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アニメ『叛逆性ミリオンアーサー』ベトール:日高里菜インタビュー

アニメ『叛逆性ミリオンアーサー』ベトール役・日高里菜さんインタビュー│分からないけど楽しい!?『弱酸性』で広がった日高さんの可能性

スクウェア・エニックスが手がける『ミリオンアーサー』シリーズの新作『叛逆性ミリオンアーサー』。TVアニメとゲームの両軸で展開されている本作ですが、2019年4月よりTVアニメ第2シーズンが放送中です。

この度、流浪アーサー(声:中村悠一さん)のサポート妖精・ベトールを演じる日高里菜さんにインタビューを実施!

新たな展開を迎えつつある第2シーズンをはじめ、サポート妖精たちが歌うEDや、中毒性の高い『弱酸性ミリオンアーサー』について、さらには配信中のゲームのポイントなどを語っていただきました!

アニメ&ゲームで垣間見えるベトールの“ツン”と“デレ”

――4月より『叛逆性ミリオンアーサー』第2シーズンが放送中ですが、改めて昨年10月~12月に放送された第1シーズンを振り返ってみていかがでしょうか。

ベトール役・日高里菜さん(以下、日高):先に始まっていたゲームの収録では、内容がシリアス寄りの展開だったこともあって、TVアニメは第2話以降の展開に驚きました。「ここまでギャグに振り切るんだ!」って(笑)。基本的に1話完結で、毎回個性豊かなゲストキャラが登場するという意味では、毎話サクサクと観られるような印象がありました。

それにゲームはひとりずつ収録することもあって、文字での印象しかありませんでしたが、TVシリーズで初めてみなさんの声を聞いて、私の中で作品に対する印象は変わりましたね。

また、第1シーズンは全10話だったので、よりあっという間に感じていて。もちろん、事前に第2シーズンがあることは聞いていたため寂しさはなく、これからどんなキャラクターが登場して、どんな面白い展開になるんだろうという、ワクワクした気持ちで第1シーズンを終えました。

――3ヶ月の間を空けて第2シーズンが始まりましたが、おそらく収録も久しぶりというほどではありませんよね。

日高:放送と同じように3ヶ月空いたわけではなかったので、自然と収録に臨むことができました。ただ、第1シーズンに比べてシリアス要素も多くなったり、『ミリオンアーサー』シリーズをずっと応援してくださっているファンの方にとってはハッとするようなキャラクターも登場したりと、特別感のようなものが第2シーズンでは感じられました。

また、第1シーズンで培ってきたアーサー同士の関係性やサポート妖精との絆も、グッと来るようなシーンとして多く描かれているので、その点も注目ポイントですね。最初の頃はそれぞれ別の方向を向いていてバラバラのように見えましたが、第2シーズンでは共に寄り添ったり助け合ったり、互いに理解し合えるようなシーンやセリフが散りばめられていたので、私も嬉しくなりました。

――ゲームの収録が先行していたそうですが、ベトールの第一印象はいかがでしたか?

日高:まずは服装にビックリしました!「スク水!?」って(笑)。もちろん羽織はありますが、メガネをかけたクールな印象とは裏腹な服装で、ゲーム収録の際にいただいた資料を見て驚きました。台本を読んでみても、みんなに嫌われないか不安になるくらい辛辣なことを言っていたりと毒舌で、今までに演じたことのないタイプだと思いました。

ただ、ところどころで垣間見える優しさやデレは、より可愛く引き立って見える魅力だと思います。

――日高さんでも今までに演じたことのないタイプというのは意外でした。

日高:セリフ量が膨大だったこともあって、これだけ厳しめなことを言っていると大丈夫かなって不安になるんです(笑)。それこそ10~20ワードくらいだったら、キャラクター性として強く言う機会はありましたが、本作は本当に多くて。500~600ワードくらい厳しいことを言っていると「お客さんはベトールのことを嫌いにならないかな……?」と心配になるんですよね。

でも、TVアニメの収録にあたって、ベトールの印象が大きく変わったんです。料理対決(第15話「おいしいのがお好き」)やサッカー(第17話「キャプテン団長」)で実況をしているシーンを見て「こんなにおちゃらけることもあるんだ!」と思って、意外とノリノリなベトールは新鮮に感じられました(笑)。

――たしかに「そこで一緒に実況するんだ!?」って思いました(笑)。

日高:意外でしたよね! どちらかと言えば、傍から見て「何やってんのよ」みたいなスタンスなのかと思いきや、とてもノリノリで(笑)。あとは色々な表情が見られる点は、アニメーションならではだと思います。

ゲームだと細かい表情まで分からないものも、アニメーションでは様々なシーンが描かれるので、ベトールに限らず、よりキャラクターの魅力がみなさんに伝わりやすいのかなと思います。

TVアニメで初めて『叛逆性ミリオンアーサー』に触れた人は、ちゃんとベトールに可愛い部分があるんだと把握した上でゲームをプレイしていただけるので、また異なる印象の彼女に出会えるのかなと思います。

――演技の組み立てはどのように考えて臨んだのでしょうか?

日高:ベトールはドSなことや厳しいことは言いますけど、自分の仕事や任務に対してはストイックでブレない子なんですよね。流浪との掛け合いの中で、ちょっと嫉妬したり、たまに流浪を心配したりデレたりするところは、どうやって演じようか台本をチェックしながら考えていました。でも、自然と流れで演じたものにOKをいただいたので、間違っていなかったんだなという安心感はありました。

強いてTVアニメとの違いを挙げるなら、「もう少し幼く」と言われたことでしょうか。

――と言いますと?

日高:恐らくゲームのままのベトールだと、ちょっと強過ぎたのかなと思っていて。他の妖精たちはテンションが高く、キャッキャしている子が多いため、ベトールだけ別枠になってしまわないよう、少し可愛げがあると言いますか、優しいニュアンスを含ませるところを気にしながらTVシリーズでは演じました。

(C)叛逆性ミリオンアーサー製作委員会
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