声優
『ラピスリライツ・スターズ 1st オルケストラ「LIGHT UP the MAGIC」』レポート&インタビュー

『ラピスリライツ』のユニット6組20人の夢の競演が実現! 『ラピスリライツ・スターズ 1st オルケストラ「LIGHT UP the MAGIC」』レポート&アフターインタビュー!!

「魔法×アイドル」をコンセプトにゲーム、アニメ、コミカライズ、そしてステージ活動など、幅広く展開する『ラピスリライツ』。
出演キャスト20人が勢ぞろいした夢のステージ『ラピスリライツ・スターズ 1st オルケストラ「LIGHT UP the MAGIC」』が、オンライン生配信にて行われました!
9月4、5日の2日間、全3公演のオルケストラ(ライブ)では、出演キャストによるリアルステージに最新のAR技術を駆使した演出で魔法世界を再現! また視聴者もリアルタイムでコメントし、キャスト陣と共に盛り上がった3公演となりました。

アニメイトタイムズでは初日公演のレポートと、公演後に行ったLiGHTsの安齋由香里さんとsupernovaの桜木 夕さんへのインタビューをお届けします!

初の6ユニット集合の初のオルケストラは3公演。それぞれ、セットリスト、コンセプト、演出が変わる大きな挑戦!

イベントではなく、本格的なライブステージは今回が初めてとなる『ラピスリライツ・スターズ 1st オルケストラ』。
今までで一番大きな会場で行われるだけではなく、3公演それぞれにサブタイトルとコンセプト、セットリストが違い、各公演ごとに2つのユニットがフォーカスされるなど、新しい挑戦がいっぱい!

1公演目の「LIGHT UP the MAGIC」はアルバムを中心とした楽曲と「これが『ラピスリライツ』の世界観」というステージを見せつつ、3公演のスタートとして勢いをつける公演で、フォーカスユニットはIV KLOREとSadistic★Candy。

2公演目の「To The Animation Fan」はアニメをご覧になっていた方が楽しめる選曲や演出になっています。3公演の中でもひときわセットリストが特徴的で、出演ユニットも目まぐるしく変わります。フォーカスユニットはシュガーポケッツ、この花は乙女。

3公演目の「This is Lapis Re:LiGHTs Stars」は集大成&最高潮を迎えるステージをファンと一緒に楽しもうがテーマ。フォーカスユニットはLiGHTs、supernova。

初めて尽くしに加え、3公演セットリストを変える難しさの中、無観客でのステージに挑むキャスト陣が、難しい状況下の中でレッスンに取り組んできて、遂に迎えた公演初日。どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?

ステージに6ユニット20人が勢ぞろいする壮大なOP! アニメOP曲&全員曲「私たちのSTARTRAIL」を熱唱!

開演と同時に2ndアルバムの表題曲のインストナンバー「SKY FULL of MAGIC」が流れ始めるとステージ上方には色とりどりの輝石などが浮かび、会場は魔法の世界へ。

LiGHTsのティアラ役の安齋由香里さんがステージに現れると、ティアラのモノローグが始まる。「まるで、キセキのような今日を迎えた!」のセリフの後、他のユニットの各リーダーたちの言葉と共にキャストが続々と登場。そしてティアラの「私たちが過ごした全ての時間と、気持ちを込めて。今、届けてみせますっ! さぁ、魔法のようなキセキを!」の言葉と同時に光の粒がはじける。ステージ上に現れた三面スクリーンに出演するユニット、LiGHTs、IV KLORE(フォークロア)、この花は乙女、シュガーポケッツ、Sadistic★Candy、supernovaの映像が順に映し出され、キャスト陣もキメポーズ。全ユニットの紹介が終わるとスクリーンがはじけ、U字のステージに沿って20人のキャストが並び、タイトルコール。

客席に様々な色の大量のサイリウムが揺れると、アニメのOP曲としても使用された、ラピスリライツ・スターズとして全員が歌う「私たちのSTARTRAIL」へ。歌い出しと共に客席で揺れるサイリウムが白一色に。OP曲らしい疾走感と青春感あふれるこちらの曲では、ユニットごとに違う衣装を着ていたり、カメラが向くとピースサインしたり、かわいくポーズしたりと、それぞれの個性が見られて楽しい。サビのラストでは、ブロックごとに各ユニットのイメージカラーで染まる客席、輝石が浮かぶステージ上方、並んで歌うキャスト陣。その光景は美しく、『ラピスリライツ』ファンが見たかったシーンのはず!

2回目のサビ後、横一列に集まり、ユニットごとのパートから安齋さんのソロ、続いてsupernovaのユエ役の桜木 夕さんのソロ、2人が向かい合ってユニゾン。最後のサビでは歌いながらもジャンケンしたり、おしくらまんじゅうしたりと、楽しそうな様子。ラストフレーズは全員そろってバッチリ決めた。

トップバッターは王道ユニットのLiGHTs! 歌とパフォーマンスに加え、レーザー光線やAR演出の連続に視聴者も衝撃!

暗転後にステージに立っていたのは安齋由香里さん(ティアラ役)、久保田梨沙さん(ロゼッタ役)、向井莉生さん(ラヴィ役)、佐伯伊織さん(アシュレイ役)、山本瑞稀さん(リネット役)のLiGHTs、歌うのはアニメ第8話の挿入歌としても使用された「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」。歌い始めると同時に無数の光がはじける。5人の周りには各メンバーを包むようなオーラのような光の粒が、両腕を挙げると膨らんで広がる。サビでも各メンバーの背後に光の輪、ステージ前方には光の泡が下から上へと浮かんでは消え、「君の空にかかる虹になる」では七色の虹がステージにアーチを描き、レーザーも入り乱れるなど2曲目とは思えない豪華で派手な演出にビックリ(配信視聴者からも驚きのコメント多数!)。

王道ユニットらしく、前向きで明るい曲を笑顔とかわいい振り付けで、足を曲げる振りでも高く、大きく、みんなに元気を届けるように。
 全力パフォーマンス直後のMCでは全員息をはずませながらごあいさつ。真っ赤な光で染まる客席に照らされながら安齋さんは「楽しんでいきたいなと思います。よろしくお願いします!」。久保田さんは手を振りながら「先生(ファンのこと)、久しぶりです~! 元気ですか~? 今日もよろしくお願いします」。向井さんは「満を持してのオルケストラということで、私たちも楽しみにしていたので、先生たちも全力で楽しんでください」と順に挨拶。佐伯さんが「教官(ファンのこと)、準備はいいか? よろしくお願いします!」と前半をアシュレイの声で言うと、「いいな。私もティアラでやればよかった」とポツリ。山本さんは「待ちに待ったオルケストラ全力で楽しみましょう!」。
「ここまで応援してくださった皆さんにはようやく1stオルケストラですねとお伝えしたいです」(安齋)、「この衣装を着るのも久しぶりで。約1年半ぶりかな?」(久保田)、「そういえば、この曲は初披露だよね?」(向井)、「フルバージョンでは」(山本)、「MVでは1番までだったから。皆さん、どうでしたか?……尋ねたのはこちらからみんなのコメントが見えているから」(佐伯)。客席側に設置されたモニターで視聴者コメントが見られるシステムになっているようで、「コメントを送ってくれたら読むかも」(向井)と視聴者を喜ばせた。

続いては、プロジェクトの初期から度々歌われているLiGHTsの代名詞的な曲「Your Lights」。浮かぶ輝石、シャンパンのように何度もはじけたり、客席側に放射上に飛び散る光の粒などの演出とともに、ダンスミュージックにのせて歌い踊るLiGHTs。一転、落ち着いたメロディーラインの安齋さんのソロパートに入ると照明はブルーに、上方には青い星雲のカーテンが横に広がり、流星が何度も降り注ぐ幻想的な光景に。そして5人が中央に集まり、手を重ねると光の粒子が集まり、手を一斉にあげると一気にハジけた。ラストも見ているファンの想いを表しているかのように粒子が5人に大量に集まり、はじけると小さな星たちが飛び散る。そして祈りを捧げるようなポーズで暗転。魔法とファンタジーあふれるLiGHTsのステージだった。

ファンタジーの世界でやんちゃに駆け回るキュートなSadistic★Candyは「絶対無敵」

照明と客席のサイリウムがパープルに変わると、ピンクと紫の大きな星が吊るされ、ステージには左右に大きなクマにぬいぐるみが2つ、更に星やハートの大きなプレゼントBOXが見えるファンシーな雰囲気に。左右から別々にSadistic★Candyの雨宮夕夏さん(アンジェリカ役)と松田利冴さん(ルキフェル役)が登場。ストライプ模様のリボンがチャーミングな甘ロリ風の衣装で歌うのはアニメの5話でも挿入歌として使用された「ポジティブ★パラダイス」。ガーリーなポップチューンで、途中でワルツ調になったり、交響曲風になったりするおてんばな曲を元気に歌い、腕を組んでどや顔したりとやんちゃな2人。大きな星が浮かびながらはずんだり、虹がかかる演出もあったりと、広いステージを2人でにぎやかにかき回す姿はまさに「絶対無敵!」。

次の「VIVIらぷ」は、8ビットゲーム音を使ったチップチューンっぽいイントロから始まるアップテンポでにぎやかな楽しい曲。この曲でもそれぞれにステージを駆け回り、一緒に歌っている時には2人で大きなハートを作るなどコンビらしく。「おいで!おいでよ」された時には思わず、ついていきたくなってしまいそうに(笑)。

2曲歌い終わった後、2人で声を合わせて「Sadistic★Candyだよ~! みんな元気か~い!」と問いかけると、「はい!」というコメントのリアクションを見た雨宮さんは「ありがとう! 先生の声聞こえてくる!」。「かわいいね」というコメントを見つけた雨宮さんに、松田さんがニッコリしながらVサイン。2人でごあいさつした後、「衣装がパワーアップしていて、スカートの丈が短くなったり、靴のかかとが動きやすくなったり」(松田)、「久しぶりに来たけど先生やスタッフさんたちからかわいいと言われて嬉しいね」(雨宮)。楽しい掛け合い後、「今日はSadistic★Candyの日と言っても過言ではありません。4曲もやるんです。サディキャンのすべてをお見せします。ここまでの2曲は初めて披露した曲でした。あとの2曲はおなじみの曲とエモエモの曲をやります」(雨宮)、「次の『ピンク色の曇天』は3公演のうちで今日しかやりません!」。

ピンク色に染まるステージ。ちょっと大人っぽいミディアム系のラブソングで、雨や曇り空をテーマにした曲らしく、上方にはピンクと紫の傘が吊るされ、上から同色の光の輪が降り注ぎ、ラストは2人の上に大きな傘も。

次の「Are Many Chance!!!」は対照的にお祭りソング。「あめちゃん」のフレーズにピッタリの飴玉が飛びかう。「走ろう」や「Many Chance」などのフレーズが吹き出しとして出てくるところは、まるでマンガの世界にいるみたいに。手で円を描くと光の輪が。あめちゃんを6回連呼するパートの後、視聴者にも「あめちゃん」コールをリクエスト。耳を傾け、「聞こえたぞ」というと、ピンクと紫の大きなスティックキャンディが浮かび上がり、ラスサビになるとはじけて無数の小さなスティックキャンディになって飛び散る。何度歌ったのかわからないくらいの「あめちゃん」のフレーズで頭の中がいっぱいに。

衣装や曲調など和テイストのユニット、この花は乙女。激しさと優雅が同居するステージに!

サイリウムが緑色に変わり、鈴の音が聞こえると、ステージに大木が2本現れる。アニメ4話では挿入歌としても使われた「からくれ*ナイトフィーバー」のイントロとともに本泉莉奈さん(ナデシコ役)、鈴木亜理沙さん(ツバキ役)、大野柚布子さん(カエデ役)の、この花は乙女が登場すると木に桜の花が満開になり、たくさん吊るされているオレンジ色のちょうちんが一斉に灯る。地面には和傘も。着物風の衣装に、ナデシコの花、ツバキの花、カエデの葉の髪飾り、そして扇子を手にした3人の口上でパフォーマンスがスタート。「応、ハイ!」と掛け声が何度も入り、「舞え 歌え  すべてを忘れて」と和テイストのお祭りソングで大盛り上がり。

MCになると本泉さんが「今日は宴じゃ!」、大野さんは普通にあいさつした後、「カエデからも」と言い、扇子で顔下半分を隠して、「いいステージにしようね。お兄ちゃん」。言った後に扇子で顔を覆い、恥ずかしがる大野さん。それを見て「全国の妹ファンよ!」と興奮気味のツバキを意識した発言の鈴木さん。またAR演出に「みんな、すごいよね! ARって呼ぶのを今回初めて知ったの(笑)」(本泉)、「アニメや単独イベントの演出もイメージされているそうです」(大野)、「アニメに忠実に再現されていたね」(鈴木)、「この熱があるまま、やっちゃう? 今回初披露の曲です。歌詞にも注目して聴いてください」(本泉)。

「アステリズム」では、ステージ上に、紅葉、月、蝶の中に3人のシルエットが入っている花札風の絵(今回のライブTシャツのデザイン)が映し出され、ゆっくり上がっていくと3人が表れ、桜の花びらがアップテンポの曲調に合わせて、速く舞い落ちていく。和ロックで、マイクスタンドを傾けてロッカーのような仕草も。間奏では「ハイ! ハイ!」とあおっていると頭上に牡丹やカエデなどの花のシルエットも。

続く「いのち短し、繚乱乙女」もベースのソロからドラムが加わるバンドサウンドの中、上から扇子がたくさんひらひらと舞い落ちてくる。桜色の輪がいくつもはじけ、サビでは扇子を左右に振りながら歌う3人の上に、らせん状の桜色の光の粒が天井まで広がる。激しさと優雅さで魅せたステージでした。

シュガーポケッツは甘いお菓子のようなキュートさとフレンチポップ&クラブサウンドの楽曲でおしゃれかわいく!

続いてはポップでキュートなユニット、シュガーポケッツ。早瀬雪未さん(ラトゥーラ役)、広瀬世華さん(シャンペ役)、赤尾ひかるさん(メアリーベリー役)はオレンジと白のワンピースに青の胸元リボンのおそろいの衣装で登場。黄色のサイリウムが揺れる中、歌った「わがままキャラメリゼ」。アニメ7話の挿入歌としても使われたこの曲は、はかわいいフレンチポップで、「PAYA PAYA」などの合いの手の文字も可視化。「理由は教えない」のフレーズでは3人一斉に「あっかんべー」。サビではシャボン玉が、手を上げたり足を曲げたりする振りと同時に、サイリウムと同じ黄色の星に変身。2番ではハートが降り注ぎ、最後は3人の前に大きなハートというかわいい演出。

3人が順番に両手で小さなハートを作りながら「kiss, kiss, kiss」と歌うイントロからの「#BFF」(ベスト・フレンド・フォーエバーの意味)は、自分を変えてくれた大切な人との出会いと喜びを歌った曲。頭上に3つの手書きのイラストが。そしてサビのタイトルフレーズの時にはそれぞれ色が違う「#」「B」「F」「F」の文字も。間奏では赤尾さんがメアリーベリーの声で「見て!」と頭上に浮かぶイラストを指差すと、早瀬さんはラトゥーラとなって「うちらのイラストじゃん!」と返す。シャンペとなって広瀬さんが「先生の世界の女の子3人組が描いてくれたらしいの!」、「グッズのTシャツになっているらしいよ!」(早瀬)の掛け合い。首をかわいく傾けて3人揃って「お買い上げ、ありがとうございます♡」とバレ〜部風の挨拶で声を揃えて間奏を締めた。ラストは頭上に手描きの「シュガーポケッツ」のロゴも。

MCコーナーでは、「画面の向こうの先生、準備はできてる? うちらと一緒に盛り上がろうね!」(早瀬)、「シャンぺ、兄さまと姉さまに会えて、と~っても嬉しいの!」(広瀬)、「先生と今日を迎えられてとっても嬉しい。いっぱい頑張るから応援してほしいかも……」(赤尾)とそれぞれ、ラトゥーラ、シャンペ、メアリーベリーの声でごあいさつ。広瀬さんが「2曲共初披露だったので、どんな振り付けになるのか楽しみだったと思いますが、『#BFF』ではなんとステージが回りました!」と話すと、赤尾さんは「ちょっと歩いていたけどね。あと上には私たちのイラストが。実はTシャツになっていますが、みんな着てますか?」。その問いかけにコメントでもレスポンスがいっぱい。「実はTシャツになる前の原画なんです。あれもうちらの味ということで(笑)。あと最後のシュガーポケッツの文字も私たちの手書きなんです」(早瀬)、「私たちも最初は気づかなくて。見て、私たち、うますぎない! って(笑)」(広瀬)とステージ演出の種明かし。

広瀬さんが「事前アンケートでとても人気だったあの曲を披露します」と紹介して「シャノワール」へ。イントロでは浮かぶ猫の手や音符、大きなハート、3人の前を流れる景色まですべて手書きの映像という童話のような世界に。歌う広瀬さんを挟むように早瀬さんと赤尾さんが横向き&両手で猫ポーズしたり、ほおを膨らませて「プン」としているのもかわいい。ラスサビで3人が正面を指差す「君を困らせてみてもいいよね?」に、撃ち抜かれた人も多いのでは? アウトロで3人が猫のポーズをすると、大きな手描きの猫の絵に縁取られて頭上には「にゃー」の文字。

メンバー4人が亜人のIV KLOREはゴシックで耽美な世界観に会場を塗り替える

全員が亜人という設定で、衣装や曲などゴシックな雰囲気が漂うIV KLORE。アニメ6話のエンディングでも使用された「Midnight Sapphire」のジャジーなイントロが鳴り、青白い照明の中、上から3つの大きなシャンデリアが降りてくると、黒のゴシックな衣装に赤いバラの髪飾りを付けた星乃葉月さん(エミリア役)、嶺内ともみさん(あるふぁ役)、篠原 侑さん(サルサ役)、中山瑶子さん(ガーネット役)がステージに。両サイドから大量の鎖が天井中央に向けて突き抜けていき、サビではバラの花びらが舞い散ると、ステージ左右や床までバラの花が咲き乱れる。サックスやピアノによるジャジーな演奏にのって、舞い踊る4人とともに、怪しくも甘美な世界に迷い込んでしまったよう。「Butterfly」ではギターの音色に合わせて、オレンジ色のうす暗い照明の中、妖艶な手振りで踊ると、アッパーな曲調に一変。光の蝶たちが羽ばたく中、スタンドマイクを使って情熱的に歌いながらも、ストリングスにはどこかせつなさも。

2曲歌った後、MCになるとやわらかい表情で「皆さん、こんばんは!」。自己紹介では星乃さんが笑顔で手を振りながら「クズ教師の皆さん、楽しんでますか?」。嶺内さんも「雑草かと思ったらカメラだったんですね?」とそれぞれ、エミリア、あるふぁになりきった毒舌コメントに篠原さんと中山さんは思わず「すごいこと言ってる!」、「強い!(笑)」。篠原さんはかわいく手を振りながら「わっふっふー! 先生、楽しんでる?」とサルサのように言った後、「私(サルサ)がIV KLOREの良心かもしれない(笑)」。中山さんも「先生に会えて、とーーーーーっても嬉しいのですよ」とガーネットのように挨拶。ここで篠原さんが「私は見ているんだよ。(星乃さん、嶺内さんの毒舌に対する)ありがとうございますというコメントを。先生にとってはごほうびだよね?(笑)」といたずらっぽく投げかける。中山さんも「もっとありがとうって言って!」。クールで妖艶なステージパフォーマンスと楽しそうなMCのギャップも見所。

また「Butterfly」で魅せた初めてのスタンドマイクでのパフォーマンスを振り返った篠原さんは「私、ずっと憧れていて。マイクをなでる仕草とか色っぽさとか。マイクを愛したかったの、私は。『大切に育てた』のフレーズでも育てるように」。「Midnight Sapphire」については「アニメのPV通りの振り付けで」(嶺内)、「やっと(ステージで)踊れたね」(星乃)。

「極闇グロッソラリア」は、ストリングスの激しい音色のイントロで、両手を前へ伸ばし、左右に揺れる幽霊のような振り付け。場内で揺れていたサイリウムも白くなり、ブロックごとに点滅を繰り返す。ステージや客席の全景を見渡されるカメラワークになると亜人たちの集会のような怪しさも。途中ワルツ調に変わると、クラシックバレエのように優雅に舞う4人。ラスサビを歌い上げた後、暗転。「禁忌の寓話」のイントロが流れると、ステージには大きなシャンデリアが浮かび、洋館の門が現れる。「扉が開かれる」のフレーズで鉄門の扉が開き、4人の姿が。洋風のガラス窓が頭上に掲げられ、赤い光球が飛び交う。指先で円を描くと光の粒子が円を形成。ゴシックな雰囲気でクラシックやロックの要素のある楽曲、歌詞には「亜人」、「succubus」など象徴的な言葉が入り、ラストで「私たちが四闇寓話- IV KLORE -」と歌っているように、IV KLOREを体現した曲。耽美な世界に酔いしれた。

supernovaはセクシーかつ華麗なダンスパフォーマンスで学院No. 1の実力派ユニットの面目躍如!

会場がブルーに染まると桜木 夕さん(ユエ役)、奥 紗瑛子さん(ミルフィーユ役)、伊藤はるかさん(フィオナ役)のsupernovaが「アオノショウドウ」のイントロと共にステージ下からゆっくりとせり上がり、無数の青白い光とスモークに包まれる。モノクロを基調としたクールな衣装の3人の姿がハッキリ見えたと思ったらダンスパフォーマンス。学院一の実力派ユニットで、「誰よりも、誰よりも『強く』輝きたい」のキャッチフレーズ通り、ダイナミックかつ華麗なダンスと情熱的な歌で魅せる。続く「Trinity」では歌い出しの「深淵の光の海泳いでゆく」の歌詞のように会場は広大な深海になり、水中を魚やクラゲが泳いでいた。その壮大なスケールの演出に感動。クールにパフォーマンスしていた3人がサビでは笑みを見せるシーンも。ラストはそれぞれのイメージカラーに光る三角錐が浮かぶ。1つに重なった三角錐が白く強い光を放ち、3人は高く宇宙に向けて手を伸ばした。

MCでは、簡単に桜木さんが簡単に自己紹介した後、奥さんは「1stオルケストラをご覧の先生……じゃなくて、あ・な・た♡ 見てくれてるかな?」、伊藤さんも「コーチ! オルケストラ、盛り上がってくれてるかい!?」とそれぞれ、ミルフィーユ、フィオナになって挨拶。桜木さんは「聞いてない! 聞いてない! 私もキャラでやる!」と言ったが、伊藤さんに「次の公演で」ともったいぶられてしまい、ユエとしての挨拶はお預けとなった。せり上がりの登場は「アニメと同じで」(奥)、「感動しちゃった」(桜木)。また「アオノショウドウ」はsupernovaの人気1位曲とのこと。そして「Trinity」では「MVをイメージしたARになっていて。踊っていてもきれいだなって」(伊藤)。

そして元々ショートヘアだったが、今回の公演ではユエに近づくためにロングヘアにしたという桜木さんは、「リアルユエ」というコメントを見て嬉しそう。一方、2人からは「カッコいいね」と言われ、手で顔を隠しながら「やめて。恥ずかしい!」と乙女な面も。奥さんもミルフィーユのように水玉模様の青い大きなリボンを着用し、伊藤さんもフィオナと同じように髪を赤く染めたそう。桜木さんいわく、「supernovaは髪に力を入れているユニットです(笑)」。

桜木さんが「もう終盤戦だって!? 私たち出たばかりなのに。もう少し躍らせてくださいね」と「RISE」へ。レーザーが飛び交い、床からは青白い炎が燃え上がり、幾何学模様が会場を飛び回る。クールなダンスミュージックのリズムに体を預けるように華麗にそしてセクシーに踊る3人。ダンスが大きな魅力のsupernovaだけあってダンスパフォーマンスタイムも長く、その実力を余すところなく、発揮してくれた。

トリのLiGHTsはバラード2曲で優しく。ラストは全員、同じ制服で「私の名は、光。」

ユニット毎のパフォーマンス、トリはフローラ女学院の制服に着替えて再登場したLiGHTs。アニメの要所でも使用された「A.R.I.A」は安齋さんのソロのアカペラから始まるバラードナンバーで、間奏になると頭上に晴れわたる大空が広がり無数の光が大空に向かって吸い込まれていく。ラストは5色の光の波が客席に向かっていった。

次の「プラネタリウム」は、アニメのED曲としても使用されたミディアムナンバー。曲名通り月や星々が浮かび、流れ星が何度も飛んでいくなど、会場がきれいなプラネタリウムに。穏やかな表情で優しく歌い、Dメロになると5人が円を描くように向き合って、お互いの顔を見合いながら前に手を出し合う。「たくさんの出会いや笑顔で溢れていたね ずっと」の歌詞を聞いた人それぞれの胸の中に、これまでの道のりが浮かんできたのでは? ラスサビの「一番輝いている あの星に」で上空を指差し、「願いをかけて」で魔法をかけるように、そして最後の「おやすみ」でそっと手のひらを差し出した。序盤ではキラキラ元気なLiGHTs、終盤ではしっとりと優しいLiGHTs、2つの表情、そして成長を見せてくれた。

暗転して余韻が残る中、ティアラの「皆さん、喜んでくれたでしょうか?」からLiGHTsメンバーの掛け合いセリフが続き、「全員で1公演目最後の曲ですよね? みんな、準備はいい?」、「超最高のラストにしよう!」、「今夜送る最後の歌は『私の名は、光。』」と紹介すると客席のサイリウムは真っ白に。ステージが明るくなるとフローラ女学院の制服姿の20人が再び勢ぞろい。「その瞳に その心に光が 輝きが灯るように」や「この笑顔が この想いが 次の未来変えるんだ」など、今だから心に刺さる歌詞を歌う声は優しく、想いも込めて。事前に募集していたコメントの吹き出しが次々と頭上に現れる中での「キミと、つくる。」のフレーズもぐっときた。

歌い終わると安齋さんが「この公演は以上となります」と言い、キャスト陣が「早いね!」、「あっという間だったね」と口をそろえる。またツッコミ合ったり、談笑し合ったり、素の表情に。最後は全員そろって「ありがとうございました!」。ステージ袖に設置されたカメラに1人ひとり、短くお礼を言いながら退場。記念すべき1stオルケストラの初日は無事に終了。

ゲーム事前登録開始や新シングル制作など新章へ

 1公演目のレポートは以上だが、3公演目に発表された特報についても抜粋して紹介。まずは、ラピスリライツ・スターズ ユニット新曲プロジェクト始動。第1弾はLiGHTsとシュガーポケッツのシングルCD制作が決定!

そして、ゲームの新PV公開と同時に事前登録開始。ゲームの事前登録発表後には泣き出すキャストが続出。喜びと祝福のコメントも大量に。

初となる1stオーケストラはキャスト陣のに素晴らしいパフォーマンスと、スタッフによる照明やAR演出、ファンの熱い想いが三位一体となった感動のステージだった。「Your LiGHTs」で「星雲のカーテンが 開幕待っている」と歌っていたが、この公演で『ラピスリライツ』の伝説の幕開けの鐘が鳴り響いた。キャストとファンの心の中で高らかに!

安齋由香里さん&桜木 夕さん公演後インタビュー

――3公演を無事に完走されましたが、終えた後の感想をお聞かせください。

LiGHTs 安齋 由香里さん(以下、安齋):本来なら今年2月に行われるはずでしたが、延期になってしまいました。だからオルケストラの日がすごく待ち遠しかったです。そして今の状況下で開催できること自体がありがたいことですし、無事に初日を迎えられて、20人全員で終えられてホッとしています。
キャスト全員、緊張感を持って感染予防に取り組みながらリハーサルから頑張ってきたこと、支えてくださったスタッフの皆さん、そしてオルケストラを待ってくださったり、温かい声援を送ってくださったファンの皆さんに本当に感謝しています。

supernova 桜木 夕さん(以下、桜木):公演が決まった時も本当にできるかわからない不安な気持ちもありましたが、開催できることを信じて、まず「自分にできることを」と思って体力作りを始めました。他のsupernovaメンバーも走ったり、体を絞ったり、ダンスの向上のために練習し始めたと言っていて、みんなもやる気に満ち溢れていました。
延期が決まった時もダンスを磨いたり、体力作りをする時間が増えたと前向きにとらえて、いいパフォーマンスができるように準備をしてきました。だから公演当日がとても楽しみだったし、みんなとのオルケストラもすごく楽しかったです。

――ライブで臨む上で意識されたことはありますか?

安齋:久しぶりのオルケストラだったので、とにかくめいっぱい楽しめたらいいなって。

桜木:ここまでずっと待ってくださった先生(ファン)にお待ちいただいた分、楽しんでいただけたらいいなと思ったし、私たちも一緒に楽しい時間を過ごせたらいいなと。そして見終わった後に「待ってよかったな」とオルケストラにしたいと思って、精一杯パフォーマンスしました。

――公演中は視聴者の皆さんからのコメントもリアルタイムで送られてきて、スクリーンでご覧になられていましたね。

安齋:私はお客さんがいないと緊張してしまうタイプで。皆さんがいてくださるおかげで、一緒に楽しもうという気持ちになれるんです。だからオンラインでのオルケストラは不安もありましたが、コメントをたくさんいただいたことで、心強さと安心感を感じることができました。たくさんの先生に感謝です!

桜木:コメントもあまりに多すぎて、流れが速くて読むのも追いつけないくらいの数で。たくさんの方が見てくださっているんだなとか。応援してくださっているんだなと思えて、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
私たちも先生も慣れない状況下でしたが、場所は違えど同じ時間や感情を共有することができた気がして、改めてやれてよかったと思いました。

ARを使用した魔法感あふれる演出のすごさにビックリ!

――改めて公演の演出やセットリストについての印象をお聞かせください。

安齋:ある程度、ARがどんな演出になるのかうかがっていましたが、実際に視聴してくださる皆さんにどんなふうに見えるのかは全体リハーサルで初めて目にすることができて。想像では『ラピスリライツ』の世界観を表現した、魔法感あふれる素敵な演出になるんだろうなと思っていましたが、実際に見てみると想像以上にキラキラしていたし、すごいAR映像になっていて、驚きというよりも大きな衝撃がありました。それと同時に「いよいよ始まるんだな」と実感しました。
初日の1公演目は、LiGHTsはOPにラピスリライツ・スターズ(出演者全員)で「私たちのSTARTRAIL」で歌った後、トップバッターで「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」と「Your Lights」の2曲を歌った後は終盤までお休みだったので、控室のモニターでステージの様子を見ていたら、すごくきれいだったり、楽しい仕掛けがたくさんあって、視聴者目線で楽しんでしまいました(笑)。

桜木:やっぱりARを使った魔法演出がどうなるのか、気になっていました。でも2年前のイベントではホログラフィックを駆使したステージを経験済だったので、あの時以上の演出をしてくださるんだろうなとワクワクしていました。
そして全体リハーサルで初めて見た時には想像を遥かに超えるクオリティとアイデア盛りだくさんで。そして会場に入ってから見たARがリハーサルの時よりもバージョンアップしていて驚きました。

安齋:いろいろ増えていたよね。

桜木:うん。増えてるし、きれいさも増していて。
セットリストは、1公演目はシンプルにユニットごとでしたが、2公演目はアニメにまつわる曲順になっていたり、3公演それぞれ曲順が違っていたのも新鮮でした。私たちsupernovaとしてはアニメで披露した「アオノショウドウ」を初日の一発目でパフォーマンスできたことがすごく嬉しかったです。

初パフォーマンスの曲多数のセットリストに。LiGHTsとsupernovaは光と影のようであり、リスペクトし合える関係

――LiGHTsやsupernovaだけでなく、Sadistic★Candy、和テイストのこの花は乙女、ロリポップなシュガーポケッツ、ゴシックなIV KLOREなど、各ユニットの魅力と特色が感じられるセットリストでしたが、今回はステージで初パフォーマンスする曲も多かったそうですね。

安齋:現時点での私たちのベストともいえる内容になっています。個人的にはアニメで使われた楽曲を歌えたことが嬉しくて。アニメをご覧になってくださっていた方は私たちがステージでパフォーマンスする姿を楽しみにしてくださっていたと思うので。supernovaの「アオノショウドウ」はもしかたら一番好きかもしれないほどお気に入りの曲なので、今回たっぷり堪能させてもらいました(笑)。

桜木:ありがとう!

安齋:IV KLOREなど初披露曲が多かったユニットもいて、「この曲聴けるんだ!」とビックリしたり、喜んでいただけたんじゃないかなと思います。

――LiGHTsはアイドルの王道のようなユニットで、supernovaはクールでスタイリッシュかつダンスで魅せるユニットと対照的ですね。

桜木:例えるなら「光と影」みたいな。

安齋:でも光は影があるから輝けるし、影も光があるから成り立つ関係じゃないかな。振り付けが似ている部分もあるし、お互いにリスペクトし合っています。

桜木:欠かすことができない存在だよね。

安齋:公演目は終盤のLiGHTs出番前にすごく緊張していましたが、supernovaが「RISE」をパフォーマンスしているのを見ていたら「カッコイイ!」と刺激をもらえて、少し緊張がほぐれました(笑)。
ユニットの雰囲気的にLiGHTsとsupernovaが対極の位置にいたり、Sadistic★Candyやこの花は乙女など個性的なユニットも揃っているのに、1つの世界観に同居できるのは『ラピスリライツ』という作品の懐の広さかもしれませんね。そして各ユニットのことを知れば知るほど好きになって、沼にハマっていくのでは?(笑)

印象深かった20人で歌ったアニメOP曲「私たちのSTARTRAIL」

――披露した楽曲の中で印象深かった曲やシーンを教えてください。

安齋:「私たちのSTARTRAIL」は初めて20人全員で歌う曲でしたし、アニメのOP曲でもあったので、みんなで歌えたことがまず嬉しかったです。Overture(「SKY FULL of MAGIC」)からつながる流れもよかったし、ARの演出も素晴らしくて。イベントを含めてもあれほど大きなステージでパフォーマンスするのは初めてだったので新鮮でした。

桜木:今回、ステージ上に20人そろうとあんなふうになるんだって思いました。「私たちのSTARTRAIL」以外に印象深かったのは「アオノショウドウ」ですね。1公演目ではsupernovaの1曲目で、舞台下からのせり上がりでの登場でしたが、アニメと合わせていただけたし、他にも実写MVと同様の演出もしていただいて。
あと公演前日にお聞きしたんですけど、歌詞が始まると同時にユエが(Rayの)エリザ様を想う気持ちを歌うシーンで、レザー光線が4本あるのはsupernovaの3人+エリザ様という意味があると知って、鳥肌が立ちました。

安齋:スタッフさんたちも見た目のきれいさだけではなく、『ラピスリライツ』のキャラたちの関係性を理解した上で、気づく人は気づく仕掛けも入れてくださっていることにも愛情が感じられて。

桜木:きっと考察しがいがあるよね。

――1公演目でsupernovaが「アオノショウドウ」をクールにパフォーマンスした後の「Trinity」のサビで笑顔を見せて歌っていたのも印象的でした。

桜木:ダンスの先生から「それぞれ曲調もイメージも違うので、切り替えられるようにしましょう」という課題をいただいて。更に「歌でもあくまでキャラクターとして演技もできるように」と。それまでは歌って踊るだけで必死だったところからもう一段、ステップアップして、感情や表情も込められるように挑戦しました。

安齋:今回、配信でのオルケストラということもあり、カメラを意識した振り付けや視線など、みんなで研究しましたし、新たな経験で学ぶことも多かったし、成長できたんじゃないかなと思います。

――LiGHTsは1公演目で全員曲の後のトップバッターで歌った後、ラストの全員曲「私の名は、光。」の前のユニットごとのパフォーマンスのトリとしても登場して「A.R.I.A」と「プラネタリウム」を歌いました。ED感、そしてスケール感のある2曲を歌えるようになったんだなと成長を感じました。

安齋:皆さんもLiGHTsといえば、序盤で歌った代表曲「Your Lights」のキラキラしたイメージがあったんじゃないでしょうか。これまで歌ってきた曲もキラキラしたサウンドと前向きで元気な歌詞でしたが、「A.R.I.A」と「プラネタリウム」はその前向きさは変わらないけど、穏やかの中に温かさがある曲調は、背中を押すのではなく、寄り添える曲が歌えるようになったのかなと思っています。

3公演目ではゲームの事前登録開始や新PV公開などサプライズ報告の連続!

――最終公演ではサプライズで『ラピスリライツ~この世界のアイドルは魔法が使える~』の事前登録の開始と新作PVの公開などの新情報が発表されました。

安齋:オンラインの形ではありましたが、皆さんに直接お伝えすることができたことが嬉しくて。

桜木:私もステージ上でサプライズ報告を見て、驚くのが夢で(笑)。そんな場に今回立ち会えたことも嬉しいし、皆さんと一緒に喜び合うことができて感無量でした。

安齋:特報の内容としてはまずLiGHTsとシュガーポケッツのNEWシングルが制作されると聞いて嬉しかったです。レコーディングも久しぶりですし、またティアラとして歌えることも、どんな曲になるのかも楽しみにしています。でも何よりもゲームの事前登録が始まるということは大きな一歩を踏み出せて、私たちだけではなく、先生たちもコメントでとても喜んでくれて。

桜木:感慨深いよね。プロジェクトが発表されてから約4年経って、その間にイベントやアニメなどの展開もあったけど、私たちにとってゲームはずっと待ち望んでいたから。

安齋:収録や生放送の時などにスタッフさんから途中の映像や資料なども見せていただいていたので、きっと先生が知らないことをたくさん知っているんですけど(笑)、楽しい要素が多くて、やり込みがいがあるなと。

桜木:ユニットごとのオルケストラの歌って踊っているシーンが公開されましたが、3Dもきれいになって、パワーアップしているとスタッフさんがおっしゃっていて。ゲームの制作も頑張ってくださっているんだなと感謝しています。あめみー(Sadistic★Candyの雨宮夕夏さん)も泣いていたけど、私もうるうるしちゃった。

安齋:私も泣きそうだったけど、進行しなくてはいけなかったから。

桜木:ざいちゃん、涙もろいもんね。

安齋:うん。ゲームではキャラクター同士に掛け合いや絡みがあるので、supernovaファンの方にも楽しんでもらえるものになるんじゃないかな?

桜木:『ラピスリライツ』はメディアミックスプロジェクトですが、アニメやコミックなどとは違って先生がいる世界線ですし、楽しみなことばかり。

安齋:事前登録をして、どきどきワクワクしながら続報を待っていただきたいです。

キャラクターの高い再現性と各ユニットが進化した姿を見せる場がオルケストラ

――改めてご自身のユニットの魅力、そしてオルケストラの見どころ、おもしろさのご紹介をお願いします。

安齋:LiGHTsはポジティブで明るい王道ユニットで、各メンバーの性格や楽曲にも表れていると思うし、歌を聴いたり、見ているだけで元気になっていただけるかなと。落ち込んだり、笑顔になりたい時にLiGHTsの歌を聴いていただきたいです。
そして『ラピスリライツ』のオルケストラは、リハーサルではミスしないようにメモを取ったり、何度も練習したり必死なんですけど、本番になるとただただ楽しくて。他のユニットも楽しんでいるのがわかります。「私たちのSTARTRAIL」の時なんて、サディキャン(Sadistic★Candy)の2人がアニメのOPと同じようにジャンケンしてあっち向いてホイからのチョップをしていたり。

桜木:おしくらまんじゅうしているユニットもいたよね。

安齋:各ユニットがキャラクターを前提に、自分たちで演出を考えたり、自分たちのユニットをどうしたらもっと好きになってもらえるかを楽しみながら試行錯誤していって。前に見た時よりもどんどん進化していくところがオルケストラの見どころかなと思います。

桜木:supernovaはLiGHTsとは対照的な、衣装も白と黒が基調でクールさが特徴的なユニットです。ステージが始まったら真っ青に染まるし、ARでも青い炎が燃える演出が多くて。炎は強くなると赤から青に変わるので、クールに見えるけど、内には強い想いや情熱を秘めている、力強いユニットだなと思います。だからふざけたり、コミカルな場面もほとんどなくて。

安齋:「私たちのSTARTRAIL」の時、横にいたけど、ユエはユエだったよ。すっと凛々しく立っていて。その隣で私はティアラとして「わ〜い!」ってはしゃいでました。(笑)

桜木:ユエはクールだけど、両脇で支えてくれる2人はフィオナは熱血女子だし、ミルフィーユはおっとりして場を和ませてくれて。一見アンバランスに見えるけど、実はいいバランスがとれていることはアニメを見たり、ゲームをプレイしていただければわかっていただけると思います。
 オルケストラでは、アニメのユニットの再現を目指したキャスト陣のパフォーマンスと美しいAR演出が見どころで、『ラピスリライツ』をリアルに体験できるのが魅力だと思います。

安齋:今回はオンラインでしたが、また皆さんにリアルなオルケストラを見ていただける日を楽しみにしています。

視聴者のコメントや応援がパワーに。今後も笑顔や希望の歌を届けていきます

――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

安齋:今回の公演を見てくださった先生、ありがとうございました! 久しぶりのオルケストラだったり、初めて歌う曲が多かったり、先生がいない会場でパフォーマンスすることなど、初めてのことばかりで不安もありましたが、見ていただいたこともコメントをいただいたことも私たちを勇気づけていただけたし、パフォーマンスする上でも大きなパワーになりました。そして見てくださる先生がいるからオルケストラは成立すると改めて実感しました。
また共演したキャストさんみんなが優しかったし、とにかく楽しくて、3公演あっという間に終わっていました。
今回は1stオルケストラでしたが、2ndがある時にはやっぱり皆さんと目と目を合わせたり、声を合わせたりしたいです。そんな日が来ることを願っているし、その時までにパフォーマンスに磨きをかけて、1st以上のステージをお見せできるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!

桜木:見ていただいた方すべてに「ありがとうございます」という言葉と感謝しかありません。延期になりましたが、楽しみに待ち続けていただいて、3公演に渡ってたくさんの方に見ていただけて、ありがたかったです。
もしこの公演で初めて『ラピスリライツ』と触れたという方にも魅力を感じてもらえたり、興味を持っていただけたのなら、ここからアルバムを聴いたり、アニメを見たり、ゲームの事前登録などもしてみてください。

安齋:ゲームが動き出せば新曲も増えるし、もっともっと『ラピスリライツ』の世界は広がりますよ。

桜木:まだ大変な状況が続いていますが、この公演を見て、1人でも元気や活力になってもらえたら嬉しいです。この熱い気持ちを忘れずに2ndライブに向けて頑張ります!

安齋:これからもティアラたちのように笑顔や希望の歌を届けていきたいです!

SET LIST(9/4公演)

M01. Overture「SKY FULL of MAGIC」
M02. ラピスリライツ・スターズ「私たちのSTARTRAIL」
M03. LiGHTs「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」
M04. LiGHTs「Your Lights」
M05. Sadistic★Candy「ポジティブ★パラダイス」
M06. Sadistic★Candy「VIVIらぷ」
M07. Sadistic★Candy「ピンク色の曇天」
M08. Sadistic★Candy「Are Many Chance!!!」
M09. この花は乙女「からくれ*ナイトフィーバー」
M10. この花は乙女「アステリズム」
M11. この花は乙女「いのち短し、繚乱乙女」
M12. シュガーポケッツ「わがままキャラメリゼ」
M13. シュガーポケッツ「#BFF」
M14. シュガーポケッツ「シャノワール」
M15. IV KLORE「Midnight Sapphire」
M16. IV KLORE「Butterfly」
M17. IV KLORE「極闇グロッソラリア」
M18. IV KLORE「禁忌の寓話」
M19. supernova「アオノショウドウ」
M20. supernova「Trinity」
M21. supernova「RISE」
M22. LiGHTs「A.R.I.A」
M23. LiGHTs「プラネタリウム」
M24. ラピスリライツ・スターズ「私の名は、光。」

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