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TVアニメ『スロウスタート』榎並清瀬役・沼倉愛美さんインタビュー!【連載】

【連載】TVアニメ『スロウスタート』榎並清瀬役・沼倉愛美さんインタビュー! 榎並と栄依子の関係はどう見える?

2018年1月よりTOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『スロウスタート』(原作:篤見唯子/「まんがタイムきらら」にて連載中)。アニメイトタイムズでは公式サイトと連動して、メインキャストのみなさんやスタッフの方々を対象にした連載企画「animate Times Presents スロウスタート リレーインタビュー」のロング版を掲載しています。その第8回目に登場いただくのは、榎並清瀬役の沼倉愛美さんです! 演じるキャラクターの印象をはじめ、榎並先生ならではの質問にお答えいただきました。

■■■連載バックナンバー
【連載1】一之瀬花名 役・近藤玲奈さん
【連載2】十倉栄依子 役・嶺内ともみさん
【連載3】千石冠役・長縄まりあさん
【連載4】百地たまて役・伊藤彩沙さん
【連載5】原作者・篤見唯子先生
【連載6】橋本裕之監督
【連載7】シリーズ構成・井上美緒さん


教師と自由な大人の中間
――はじめに『スロウスタート』の原作を読まれての感想からうかがえますか?

沼倉:すごく優しいタッチで描かれていているなと思いました。それでいて緩急と言うんですかね、たまてのハイテンションや大会さんの自爆芸(笑)のようなノリもありつつ、『スロウスタート』というタイトル通りのすごく緩やかな時間が流れていて、独特な魅力のある作品だなと。

――演じられている榎並に関して、第一印象はいかがでした?

沼倉:第一印象……「大人だ!」と思いました(笑)。志温ちゃんも大会さんも、生徒たちに近い感覚を持っているかなと思っているんですけど、榎並さんは教師という立ち位置があるからか、作品の中でもすごく大人に感じます。

――榎並の魅力というと、ほかにどういったところだと思われます?

沼倉:すごく人間臭いところですね。肩肘張らない自由さというか、周りの目を恐れない強さがあるっていうのかな。あまりこういう人に強さって言葉は使わないと思うんですけど(笑)、榎並さんのふてぶてしさ、図太さが、生徒たちからするとすごく大きなものに見えたりするのかなと思って。

――そんな榎並に対して、ご自身と似ているなと感じるところや、逆に真似できないなと思うところはありますか?

沼倉:テンションが低いところとか、あと家の中では余計なことはしたくないタイプな印象があるので、そのへんは似てますね。

逆に教師という仕事をしている点は、私には真似できないなと思います。よく先輩声優の方々などが特別講師として養成所へ行ってらっしゃるのを見るんですけど、私は絶対に無理だと思っていて。先輩方からは教えるのも勉強になるよって言われるんですけど、やっぱり責任のある仕事だと思いますし、私にはとてもできないですね。

――榎並を演じるうえで大事にしてることはありますか?

沼倉:教師と自由な大人の中間の、ちょうどいいところを出したいな、というのはいつも思ってますね。あとは、生徒たちを思いやりすぎないこと。もちろん思いやりは絶対に持ってるんですけど、それを誰かに見せる人ではないと思うので……。演技に優しい雰囲気を入れてしまうと少し違ってきてしまうシーンが結構あるので。

例えば、榎並さんが花名の横に座るってことだけでも彼女の思いやりが十分出ているところに、さらに声のお芝居まで優しくしてしまうとやりすぎに感じてしまうことがあって。でももう少し感情を出してとか、優しげにっていうディレクションをいただくときもあるので、どのくらいニュアンスを入れるべきなのか、そのバランスはいつも難しいと感じています。

――これまで放送された中で、榎並に関わるおすすめのシーンを教えてください。

沼倉:印象に残ってるのは、先日の第7話でやった酔っ払っているお芝居ですね。自分でも「なんだこの大人は!」って思いながらやってたシーンで(笑)、あそこのセリフは何の意図もない、何も考えてない人がしゃべってる風で、私自身も演じていてすごく楽しかったです。

――その第7話では、榎並と栄依子が大きく取り上げられていましたが、視聴者の中にはここでまた少しキャラクターの見え方が変わった方もいるのではないかと思います。沼倉さんはいかがでした?

沼倉:私自身は二人の関係はすごく曖昧だなあと思ってて。個人的には榎並さんは、栄依子に対する確固とした意図や感情があってそうしているわけではないと思ってるんですけど、たぶん普通にアニメを観ているとそうじゃないようにも捉えられるとも思うんですね。だから2人については、受け取る人によって全然違う印象になる、そういう不確かさみたいなものがむしろ私は面白いと思ってます。

 
榎並と栄依子の曖昧な関係
――アフレコ時の印象的なエピソードを教えてください。

沼倉:みんな積極的にアドリブを入れていて、毎回すごく面白い現場なんですよ。私はスタッフさんたちがいるブースが見える席に座ることが多いんですけど、音響監督の明田川仁さんと橋本監督が並んで座ってるのが見えて、2人が肩を震わせているのを私もニヤニヤしながら見ています(笑)。

また榎並さんに関しては、初登場の「おーい、教室入れ。ホームルームはじめるぞ」「えー、まずは、入学おめでとう」というセリフのとき、明田川さんから「(榎並は)もっとやる気ないです」と言われたのが印象的でしたね。こちらが思っていた以上に、気だるげで変な人なんだなと(笑)。

――またこの連載での定番の質問になるのですが、沼倉さんはどんな高校時代を過ごされましたか?

沼倉:地味な高校生活でしたね。学校に行くか、バイトに行くか、くらいで。部活もしてなかったですし、私服校だったのであまり女子高生っていう感じでもなく、淡々とした3年間だった気がしますね……。文化祭では3年間有志で、駄菓子を売ったり、わたあめ屋さんをやったりして、そのときだけ偽物の制服を着て楽しんだりしてました。

あ! でも、スポーツテストは結構好きでした。記録は全然ですけど、シャトルランが好きで。競うことはあまり得意じゃないんですけど、自分がどこにいるのか、いまの自分はこのくらい、みたいなものがわかるのは好きだったんです(笑)。

――次にリレー質問のコーナーです。前回ご登場いただいたシリーズ構成の井上(美緒)さんからは、榎並と栄依子の関係を踏まえてのものだと思いますが「自分から相手に迫りたいタイプですか?  それとも迫られたいタイプですか?」という際どい質問が。

沼倉:自分は迫られる方ではないと思いますけど、だからこそ迫られてみたいなと思いますね、男性からでも女性からでも。でもそれこそ榎並と栄依子みたいに、女の子と2人っきりだったら、自分は絶対に迫るほうになると思います(笑)。どっちかが壁ドンしてください、みたいになったら、私がやるんだろうなと(笑)。

――次回は(京塚)志温役のM・A・Oさんです。聞いてみたい質問をお願いします。

沼倉:志温ちゃんは大家さんなので、家に関することを聞いてみたいですね。「お部屋はどんな感じですか?」でもいいですか? 家具の配置とか知りたいです。何の隣りに何があって、その向かいには何があって、壁には何が貼ってあるのか、そういうのが気になります。

――それでは最後に読者へのメッセージをいただけるでしょうか。

沼倉:榎並は教師としてはちょっとダメな人なんですけど(笑)、花名たちを見守る立場として作品の中で存在感があって、その存在感が、ちゃんと世界観に沿う形で表現できたらいいなって思いながらやっています。あと3月14日に発売されるキャラクターソングアルバム『Step by Step』でも「シュガー&シュガーレス」という曲を歌わせていただいています。

――そちらはいかがですか?

沼倉:榎並さんが歌うっていうのもすごく新鮮だったんですけど(笑)、すごく大人な歌で、日々のBGMにできるのではないかというくらいオシャレで素敵なんです。「榎並も一人のときはこのくらい、ちょっとノリがよく、気持ちよく歌うのかしら」という感じで歌わせていただきましたので、そちらも併せて『スロウスタート』という世界を存分に楽しんでいただければうれしいですね。

(C)篤見唯子・芳文社/スロウスタート製作委員会
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