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SAOアリシゼーション第2話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談【連載】

【連載】『ソードアート・オンライン アリシゼーション』第2話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談|OP映像に隠されたユージオの心情

衝撃の第1話ラストからの第2話となったTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(SAOアリシゼーション)。現実世界の桐ヶ谷和人はまったく出てこないという展開に、いったいあのあとどうなったんだ!と思いつつもだんだん《アリシゼーション》編の世界観に浸っていく……。第2話「悪魔の樹」をキリト役・松岡禎丞さん、ユージオ役・島﨑信長さんに振り返ってもらいました!

※※※第2話のネタバレが含まれています。本編視聴後にご覧いただくことをおすすめします※※※

<連載バックナンバー>
【第1話】アンダーワールド

 
キリトとユージオ、再開した二人の記憶は――
――第2話では桐ヶ谷和人が出てこなかったですね……。

松岡禎丞さん(以下、松岡):現実世界でキリトがああなったあとに第2話が始まるので、まさに何だこれは?って感じですよね(笑)。

島﨑信長さん(以下、島﨑):第1話に引き続きだよね。

松岡:そう。第1話同様置いてけぼり感を食らうと思うんですけど、それは同じキリト視点で見ていただければいいのかなと。いわゆるデス・ガンを撃たれて本当にヤバイ状態の中、でもそのときの記憶がぼやけているという。

キリト的にはあのときダイシー・カフェで話をしてて、その後の記憶が曖昧だと言っている中、異世界に来てしまった。そこが現実なのかどうかも解らない。蝶々もあんなにリアルでVR世界には見えない……っていうところもあり。だからまさに「ここはどこだ?」って感じですよね。

――しかも今回は現実での記憶を持ったままダイブしているから、ちょっと探り探りなんですよね。

松岡:探り探りというより、見たこともない世界にいきなり放り込まれた人間ってどうなるのかな?というところを重視して考えていましたね。さっきまで現実にいたよなってところから《アンダーワールド》に入り、久々にユージオに会うんだけど、お互いの記憶がないという。

島﨑:ユージオは何も覚えていないからね。オープニングの映像ですごいなと思ったところがあって、少年時代のキリトとユージオとアリスが映って、キリトとアリスが先に消えるんですよ。

ユージオだけが取り残される演出があるんですけど、心情としてまさにそんな感じなんです。仲良し3人で過ごしてきたけど、第1話で見たようにアリスがさらわれて、キリトは存在ごと記憶も消えてしまっている。

アリスを助けられなかったという無力感を抱えたユージオだけが一人取り残されているという、結構な状況なんですよね。で、それを抱えながら黙々と《ギガスシダー》を切り続けている。

――ここの2人の会話で意識したことはありますか?

松岡:キリトは忘れてしまっているのでほぼほぼ初対面のような状況なんですよね。

島﨑:知らない人から声をかけられたらまずは警戒心をあらわにするじゃないですか。「お前は一体何者だ?」ってなるところを「君は誰?」って何の警戒心もなく聞いているところは、《アンダーワールド》っていう禁忌目録が絶対的にある世界の常識と、ユージオの誠実で優しい人間性プラス、キリトに対して何か自然と生まれてくる温かい思い、柔らかい気持ちみたいなものがあるんだろうなって思いました。

松岡:キリトはキリトで最初からユージオはこういう人間なんだと思っていたからこそ、第3話でセルカにあることを言われたときに何言ってるの?みたいな話になってくるんですよね。

 
《アンダーワールド》においての天職という務め
――そんな中で天職というのが出てきます。第1話でも出てきましたが、改めてユージオの天職をどう思いますか?

松岡:う~ん。でもここがすごいゲームと現実の差だなと思っていて。やっぱり《アンダーワールド》の中で生きてる人間って絶対的な法があって、違反もできないし天職も決まっていて、それをやっていくのが当たり前の世界なんですよね。《アンダーワールド》が作られた当初からそれは変わらないはずなので。

でも、キリト的にはちょっとおかしいんじゃないかと思ってるかもしれないですけどね。ただ、その地域に伝わる伝統みたいなのもあるかもしれないから、現実世界でもあるのかもしれないけど……。でも、ここでキリトはユージオや《アンダーワールド》の住人はNPC(ノンプレイヤーキャラクター)ではないと思っているんです。

「少なくてもNPCじゃない、だからといってテストプレイヤーかどうかわからない」と言ってるところもあるので、そういうジョブを全うしている人間なのかなとも考えられるから、すごく難しいところですね。

――でも、実際にあの仕事を現実でやっている人がいたら、本当に辛い仕事ですよね……。

松岡:それを当然と受け入れるか、辛いと思うかはその世界の住人じゃないとわからない感覚の問題だからわからないですけどね。天職だからしょうがないというか。

島﨑:ユージオや《アンダーワールド》の住人にとっては天職が与えられて、それを全うするというのは常識だからね。そこに大きな疑問をユージオ的には持っていないんです。

とはいえ、連れ去られたアリスのこと、本当はアリスを連れ戻しに行きたいという気持ちを持ってるけど、それでも禁忌目録を破るわけにはいけないってところで、本当に苦しいんじゃないかなって思いました。

しかも、どう考えても自分の代で終わるわけがない仕事で。でもそこで腐らずに木こりとしての仕事をやり続けていることはユージオの強さであり、その生真面目さがいいところだと思います。斧を振り続けたその経験は、きっと今後に生きていくことでしょう。

 
少しずつ変化するOP映像にも注目
――そんな中、キリトは会話の中から、ここがどこなのかを探っていきますね。

松岡:後半は今の現状を把握するというか、ここはどう考えても《アンダーワールド》だなってなっていくんです。それは第1話の後半パートで説明してたんですけど、(ラースは)結構恐ろしい実験をやってるなって。しかも向こうの世界からすると《アンダーワールド》の世界を何千倍も加速できるかもしれない。

――第1話で「人が数分間のうちに何時間もの夢を見るように、実際のダイブ時間の数倍の時間を仮想世界で体感できる」と言ってましたね。

松岡:第1話の前半パートの幼少期の頃からログアウトして、そんなに日にちが経っていないのに6年が経っていますからね。

――そこはこの世界を語る上でも大事なところになりそうですね。ちなみに最後に全裸の美女が出てきて終わります。

島﨑:まぁ、オープニングにもいますけどね(笑)。

松岡:でも、原作を読んでなくてアニメから入った人は、下手したらアスナが来た?ってなるかもしれないよね。でも彼女については、今はまだ語れることは何もないですね。

――それと前回の取材時点ではできてなかったオープニング映像ですが。

島﨑:第1話の最後で流れましたけど、どれだけの力を入れて作っているんだっていうくらいのクオリティですよね。そこもぜひ注目して見てもらいたいですね。

[取材・文/塚越淳一]

(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
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