アニメ
『魔法少女サイト』鈴木愛奈が語る「潮井梨ナ」という魔法少女の魅力

【連載】TVアニメ『魔法少女サイト』鈴木愛奈さん(潮井梨ナ役)インタビュー|「過激な物語の中に友情の温かさなども描かれていて。だからこそ、余計に心にくる」

不思議な力を秘めた魔法のステッキを手にした少女たちが、過酷な運命に翻弄されながらも成長し、立ち向かっていくTVアニメ『魔法少女サイト』。

先日放送された第5話では、魔法少女となった雫芽さりなが朝霧彩と奴村露乃を襲い、穴沢虹海も入院中の潮井梨ナを殺そうとするなど、魔法少女たちの関係性は、ますます複雑化。その中で、彩と露乃の友情はさらに深まりました。

アニメイトタイムズの連載企画第4回では、「魔法少女狩り(マジカルハンター)」として、大勢の魔法少女を殺害してきた潮井梨ナ役の鈴木愛奈さんにインタビュー。いつも笑顔で明るい鈴木さんは、初めて演じることになったハードな役柄にどう挑んだのか?

第2話での朝霧彩と奴村露乃と戦闘中、ステッキの使いすぎで意識不明になったままの梨ナの今後についても明らかに?

 
過激な物語の中に友情の温かさなども描かれていて。だからこそ、余計に心にくる
──改めて、『魔法少女サイト』という作品の印象を教えて下さい。

鈴木愛奈さん(以下、鈴木):現実にも有り得るいじめなど暗い題材を扱っている上に、少女たちが生死をかけて戦う戦闘シーンも過激で、すごくインパクトがあって。こんなに若い子たちが背負うことでは無いだろうと思うぐらいの状況が描かれているので、本当に心が痛くなるようなお話ですね。

でも、その過激な物語の中に友情の温かさなども描かれていて。だからこそ、余計に心にくるものがあるんです。それに、いじめの問題などについても、この機会に改めて、すごく考えさせられました。

──この連載第1回の座談会でも、こういったダークな物語が好きだとおっしゃっていましたね。

鈴木:はい。以前から、こういったバトル系のお話や、ダークファンタジー系のお話は大好きなんです。私はこういった生死をかけたような作品は、友情や愛情などがより深く感じられると思っていて。一緒に生きようという絆みたいなものが一際強く見える気がするんです。そこがすごく大好きですね。

──では、そんな大好きなタイプの作品のオーディションを受けられると知った時には、楽しみな気持ちが大きかったですか?

鈴木:こういった作品に出たいとずっと思っていたので、『魔法少女サイト』のオーディションを受けられることになってからは、何としても受かりたいと、ずっと思っていました。でも、すごく勢いがあったり、生死をかけたようなシリアスな展開の時、自分がちゃんとそれを表現できるのか不安も感じながら、オーディションを受けさせていただきました。

──オーディションでは、梨ナだけを受けたのですか?

鈴木:実は、最初は彩と露乃とにじみん(穴沢虹海)の3人を受けさせていただくことになっていて。梨ナちゃんは、オーディションの現場で「梨ナちゃんもやってみてください」と言われたんです。初めてやるタイプの子だったので不安もありましたが、「落ち着いてやれば大丈夫」と自分に言い聞かせながら演じさせていただきました。

 
「梨ナって良い子じゃん!」と思ってもいただける……はず
──突然受ける事になった梨ナ役に決まった時の感想は?

鈴木:「梨ナちゃんなんだ!」って、正直、すごくびっくりしました(笑)。でも、本当に初めてやらせていただくようなキャラクターだったので、私の新しい扉を開いてくれることへのワクワク感の方が強かったと思います。どうやったら、オーディションの時以上に、この世界観の中で生き生きとさせてあげられたり、ギャップのあるところをもっと魅力的に見せてあげられたりするのかなとか、すごく考えました。

──梨ナは非常に個性的なキャラクターですが、アニメで初めて『魔法少女サイト』を楽しんでいる視聴者にとっては、今のところ(第5話放送終了時点)、あまり良いイメージが無いのではと思うのですが……(笑)。

鈴木:たしかに今はすごくイメージ悪いですよね!(笑)。たくさんの魔法少女を殺したマジカルハンターとして出てきて、突然吐血して、今、病院で寝てますから。

──そのイメージを変えるためにも、ぜひ、梨ナの魅力をプレゼンして下さい。

鈴木:分かりました! まずは見た目が可愛いですよね。眼鏡っ娘で。ボンキュッボンのスタイルで。ピンク髪でツインテール。萌えという萌えの要素をすべて詰め込んだようなキャラクターだと思います。

とにかく、本当に笑顔が可愛いんですよ。表情がコロコロ変わるし、喜怒哀楽がすごく激しい子だから、一目で「今怒ってる」とか「今楽しいんだな」と分かりますし。そういうところも、自分自身に嘘をつかないというか、素直な子なんだなって思って、私は大好きです。

それに、実は仲間思いで、面倒見の良いところもあるんですよ。さりなもそうなのですが、この先もアニメを見続けていただければ、「梨ナって良い子じゃん!」と思ってもいただける……はず(笑)。私自身、最初は「魔法少女は殺しちゃうし、マジカルハンターだし……」と思っていたんですけれど、今は本当にいい子にしか思えないです。

だから、今の段階で梨ナちゃんがただの悪い子だって決めつけちゃうのは、まだ早いですよ~。これからの展開を楽しみにしていてください(笑)。私自身も、この先の話がオンエアされるのを楽しみにしています。


「死んでもらいま~す」と言った時の顔がものすごく印象的
──第5話までで、特に印象深いシーンやセリフを教えてください。

鈴木:オンエアを見て一番衝撃的だったのは、第2話での初登場のシーンですね。「死んでもらいま~す」と言った時のあの顔、ものすごく印象的でした(笑)。多分、見てくださっている皆さんも、「とんでもない子が来たな」って感じたと思うんです。この作品に出てくる子は、みんなすごくキャラが濃いんですけれど、その中で、梨ナも負けないくらいキャラクターが際だっているところを見せられるシーンだったかなと思います。

アフレコの時、最初はもっとハイテンションな感じで、殺すことが楽しいという方向で演じたんです。でも、音響監督さんから「低い声で彩たちを脅してください」というディレクションを頂いて。「女を捨てて下さい」とも言われました(笑)。

スタジオでも、(彩役の)大野さんや(さりな役の)山崎さんとか、みんなが「あそこの梨ナはやばいよね」「あれは怖い」と言って下さったんですよ。私自身、もっともっと頑張りたいと思ったセリフではあったんですけれど、皆さんに怖いと言ってもらえたのは、嬉しかったです。

──きっと「怖いと言ってもらえて嬉しかった」と思うような役をやるのは初めてですよね?

鈴木:本当にそうですね(笑)。梨ナちゃんのような口が悪くて、オラオラって感じの子は、これまで演じたことがなかったし、正直、苦手意識のようなものもありました。普段の私が「オラオラ!」とか言っても、「全然怖くないよ」って言われちゃうと思うので(笑)。

だから、梨ナちゃんを演じている時は難しいと感じることも多くて。どうやれば怖くできるんだろうとか、すごく考えました。少しでも演技のヒントというか何かを吸収できないかと思って、他のこういった雰囲気のアニメはもちろん、映画やドラマ、ニュースなどもいろいろと調べたりしました。いろいろな人の意見やアドバイスを聞いたりもしたし、今までで一番迷って悩んで、苦労した子だと思います。

──アフレコはもう終盤のエピソードに突入しているそうですが、梨ナを演じることで得られたものは大きいですか?

鈴木:頭をフル回転して本当に考えながら演じてきたので、梨ナちゃんに学ばせてもらっていることは多いですね。


梨ナちゃんは良い子なんだって、皆さんにも共感していただけると信じてる
──個性豊かなキャラクターの多い作品ですが、梨ナ以外で特にお気に入りのキャラクターはいますか?

鈴木:ずっと気になっているのは、お兄ちゃん(朝霧要)です(笑)。普段はすごく爽やかで、優しいお兄ちゃんという印象なのに、裏ではとんでもないですよね。妹の彩ちゃんを虐待してるし、心の中では周りの人を見下して、自分は神に選ばれた人間だと思ってる。すごくクズでゲスなお兄ちゃんですが、逆にあそこまで吹っ切れていて本当にそう思っているところが潔くって、いいキャラしてますよね(笑)。

あと、見た目も性格も全部ひっくるめて、にじみんが大好きです。にじみんって、本当にアイドルだなって思うんですよ。そこにいるだけで周りに花を咲かせてくれるような可愛さとか、子供っぽい雰囲気もすごく大好きですし。裏に持っている怒りの感情を抑えようと頑張って爪を噛んだりするところも、何とか気持ちを抑えようと頑張っているにじみんの気持ちを感じます。だから、(虹海役の)芹澤(優)さんは、本当に凄いなって。芹澤さんの演じるにじみんが愛おしくて仕方ないです。

──最後に、第6話以降の見どころとメッセージをお願いします。

鈴木:これから、新しい魔法少女たちもどんどん出てきて賑やかになっていきます。でも、魔法少女が増えていく反面、刻々と「死」へのカウントダウンも進んでいくというか……。常に手に汗握る展開が続くので、一瞬たりとも見逃さないで欲しいですね。

梨ナちゃん、今はまだ眠ったままなんですけれど、死んではいないので、きっとこれから目を覚ましてくれると思います(笑)。先ほどもお話ししましたが、今は皆さんの中で「梨ナって悪い子じゃん」と思われているかもしれません。でも、さらに物語が進んで行くと、本当は良い子なんだってことが、きっと皆さんにも共感していただけると信じているので、梨ナちゃんの活躍もぜひ見逃さないで欲しいです。

[取材・文/丸本大輔]

(C)佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会
おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ商品

アニメイトオンラインショップ|ランキング
アニメイトオンラインショップ|お買い得商品
アニメイトオンラインショップ|歌い手特集
アニメイトオンラインショップ|2.5次元コーナー

おすすめ特集