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豪華声優陣による映画『シャザム!』吹き替え版試写潜入レポート

緒方恵美さんが魔法の言葉で菅田将暉さんに!! 豪華声優陣による映画『シャザム!』吹き替え版の公開前試写に潜入レポート

2019年2月に公開され全世界で大ヒットとなったDCコミックスのヒーロー映画『アクアマン』に続き、2019年4月19日(金)からの日本公開を間近に控える映画『シャザム!』。アメリカでは、公開間もなく全米興行収入がNo.1と、話題度・期待度もNo.1の作品となっています。

「見た目はオトナ!中身はコドモ!」のキャッチコピーで、アメコミ映画史上最年少のヒーローが活躍するストーリーもさることながら、吹き替え声優として、菅田将暉さん、子安武人さん、杉田智和さん、緒方恵美さん、阪口大助さん、平野綾さんが担当。

役どころは明かされていないものの、遠藤綾さん、櫻井孝宏さん、小野大輔さん、佐藤二朗さんの出演も発表され、その豪華さにも注目が集まっています。

そんな『シャザム!』のいち早く行われた先行吹き替え版試写にお邪魔してきましたので、吹き替え版の感想をお届けします!!

コメディ作品? それともヒーロー作品!?

身寄りのない思春期ど真ん中の子供、ビリー。ある日突然、彼は魔術師からスーパーパワーをゲット!
「シャザム!」それは、最強でサイコーな魔法の言葉!これを唱えれば、筋肉ムッキムキ!稲妻バッキバッキ!のスーパーヒーローに変身できるのだ!ヒーローオタクのフレディといっしょに、悪ノリ全開!止まらない!そんなスーパーパワー絶賛ムダづかい中のビリーの前に、最凶の敵ドクター・シヴァナが現れる。
手に入れたスーパーパワーをドクター・シヴァナに狙われ、フレディがさらわれてしまう…
ビリーはついにヒーローとして目覚める!――公式サイト「STORY」より

公開中のトレーラー(CM)から「コメディ色の強い作品かな?」と思いながらシートに身をゆだねると、オープニングのダークファンタジー感にビックリ……映像美や音楽が合わさり、どんな展開が待っているのか、ググっと世界観に引き込まれていきます。

里親の元を転々とするビリーが魔術師からスーパーパワーを授けられることになったり、それをきっかけに、同じ里親宅に住むルームメイトでヒーローオタクのフレディと騒動を起こしたりする姿は、14歳らしい純粋な好奇心やイタズラ心が満載。

外見からは大人にしか見えないシャザム(ビリー)と、10代らしい突拍子もない思い付きや言動のギャップが、「自分がヒーローになったら」という願望を笑いたっぷりに表現してくれます。

一方、手にした「シャザム」の強大な力や大人の姿に反して、心は14歳のビリー少年のまま。未熟さから生まれる不安定な人間関係や軽率な行動など、10代ならではの悩みが作品を通して描かれ、シリアスな場面も。

ドクター・シヴァナに狙われることで浮き彫りになるビリーの弱さだけでなく、そこから真のヒーローとして、時に笑いを交えながら成長していく物語は、まさに“ヒーローもの”の醍醐味が詰まっています。

豪華声優キャストによる吹き替え版の魅力☆

やはり吹き替え版で気になるのは、少年・ビリー役の緒方恵美さんと変身後のシャザム役の菅田将暉さん。

14歳のビリーは、幼い頃に里子となったものの母親以外の人間を家族と思わず心を閉ざし、大人に対して斜に構えながらも、孤独である寂しさを隠して気丈に振る舞っています。

自分から他人と距離を置くことで、拒否された時の恐怖心や繊細さを隠しているのかもしれません

緒方さんの高めの明るい少年ボイスが、時に細く弱く感情の変化を感じさせ、ビリー役のアッシャー・エンジェルさんの演技と合わさり、複雑なキャラクターを描き出します。

特に、ビルの屋上からジャンプして「シャザム!」と叫ぶシーンは必見!

そんなビリーがシャザムに変身すると、相棒であるフレディ(声:阪口大助さん)が思わず指摘してしまうほど調子のいいキャラクターに。

「シャザム」の力を持ち、自信を得たことで解放された本来の性格ともいえるような、陽気さや大胆さを菅田さんが表現。

ザッカリー・リーヴァイさん演じるチャーミングなシャザムに加え、大人の姿であっても、10代の持つパワフルさや悪に立ち向かおうとする真っ直ぐさが感じられました。

また、シャザム(ビリー)の相棒となるフレディは、キーマンともいえる存在。足にハンディキャップを負っていて、ビリー同様、困難な境遇にもかかわらず、ビリーとは違った強さや素直さを持ったキャラクターです。

あっけらかんとした明るさや、怒りの感情を素直にぶつける阪口大助さんの演技も加わり、生き生きと感じられました。

「もしかして、このキャラクターは……?」思わず納得の配役!

そして、強敵・ドクター・シヴァナ役の子安武人さんは、本当にピッタリ!

純粋に力を求め、自身の願いに一直線に突き進むドクター・シヴァナの悪役然とした子安さんの演技は、シャザムの性格とのギャップをさらに引き立たせ、緊迫したシーンでの笑いも一層楽しいものに。

迫力のある中に、どこか憎めなさを感じるのも、子安さんとシヴァナ役のマーク・ストロングさんのお芝居が重なるからこその感覚です。

ビリーに力を授ける魔術師役の杉田智和さんは、真面目で偉大なキャラクターだけに、低音で威厳ある風格漂う演技。

ビリー少年の緒方さんとの掛け合いのシーンでは、キャラクターの温度差が生まれ、テンポもよく気持ちがいいものになっていました。

一方で、魔術師役以外にも「もしかして、これは杉田さんでは?」と思うシーンもあったので、ぜひ探してみてください!

平野綾さんが演じるメアリーは、同じ里親宅に住むビリーやフレディのお姉さんのような存在。一見、マイペースに見えて、長女として家族を大切に思う心の優しさや強さが、平野さんの丁寧で、落ち着いたボイスから伝わってきました。

他にも、小野大輔さんや櫻井孝宏さん、遠藤綾さんなど「分かる!」というハマリ役から、三石琴乃さんや楠大典さんなども登場し、佐藤二朗さんらが演じる驚き&納得のキャラクターまで、どのキャラクターも魅力的です。

字幕版と吹き替え版を併せて楽しめる♪

さらに、海外作品の楽しみ方といえば、吹き替え版で字幕の文字を追うストレスなく、声優さんの演技と一緒に楽しむという方もいれば、字幕版でオリジナルキャストによる、そのままの作品を楽しむという方もいるはず。

実は今回、字幕版の試写会にも参加し、その違いも楽しませていただいちゃいました☆

なんちゃってヒアリングしかできないので、時々理解できる英語を聴きながら字幕を追いますが、笑い所は字幕版でも吹き替え版でも一緒!

クスクスと笑い声がこぼれるようなシーンもあれば、ドッと大きな笑いが起こるシーンもあり、観客が一体となって盛り上がれます。

また、字幕版では海外文化を生かしたニュアンスの言葉でも、吹き替え版でストーリーに合った日本文化になじみのある言葉に置き換えられたり、日本語の言い回しで耳にしたりすることで、直感的に理解しやすくなるシーンも。

逆に、吹き替え版とは違う言葉選びによって、字幕版の方がよりスタイリッシュであったり、シンプルに伝わりやすいシーンもあり、字幕版・吹き替え版、両方の演出を通して、作品全体のテーマや作品に散りばめられたユーモアがより感じられました!!

魔法の言葉「シャザム!」を唱えてヒーローに!!

ここまで、作品の魅力をご紹介してきましたが、もちろんヒーローオタク・フレディを中心に登場する、DCヒーロー好きにはたまらない見どころもラストまで盛りだくさん☆

それだけでなく、舞台となったフィラデルフィアにちなんだ映画『ロッキー』の楽曲や、日本でも話題沸騰の映画『ボヘミアン・ラプソディ』のQUEENなど、映画ファンにもうれしい音楽が使用されています。

そんな遊び心あふれる映画『シャザム!』は、4月19日(金)より、いよいよ公開。

ヒーローファンや子供たちだけでなく、老若男女問わず、観終わった後には「シャザム!」の魔法の言葉を叫びたくなるような興奮と、血のつながりだけではない家族の絆を、ぜひ映画館で感じてみてください!

■映画『シャザム!』
4月19日(金)全国ロードショー!

公式サイト shazam-movie.jp

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