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春アニメ『本好きの下剋上』第3期 第9話あらすじ&先行場面カット到着

春アニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』第3期 第9話(第35話)「黒いお守り」のあらすじ&先行場面カット到着! 声優の井口裕香さん&速水奨さんによるオフィシャルインタビューも公開

2022年4月11日(月)より、第3期が放送中のTVアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』。

このたび、第9話(第35話)「黒いお守り」のあらすじ&先行場面カットが到着しました。

また、第3期クライマックスに向け、クライマックス直前スペシャルPVが解禁。出演声優の井口裕香さん&速水奨さんによるオフィシャルインタビューも公開されました。

第35話「黒いお守り」

あらすじ

門番のミスで、他領の貴族の馬車が町に入りこんでしまった。マインが狙われていることを知っているギュンターは、マインを守るために奮闘する。だが、謎の男たちに襲われてしまうマイン。

ジルヴェスターの言葉を思い出し、黒いお守りに血判を押す。しかし、状況は何も変わらない。

そんな中、マインを狙う者たちが、ついに牙を剥く!そして、ディルクも巻きんだ神殿長たちの
陰謀が明らかになる。

第35話放送情報

読売テレビ:6月6日(月) 26:29 ~
TOKYO MX:6月8日(水) 22:00 ~
WOWOW:6月8日(水) 24:00 ~ ※27話のみ無料放送
BSフジ:6月8日(水) 24:30 ~
AT-X:6月9日(木) 23:00 ~ リピート放送あり

クライマックス直前スペシャルPVを公開!

第3期もクライマックスに突入! 坂本真綾のEDテーマ「言葉にできない」にのせ、マインと家族の絆を中心にした「クライマックス直前!家族の絆 PV」を公開!

第3期クライマックス直前!井口裕香さん(マイン役)×速水奨さん(フェルディナンド役)キャストインタビュー公開!

──3期の収録で、心がけていたことは?

速水:やはり2期までと比べると、マインとフェルディナンドとの関係性は少しずつ近くなっているんですけど……

僕は個人的にはマインを愛おしいと思っているんですけど(笑)、フェルディナンドとしてはそんな感情はまだないんですよね。

だから3期のドラマ展開を踏まえて、「暴走しがちなマインをちゃんと庇護して守らなければならない」という、現時点での立ち位置を確認して収録に臨みました。

──フェルディナンドも、少しずつですが人間味が増している気がします。

速水:そうですね。多分、最初の頃の神官長という立場だったら見向きもしなかったようなことに対しても、ちゃんと見極めた上でマインに的確に指示を出すようになった気がします。

──井口さんはいかがですか?

井口:3期ではマインの心の成長が描かれるので、そこを演じることができるのと、何よりその成長を映像で観られるのが楽しみでした。

これまで家族やフェルディナンドたちと培ってきた絆や関係性を改めて考えさせられるような描写も多いですし、マインによって印刷技術が発展していく様も含めて物語も大きく動くので、「大変だろうけど、楽しみだな」という気持ちで臨みましたね。

でも気合を入れて収録に臨んだら、最初は「フェルディナンドとの距離感がちょっと近過ぎる」って言われたんです(笑)。

オーディオブックで物語の少し先まで演じさせて頂いたり、ドラマCDではかなり先の貴族院での物語を演じさせて頂いたので……。

速水:3期の前に、物語のもっと先まで演じてしまったからだね(笑)。

井口:そうなんです。さっき奨さんが仰っていたように、まだ3期の時点ではフェルディナンドもある意味仕事としてマインの面倒を見ているし、マインも完全に気を許しているわけではないので。だから「ああそうだ、まだこの段階は青色巫女時代なんだ」って、慌てて戻しました(笑)。

──お互いが演じるキャラクターの魅力について、お聞かせ下さい。

井口:「ギュってして下さい」というマインの言葉に対しても、最初の頃は「こ、こうか……?」と不器用に応じていたのに、最近は「こうすると落ち着くのだろう?」と自ら進んでフォローしていますし。

フェルディナンドとしては、当初は効率を考えて義務的な気持ちでやっていたのかも知れませんけど、マインが感じる温かさはそれを超えているでしょうし……きっとフェルディナンド自身も気付かない内に少しずつマインに心を溶かされて、今後ドンドン距離が近くなっていくと思うんですよね。

フェルディナンドは心の奥底には熱い気持ちを持っていて、でも過去の経験や貴族という身分から自分の感情を抑えるようにしている。だから一見とてもクールなんですけど、「でもやっぱり人間なんだな」という一面が、3期では垣間見えるんです。そのチラッと見える人間らしさが、可愛くて仕方ない(笑)。

速水:ああ、それは分かる(笑)。

井口:守ってもらっている存在だけど、守ってあげたくなる瞬間があるというか。

──フェルディナンドは非常に有能ですが、対人関係など不器用な面もありますよね。

井口:でもその不器用さが、また可愛いというか(笑)。

──デフォルメ時も、声のトーンは一切変わらないですし。

速水:そうですね(笑)、スタッフからも「変えないで欲しい」と言われていますし、SD状態のときも演技は全く変えていません。

井口:ブレないところが、また良いんですよ。

──一方 速水さんから見て、マインというキャラクターはどんな印象ですか?

速水:マインって、2期までは頑張り過ぎて熱を出して倒れるということをずっと繰り返していて、でもその中でそれまでこの世界には存在しなかったものを……無から有を次々と生み出して、3期ではとうとう印刷機まで作ってしまった。

その流れの中で、フェルディナンドとマインの間で「本が普及していくと、世界はどうなるのか」という会話が交わされるシーンもあって、「庶民が政府を倒した例もある」みたいな話も出てきて。

その危険性を危惧して、フェルディナンドは今後2年間は大人しくするようマインに告げるんですけど……マインの中には社会全体を大きく変えてしまうほどの知識があって、それを具現化するためにエネルギーの全てを費やしている。

その全ての大本に「本を読みたい」という強い願望があるんですけど、3期ではそれに加えて「家族との愛」がクローズアップされて、マインは厳しい決断を迫られることになるんですよね。

そういう成長も含めて、個人的にはマインを見守る「子育て日記」を読んでいるような気持ちになるんです。手が掛かる子供みたいで、でもだからこそ愛しい存在という感じですね。

──フェルディナンド本人も、同じような気持ちなんでしょうね。

速水:この時代の文化として、マインをヒョイと抱え上げたりするのは貴族にあるまじき行為だと思うんですよ。そういう周りが見たらビックリするであろうことを平気でできるのも、すでに2人の間に特別な関係性があるからでしょうね。

──マインとフェルディナンド以外で、お2人が気になるキャラクターは?

井口:うーん、いっぱいいて難しい。

速水:トゥーリは可愛いよね。

井口:天使ですねー。

速水:トゥーリには、本当に幸せになって欲しい(笑)。

井口:ですね。

速水:あとはディルクも可愛いし……。

井口:私はやっぱり、3期から登場したジルヴェスターが気になります。

速水:ジルヴェスターは演出も含めて、ちょっとズルいよね。あれはもう、絶対人気出ますよ。

井口:井上和彦さんの声も素敵ですし。

速水:一番人気になるかも知れない。

井口:1位はフェルディナンドですよ(笑)! そこは譲れないですけど、その絶対的な人気を脅かすような頼りがいのあるキャラクターが、ようやく出てきたなと思いますね。

井上さんの演じるジルヴェスターは、ドラマCDの方で声だけはすでに聴いていたのですが、アニメとはまた違うんですよね。「ぷひっと鳴け」というセリフも含めて、心奪われますね(笑)。

速水:あとは、音楽アイドル・ロジーナちゃん。

井口:ロジーナちゃんお好きなんですね、意外です。

速水:「音楽だけ弾いていられれば幸せ」と思っている感じが、何か好きなんですよね(笑)。

井口:神殿の中だと、私はデリアが好きなんです。もしも現実で近くにいたら価値観が違い過ぎて、仲良くなるのはなかなか難しい気もしますけど。

──彼女の価値観は、あの世界では割と普通なのかも知れませんね。

速水:そうですね。シキコーザなんかも、もしかしたらあの世界の貴族としては一般的な価値観の持ち主なのかも知れない。

井口:嫌な奴でしたけど、そうかも知れないですね。そういう意味ではデリアも根は悪い子じゃないですし、本当に周りの環境が悪かっただけなんだと思います。すごく愛に飢えている真っ直ぐな子ですから、ディルクという大切な存在ができて本当に良かったと思いますし。

マインから色んなことを学んだと思うんですけども、逆にマインも彼女から学ぶことが多くて、だから出会えて良かったなと思いますね。

──フェルディナンドはもちろん、ルッツも女子人気が高そうですね。

井口:大人のキャラだとベンノさんやギュンター、マルクさんも素敵ですよね。ギルも可愛いですし。

速水:ダームエルも良いよね。

井口:あの頑張っている姿が。

速水:一度地に堕ちた男ですから同情しますし、だからこそ頑張って欲しい。男性から見ても、カッコ良いなと思いますね。

井口:不遇な状況にも腐らない、素敵な人です。

──いよいよ3期もクライマックス目前ですが、おすすめの見どころは?

速水:一番語りたい部分は完全にネタバレなので(笑)、それ以外だと……やっぱり、人間の一番嫌な部分が濃縮されたベーゼヴァンス神殿長の表情でしょうか。こういったアニメであそこまで悪代官っぽいキャラクターはなかなかいないと思いますし、彼とビンデバルト伯爵の下衆コンビは、特に大人には楽しんで観て頂けると思います。

──井口さんは?

井口:そうですね……マインはこれまで色んな人とぶつかりながら、その度に和解したり壁を乗り越えたりして来ましたけど、今回は「どうやっても分かり合えない、和解できない」という人たちと対峙することになります。そこをどう乗り越えるのかという、マインの成長していく姿は見どころだと思いますね。

何だか良く分からないまま貰っていたジルヴェスターさんのお守りにも、ちゃんと意味がありますし……家族との絆はもちろん、これまで出会った人たちとの絆やそれぞれの想いがキチンと実を結んで、その力を借りて一歩前に踏み出すマインの凛々しい姿を、しっかりと見届けて欲しいです。

──表情の変化や日常芝居などについては特に丁寧に描かれた作品だと思うのですが、アフレコについてはいかがですか?

速水:セリフの間やタイミングも、キャラクターや芝居に合わせてしっかりと考えられている作品だと思います。

井口:だから、毎回すんなり演じることができるんですよね。

速水:口パクの動きが変に長かったりというようなこともないから、演じていて違和感がない。

井口:アフレコで言えば……コロナ禍以後は密を避けるために分散収録が多くなったんですけど、3期のクライマックスは掛け合いが多いので、フェルディナンド役の速水さんはもちろん、ジルヴェスター役の井上和彦さん、神殿長役の星野充昭さん、ビンデバルト伯爵役の茶風林さんと一緒に、最大3~4人で収録させて頂いたんです。

これだけの大先輩に囲まれて収録する機会もそうはないので、「これは贅沢な現場だな」と改めて思いましたね。

皆さん本当に私の手を引いて下さるように、気持ちの良い掛け合いをして下さるんです。そのおかげで、感情面だけでなく技術的にも自分の実力以上のものを、自然と出せるような空気を作って頂きました。

速水:演技って、そういうところがありますよね。やはりお互いの呼吸によるものですから、語尾などで相手の感情の動きがきちんと感じ取れると、それだけでこちらの演技も全然違うものになる。

井口:本当にすごく変わるんですよね。だからいつも以上に研ぎ澄まされた気持ちでマイクの前に立つことができましたし、自分の思っていた声よりも格段に良いリアクションができたり……本当に貴重な経験になりましたし、学ぶことの多い現場でした。

──その他、収録現場などでの思い出は?

井口:1期のときはゆで卵が流行って、キャストがみんな現場にゆで卵を持ってきて、一緒に食べたりしてましたね(笑)。

速水:バーベキューにも行ったね。

井口:2期の終わり頃に、メインキャストの5~6人で行きましたね。また落ち着いたら……4期がスタートした暁には、またみんなで行きたいです(笑)。

──では最後に、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

速水:本当に壮大なドラマですし、個人的に先の展開が知りたくて原作小説も読んでいるんですけど(笑)、ファンタジーなのに読めば読むほどリアルに感じるんですよね。

本当に自分が異世界にいるような感覚を味わえますし、同時にマインが次に何を創り出すのかという期待とワクワク感もあり、それでいてこの先マインはどうなるのかという、ドラマチックな展開を予感させるストーリーも楽しめる。ですからアニメも4期以降へ続いて欲しいですし、この先の物語を僕もファンの皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思っています。

実は先日、ウイスキーを飲みながら1期を観直し始めたら、面白くて止まらなくなってしまいましたし(笑)。

実際どんな方でも楽しめるドラマになっていると思いますので、ぜひ周りの方にもお勧め頂いて、老若男女問わず観て頂けたらと思います。

井口:本当に世代に関係なく楽しめる作品ですよね。お子さんならマインに感情移入して、大人であればそれこそフェルディナンドの目線で楽しむこともできるし、マインの視点からより俯瞰で観て楽しむこともできるでしょうし。

だからお子さんがいらっしゃる方は、ぜひ一緒に観て頂きたいんですよね。絵は子供にも見やすいものになっていますけど、物語はとても骨太ですし……

特に3期のラストはきっと皆さん泣いてしまうと思いますので、ハンカチを用意して臨んでいただきたいと思います。

また、原作小説はこの先が本当に盛り沢山なので、アニメも4期5期と続くことを願っています。

速水:物語的には、ここからがいよいよ本編だからね(笑)。

井口:そうなんですよ、ホントに(笑)! ドラマCDでも充分楽しめるんですけど、やっぱり映像で観たいんですよね。

速水:最後まで描くとしたら、何期まで続けなきゃいけないの?

井口:何期かなあ……10期?

速水:ぜひ最後まで行って欲しいね(笑)。

井口:マインの発明とベンノさんたちの協力でこの世界の歴史も動いていきますし、ジルヴェスターやフェルディナンドの勇ましいシーンが観れるのも、この先なんです!ですから、まずは3期を楽しんで頂いた上で原作小説も読んで、予習を済ませておいて欲しい(笑)。

その上でまたマインとフェルディナンドとして、皆さんとお会いできたら嬉しいです。

TVアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』第3期作品情報

 

放送・配信情報

読売テレビ:毎週(月)26:29~
TOKYO MX:毎週(水)22:00~
WOWOW:毎週(水)24:00~
BSフジ:毎週(水)24:30~

AT-X:毎週(木)23:00~
※リピート放送:毎週(月)11:00、毎週(水)17:00

 
dアニメストアにて毎週(月)26:59 ~ 独占先行配信中!
その他各配信サイトでも順次配信予定。

 

イントロダクション

誰もが本を読める世界へ――!

神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。

だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。

安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。

そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。マインはどうなってしまうのか!?

 

スタッフ

原作:『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』(TOブックス刊)著者:香月美夜/イラスト:椎名 優
監督:本郷みつる
シリーズ構成・脚本:國澤真理子
キャラクターデザイン:柳田義明、海谷敏久、松苗はる香
総作画監督:遠藤江美子、大竹紀子
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:木下了香
美術設定:天田俊貴
色彩設定:一瀬美代子
撮影監督:北村直樹
編集:長坂智樹
音響監督:渡辺淳
音響効果:倉橋裕宗
音響制作:岡村信治
音楽:未知瑠
音楽制作:フライングドッグ
エンディングテーマ:坂本真綾「言葉にできない」
アニメーション制作:亜細亜堂

 

キャスト

マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃

 
公式サイト
公式ツイッター

(C)香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会2020
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