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声優・津田健次郎さんインタビュー【オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-】

これが津田流の演技だ! アプリならではの様々なキャラクターを演じる秘訣とは? 声優・津田健次郎さんインタビュー【オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-】

渋くてダンディな大人のキャラクターから、おちゃらけたキャラクターまで、多彩な役を演じ分けている声優・津田健次郎さん。あの演技はどのような考えから生まれているのでしょうか?

今回はそんな津田さんの演技をクローズアップしていきます。セガより配信中のアプリ『オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-』を取り上げながら、インタビューを通して津田さんの演技について迫っていきしょう。

独自の感覚と培ったノウハウ、そして強い気持ちが感じられたインタビューは声優ファン必見の内容です!

男ならではの枯れ感
──本日は、よろしくお願いします。『オルサガ』では3人のキャラクターを演じていますね。

津田健次郎さん(以下、津田):そうですね。その中でも、やっぱりモーリスの印象が強いんですよ。モーリスのストーリーは、劇的なところから始まっているので、すごく印象に残っています。

──3人ともそれぞれ方向性が異なるキャラクターですが、異なるタイプのキャラクターをどのように演じわけているのでしょうか?

津田:経験からくる勘といいますか、中心をどう掴むかが一番大事な気がします。

外側だけ変えるというより、キャラクターの中心を捕まえて、そのキャラクターの持っているモードといいますか、リズムだったり躍動感だったり、そういう中心ラインをどう捕まえるのかが一番大事だと思うんです。

それを捕まえて精神構造、肉体構造、根底みたいな真ん中にあるものを捕まえていけば、自然に声も変わるし、しゃべり方も変わるし、ベースができていくんです。

この方法がキャラクターを捕まられる一番の方法なんじゃないかと、そういうふうに僕は考えていたりしますね。


──やはり大事なのは、キャラクターが喋っているかどうか、なのでしょうか?

津田:そうですね。外側だけ変えてもメッキがすぐ剥がれちゃうといいますか。

アプローチは中身からでも外側からでも、どっちでもいいとは思うんですけど、「どうやって中心ラインに到達するか」みたいなことが大事な気がするんです。

中心さえ捕まえちゃえば、あとはどうしゃべってもそのキャラクターになるんじゃないかな。


──中心というのは具体的にどういうものでしょうか?

津田:例えば、「活きるリズム」や「エネルギー量」ですね。

エネルギー量の薄い濃い、そのエネルギーの質が怒りなのか、朗らかなものなのか、ポジティブなのか、ネガティブなのかとか。そういったものです。

同じ人間のAさんが、東京のど真ん中で育つのと、北海道の大草原で育つのでは、結果的に何年か後の姿を見てみると別人になっている気がするんです。

環境でもそれぐらい違いますし、「なにを抱えているか」によってもまた変わってくるといいますか。

その辺がやっぱりキャラクターの中心になってくるので、その中心を考えていくと、必然的に声も変わってくるんじゃないかと思っています。

──そういったご自身のプランも含めて、収録ではどのように演じましたか?

津田:まずモーリスに関して言えば、とてもキャラの絵が分かりやすくて、百戦錬磨のゴリゴリの男っぽいといいますか、武将という強さがありますよね。

しかも、主役を引っ張りつつ、影で支えるみたいな。その強さがどうしても必要なので、スケール感を意識しました。

そういう意味でもキャラ絵を見たら当然低音になっちゃう(笑)。しかも、キレイな低音じゃなくてどこかガサっとした低音。

「きっといろいろあったんだろうな……」と感じる男ならではの枯れ感だとか。それに同居する強さや深さ、そういうものプラス優しさだったりだとか。

死んだ兄から託された兄の子をどう一人前に育てるというのは、単純に愛情としてもかなり深いのではないかと思うんです。

そういうのが要所要所でにじむといいなと思ってたりはしましたね。


──お話聞いていると、いろんなことを考えながら演じられているのがわかります。感覚で演じられている声優さんもいらっしゃいますが、津田さんは分析タイプなのでしょうか?

津田:最終的には感覚なんですけどね。「こういうことが必要なんじゃないか」みたいなものはある程度用意するんですけど、やっぱり実際に演じるときは全てを踏まえたうえでの感覚の勝負です。

ロジックで組み立てすぎるとつまらないというか。僕らは、いろんなロジックを考えながら生活していますけど、最後は感覚で行動するんだと思うんです。

日常の会話は想いや感覚でしゃべっていると思うんですよ。なので、そこは同じように、ロジックでしゃべると狭くなるかなという気はしています。

こういったゲームの収録では特に、僕らが知り得る情報というのが限定されていて、現場でディレクターさんやスタッフさんと持っている意識のズレがあったりするんです。

だから、あまりロジックで固めちゃうと収録中に動けなくなっちゃうんですよね。それはよくないので、かなり柔軟に作っています。

年配の色気を出すためには?
──演じていてどういったタイプのキャラクターが楽しいですか?

津田:演じている3キャラクターの中だとジャマルが一番自由度が高いんですよね。こういう自由度の高いキャラはぶっ飛んでたりしているので、やっぱり楽しいですよね(笑)。

基本的にそういうキャラクターのときは全部出しちゃうんですよ。振り幅が大きいといいますか、普通のキャラクターならここまではやっちゃダメだけど、このキャラならここまでやって大丈夫、みたいなその自由度の振り幅の広さが楽しいですよね。

どこまでもできちゃうといいますか(笑)。

──ジャマルは特に台詞の間に息が多くて面白いですよね(笑)。たまにこういう役も演じられていますが、オネエのキャラクターは演じるの難しそうだなと思います。

津田:僕自身にそういう引き出しがあるわけではないんですよね(笑)。ないんですけど、今までそういった演技見てきた、聞いてきた体験なのかなと。

変にグネグネしてたりとか、急に怒りだしたりだとか、わりと体全体でドワっと表現される方が多くて、その肉体の躍動感が普通の人よりも激しいんじゃないかと。


──なるほど、たしかに。

津田:そこから激しい肉体を持っているので、気持ち的にも飛んだり跳ねたりするような気がしますね。

そういうところを勘で自分でも使っているのかなという気がします。想像力とか遊び心とみたいな。遊び心は絶対必要ですよね。面白いほうがいいに決まってるじゃん、みたいな(笑)。

──たしかにそうですね。

津田:イカレたキャラは特にそうですね。どこかコメディー要素があると、それが怖さに繋がったり、豊かさに繋がったりします。

逆にモーリスはハードボイルドなので、制限をグッとかけていくことによって多分にじむものみたいなのが出てくる気がしてます。

ジャマルは、それとは真逆に制限を一切かけないずに、とりあえずやってみて違ったら変更していったので、アプローチの仕方は全然違うと思いますね。


──演じるときって自分の何かがキャラクターに残ったりするものなんですか?

津田:それはあるんでしょうね、断片みたいな。

自分で言うのもあれなんですが、男っぽいところもあったりとかして。人一倍男っぽい、がさつだなというところがあったりするので、そういうのがもしかしたら入っているかもしれない……。

かっこいい男、いいなという憧れみたいな。男心くすぐるといいますか、かっこいい男キャラをもらったら、男惚れするようなものを打ち出していきたいなとは思ってますね。

モーリスだと自分のガサッとした部分、疲れている部分だったりだとか、そういうものが乗るとよいのではないかと思ったりしています。

若くないかっこよさといいますか、ちょっと枯れているかっこよさがあり、でも現役だよみたいな。

あと、こういう人って雑なところがかっこよかったりもするんですよね。ちゃんとしゃべらないとか、めんどくさそうにしゃべっているだとか。

そういう年配の色気ってそういうところに出るような気がします。


──確かにそれはなんとなく感じます! 逆にジャマルだと乗っかることはあったりするんですか?

津田:僕も調子乗りな部分を持っているので、勢いのある自分みたいなものが乗っかっている気はしますけどね。

意外と俺、イケメンもいけるぜ!
──方向性のキャラクターたちを演じられていますが、もし4キャラクター目を演じるならどういったキャラクターを演じてみたいですか?

津田:なんだろうなー、めちゃめちゃ激しいドラマを持つキャラクターがいいですね。

単純に欲張りなので、いろんなキャラクターを演じてみたいという欲求は昔からありますし、それはあまり消えないですね。

例えば、渋いのが続いている時期だと、もっとポップな遊びのあるキャラをやりたいだとか、たまにはイケメンもいいなとか。意外と俺、イケメンもいけるぜみたいな(笑)。


──(笑)。もしかしたらモーリスのような硬派なものが続いていると、すごい役とかが来る可能性もあるということですね。

津田:そうですね。まるで全然違う4キャラ目がくるのじゃないでしょうか!?

SEGAスタッフ:が、がんばります!

一同:(笑)。

津田:ありがとうございます(笑)。


──まったく違ったタイプも聞いてみたいですね。

津田:まったく違ったタイプは面白いですよね。「俺のなかにないかも!?」というチャレンジみたいなものをあったりとかして、結果チャレンジって面白いんですよね。

当然不安はあったりするんですけれども、面白いなと思います。


──新しいキャラクターが出るのを楽しみにしています。

津田:新キャラ楽しみですね。

──では、最後に『オルサガ』ファンに向けてメッセージお願いします。

津田:2年半という長い期間、『オルサガ』とお付き合いさせていただいております。

いきなり劇的な幕開けで、モーリスへの想いがすごく強くて。そのまま2年半、いまだにこうして『オルサガ』をやらせていただいているというのは本当にありがたいです。

それもこれも『オルサガ』で楽しんでくださるみなさんの応援のおかげです。さらに盛り上がっていってほしいなと、単純に思っております。

やっぱり長く続くすごさというのが、『オルサガ』というゲームにあると思います。その中でも重要キャラのモーリスに加えて、2キャラも演じさせていただいて、本当に光栄です。

さらにいろんな発展をしていけるといいなと思っていますので、ぜひ全力で応援していただけると幸せでございます。よろしくお願いします。


──ありがとうございました!


[撮影/アイザワヒロアキ インタビュー/石橋悠]

 
作品概要
●オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-とは
『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』は、「オルタンシア王国」と「カメリア国」との戦乱の中で、様々な運命に翻弄される騎士達のストーリーが描かれた、歴史を紐解く戦記 RPG です。 プレイヤーはオルタンシア王国の若き領主となり、戦乱の中の様々な出会いを通して、オルタ ンシアの隠された真実を明らかにしていきます。 多様な視点で描かれる壮大なストーリーはもちろん、画面上のレーンのパネルを奪い合う新感 覚のバトルや、騎士達の戦乱を再現した大規模戦闘も楽しめます。

名称:オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-
ジャンル:戦記 RPG
配信開始:iOS/Android 配信中
価格:基本無料(アイテム課金あり)
メーカー:セガゲームス

>>App Store
>>Google Play

>>公式サイト
>>公式Twitter:@Hortensia_PR

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