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TVアニメ『sin 七つの大罪』に宿る「七つ」の魅力!

TVアニメ『sin 七つの大罪』に宿る「七つ」の魅力!これは単なる紳士アニメではない。突き抜けた紳士アニメだ!!

 いよいよ4月14日(金)からTOKYO MXほかにて放送開始されるTVアニメ『sin 七つの大罪』。キリスト教において、人間を罪に導く「嫉妬」「傲慢」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」の欲望や感情を「七つの大罪」と呼び、そこに悪魔を関連付けたものがグリモワール(魔術書)などで広められましたが、これを美少女魔王化したのがホビージャパンのコンテンツ『七つの大罪』です。

 2011年に公式サイトが開設。2012年からは「邪神像」ことフィギュアの販売が開始され、魔王たちの魅力的な肢体を満喫できる邪神像と、楽しげな地獄の日々が伺える公式サイトの両輪で人気を博してきましたが、このたびついにTVアニメ化となったわけです。本稿では、本作の魅力を「七つ」に分けてご紹介します!

 

第一の見所「Niθが生み出した九人の美麗魔王」
 第一の見所は、大人気絵師・Niθ氏がキャラクターデザイン原案を手掛けた九人の美麗魔王たちです。それぞれの大罪がモチーフに取り入れられており、怠惰の魔王ベルフェゴールならば、だらしないシャツの着方にパンツまる出し。虚飾の魔王ベリアルは、前貼りのみでも自信満々といったように、セクシーかつインパクトあるビジュアルになっています。

▲怠惰の魔王ベルフェゴール。褐色の肌と、大きな尻尾が特徴。ゆる~い生き方から、癒し系魔王とも評される

▲怠惰の魔王ベルフェゴール。褐色の肌と、大きな尻尾が特徴。ゆる~い生き方から、癒し系魔王とも評される

▲虚飾の魔王ベリアル。強烈すぎるビジュアルは、他の追随を許さない。ベリアル役の伊藤静さん曰く「痴女ですよ、痴女!」

▲虚飾の魔王ベリアル。強烈すぎるビジュアルは、他の追随を許さない。ベリアル役の伊藤静さん曰く「痴女ですよ、痴女!」

 魔王の性格も、魔王という恐ろしげな言葉からはかなりギャップのある、かわいらしかったりポンコツだったりといったものが多く、アニメやゲームが大好きなニート魔王のベルフェゴールなどは、非常に親近感あるキャラクターと言えるでしょう。


第二の見所「完璧な配役の豪華声優陣」
 原作モノのアニメ化となれば、キャラクターボイスが誰になるかは原作以来のファンには大いに気になるところ。イメージしていたキャラボイスとアニメのボイスがかけ離れていたら、ファンとしては残念な気持ちになってしまうのも仕方ないでしょう。

 その点今回は、まさに完璧な配役となっています。

 喜多村英梨さん、藤田茜さん、櫻庭有紗さん、加隈亜衣さん、日笠陽子さん、小倉唯さん、たかはし智秋さん、伊藤静さん、田所あずささん、戸田めぐみさんと、当代きっての人気女性声優がずらりと並んでいますが、たとえば色欲の魔王アスモデウス役のたかはし智秋さんは、あまりにも役と本人がオーバーラップし過ぎて、キャストの間でもアスモデウスが「智秋さん」呼ばわりされる始末です。
▲色欲の魔王アスモデウスと、アスモデウス役のたかはし智秋さん。巨乳の露出具合など、このセクシーさはキャラクターを超えている!?

▲色欲の魔王アスモデウスと、アスモデウス役のたかはし智秋さん。巨乳の露出具合など、このセクシーさはキャラクターを超えている!?

 怠惰の魔王ベルフェゴール役の加隈亜衣さんは、ベルフェゴールが普段の家にいる自分そのまま過ぎて、見られると少し恥ずかしいというほど完璧に役にハマっていますし、藤田茜さんも嫉妬の魔王レヴィアタンのかわいらしさとポンコツっぷりを、十二分に引き出しています。

 一方で、とにかく多忙なキャストばかりのため、アフレコが終了した途端に全員即撤収。アフレコ後にお茶するようなことは一度もなかったとか。強欲の魔王マモン役の日笠陽子さんなどは、ひとりだけ抜き録りのためにアフレコの終わり際にスタジオに到着し、収録が終わったと聞いて「お疲れー!」とみんなに一声かけようとスタジオに入ったら、もう誰も残っていなくて神隠しかと思ったことがあったそうです。


第三の見所「これぞ紳士アニメ!」
 本作でよく言われるのが「全員色欲」。いずれ劣らぬセクシーすぎる魔王たちは、本来の罪とは別に全員が「色欲」だろうというわけです。

 実際、本作もセクシーシーンにおいては、いわゆる「紳士アニメ」の中でもかなりとんでもないことになっています。単に肌色率が高いだけではなく、魔王たちの戦い方が完全に「そういうプレイ」にしか見えないものが多々あります。

 強欲の魔王マモンが、裸で三角木馬に座らされ、両足に金貨の袋を括り付けられて苦しんでいるシーンなどは、そこだけ見たら完璧にそういうプレイです。しかしこれでも立派に戦っているのです! キャスト陣の「熱演」もお楽しみに。

▲強欲の魔王マモン。唯一の子連れ魔王であり、醸し出すフェロモンはアスモデウスにも勝るといわれるほど

▲強欲の魔王マモン。唯一の子連れ魔王であり、醸し出すフェロモンはアスモデウスにも勝るといわれるほど

 

第四の見所「黙示録を描く重厚なストーリー」
 キャストのみなさんが口を揃えるのが、「戦い方はアレだけど、お話はちゃんとしている」。
 黙示録を名乗るだけあって、本作では天界と地獄、そして魔王同士の熾烈な戦いが描かれます。

 天界で最も美しい天使と称されたルシファーが堕天させられるシーンから物語はスタート。やがて地獄に堕ちた堕天使ルシファーと、地獄を統べる七人の大罪級魔王との間で、想像を絶する戦いが繰り広げられていくのです。

▲傲慢の魔王ルシファーを中心に物語は進む。彼女のカリスマが地獄に及ぼすものとは……

▲傲慢の魔王ルシファーを中心に物語は進む。彼女のカリスマが地獄に及ぼすものとは……

 作中最大の激戦となるのが、傲慢の魔王となったルシファーと、地獄一の戦闘狂である憤怒の魔王サタンとの月面決戦! 一切の邪魔が入らない月面で、最強の魔王同士が激突する様は、バトルアニメとしても一級品です!

 そして物語の終盤には、ルシファーが堕天させられた理由から衝撃の真実が明かされ、黙示録の意味がわかるという仕掛けになっています。

▲憤怒の魔王サタン。非常に厳しい性格だが、正々堂々を重んじる戦士でもあり、ルシファーとの決戦ではサタンの魅力も全開に!

▲憤怒の魔王サタン。非常に厳しい性格だが、正々堂々を重んじる戦士でもあり、ルシファーとの決戦ではサタンの魅力も全開に!

 
第五の見所「魔王と地獄を彩る音楽」
 本作では全魔王にキャラクターソングが用意されるほど、音楽面も充実しています。いわゆる「お当番回」には、それぞれの曲が流されるという仕掛けもあるようです。

 とりわけ、ネットアイドルとして音楽活動をしている憂鬱の魔王アスタロトに関しては、力の入ったPVも作られています。

▲憂鬱の魔王アスタロト。魔王なのに地上界の片隅に隠れるように暮らし、ネットに歌っている動画をアップして評価される瞬間だけが生き甲斐という、なんとも人間的なお方

▲憂鬱の魔王アスタロト。魔王なのに地上界の片隅に隠れるように暮らし、ネットに歌っている動画をアップして評価される瞬間だけが生き甲斐という、なんとも人間的なお方

 さらに番組EDテーマの作詞・作曲を手掛けるのがデーモン閣下という「悪魔コラボ」も! 例の高笑い声も入っているようで、非常に楽しみな楽曲となっています。

オープニングテーマ:Mia REGINA「My Sweet Maiden」
作詞:真崎エリカ 作曲:SHINTA-LOW・本多友紀(Arte Refact) 編曲:本多友紀(Arte Refact)
エンディングテーマ:Mia REGINA「Welcome to our diabolic paradise」
作詞:デーモン閣下 作曲:デーモン閣下,pal@pop 編曲:pal@pop


第六の見所「ハイクオリティな関連商品」
 本作は「邪神像」と称するフィギュアを中心にして立ち上がった企画であるため、いわばフィギュアが原作とも言えます。そして邪神像は、ホビージャパンが威信をかけて送り出す旗艦商品だけあって、驚くほどのクオリティを誇ります。
▲邪神像の出来が随一とも言われる暴食の魔王ベルゼバブ。非常にかわいらしい魔王だが、演じる小倉唯さんもかわいらしいため、サタン役の櫻庭有紗さんは、サタンがベルゼバブをかわいいと思う気持ちがよく理解できるとのこと

▲邪神像の出来が随一とも言われる暴食の魔王ベルゼバブ。非常にかわいらしい魔王だが、演じる小倉唯さんもかわいらしいため、サタン役の櫻庭有紗さんは、サタンがベルゼバブをかわいいと思う気持ちがよく理解できるとのこと

 いずれも発売されるたびに大反響を受けてきましたが、中でも暴食の魔王ベルゼバブの邪神像の出来栄えは語り草となっています。

 また、紳士アニメらしく「おっぱいマウスパッド」も関連商品に加わりましたが、強欲の魔王マモンと憤怒の魔王サタンの等“乳”大マウスパッドは一見の価値あり! 価格も一般的なおっぱいマウスパッドの4倍程度しますが、この圧倒的な爆乳感はちょっと他では味わえません。

▲マモンの等“乳”大マウスパッド。ぷるぷる揺れるほどボリューミーなバストは、やみつきになりそう?

▲マモンの等“乳”大マウスパッド。ぷるぷる揺れるほどボリューミーなバストは、やみつきになりそう?

 信者のお布施対象として、ハイクオリティな関連商品があるのは安心かもしれませんね。


第七の見所「ラジオやイベントで広がる魔王崇拝の輪」
 番組に先駆け、4月1日からインターネットラジオステーション<音泉>にて「sin 七つの大罪~π(パイ)ラジ~」がスタートしました。パーソナリティーは嫉妬の魔王レヴィアタン役の藤田茜さんと、十束真莉亜役の戸田めぐみさん。そこに魔王のキャストがゲストとして加わる形式です。

 さてこの番組ですが、内容が紳士すぎます。どんなお題かを隠したまま討論する「魔王式テスト」コーナーでは、「太いのが好き」「太いといっぱい入らない」などの問題発言が続出。タネ明かしが成されれば、確かに妥当な内容なのですが、藤田さんと戸田さんの紳士的な会話を聴きたい紳士のみなさんは大注目です。

▲嫉妬の魔王レヴィアタン。いつか大罪に数えられることを夢見る魔王。ルシファーをお姉様と慕い、ルシファーに近づく者には激しい嫉妬の炎を燃やす

▲嫉妬の魔王レヴィアタン。いつか大罪に数えられることを夢見る魔王。ルシファーをお姉様と慕い、ルシファーに近づく者には激しい嫉妬の炎を燃やす

▲十束真莉亜。ごく普通の女子高生だが、ルシファーの堕天に遭遇したことから、魔王たちの争いに巻き込まれることになる

▲十束真莉亜。ごく普通の女子高生だが、ルシファーの堕天に遭遇したことから、魔王たちの争いに巻き込まれることになる

 それよりもスゴい内容になると予想されるのが、今後様々な予定が立てられているイベント。生のステージで、芸達者なキャスト陣が何を言い出すのか、非常に興味を掻き立てられます。

 4月9日には、第3話までの「先走り上映会」が開催されましたが、この第3話というのが色欲の魔王アスモデウスのお当番回で、言わずもがなの屈指の紳士アニメ回です。それをネタに、出演者のたかはし智秋さんと伊藤静さんが暴走を始めたらと思うと、ワクワクが止まりません。

 いかがでしたか? 放送が待ちきれなくなったのでは? 魔王様たちに拝謁できる日は間近に迫っています。紳士らしく、全裸待機で(!?)お待ちください!

[文/設楽英一]

 
作品情報
■TVアニメ『sin 七つの大罪』
2017年4月14日(金)よりTOKYO MXほかにて放送開始!

【放送情報】
TOKYO MX:毎週金曜日25:05~
BS11:毎週月曜日24:30~
AT-X:毎週金曜日24:00~(リピート放送あり)

【スタッフ】
原作:ホビージャパン「七つの大罪」
監督:よしもときんじ
ストーリーコンセプト・シリーズ構成:吉本欣司
メインライター:鈴木雅詞
キャラクター原案:Niθ
キャラクターデザイン:安田祥子
総作画監督:安田祥子、小関 雅、ごとうじゅんじ
インダストリアルデザイン:枝松 聖
美術監督:益田健太
ビジュアルコーディネーター:松原貞姫
色彩設計:梅本江里、古市裕一
撮影監督:藤田智史
編集:坂本雅紀
録音監督:森下広人
音楽:横山 克、堤 博明
プロデュース:ジェンコ
制作:ティー・エヌ・ケー×アートランド
オープニングテーマ:Mia REGINA「My Sweet Maiden」
エンディングテーマ:Mia REGINA「Welcome To Our Diabolic Paradise」
製作:「sin 七つの大罪」パートナーズ

【キャスト】
ルシファー:喜多村英梨
レヴィアタン:藤田茜
サタン:櫻庭有紗
ベルフェゴール:加隈亜衣
マモン:日笠陽子
ベルゼバブ:小倉唯
アスモデウス:たかはし智秋
ベリアル:伊藤静
アスタロト:田所あずさ
十束真莉亜:戸田めぐみ

【ストーリー】
 神に背いた“傲慢”の罪により、大天使ルシファーは地獄に堕とされ“堕天使”となった。さらに地獄の最下層“万魔殿”では、地獄を統べる魔王たちがルシファーの力を封印。すべてを失ったルシファーだったが、彼女を慕う嫉妬の魔王レヴィアタン、地上で出会った女子高生の十束真莉亜を供に連れ、“傲慢の魔王ルシファー”となって七人の魔王たちへの逆襲の旅に出る。美しき魔王たちによる、“七つの大罪”を巡る黙示録が今、幕を開ける。

【WEBラジオ】
■sin 七つの大罪 ~π(パイ)ラジ~
配信日時:毎週土曜配信予定
インターネットラジオステーション音泉にて配信
番組へのお便りの宛先:pairadi@onsen.ag

>>TVアニメ『sin 七つの大罪』公式サイト
>>TVアニメ『sin 七つの大罪』公式ツイッター(@7sins_tv)

(C)2017 ホビージャパン・Niθ/「sin 七つの大罪」パートナーズ
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