『新幹線変形ロボ シンカリオン』佐倉綾音さん、沼倉愛美さん、村川梨衣さん、緑川光さんら出演のイベントレポート!ここだけのサプライズ続々!今後にまつわる重大情報も!?
2018年1月の放送スタートから、子供たちはもちろん、鉄道・アニメファンからも大きな支持を得ているTVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。物語はキトラルザスとの最終決戦に向けてさらに加速中!
勢いそのまま、2019年2月9日には「ヒューリックホール東京」を会場に、「超進化研究所がおくる!冬のシンカリオン感謝祭」と題したイベントが開催されました!
ステージには出演キャストから、佐倉綾音さん(速杉ハヤト役)、沼倉愛美さん(男鹿アキタ役)、村川梨衣さん(大門山ツラヌキ役)、吉村那奈美さん(月山シノブ役)、松井恵理子さん(大空レイ役)、緑川光さん(出水シンペイ役)、古島清孝さん(本庄アカギ役)、マックスウェル・パワーズさん(ゲンブ役)。
スタッフから監督・池添隆博さん、シリーズ構成の下⼭健⼈さん、キャラクターデザイン・あおのゆかさんといった豪華ゲスト陣を迎え、トークの数々や、あらかじめファンから寄せられた質問に答えるコーナー、書き下ろしストーリーの⽣朗読など、企画盛り沢山でお届け。
また終盤には、4⽉以降の展開に関わる重⼤な発表も! ハヤトの乗る「シンカリオン E5はやぶさ」がパワーアップした「MkⅡ」のビジュアルや、今後の展開に関わる重要なキャラクターのキャストとして、大人気声優・浪川⼤輔さんの出演がアナウンスされます。
そんな豪華キャスト&スタッフによるイベントの模様をご紹介します。
“時間と言ったことは守る” 定刻どおりにイベント開催!
男女・子供問わず多くのファンがイベント開始を心待ちにする会場。定刻になると、第1話から最新話まで本作を盛り上げ続けているOP主題歌「進化理論」が流れ、イベントの司会を担当するマックスウェルさんが登壇。
ご自身の演じるゲンブのボイスとともに「超進化研究所がおくる!冬のシンカリオン感謝祭」の開催が宣言されました!
マックスウェルさんによる華麗なマイクパフォーマンスが繰り広げられる中、早速本日のゲストが呼び込まれます。
まず最初に佐倉さんが紹介されると、自身の演じる主人公・ハヤトの馴染み深いセリフであり、その新幹線好きを象徴した「俺は時間と言ったことは守る男、だからね」を披露!
続けて佐倉さんは「お客さんとコミニュケーションをとってもいいですか?」と言い、駆けつけた多くの来場者に、年齢や性別といった質問を始めます。
質問に対して多くの反応が寄せられ、その来場者層の広さに驚く佐倉さん。これを受け、子供や声優に詳しくない方、あまりイベントに慣れてない方に「ハヤトが女の人で絶望してないですか?」といったジョークで会場を和やかなムードに。
加えて、「全ての方に対応した、柔らかい、全方位型のイベントにしていきたいと思います」と、この日の意気込みを語りました。
あらゆる来場者に配慮を欠かさない佐倉さんのトークで、早くもリラックスムードの会場。アキタ役の沼倉さんからは「話は読めた、ここにいる全員、『シンカリオン』が大好きということだな!」と、後にご自身もバリエーションが豊かだと語る、お馴染みのセリフが飛び出します。
続く、ツラヌキ役の村川さんは「シンカリオン E7、出発進行!」、シノブ役の吉村さんは「シノブ……月山シノブ……。今日はみんな、来てけぇっちありがどな」、レイ役の松井さんは「みなさん、今日は空も飛べるくらい楽しんでいきましょうっす!」と、キャラクターの個性にあわせたセリフで挨拶が行われました。
ところが、出水役の緑川さんは「次は新宿〜、次は新宿〜」とまさかの第一声! 作中の出水らしい突然のおふざけに、周りからのツッコミが交じりつつも、自身初となる『シンカリオン』イベントに対しての意気込みを露わにします。
お次に、「超進化研究所、残念担当」だと語る本庄役の古島さんは、名前を呼ばれた途端に力強く「本庄さんだぞ!」と、第48話の忘年会で見せたギャグを披露。
作中ではダダ滑りのギャグでしたが、会場からは大きな拍手が湧き、これには緑川さんも「ウケてる、ウケてる」と満足な様子です。
キャスト陣による挨拶後には、スタッフ陣からもこの日の意気込みが語られます。『シンカリオン』の自由帳に話したいことをメモしてきたキャラクターデザイン・あおのゆかさん、この日は“鉄道担当”だというシリーズ構成・下⼭健⼈さん。
そして池添隆博監督は、悪天候の中、集まった多くの来場者に感謝を伝えつつ「一緒に楽しんでいけたらなと思います」と語りました。
お気に入りのセリフとは?「シンカリオン」に関わってよかったこととは?
各キャスト・スタッフによる挨拶が一段落すると、「回答!!おしえてシンカリオン!」と題したコーナーが実施。事前にファンから寄せられた「シンカリオン」にまつわる質問をゲスト陣が回答するという、トーク企画が展開します!
好きなセリフは?
「話は読めた」や「俺の好きな四文字熟語は〜」といった、お馴染みの決め台詞も魅力な本作。ゲストの皆さんに好きなセリフが問われると佐倉さんは、第47話の「君の好きなものはなに?」をチョイスします!
ハヤトがセイリュウに投げかけ、その後も度々使用されている本セリフですが、「シンプルだからこそ胸に刺さる」と語り、アフレコ時にも何度か録り直していたとを明かしました。
続く沼倉さんも、自身が演じるアキタの「話は読めている」を挙げます。「読めた」「読めない」など、バリエーション豊かな本セリフですが、アキタが徐々に打ち解けていくキッカケのセリフであり、それだけ重要な一言だと語りました。
また村川さんは「全くもってその通りだ!」を挙げ、理由を問われると「好きに理由なんかねぇだろ!」とかっこよくまとめました。
オマージュCMのリクエストが!
本作には、かつて流れていたCMのオマージュも度々登場します。通なファンの楽しみでもあるこのCMについて、「九州新幹線の幻のCMもやっていただけないでしょうか」と下山さん宛でリクエストが!
これに対して、趣味の世界でこれらのCMを取り入れているという下山さんは「(現場が忙しすぎて)僕じゃもう……」と残念そうな表情を見せ、会場から笑いを誘いました。
「シンカリオン」に触れてよかったことは?
最後の質問として、「『シンカリオン』に触れてよかったこと」を問われると、真っ先に松井さんは「新幹線に乗るのが楽しみになりました」と一言。
続けて松井さんは「ハヤト師匠のポスターが貼ってあったりして、『これに乗って帰るんだな〜』というわくわく感」や、「シンカリオン」に反応する子供たちを見ることで、喜びが増すと明かしました。
また、本作をきっかけに、友達が鉄道ファンだったことが判明したというあおのさん。下⼭さんはご家族に対して、鉄道ファンを暴露できたと、満足げに語られていました。
サプライズ続々!竹達彩奈さんからのメッセージ、先行上映、朗読会
笑い満載のトークで盛り上がりが加速する本イベント。一端ゲスト陣は舞台裏へ戻られますが、なんとここで、スペシャルなサプライズが披露されます!
竹達彩奈さんからのメッセージ&第57話先行上映
まず、2019年2月16日放送の『新幹線変形ロボ シンカリオン』第57話が、会場最速で先行上映されることがアナウンス!
会場からの「おぉー」という歓声とともに上映が始まる、と思いきや、スクリーンには上⽥アズサ役・竹達彩奈さんの姿が映されます!
驚きや笑いの声が会場に飛び交う中、竹達さんは簡単な自己紹介とともに、本日来られなかったことを残念がります。ですが、推しだというセイリュウについて熱弁する場面など、上田アズサに負けないエネルギッシュなコメントを寄せてくれました!
ここだけのオリジナルストーリーを生朗読!
続いて、本イベントのために下山さんが書き下ろしたという、オリジナルストーリーの⽣朗読が実施!
ゲンブが「超進化研究所」を訪れてから数日後を舞台した物語や、“セリフが削られている”というシノブにスポットがあたったストーリーと、オマージュ、ギャグ、メタ満載な内容がおくられます。
朗読後のトークでは、本編の制作の都合上、シノブのセリフが若干減らされているということが明らかに。ですが吉村さんは、シノブがメインとなった本ストーリーについて、「この場で(セリフを)言うことが出来てよかったと思います(笑)」と報われた様子を見せていました。
イベントもクライマックス!新情報も続々
本イベント限定のサプライズが繰り広げられる中、今後の展開についても発表が。まず、4月以降の放送継続がアナウンスされるとともに、初出しの情報が続々飛び出します!
「シンカリオン E5はやぶさ」がパワーアップ!
ハヤトの愛機として、数多の激戦を戦い抜いてきた「シンカリオン E5はやぶさ」。スクリーンに映像が流れると、見た目も武器もグレードアップした「E5はやぶさ」の姿がお披露目! 「シンカリオン E5はやぶさ MkⅡ」として、その姿が初登場となります。
従来のカラーをベースにしつつも、随所に散りばめられた「ドクターイエロー」を思わせる黄色。さらに、片手には新武器の⼑を携え、ひと目でパワーアップしたことがわかるデザインです!
これには来場者の子供から「カッコいい」と声が寄せられ、佐倉さん、監督たちも満足な様子でした。
ハヤトたちの私服がリニューアル
装いを新たにするのはシンカリオンだけでなく、各キャラクターたちも! 4⽉の放送からはハヤトたちが1学年進級することに伴い、私服がリニューアルされることが明らかになります。
新たなビジュアルが公開されると、「かわいい!」という歓声が響き、佐倉さんも「うちの妹超かわいい!!」と、ハヤトの妹・ハルカに大興奮の様子を見せました。
今後の重要キャラクターを演じるのは人気声優・浪川大輔さん!
最後に発表されたのは、今後の重要キャラクターを演じるキャスト! 謎のベールに包まれたそのキャラクターを演じるのは、『LUPIN the Third シリーズ』の⽯川五ェ⾨や、『ポケットモンスター サン&ムーン』のロトム図鑑など、幅広い役柄を演じる⼤⼈気声優・浪川⼤輔さんと発表されました。
キャスティングについて監督からなにか聞きたいところでしたが、「言っちゃダメなやつ」と残念ながらその正体はまだ秘密のよう。
しかし、別現場で佐倉さんは、浪川さんに「『シンカリオン』出たいんだけどどうしたらいい?」と言われていたと明らかに。浪川さん待望の出演ということで、お二人の共演により注目です!
最後にコメント
『シンカリオン』としては初の大規模イベントとなったこの日。最後に監督と、キャストを代表して佐倉さんからコメントがおくられます。
監督は多くの来場者へ感謝を伝えつつ、今後について「愛してくれる人がいるから作品は続く」と語り、「末永く続くことだけを僕も願ってますし、それに協力できるならいくらでもやったるぜ」と気合十分の様子。
そして「皆さんの応援あっての今日のイベントですし、これからも応援していただき、『シンカリオン』が少しでも続くように僕も願っています。これからもよろしくおねがいします」と語りました。
最後に佐倉さんは、町中で本作の話をしている子供たちに加え、本イベントでも目を輝かせている来場者を見て「こんなに手応えを感じるコンテンツになるとは、始めた当初は思ってもいなかった」とコメント。
さらに「支えてくださるお父様・お母様だったり、それから鉄道が好きな方だったり、アニメが好きな方とか、キャラクターを好きでいてくださる方。そしてなによりも、キラキラした目でこの作品を見てくださるお子さんたち。ひとえに皆さんの応援だと思っております」と感謝を伝えます。
そして「このイベントの開催が決まったときも『絶対特別な日にしよう』と思っていたので、その特別な日が今日が最初で最後にならないように、この作品が終わらずに新幹線のように走り続けられるように、私達キャスト一同、スタッフ一同頑張って参ります。ですので、皆さんもぜひぜひ、新幹線と『シンカリオン』の応援、よろしくお願いいたします」と締めくくりました。
取材/文:MoA
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【連載】『新幹線変形ロボ シンカリオン』座談会(第1回)佐倉綾音×沼倉愛美×村川梨衣
『新幹線変形ロボ シンカリオン』とは
新幹線が進化(チェンジ)する!
チェンジ! シンカリオン!
STORY
鉄道博物館、京都鉄道博物館、リニア・鉄道館の地下深くに存在する特務機関「新幹線超進化研究所」は、“漆黒の新幹線”が生み出す巨大怪物体から日本の平和と安全を守るため「新幹線変形ロボ シンカリオン」を開発した。
「シンカリオン」とは、実在する新幹線から変形する巨大ロボット! その「シンカリオン」と高い適合率を持つ速杉ハヤトら子どもたちが運転士となり、研究所員ら大人たちと力を合わせて強大な敵に立ち向かう! 果たして“漆黒の新幹線”の目的は……!? 子どもたちは日本の平和と安全を守れるのか……!? チェンジ! シンカリオン!
スタッフ
監督 池添隆博
シリーズ構成 下⼭健⼈
キャラクターデザイン あおのゆか
メカニックデザイン 服部恵⼤
⾳楽 渡辺俊幸
⾳響監督 三間雅⽂
アニメーション制作 OLM
アニメーション制作協⼒ SynergySP
CGアニメーション制作 SMDE
制作 ⼩学館集英社プロダクション
オープニング主題歌 BOYS AND MEN 「進化理論」
エンディング主題歌 天⽉―あまつき― 「STARTRAiN」
声の出演
速杉ハヤト 佐倉綾⾳
男⿅アキタ 沼倉愛美
⼤⾨⼭ツラヌキ 村川梨⾐
シャショット うえだゆうじ
上⽥アズサ ⽵達彩奈
速杉ホクト 杉⽥智和
三原フタバ ⾬宮 天
出⽔シンペイ 緑川 光