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アニメ『転生したら剣でした』リレーインタビュー第5回:小清水亜美

アマンダは突拍子もないように見えて、実は慈愛に満ちた人 │アニメ『転生したら剣でした』リレーインタビュー第5回:アマンダ役・小清水亜美さん

フランちゃんのまっすぐさ、純粋さこそが師匠の強さに繋がっている

――小清水さんはフランと師匠の関係性をどうご覧になっていますか?

小清水:師匠は最初から一人でレベルを上げ、スキルを手に入れてどんどん強くなっていったので、二人が出会った頃は「師匠あってのフランちゃん」のようにも見えましたが、私は逆だと思うんです。師匠が力を存分に発揮できるようになったのも、この子のために全力を出したいと思ったから。フランちゃんのまっすぐさ、純粋さこそが師匠の強さに繋がっていると思いながら見ています。

――では、小清水さんからご覧になったフランの魅力についても聞かせていただけますか?

小清水:フランちゃんのキャラクター性にくまちゃん(加隈亜衣)の声質とお芝居が乗って、言葉にならないくらいの衝撃を受けました。私、もともとくまちゃんの声質とお芝居が大好きなんです! それがフランちゃんの魅力と相まって、本当に胸に刺さりました。

特に好きなのは、なかなか感情を見せてくれないフランちゃんがふとしたときに感情をあらわにするところ。感情表現が豊かな子も好きなのですが、フランちゃんはあまり感情的にならない分、より“宝物感”が強いんです。かといって、ずっとふわふわした喋り方なのかというとそうではなくて。戦闘シーンや危機的状況に陥ったときの絶対に負けないぞという気迫にいつも震えていました。

――気持ちの強さが感じられますよね。

小清水:そうなんです。気持ちの強さがしっかりお芝居に乗っていて、アフレコ中、側で聞きながら肌を通してフランちゃんの力強さを感じていました。原作の時点でとても魅力的なキャラクターだったのが、くまちゃんの声とお芝居がついたことでより生き生きしたキャラクターになったんじゃないかなと思います。

――加隈さんとの掛け合いはいかがでしたか?

小清水:もう、最高でした! フランちゃんとのやり取りに関しては、アマンダはちょっと変態チックというか……グイグイいくシーンが多かったので、いけばいくだけ、くまちゃんのドン引きしたり、戸惑ったりするお芝居に拍車がかかるんです。それで、「アマンダはこういう気持ちだったんだ、もっと困っているところを見たくなっちゃう!」みたいな気持ちになってしまって(笑)。私もくまちゃんが演じるフランちゃんの反応を聞いて、より気持ちが前に出るといういい相乗効果がありました。

――師匠についてはいかがでしょうか?

小清水:原作を読ませていただいたときから、一人語りでここまで楽しませてくれる師匠ってすごいと思ったんです。その素晴らしい語り口を三木(眞一郎)さんが担当される。こんなにスペシャルなことはないなと思います。

師匠は三木さんのバランス感覚がいかんなく発揮されていて、なんてすごいキャスティングなんだと驚きました。無理して力みすぎない抜け感と、コメディシーンのテンションのメリハリ感、そしてシリアスなシーンでの本気度。大先輩にこんなことを言うのはおこがましいのですが、「さすがです!」としか言いようがなかったです。今回ご一緒することができて、改めて学ばせていただきました。

――基本的にフランとしか掛け合いをしませんが、圧倒的な存在感ですよね。

小清水:師匠はモノローグが中心ですが、実は物語の交通整理をしているのが師匠なんです。状況を語りながら、時にフランちゃんの気持ちに寄り添い、時に視聴者の気持ちを代弁する。師匠が作ってくれる流れが心地いいなと思いながらいつも耳を傾けています。きっとこの安心感があるからこそ、フランちゃんを演じるくまちゃんもしっかり師匠に寄り添って、素晴らしい親子関係が完成したんじゃないかなと思いました。

――いよいよ物語も終盤戦を迎えます。今後の見どころを伺えますか?

小清水:ママアピールとバトルが中心だったアマンダが、実はこの先、スキルや魔術を解説する役割も担っていきます。師匠がやってきたことを二人で分担するような形になるんです。解説はかなり頑張りました!

スキルや魔術には複雑な背景や属性があり、文字で読めばすぐわかりますが、これを耳で聞いて理解するとなると実はなかなか難しいんです。視聴者の皆さんがぱっと聞いただけで内容が伝わるように、台詞の読み方、切り方、全体の構築の仕方を考えながらアフレコに臨みましたので、それが伝わっていたら嬉しいです。

連載バックナンバー

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連載|01
師匠役 三木眞一郎
師匠役 三木眞一郎
連載|02
フラン役 加隈亜衣
フラン役 加隈亜衣

連載|03
音楽 高梨康治
音楽 高梨康治(Team-MAX)
連載|04
クリムト役 羽多野渉
クリムト役 羽多野渉

連載|05
アマンダ役 小清水亜美
アマンダ役 小清水亜美
連載|06
監督 石平信司
監督 石平信司


TVアニメ『転生したら剣でした』作品情報

放送&配信情報

10月よりTOKYO MXほかにて放送中&ABEMAにて地上波1週間先行・独占配信中!

<放送情報>
TOKYO MX:毎週水曜日23:00~
ABCテレビ:毎週水曜日26:14~
BS朝日:毎週金曜日23:00~
AT-X:毎週金曜日21:00~
【リピート放送】毎週火曜日 9:00〜/毎週木曜日 15:00〜 

<配信情報>
ABEMA:毎週水曜日23:30~

イントロダクション

転生したら剣でした――。

「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」と呼ばれる”剣“として異世界に転生した彼は、装備者との出会いを夢見ながら、孤独にスキル収集に励んでいた。

ある時、迂闊にも魔力を吸収される「枯渇の森」へ踏み入り、一歩も動けなくなってしまう。途方に暮れる中、奴隷として虐げられていた黒猫族の少女フランに出会う。
 
フランは巨大な魔獣に襲われ、絶体絶命の危機に陥っていた。彼女は眼前に突き刺さっていた彼を引き抜き、その力で窮地を脱すると、彼を「師匠」と名付けて正式に装備者となるのだった。
 
冒険者となったフランと師匠は、お互いにスキルを磨きながらクエストをこなしていく。フランは強さの果てにある「進化」を目指すために、師匠は少女の「願い」を叶えるために。
 
猫耳少女と親バカな剣の大冒険が始まる!

スタッフ

原作:棚架ユウ
(GCノベルズ『転生したら剣でした』/マイクロマガジン社刊)
キャラクター原案:るろお
監督:石平信司
シリーズ構成・脚本:永野たかひろ
キャラクターデザイン・総作画監督:齋藤温子
助監督:清水一伸
師匠デザイン:浅沼信也
モンスターデザイン:有澤 寛、工藤糸織、桑原良介
キーアニメーター:芳賀 亮
総動画監修:髙橋知也
色彩設計:高木雅人
美術監督・設定:佐藤正浩
美術ボード:永吉幸樹
プロップデザイン:桑原良介
撮影監督:小野寺正明
編集:定松 剛
音響監督:はたしょう二(サウンドチーム・ドンファン)
音楽:高梨康治(Team-MAX)
OPテーマ:「転生したら剣でした」岸田教団&THE明星ロケッツ
EDテーマ:「more<STRONGLY」黒崎真音
アニメーション制作:C2C
製作:転剣製作委員会

キャスト

師匠:三木眞一郎
フラン:加隈亜衣
アマンダ:小清水亜美
クリムト:羽多野 渉
ドナドロンド:稲田 徹
ネル:大久保瑠美
ガルス:辻 親八

公式サイト
公式ツイッター(@tenken_official)

書籍情報

■原作小説(マイクロマガジン社刊)
GCノベルズ「転生したら剣でした」
著:棚架ユウ イラスト:るろお
最新第14巻発売中!

GCノベルズ作品特設ページ

 
■公式スピンオフコミックス「転生したら剣でした Another Wish」(マイクロマガジン社刊)

「コミックライド」にて好評連載中
最新第5巻発売中!
漫画:いのうえひなこ
原作:棚架ユウ
キャラクター原案:るろお

コミックライド作品ページ

■コミカライズ「転生したら剣でした」(幻冬舎コミックス刊)

無料webコミックサイト「comicブースト」にて好評連載中
最新第12巻発売中!
原作:棚架ユウ 作画:丸山朝ヲ キャラクター原案:るろお

comicブースト作品ページ
 

(C)棚架ユウ・るろお/マイクロマガジン社/転剣製作委員会
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