちの前に立ちふさがります!

 今回は麦わらの一味で、トニートニー・チョッパー役の大谷育江さんにインタビュー! 大谷さんならではの映画の観どころや、『ONE PIECE』随一の愛されキャラクターであるチョッパーの魅力など、た~くさんお話をうかがいました。

 

■ 意味のないシーンはない?! 新作映画は懐かしいキャラクターが続出

――待望の新作映画『ONE PIECE FILM GOLD』が2016年7月23日(土)より、公開となりますね。映画をご覧になったとお聞きしましたが、映画の感想を簡単にお聞かせください。

大谷育江さん(トニートニー・チョッパー役/以下、大谷):「とにかく、ゴージャス!」って、簡単すぎですかね?(笑)。

 
――それでも伝わると思います。それでは、今回の作品の見どころを教えてください。

大谷:本当に見どころ満載で、たぶんいろんな人がいろんなことを言うと思うのですが、すごい変化球です! かつてウォーターセブン編で、サンジと戦ったワンゼ(世界政府直下の諜報機関CP7の諜報部員で、理格闘家。CV:高戸靖弘)というキャラクターがいるんですけど、今回の映画にそのワンゼが出てきて、プロポーズしているというか、彼の人生に関わるシーンがほんの一瞬チラッと映るところがあるんです。

他にも、ウォーターセブン編に登場したキャラクターでは、スパンダム(世界政府直下諜報機関CP9の元司令官。現在は世界貴族直属の諜報機関CP‐0の諜報部員。CV:小野坂昌也)とかも登場していて、懐かしいキャラクターの顔が見られてクスっと笑えるところもあります。

たぶん初めて観る人は「何でここで結婚を申し込んでいる人が映っているんだろう?」と思うかもしれないですが、意味のないシーンはないんです。後で、もしかしたら「あ~!」って、繋がるかもしれないので、しっかりとまんべんなく楽しんでいただけたらなと思います。

 
――今回の映画のタイトルは『ONE PIECE FILM GOLD』ですが、大谷さんにとってのGOLDのイメージを教えてください。

大谷:GOLDと聞くと、金塊とか金の延べ棒が積み重なっているシーンを思い浮かべますね。実際は一度も見たことがないんですけどね(笑)。でもGOLDというと、それしか思い浮かばないです。

 
――それでは本作に関わる中で、大谷さんが感じたGOLDな瞬間を教えてください。

大谷:私は『ONE PIECE』という作品に関われたからこそ、体験できることがたくさんあります。みんなでUSJへ行ったり、『ONE PIECE』関連のイベントに出た時に知り合える出演者だったり、お客さまだったりとの出会いがGOLDかな!


――まさにGOLDな瞬間ですね。

大谷:本当にいつもそれは思っていて、『ONE PIECE』という作品に関われたからこそ、この場にいる。役者としての私自身は変わらないんですけど、この作品に出ているからこそ「チョッパー!」って言ってもらえるとか、『ONE PIECE』という作品を媒体として、いろんな方と巡り会える。それは素晴らしいことだなと思います。

 
■ 大谷さんが感じるチョッパー魅力、そして『ONE PIECE』が愛される理由

――『ONE PIECE』という作品で、大谷さんが長年演じているチョッパーというキャラクターの好きなところや魅力を教えてもらえますか。

大谷:私はチョッパーのどこまでも素直なところ、まっすぐな心が素敵だなぁと思っています。最近は、「もういいかげん、ウソップ(麦わらの一味で狙撃手。CV:山口勝平)の言うことには、気が付けばいいのに!」と思ったりもするんですけど……(笑)。でも、そこでチョッパーは「そうなのか?!」って言っちゃう。そのまっすぐな気持ちをチョッパーは持っていて、敵味方関係なく、人の命を救いたいと純粋に思える。そこが魅力です。戦いを好んでいないところも素敵ですね。

 
――『ONE PIECE』は国民的作品と呼ばれるまでになった大人気作品ですが、作品がこれほど愛される理由や魅力はどこにあると思いますか。

大谷:信じる気持ちをあきらめないところが魅力なんじゃないかなと思います。人って、ちょっとダメだったら、くじけちゃうじゃないですか。でも、「なんでルフィはそこで立ち上がれるんだろう?」って、そのひたむきさにこちらが励まされる。また、みんながそのルフィをリスペクトしているから、絶対に信じる気持ちを諦めない。

信頼・友情・冒険という、人がワクワクすることがたくさん入っていると、すごく立派な話になりそうなんだけど、実際にありそうな悪に対して、まっすぐに、ど真ん中からぶつかっていく。そのぶつかり具合いがスカッとするんですよね。「やっぱり無理」っていう言葉を言わないルフィに魅力があるんじゃないかなと思います。

 
――サウザンドサニー号(麦わらの一味が乗る海賊船)に乗りたいですよね。

大谷:でも、実際に乗るとしたら、すごく大変だと思う。だって、みんな(麦わらの一味)冒険が大好きで、いつも守ってくれるわけじゃない。そういう意味では、自分の力で生き残らなければいけないから、それ相当な力がないと、あの船には乗れないかも。彼らがいないところで捕まったりしたら、もうサニー号に戻れないんだもの(笑)。その辺は、わりとほったらかしというか、自由だから。自由って、自分の責任もあるんだなって感じますね。

 
――麦わらの海賊団には、船長や船医といった役割がありますよね。『ONE PIECE』という作品において、チョッパーというキャラクターは、どのような役割を持っていると思いますか。

大谷:そうですねぇ……。


――ちなみに、チョーさんにもこの質問したんですが、しょうゆ(醤油)とおっしゃっていました。(ごはんだけでも美味しいけど、しょうゆをかけたら、またひと味変わったものになるという意)

大谷:なるほどね。いいヒントをありがとうございます(笑)。では、私はマヨネーズでお願いします! マヨネーズは唐辛子を混ぜたらピリッとなるし、おしょうゆ(醤油)混ぜたらそれはそれでまた美味しいし、そのままでも!

 
■ お仕事には欠かせない?! 声優・大谷育江さんの必需品!

――麦わら海賊団のメンバーたちも自分の夢や確固とした信念を持って行動していますよね。大谷さんがお仕事をする上で、ご自身が最も大切にしていることや心がけていることは何でしょうか。

大谷:アフレコ収録現場へ行く時に、赤ペンとお水は欠かせないです。別の役をやる時は青ペンが必要だけど、そうじゃない時は赤と黒かなぁ……。私の中では、赤は自分(の演じる役)だけの指示を書くんです。黒はみんなの統一的な直しとか、他の人の直しも含めたもののマークですね。

 
――お水もけっこう飲まれますか。

大谷:お水はしょっちゅう飲みますね。収録が長いとペットボトル2本くらい飲んじゃうので、トイレも相当行きます(笑)。お水がない時はお茶の時もあるけど、喉にあまりよくないのでウーロン茶と柑橘系は飲まないです。


――最後に、映画『ONE PIECE FILM GOLD』を楽しみしているファンへ、メッセージをお願いいたします。

大谷:今回の『ONE PIECE FILM GOLD』では通常の他にも、4DX(MX4D)に3Dの上映と3つぐらいの形式があって、観方がそれぞれちょっと違うと思います。私も2Dで試写を観たので、今回4DXを体験してみようと思っているんですけど、乗り物酔いするので、ちょっとだけドキドキしますね。どこかの劇場で、一緒になって「ギャー!」っていう声が聞こえたら、私かもしれません(笑)。

なので、いろいろな方法で楽しんでいただけたらなと思います。何回か観るうちに、先程お話したワンゼの話とか、「ここで、こんなことがあったんだ!」といった新たな発見があると思うので、ぜひ劇場でお待ちしています。何度も!

[取材・文]宋 莉淑(ソン・リスク)


◆ 作品情報

<公開情報>
映画『ONE PIECE FILM GOLD』 絶賛公開中!

 
<STAFF&CAST>
原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎 (集英社 週刊「少年ジャンプ」連載)
監督:宮元宏彰
脚本:黒岩勉
音楽:林ゆうき
劇中曲:小島麻由美
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤雅将
美術監督:小倉一男
美術設定:須江信人
色彩設計:永井留美子
CGディレクター:能沢諭
撮影監督:和田尚之
製作担当:稲垣哲雄
出演:田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 山路和弘
ゲスト声優:満島ひかり 濱田岳 ケンドーコバヤシ 菜々緒 北大路欣也

 
>>『ONE PIECE FILM GOLD』公式サイト
>>『ONE PIECE FILM GOLD』公式Twitter

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