『Dr.STONE(ドクターストーン)』第3期放送前に、過去シーズンをおさらい! 石の世界を生きる千空が爆誕させた科学アイテムとは? 科学の知識を身につけながらストーリーを振り返ろう
【携帯電話】科学文明が現代まで駆け上がる! ケータイで情報戦を制する
ゲンから司軍が村を攻め入るつもりだと聞き、科学の剣・日本刀を作って迎え撃った千空たちですが、村に火をつけられ窮地に追い込まれてしまいます。しかしスイカが囮になり司軍を村から撃退することに成功。
司が大軍を整えて攻めてくる前に先制攻撃を仕掛けることにした千空は、「ケータイ」を作ると言い出します。そのロードマップとは……。
【①わたあめ機】わたあめ機を使って金の糸=電線を作る
ロードマップの第一歩として作ったのは「わたあめ機」。
砂糖の結晶を入れて回すと遠心力で溶けた砂糖が穴から細い糸のように出てくる、このわたあめの作り方で、砂糖の代わりに金を入れて金の糸を作ります。この金の糸に撚りをかけ(ねじり合わせること)ひたすら長く作り、電子機器の配線にします。
【②ギア】科学王国に「水力発電機」が誕生し、人力から動力へ
今のわたあめ機だと回すスピードが定まらず、一定の細さの金の糸が作れないため、「ギア」を作ることに。コハクが父からもらった盾に杭を打ち、歯車を作ります。
ギアを見たクロムは何かを閃き、カセキとあるモノを作り始めます。丸3日かけて作ったもの、それは「水車」。ギアと水車を組み合わせ、科学王国に「水力発電機」が爆誕!
【③バッテリー】水力発電機で作った電気を溜める
ここからケータイ完成までのスパルタ工作クラブの始まり! まずは水車で作った電気を溜めるため、電気を溜めておく箱・バッテリーを作ります。
バッテリーの作り方
ガラス瓶に鉛の板2枚と硫酸を入れて漬け込み、そこに電気を流して溜まるのを待てば「バッテリー」の完成!【④電球と真空管】ケータイの心臓部になる真空管作りに苦戦……
次に電球作り。ガラス球の中で金の配線と竹を蒸し焼きにして作ったフィラメントをくっつけ空気をなくして真空にすれば、エジソンが発明した「電球」の完成!
そして電球のレベルアップ版、真空管作りに。しかし竹のフィラメントでは真空管にもたないことが判明します。諦めかけたところで、クロムが集めていた石の中から現代のフィラメントにも使われている“タングステン”を見つけ、「真空管」の完成が近付きます。
真空管とは
高熱で電子を放出し電流の向きをそろえたり、増幅させることができる電子管。タングステンとは
紫外線を当てると青く光る灰重石(かいじゅうせき)。熱に負けない全宇宙最強の金属。【⑤プラスチック】プラスチックを作るため、村に暖炉が誕生
手分けして作業を進めはじめた科学王国。プラスチック作りを始めた化学チームは、材料に石炭の燃えカスが大量に必要なため、暖炉を作ります。
今まで厳しい寒さに耐えてきたみんなも暖かく過ごすことができ、手がかじかんで作業が思うように進まなかったスイカたちも大喜び。科学アイテムのために作るものが、村を豊かにしていきます。
人口プラスチックの作り方
石炭の燃えカス+水酸化ナトリウム+ホルマリン=人口プラスチック(フェノール樹脂)【⑥マイク】ワインからマイクが作れる!? ケータイ作りもラストスパート!
冬備えのなかで作っていたワイン。このワインの栓についたピンクの粒と海藻をお湯に溶かすと無色の結晶・ロッシェル塩に。この結晶には音を電気に変える効果があり、プラスチックなどの軽いものに貼りつければマイクの完成!
ついに「携帯電話」の爆誕です!!