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『戦国妖狐』灼岩役・黒沢ともよインタビュー【連載第2回】

“神回”第7話で芍薬と火岩の歩み寄りを感じたセリフとは?――『戦国妖狐』灼岩役・黒沢ともよさんインタビュー|印象的だったオーダーは「石灰岩じゃなくて、溶岩にしてほしい」!?

 

サブカル好きの女子からおじさままで、幅広い人にオススメしたいアニメ

――ご自身のキャラクター以外にお気に入りのキャラクターを挙げるとすれば?

黒沢:斬蔵……というより(演じる)東地さんで(笑)。刹那侍そのままで、カッコ良さともの悲しさがあって。まるでバーで一人しっぽりやっているおじさんを見ている気分です(笑)。「おじさん、カッコいいな」と思いながらご一緒させていただきました。

――野禅役の津田健次郎さんのお芝居や雰囲気にもゾクっとしました。

黒沢:実はまだご一緒していなくて。(役柄的に)私のお父さんをお金でたぶらかした人ですよね?(笑) 今後、野禅に会う機会があるのかわかりませんが、会ったらぶちのめしてやりたいです(笑)。

 

 

――映像をご覧になった感想をお聞かせください。

黒沢:PVを見た時からめちゃめちゃきれいで、「もうすぐ放送されるんだな」と改めて実感しました。原作ファンの方は戦うシーンがどう表現されるのか気になったかもしれませんが、期待を裏切らない映像になったのではないでしょうか? このクオリティで3クールやるのは大変だと思いますが、私たちはアフレコの時しか制作に携われないので、スタッフの皆さんには「無事に完走するまで頑張ってください」とエールを送りたい気持ちです。

――EVAN CALL(エバン・コール)さんの音楽も素晴らしいですね。

黒沢:EVAN CALLさんは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の印象が強いかもしれませんが、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の音楽もされていて。この作品とは雰囲気が似ているかも。コミカルな感じとシリアスな感じを上手に音にされていて。ドラマ好きのご家族と一緒にリビングで観るのもいいかもしれません。アクションも派手でカッコいいし、エッチなシーンもないから安心して見られます(笑)。

倫理的な話もたくさん出てくるからおじさま方は好きだろうなと思うし、私みたいな読書好きな女子も好きだと思います。こじれている感じの「この感覚、いったい何だろう?」みたいなことを、手をにぎにぎして考えたことがある女の子にも刺さると思います(笑)。カッコいいおじさま方が出てきて、膨大な人生経験から与えてくれる助言やセリフには考えさせられることが多いので、サブカル好き女子にオススメです。

 

 

人生を見ているような、長い命のお話を最後まで見守ってください

――ここで少しライトな質問も。たまは妖狐ですが「妖怪」と聞いて連想するものは?

黒沢:私、2023年の6月に結婚したんですが、私の夫は自分のことを妖怪だと思っているんです。よく「人間よりも妖怪のほうが共感できる」と言っていて(笑)。なので結婚してから妖怪は親しみやすい存在になりました。

――家にいれば、そうなりますよね(笑)。旦那さんは迅火と気が合いそうですね。

黒沢:「妖怪もいいものなんだな」と思い始めています(笑)。

――灼岩は「霊力強化改造人間」ですが、ご自身のここを強化したい、変わりたいと思うことはありますか?

黒沢:夜が弱くて、早く眠くなってしまうことです。夜までお仕事があると、10時くらいから夢の中にいるような感じになってしまって。朝は全然、大丈夫なんですけど……。

 

 
夜に打ち上げがある時も、ビール一杯飲んだだけで眠くなってしまって、キャストあいさつをする時はほぼ夢の中みたいな(笑)。それは大人としてどうかと思うので、夜が楽しめるようになりたいと最近感じています。夜更かしできるようになりたいです。

――でも、早寝早起きできるからこその健康では?

黒沢:めちゃめちゃ健康です(笑)。でも夜ふかししていても健康な人っているじゃないですか? 寝る時間に変動があっても健康な人になりたいです。

――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

黒沢:まずこのアニメを第7話まで見守ってくださった方、ありがとうございます。原作ファンの方は今後、更に大変なことになるのをご存じだと思うので、ぜひ心の準備を(笑)。また、キャスト解禁された時から「(月湖役の)内田真礼はまだか?」と思いながら見ている方もいっぱいいると思いますが、千夜役の七海ひろきと合わせて、出番を楽しみに待っていてください。

3クールと発表されている通り、まるで人生を見るような、とても長い、命のお話が紡がれていきますので、最後まで見守っていただけたら。そうすれば斉藤壮馬もいっぱい出てくるし、内田真礼と七海ひろきも、もうすぐ出てきます(笑)。

私が演じる灼岩は第7話であんなことになってしまいましたが、果たしてまた登場するのか、これでサヨナラなのか。霊力改造人間の概念も、野禅の企みと共に明らかになっていきますし、たまと迅火、真介の続きをドキドキしながら最後まで見届けてください。

 

 

『戦国妖狐』作品情報

あらすじ

時は永禄七年(1564年)、人の営みの傍らに闇(かたわら)と呼ばれる魑魅魍魎・妖怪変化たちが息づく戦国時代。齢200年を生きる人間好きの妖狐・たまと、縁あって義姉弟となった、人間嫌いの仙道(仙術使い)の少年・迅火は「世直し姉弟」を名乗り、人に仇なす闇・障怪(さわり)退治の旅をしていた。旅の最中、障怪退治を生業とする僧兵集団・断怪衆(だんがいしゅう)と関わった姉弟は、彼らが障怪に対抗するため、人と闇を人為的に融合した存在・霊力強化改造人間を擁していることを知る。人と闇を辱める所業に、義憤の念に駆られたたまと迅火は、その行いを糾すため、武者修行中の自称浪人・兵頭真介と、断怪衆から脱走した霊力強化改造人間の少女・灼岩と共に、断怪衆総本山へと乗り込む。姉弟たちと敵対する形となった断怪衆は、その討伐のため「闇喰い人」を自称する剣士・雷堂斬蔵と、霊力強化改造人間の精鋭・四獣将を差し向ける。

 

キャスト

迅火:斉藤壮馬
たま:高田憂希
真介:木村良平
灼岩:黒沢ともよ
千夜:七海ひろき
月湖:内田真礼
なう:豊崎愛生
神雲:乃村健次
道錬:稲田徹
烈深:宮城一貴
山の神:高垣彩陽
りんず:鈴木愛奈
野禅:津田健次郎
くずのは:ゆかな
雷堂斬蔵:東地宏樹

 

(C)水上悟志/マッグガーデン・戦国妖狐アニメ化事業部
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